

グラナダ

イサベル女王が私の命よりも愛した町と
800年居座ったイスラムをアルハンブラ宮殿からやっとこさ追い出し
心に余裕が出来たのでしつこいコロンブスにうっかりお金を渡したら

上手い具合に新大陸を見つけてきちゃったという
スペインとんとん拍子の歴史の舞台になった町

今回ひょんなことから午後時間が出来たので
グラナダと言えばアルハンブラ宮殿、アルハンブラ宮殿と言ったらアラブだなと

アラブ街に行ってみました


ヌエバ広場からちょっと入るともうそこはアラブの世界

昼下がりの暑いなか
頭が朦朧とする前にお茶でも飲もうかと思ったら
一軒の怪し過ぎるカフェが

こんなところで人さらいにあったらどうしようと


ドキドキしながら入ったら中はアルハンブラ宮殿そのもの

メニューはスペイン語と英語があって観光客には解り易く
ミントティーとピスタチオのお菓子を頼んでみました
運ばれてきたのはかなり本格的なアラブのティーセット

生のミントが入っているガラスのコップにお湯を注ぐ



甘くてミントの香りがとてもさわやか
そしてこのピスタチオのお菓子がこれまたびっくり

これたったの1ユーロなんですけど
シロップ漬けのお菓子なのに甘すぎず外側がパリッとしていてめちゃくちゃ美味しい
こうなったらこのブログの為に他のも頼んでみなければと


次はアラブコーヒーとナッツのお菓子を注文すると
やはり目の前でかなりこぼしながらコーヒーを注いでくれ

このナッツのお菓子は1.5ユーロだったが

これまたいくつでもいけるような美味しさ

名前はTETERIA BAGDADさすが元アラブの町だけのことはありました

美味しいお茶を飲んだら元気が出て
今度はぶらぶらと王室礼拝堂の方へ歩いてみる

ガイドさんは日曜日は16時からしかオープンしないと言っていた
王室礼拝堂がなぜか無料で開いていたので

デイちゃん偶然に喜んで中へ入ってみる
グラナダは私が命よりも愛した町だから

本来ならば筋として
カスティーリャの女王イサベルはトレドの王室礼拝堂に眠るはずだったが
そこはコロンブスに懸けてみなされと助言をしたメンドーサ枢機卿に場所を譲り
自分はグラナダに新たに王室礼拝堂を作りそこに眠っている

地下に降りて行くとお棺がある

デイちゃん念願だったイサベル女王にやっと会えた
このまさに男の中の男のイサベルがいなかったら


スペインは大航海時代の主役に躍り出ることもなく
ポルトガルに吸収されていてもおかしくなかったし
コロンブスにお金を渡していなければ
今頃南米ではスペイン語ではなく英語かフランス語が話されていたかも

イサベル女王が最後にイスラムと闘ったグラナダでアラブのお茶を飲む
偶然とはいえなんだかとっても楽しめた一日でした
皆様も是非スペインにホリデイで行ってみませんか
800年イスラムに占領されていたスペインは
他のヨーロッパと一味も二味も違う魅惑な国です











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