広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

出待ちの謎

2005年03月11日 | 舞台の謎
芝居終了後に関係者入り口で
たむろっている集団がいる
追っかけやグルーピーといわれる人々。

何がうれしいのだろうか。
スタッフや警備員に阻まれて
とても近づいたり話しかけたりは
できないだろうに。
たとえ会えたとしても一瞬だ。
それでも会えただけ良いのかも。
別の出口より・・・ってこともあるだろう。

あくまでもこちらの持っているイメージは
芝居という閉じられた空間での虚像であり、
日常とのイメージとは異なるというのに。

芝居で夢を見ているのだから
役者自体のリアルに興味はないし、
平凡な日常のリアルになりえない。
決して「お友達」じゃないのだから。
一般の目にさらされる日常においても
役者はいつも演じているだけなのだから。

ほんとうにお近づきになりたいのならば
自らが向こう側の人間になるしかないだろうに。