ホリデイ現役添乗員日記

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スペインの歴史は女が主役3~女王様臭くて臭くてたまりません~

2012-02-26 04:37:25 | デイちゃんスペイン
デイちゃんです

久しぶりにコルドバからグラナダへバスで向かう
この道はデイちゃん流に言えばスペインの古城街道

眠るのはもったいないくらい車窓から古城が見える
イサベルはカスティーリャの女王だが
カスティーリャとはそもそも城という意味があり
どの古城も昔キリスト教徒とイスラム教徒が闘った時に使われたものだろう

イサベル女王は結婚したくらいで満足するような女性ではなかった
なにしろ当時はまだイスラム教徒がイベリア半島に居座っていたのだ
夫のアラゴン王フェルナンドは男前の上に戦争に強い
このイベリア半島に800年間居座り続けるイスラム教徒を追い出すには
絶好のチャンスだ

一方のイスラムの王様はボアブディル
アルハンブラ宮殿があるグラナダ王国の王様だが
その当時グラナダ王国は内紛に揺れていた
なにしろイスラムは4人まで正妻を持てるので
1番目のあれこれうるさい年増の妻より
4番目の若くてピチピチ妻の方が可愛くなっちゃうのは人間の性
そうなると1番目の妻も長男も面白くないので
親子間でも争いが絶えなかったからである

イサベルは夫を戦場で闘わせている間
自分はスペインの隅々まで行って戦費を掻き集め
兵隊を募り武器を調達した
その間に5人も子供を産んじゃうんだから
たいしたたまげた女王様なのである

思いを巡らすうちにバスはグラナダに近づいてきた
遠くにシエラネバダ山脈が見える

夏スキーも楽しめる3000メートル級の山々からの雪解け水のおかげで
グラナダは水が乏しいアンダルシアの中でも際立って土地が豊か
だからこそどんなことがあっても
キリスト教徒もイスラム教徒も
グラナダだけは命に変えても譲れない

セビーリャからグラナダに行く時は
サンタフェというところでバスは高速を降りるが
ここはイサベルがグラナダを落とすために最後に陣を張ったところ
ある時イサベルのテントが火事になった時
この女王様は自分のドレスや身の回りの物よりも
各地の銀行家から集めたお金の証文を持って逃げたのは有名な話
着の身着のままになってしまった女王様があまりに気の毒と
臣下の妻が女王様よかったらこれを・・・と差し出したドレスを見て
あらあなた家来のくせに随分素敵なドレスを着てるのね
こういう人が女王様だと下は苦労するのである

それでもグラナダはなかなか落ちない
じりじりしたイサベルはあろうことか
私アルハンブラが落ちるまでは下着を変えません
お風呂に入るのはイスラム教徒のやること
由緒正しきキリスト教徒が水浴びなんてとんでもない
・・・ここまでは百歩譲ったとしても
下着を変えないと宣言するのはいくら女王様でもあんまりなお言葉
しかも一説によると3年も・・・オーマイゴット

ここまでくると女王様の健康のため
早くイスラム教徒も降参してやれよと言いたくもなる
まわりも臭くて臭くて耐えられないだろう
フェルナンドもこんな女王様と結婚しちゃって大丈夫だったのかな
なにしろスペインでイサベルカラーといったらその時の下着の色だった
らくだ色のことどんだけばっちかったか

そろそろバスはグラナダへ到着し
翌日はいよいよアルハンブラ宮殿観光

と言うわけでこのブログも次回に乞うご期待
デイちゃん明日からイタリアに添乗に行くから暫く待っててね帰ったらすっかり忘れてたなんて言わせない
皆様もこんなに面白い話わんさかのスペインにホリデイで是非いらして下さいね

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