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好きなものをもっと愉しむ「人生の達人」を目指す ゆっくりブログ

Digi Fi No.7 USB DAC付デジタルアンプ

2012-08-31 | オーディオ

Digi Fi  No.7を購入しました。
最近オーディオ雑誌の付録にすっかりと魅せられていて
今回も付録の「USB DAC付デジタルアンプ」目当てでの購入です。



今号の付録は、Olasonic製の「USB DAC付デジタルアンプ」入力はUSBのみなので
基本的にはPCからの入力となります。
DACだけでなくこのサイズでデジタルアンプも搭載され
PCと今回のDACとスピーカーさえあれば音楽再生可能となっています。
USBバスパワーなので外でも電源を意識しないでスピーカーを利用できます。



そしてUSBのバスパワーのみで10wの出力を生み出す不思議な構造です。

USBバスパワーでは約2.5wの電源の能力しかありませんが
Olasonic独自のシステム「スーパーチャージドライブシステム」という
大容量コンデンサーを搭載し、これに常に充電して大きな音を出すときに一気に
放出して10wものパワーを実現しているそうです。

実際に基盤をみてみても、基盤の大きさに不釣り合いなコンデンサーが目立ちます。





USB-DACには、「PCM2704」が採用されています。
このDACは、キット等によく採用されていて安定した評価を得ているので
この部分に関しては特に記載することもないとおもいます。



実際にいくつかのスピーカーにつないで試聴してみました。
バスパワーで10w出力ということで、3wayのトールボーイなどでも試してみましたが
確かに鳴らしてくれますが大きなスピーカーのサイズになると
芯がないような感じになります。さすがにちょっと無理がありました。

基本的に試聴に使用したスピーカーは、
以前に掲載した自作スピーカーで聴き比べてみました。
・スキャンスピーク 10F/8422-03を搭載した自作スピーカー
・フォステクスのP800+P800E
・マークオーディオのCHR-70v3

そのなかでも組み合わせで最も相性がよく感じたスピーカーは、
マークオーディオのCHR-70v3でした。



デジタルアンプによくある低音の痩せが感じられました。
フォステクスのP800+P800Eでは、エンクロージャーの小ささもあり
低音不足が顕著にあらわれたので物足りない。

スキャンスピーク 10F/8422-03を搭載したケルトン型のスピーカーでは
低音はP800よりも断然出ているのですがウーファーが重たいのか、
ガツンと感じる骨格が少し足りない感じ。

マークオーディオのCHR-70v3は、エンクロージャーの容量も多めで
余計な負荷のないフルレンジということもあり低音部分や中音域の芯の部分も
他の2つのスピーカーに比べバランスの良い再生となりました。
この組み合わせ結構いいかもしれません。


アンプ自体は、以前にStereo誌の付録についてきた
ラックスマンの「LXA-OT1」と比較すると今回の「USB DAC付デジタルアンプ」は
尖った部分や特徴を目立たせず真面目な感じのアンプでした。
コンデンサーが大容量なのでもう少し使い込むと変わってくるかもしれませんが。






ステレオサウンドから同時にオリジナルケースも発売されていたので
購入して取り付けました。(限定1000個らしいので先行して予約しておきました。)
前回購入したUSBケーブルとカラーマッチしてます。
コンデンサーがここでも飛び出しています。

色々な感想はありますが、付録なのに結構楽しませてくれるDAC付アンプです。
コンデンサーをより高級なものに変えたりしてみようかな。




  追   

数日使用してからの感想です。
エージングのおかげか自分の耳が慣れてきたのか
高音の強さなどが和らいできて、とてもバランスが整ってきました。
他のアンプに比べて(良い方向に)変化の差が激しいように感じます。
今までのデジタルアンプの方向として大きく2つにわかれるような気がします。
徹底的に鮮度を求めたような尖ったものと、
真空管アンプのような雰囲気を出すものとの2つに。
(デジタルなのになぜ真空管アンプの雰囲気かはわからないのですが・・・)

P800+P800Eに接続してもはじめに試聴したときよりも低音の量も増えました。
はじめの印象よりもかなり良くなったので、もう一冊購入して改造しようと
考えたのですがどの書店も売り切れのようです。
(かなりコストパフォーマンスいいです!)

この付録の音を聴いていると
既存のメーカーや一部の雑誌ライターがオーディオをダメにして
新たなメーカーがオーディオを盛り上げてくれているような気がします。

今後もとっても楽しみなメーカー、Olasonic製の製品が発売されたら
是非購入したいです。


DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド クリエーター情報なし ステレオサウンド

 


Zonotone 6N USB 2.0 for HiVi

2012-08-28 | オーディオ

USBケーブルが付属していたのでHivi9月号を購入しました。
雑誌の内容は殆ど興味がなく、完全に付録目的です。



今回の付録は、Zonotone社のUSBケーブル。
一般に市販されている「6N USB-Grandio2.0」をベースとして作られた
オリジナルUSBケーブルです。



内部構造は、信号線2組と電源線2組を組み合わせた4芯方式を採用。
信号線には、6N銅と純銀コーティングHigher-OFCのハイブリッドの構成
外部のシールドは、錫メッキ無酸素銅線などを使用した3重仕様。

なかなか贅沢な仕様なのですが長さが短い!
全長約20cmしかありません。
基本的には、ポータブルタイプのDACなどに接続するしかない感じです。



雑誌内では、徹底活用という項目でかなり無理矢理な接続方法が記載されています。
据え置きDACの上にPCを置いてなんとか接続したり、裏側に置いてみたりと
痛々しい記事でしたが、まあ仕方がないでしょう。
もう10cmでも長くしてくれれば使い方に幅がでるのですが・・・



実際に一般のPCなどで使用するUSBケーブルと比べて試聴をしてみました。
今までUSBケーブルの差をあまり気にしないでいたのですが、結構違う。
明らかに音の輪郭がはっきりとし、スピード感もアップしたようです。
はっきりすると低音が痩せることがよくあるのですがもちろんそんなこともなく
良くなった部分しか見つからないくらいです。

1つ考慮に入れる必要がある部分がケーブルの長さが異なることです。
20cm、これだけ短いアドバンテージもあるかもしれません。
(今後の付録でスープラ等の他社のケーブルも採用されるそうなので
ここで長さが同じなら比較することができると思います。)

次回は少し長くしてもらいたいなあ。

HiVi(ハイヴィ)2012年09月号 【特別付録】オーディオ用高級USBケーブル付   ステレオサウンド





外付けハードディスク G DRIVE

2012-08-23 | Digital

G-Technology社の外付けハードディスク「G DRIVE GEN4」を購入しました。
いままでMacのバックアップをとっていなかったので
バックアップを兼ねた「Time Machine」利用のための導入です。

大切な書類や写真などはDropbox等のオンラインストレージに保存しているので
最悪ハードディスクがクラッシュしても大きなダメージはないのですが
過去に戻り作業できる「Time Machine」は大きな魅力です。



まず必要なのは容量。
最低でも3TBを必要とします。iMac27の容量が2TBなのでTime Machineの余裕分
を考えても+1TBとして合計3TBとしました。





外観を見ても分かる通り明らかにMacを意識したデザイン。
iMacの横に違和感なく置くこともできます。
筺体自体もオールアルミで放熱性も良さそうです。
裏面には、大きなヒートシンクも搭載されていて放熱の問題も特になさそうです。

ハードディスクは3.5インチ、SATAⅡ、7200RPMの日立製ということもあり
安心感もあります。
説明書等にも「日立製」という言葉をこれでもかと各所に記載してあります。
Oxford934チップセットを搭載。快適に使用できる仕様になっています。



対応インターフェイスは、
「eSATA」「FireWire800,400」「USB2.0」とMacでもWindowsでも対応できる
過不足がない構成となって、これらすべてのケーブルも付属されています。
そしてMac向けにハードディスクはフォーマット済みになっていて
特に手をくわえなくともケーブルを繋げるだけで使用開始できるようになっています。
これを使って「Time Machineして!」といっているような内容です。

実際にセットをして「Time Machine」を始めると簡単すぎて呆気にとられました。
今まで「Time Machine」を利用していなかったことが勿体なかった。
Macをお使いの方は静かだし、反応もなかなか良くお勧めの外付けハードディスクです。

新品 G-Technology G-DRIVE GEN4 3TB クリエーター情報なし アップル




Scan Speak 10F/8422-03 エンクロージャー

2012-08-16 | オーディオ

スキャンスピーク 10F/8422-03にあうエンクロージャーを作成しました。



作成するにあたり、ユニット自体が付録であるためエンクロージャーにコストを
かけずに作成すること。大型のサイズにしないこと。低音を全く無視するような
ものにはしないこと。
以上3点を基本としてスタートしました。

そのなかでいくつかの候補をあげてみました。
・バスレフタイプ
・ダブルバスレフタイプ
・もう一冊ユニットを購入してタンデム式
・2wayタイプ

Stereo誌の参考スピーカーのコーナーを見ていると
ウーファーを追加したスタイルのエンクロージャーが掲載されていて
そのウーファーのデザインを見ると以前(3~4年くらいまえかも・・・)に
麻布オーディオで在庫処分?のような格安ウーファーを購入して、
保管したままであること思い出しました。



このままだとウーファーを使うこと無く、そのままになってしまいそうなので、
ウーファーの仕様はStereo誌と少し異なりますが、ウーファーを追加する
エンクロージャーに決定です。

ウーファーを搭載するスピーカーは、
Stereo誌のなかでは、「ウィンサイド2」と命名されているスピーカーです。
サイズも変更なくそのまま進めていきます。



エンクロージャーは、コストを下げるため近くのホームセンターでMDF12mmを採用。
そこでカット等の加工をお願いしたのですが、丸穴ができるか不安であることを
言われてしまいました。
そこは気合でと・・・お願いして1時間程度で加工完成です。
丸穴は少しでこぼこで素人っぽさ全開ですがまあこれで良しとします。



この「ウィンサイド2」は、10F/8422-03の良さを最大限に引きすために
10F/8422-03の部分は、密閉型として中高音に集中してもらい、
低音部分はウーファーで補ってもらうスタイルのスピーカーです。

ウーファーは、エンクロージャー内部に装着する「ケルトン型」で
外見からは、10F/8422-03のみのフルレンジのスピーカーに見えることがポイントです。
「ケルトン型」のスピーカーは、サブウーファーなどによく用いられているようです。



仮組み後、早速音出しをしてみると明らかに低音のパワーがすごい。
エージングも兼ね1時間ほど音を出しっぱなしにしておいても
つながりなどは少し改善されてような感じですが、基本的な低音のボリュームに
変わりはありません。

このエンクロージャーは、底面部分が開口できるようになっているので
吸音材等の調整が簡単にできます。
Stereo誌に掲載されていた通りの吸音材プラスアルファーの量をいれたり、減らしたり
調整してほぼ満足できる音になりました。



エンクロージャーがMDFであることで強度が少し弱くエンクロージャーの音鳴が
影響しているようであることと、底面部分をもう一枚分厚くしておくと良さそうに
感じました。
そのためかインシュレーターの素材や置き方で色々な方向に追い込むことができます。



最後に底面部分を固定して完成となります。
表面処理をしていないのでボンドのハミ出し等の汚れなどがあるので
ニスなどで完成させれば良いのですが、MDFにニスを塗ると音の変わり方が
他の素材のエンクロージャーに比べて大きのでとりあえずはこのままに。
すこし変えたくなったら表面処理をしてみようとおもいます。

はじめに想像していたスピーカーよりも力強く 、聴きやすさもあり
オールラウンドなスピーカーに仕上がりました。
エンクロージャーで迷っている方は結構おすすめです。


イヤホン組立体験

2012-08-13 | オーディオ

ファイナルオーディオデザイン社が新宿のヨドバシカメラで開催した
イヤホンの組立体験に参加してきました。



アンプやスピーカーなどの組立体験等は聞いたことがありますが
イヤホン組立体験は初めて聞いたので少し驚きながらの参加です。
イヤホンを組み立てようとかキットの販売とか分解しようとか考えたこともなく
構造を理解できるいい機会です。



会場では、ハンダ付けなどはなく本当に組立のみのシンプルなものです。
ゆっくりおこなっても5分もあれば完成してしまいます。
夏休みということもあり、子ども達が参加しても大丈夫になっていたようです。
(親子連れも見かけられました。)
実際は説明等うけながら30分の組立体験スケジュールとなっていました。



今回の体験イヤホンは、ファイナルオーディオデザイン社から正式発売されていない
モデルになります。
OEM用に開発された筺体やドライバーを搭載してる組立体験オリジナルモデルです。

主な仕様は、
・ステンレスの削りだし筺体
・ユニットは、9mmのダイナミック型ドライバー
となります。
組立体験の参加費が6980円ということを考えると価格をこえる贅沢な仕様であると
おもいます。

そして9mmのダイナミック型ドライバーを搭載しているイヤホンは、
ファイナルオーディオデザイン社からは現在発売されていないのでこの部分でも
とても興味深いところではないでしょうか。

実際にステンレス削りだし筺体をみると重量がありとても質感がとても良いです。
(担当の方が採算度外視と言っていた意味がわかります。)



この筺体に音漏れ防止のパッキンなどはりつけて
ドライバーを組み込み、イヤーパッドを取り付けて大枠は完成となります。



今回のモデルの特徴が筺体がネジ式になっていて
いつでも開口が可能なため筺体内部に詰め物をしたり自分で細かいセッティング
できるようになっています。

サイズが小さいイヤホンだからこそ少し手を入れただけで音がだいぶ変わります。
筺体が大きめにつくられているため、低音部分がかなり強調されている音作りに
なっているので早速、ティッシュや熱帯魚の綿のフィルターなどで調整しました。

これがとっても微妙でかなり変わります。低音の抑え方と高音のバランスをみながら
量をかえたり素材をかえたりで結局、一番ありふれたティッシュが私には
もっともバランスよく聞こえたのでちょっとさみしいですがティッシュで決定。



そして筺体の後ろ側は大きく穴があいていてここにアルミシールをはり、穴を開け
ポートの調整をしていきます。
これも少しの大きさで結構かわるものです。
ここまで変わる音を聴いているとイヤホンを自分好みに追い込めることに感動します。

最後に穴の経がきまればキレイなアルミ板に張り替えて完成となりますが、
この部分はまだ色々ためしてみたいのでアルミテープのままでセッティングを
続けたいと思います。

イヤホンに対する考え方が変わったとても面白い組立体験でした。






Scan Speak(スキャンスピーク) 10F/8422-03  「Stereo 2012年8月号」

2012-08-06 | オーディオ

Stereo 2012年8月号を購入しました。
毎年夏の恒例となったスピーカーユニットが付録となっています。
今年のユニットは、スキャンスピーク社の10cm口径のフルレンジユニット。



スキャンスピークといえば多くのスピーカーメーカーにユニットを
OEM供給しているメーカー。

昨年までの付録が日本メーカーのフォステクス社に対してスキャンスピーク社は
デンマークのメーカー。
音作りに対するバックボーンや基本姿勢が異なるので調整してくる音はかなり違うはず。
ほぼ同じ価格の(付録)ユニットでどのような味付けをしていのかとても気になります。

箱を開けると無造作に入っています。エッジの保護材などはなく大胆です。
(コスト削減をここまでするか!という感じ。)



基本スペックは以下のとおり。
可もなく不可もなくというところでしょうか。
口径は10cmとなっていますが、
日本メーカーが口径表記すれば8.5~9cmになると思います。





振動板の材質は紙を使用、表面をコーティングした特殊仕様。
本誌の中では、ちょっとした湿気にも強くなっていると記載されています。
だいぶ厚くコーティングされていることが伺えます。

マグネットの裏側には背圧を逃がす穴が開いています。
ウーハーによく見られる構造ですが、フルレンジでこの穴あきは珍しいのでは
ないでしょうか?



もう一つの驚きがボイスコイルボビンが横からみるとバッチリ見える。
とても開放的で金色が目立ちます。

ユニットを裸の状態と付属のダンポールに入れた状態で試聴をしてみました。
まったく無理すること無いユニット。
高音や低音に力をいれるでもなくフラット。強いていうならば少し低音強調寄りです。



こういうユニットで後で化けることがあるんですよねえ。
ある程度のエージングがすんでくるとボーカル部分の厚みと艶が増してきそうな気が・・・
というよりも願望かもしれませんが。
この価格では購入できないユニットであることには変わりないと思います。

ユニットに無理をさせないエンクロージャーを見つけるか作ってみようと思います。
密閉型かバスレフ等で考え始めてみます。



逆井城

2012-08-01 | お城・天守

茨城県坂東市にある逆井城(さかさいじょう)に登城しました。
正式には、逆井城跡公園と呼ばれていて
櫓、土塀、堀など中世の城郭を再現された公園となっています。



逆井城は1577年に北条氏が築城し戦国末期の常陸方面の最前線の拠点でした。
豊臣秀吉の小田原征伐以降に廃城となりました。

天守閣は存在しませんが、時代考証に基づいた復元により
この場所にくると戦国時代にタイムスリップしたような気持ちになります。
櫓、堀、木橋、土塀など過度の装飾もなく当時の雰囲気を再現されている貴重な城跡です。



城跡公園の入口の脇すぐに二層櫓が見えてきます。
木造で建てられていて中にもはいることができます。

内部にはいると壁もしっかりと土壁となっていました。当時ここまで立派な
二層櫓があったから微妙なところですが城跡という意味では解かりやすい演出です。





物見櫓から井楼矢倉に伸びる土塀も本格的で鉄砲穴や漆喰などで白く装飾されておらず
黄土色のままの塀や少し土が崩れ落ちて下地の竹組がみえるポイント(これはただ単に
崩れただけだと思いますが)などリアルな表現です。







堀の外側からながめると、当時の城郭づくりの最先端である北条氏の凄さが伺えます。
しっかりとした守備と周囲の状況を瞬時に確認できるシステムが素晴らしいです。

立派な天守閣はない逆井城ですがお城ファンには必見の城跡でした。
また異なる季節に攻略してみたいとおもいます。