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好きなものをもっと愉しむ「人生の達人」を目指す ゆっくりブログ

河村城跡

2014-01-15 | お城・天守

神奈川県山北町にある「河村城跡」に登城しました。

河村城は、歴史は古く平安時代末期に河村秀高により築かれたとされています。
その後時代を経て最終的には、北条氏により武田信玄の攻撃に備えた城として
重要な位置づけにありました。

廃城は、1590年の豊臣秀吉の小田原征伐により落城し、
そのまま廃城となっています。
河村城に地理的にも相模、駿河、甲斐の三国が近くに交差する重要拠点で
大きな天守は備えておらず、最前線の実践的な要塞でした。



武田氏に包囲されたこともあり
北条氏による改修は何度も行われたようで天然の要塞の防御力に追加して
北条氏得意の堀、「畝堀」を見ることが出来ます。
今回の登城もこの「畝堀」を見るためといっても過言ではありません。

この北条氏特有の大規模な「畝堀」を見学できるのは、
ここ「河村城」と「山中城」くらいかもしれません。
現在は、河村城歴史公園として整備されています。



「河村城」へは御殿場線山北駅から国道246号線の高架をくぐり
成翁寺のわきの道を少し上がると簡易的な駐車場の様なスペースがあり
そこに車を止めて徒歩で山頂まで登っていきます。



実はここに来る前に、東側にある県道74号線に河村城への案内看板があり
いかにも車で行くことができそうな看板ですが、
車では全く到着することができませんでした。(登城される方はお気をつけください。)

コンクリートで整備されている遊歩道を上がっていくと
少しづつ勾配がきつくなり土の坂と階段をのぼり山頂へ向かっていきます。
勾配のきつい階段をみると少しぞっとしますが整備されているので運動靴くらいの
装備であれば登城可能です。



階段坂を登って行くと茶臼郭と本城郭との分かれ道が現れます。
右の階段坂を登れば茶臼郭となります。



この茶臼郭に登ると、目当てであった「畝堀」を上から見学することができます。
整備後の姿であると思いますが、しっかりとした堀となっています。



この「畝堀」上からみていると単純に登れるような気がしますが、
茶臼郭から降りてしたから見上げてみると簡易的にみえていた堀が別の物のように
見えます。
実際に駆け上がってみたのですが、かなりキツイ!
(畝堀を2つ程度登っただけで戻りました。)
もちろん登ることに集中したら攻撃を避けようがありません。
すでに登った跡が幾つかあり、お城ファンは皆やってしまう行動なのだと実感。
茶臼郭や本城郭の方に登り切った跡はありませんでした。
(挑戦してダメであった跡はありましたが。)





素直に遊歩道を本城郭の方に歩いて行くと山頂に到達します。



山頂はしっかりと整備されていて河村城歴史公園という名にふさわしい
状態になっています。
山頂からは、小田原城や足柄城などの方面もわかりやすく記載されていました。



本城郭から蔵郭(くらぐるわ)の間には大きな堀切(ほりきり)がありました。
両方から木橋で行き来できるようになっています。
この堀切は、堀の底も含めて5回もの作り直しがされた跡がみつかっています。
最前線であるがゆえに何度もしっかりと手直ししていることが伺えます。



木橋を渡り先に向かうと
発掘作業中で今後もさらに整備されそうな感じでした。



畝堀が特徴の「河村城跡」ですが
もとになかった天守を作るなどの過剰な整備はせず、全体的にできる限り
もとの状態を想像させてくれる整備となっていました。

興味のない方には面白くない公園かもしれませんが、お城ファンにとっては
なかなか見応えのある城跡「河村城歴史公園」でした。
整備が進んだらまた登城しようと思います。




LXA-OT3 デジタルアンプ

2014-01-07 | オーディオ

最近恒例となってきた付録付きオーディオ雑誌。

2014年1月号のstereoを購入しました。
もちろん付録のデジタルンプ「LXA-OT3」が目的です。





今回の「LXA-OT3」は、2年前のデジタルアンプLXA-OT1と幾つか違いがあります。
コンデンサー類が中国メーカーから日本メーカーのものに変更、
RCA端子のニッケルメッキから金メッキに変更、
設計などの刷新などの変更もありますが最も大きなポイントは、出力がアップしたこと。
5W×5Wから12W×12Wになっています。
そして値段も少しアップです。



とりあえずケース等には入れずに前モデルと比較しながら試聴してみます。

試聴したスピーカーは以前の記事でも紹介した「CHR-70v3」を使用したスピーカー。

ちなみにオペアンプは取替が面倒なのではじめから
MUSE01に変更した状態からの試聴としました。



音の傾向は前モデルと同じような中音が出っ張り聴きやすい感じです。
エネルギー感(押し出す感じ)がアップしていますが、
輪郭が少しはっきりした分、音の回りこむ感じや広がる感じが減っています。
良く言えば曖昧さがなくなったと表現できそうです。

この音の広がり感の部分が好みの分かれ道のような気がします。
ネット等で「LXA-OT3」の評価をみてみると前モデルよりも劣っている記事も
ありますが、全体的にはしっかりと正当に進化したモデルだと思います。

私も初めは前モデルが良いと思ったのですが、「LXA-OT3」で数時間、試聴したあと
には前モデルには戻ろうという気持ちは起きませんでした。
やはり「LXA-OT3」の方が良かったです。



取り急ぎケースには100円ショップのいれもので代用。
適当にカットしたため開口部がかなり大きくなってしまいましたが
アンプがひっくり返らない為の代用なのでこれでOKです。

そうしてる間に、共立エレショップにて購入したアルミケースキットが届き
そちらに入れ替え。前モデルもケースを購入したのですが、
今回はすこしバージョンアップされツマミなどすべてセットになっていました。



前面にはアクリルパネルを配置して内部の表示パネルを変更することが可能。
デフォルトは赤い表示パネルだったのですが、どうもしっくり来なかったので、
ホワイトフェイスに変更しました。
それ以外は、アルミケースキットのままです。

小さなデジタルアンプが増えてしまい、ほぼテスト的に試聴したり
コレクションの様になってしまっていますが、この「LXA-OT3」を使っていると
ハイエンド機とはいきませんが、普通に音楽を聞くのならこれで十分です。

当面PCオーディオは「LXA-OT3」で使用してみようと思います。


stereo (ステレオ) 2014年 1月号
クリエーター情報なし
音楽之友社