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イヤホン組立体験

2012-08-13 | オーディオ

ファイナルオーディオデザイン社が新宿のヨドバシカメラで開催した
イヤホンの組立体験に参加してきました。



アンプやスピーカーなどの組立体験等は聞いたことがありますが
イヤホン組立体験は初めて聞いたので少し驚きながらの参加です。
イヤホンを組み立てようとかキットの販売とか分解しようとか考えたこともなく
構造を理解できるいい機会です。



会場では、ハンダ付けなどはなく本当に組立のみのシンプルなものです。
ゆっくりおこなっても5分もあれば完成してしまいます。
夏休みということもあり、子ども達が参加しても大丈夫になっていたようです。
(親子連れも見かけられました。)
実際は説明等うけながら30分の組立体験スケジュールとなっていました。



今回の体験イヤホンは、ファイナルオーディオデザイン社から正式発売されていない
モデルになります。
OEM用に開発された筺体やドライバーを搭載してる組立体験オリジナルモデルです。

主な仕様は、
・ステンレスの削りだし筺体
・ユニットは、9mmのダイナミック型ドライバー
となります。
組立体験の参加費が6980円ということを考えると価格をこえる贅沢な仕様であると
おもいます。

そして9mmのダイナミック型ドライバーを搭載しているイヤホンは、
ファイナルオーディオデザイン社からは現在発売されていないのでこの部分でも
とても興味深いところではないでしょうか。

実際にステンレス削りだし筺体をみると重量がありとても質感がとても良いです。
(担当の方が採算度外視と言っていた意味がわかります。)



この筺体に音漏れ防止のパッキンなどはりつけて
ドライバーを組み込み、イヤーパッドを取り付けて大枠は完成となります。



今回のモデルの特徴が筺体がネジ式になっていて
いつでも開口が可能なため筺体内部に詰め物をしたり自分で細かいセッティング
できるようになっています。

サイズが小さいイヤホンだからこそ少し手を入れただけで音がだいぶ変わります。
筺体が大きめにつくられているため、低音部分がかなり強調されている音作りに
なっているので早速、ティッシュや熱帯魚の綿のフィルターなどで調整しました。

これがとっても微妙でかなり変わります。低音の抑え方と高音のバランスをみながら
量をかえたり素材をかえたりで結局、一番ありふれたティッシュが私には
もっともバランスよく聞こえたのでちょっとさみしいですがティッシュで決定。



そして筺体の後ろ側は大きく穴があいていてここにアルミシールをはり、穴を開け
ポートの調整をしていきます。
これも少しの大きさで結構かわるものです。
ここまで変わる音を聴いているとイヤホンを自分好みに追い込めることに感動します。

最後に穴の経がきまればキレイなアルミ板に張り替えて完成となりますが、
この部分はまだ色々ためしてみたいのでアルミテープのままでセッティングを
続けたいと思います。

イヤホンに対する考え方が変わったとても面白い組立体験でした。