シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

ちきゅう温暖化(ーー;)

2008-10-27 09:06:41 | 地球温暖化
 エコロジーという言葉が市民権を得てからかなりな月日が過ぎましたが、実は事態はとっても深刻なところまで来ているんだというお話しを聞いてしまいました(ーー;)  [和田武氏講演]
 温暖化によって、地球の気候が人類の生存に適さなくなるような劇的な変化を遂げるまでに許容される温室効果ガスの濃度は450ppmなのだそうです。温室効果ガスの主なものは何といっても二酸化炭素ですが、これが以前は280ppmで安定していたものが2000年には370ppmに、そして現在では380ppmにまで増加してしまっているのだそうです。
 「なんだまだもう少し余裕があるじゃん」って思ったら大間違いで、二酸化炭素以外のメタンだとか低層オゾンだとかのその他の温室効果ガスも含めると既に430ppm位の濃度まで来てしまっているのだそうで、科学者たちはある程度の努力をしても2050年には470ppmにまで上がってしまうだろうと予測しているそうです。このままだと人類は2050年過ぎには滅亡への道を歩まざるを得ないところまで来ているらしいです。
 ただまだ打てる手はあって、2050年に470ppmにまで一時的にあがったとしても、それ以後急速にこの濃度を減らして400ppmにまで下げることができれば破滅的な事態は避けられる見込みがあるんだそうです。一番いいのは450ppm未満に抑えることなのだそうですが、急に全ての産業活動を停止するわけにはいかないので、今考えられるのは一か八か、瞬間的なオーバーに目をつぶってそのご急速に温室効果ガスの濃度を下げまくるということしか無いんだといいます。

 僕は自転車乗りだし(おまけに自動車ももって無い)なので、「自転車に乗っているからちょっとエコかな」って思ったりしていい気になっていましたが、それどころじゃないという事がよくわかってしまいました。こういうことは個人や家庭の努力ではどうしようもないので、国が産業界を強力に指導してもらわないと僕らの子どもの代で人類は滅亡することになります。
 人間を含めて「全ての生物は、より安定した生の再生産を行うために存在するものである(生物の存在意義に関する第二命題)」なので、人間は生物本来の存在目的に立ち返って、生物としての義務を果たさなくてはならないと思います。

 かといって単なる自転車乗りに過ぎない僕たちに何が出来るのか?考えたらいくつか出来ることがありました。
 一つは有権者として、次の総選挙で地球温暖化への対策を発表している政党や候補者に積極的に投票することです。政府の政策を変えないといけません。
 もう一つは、もうすぐやって来る秋の行楽シーズンには自転車で出かけること&それを他の人にも呼びかけることです。やっぱり自転車人だから、そこのところにこだわりたいですね(^^)

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