ホリデイ現役添乗員日記

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小さくても存在感の大きいルクセンブルク

2011-05-12 10:14:53 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。久しぶりにルクセンブルクへ行ってきました。各社とも、ルクセンブルクを扱っているツアーは少ないだけに貴重な機会です。何故少ないかって? オランダ・ベルギーで8日間くらいが精一杯で、なかなかルクセンブルクまでは日程に入れ込めないようです。入れるとオランダ・ベルギーで、あっちを削り、こっちを削り、しないと8日間では収まらない。皆さんの休暇が10日くらい取れると、もっと増えると思いますが、ないものねだりはしません。8日間でも、ツア-に来ていただける方は有難いです。今回も、「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク8日間」で行ったのですから、半日、ルクセンブルク市内の旧市街中心に、そのエッセンスを味わうツアーでした。小さくても、山椒のように小粒でピリリと辛いルクセンブルクを紹介しましょう。

   

ルクセンブルク市は、1994年にユネスコの世界遺産に登録されています。市内は、旧市街(サントル)と、ガレ(中央駅周辺地区)、グルント(谷地区)、キルシュベルクの丘の4つに大まかに分れています。旧市街と対岸の中央駅を結ぶ高さ43m、長さ84mの橋がアドルフ橋です。

   

何しろ、国土面積が我が国の佐賀県や神奈川県くらいしか、ありません。人口は48万人です。ちなみに神奈川県の人口は870万人、佐賀県は87万人です。リヒテンシュタインやバチカン市国のようなミニ国家ではありませんが、かなり小さいのは、まちがいありません。見どころは多くは旧市街に集まっています。

   

 アドルフ橋を渡ると、憲法広場があって、旧市街の代表であるノートルダム寺院が見えます。

   

中はカトリックの象徴である「聖母マリア崇拝・信仰」のための教会で、ステンドグラスが見事です。

   

ただ、この国では、イエズス会の教会として発展し、もう一つの出口には、イグナティウス・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエルの像があります。

   

でも、昔のドイツの代名詞だった神聖ローマ帝国皇帝を出したこともあるルクセンブルクは昔はもっと大きかった!14世紀には、現在の4倍もあったのです。それが、大国どうしの戦争の度に大国の都合で運命をもてあそばれる如く、ドイツ、フランス、スペイン、オーストリア、オランダと次々に支配者が変わっていった!とっくの昔にどこかの大国に飲みこまれて国が消滅していてもおかしくない!大国は大国の論理で、ルクセンブルクを臓器移植のための人体のように、領土割譲を国際的妥協の道具に使ったのです。便利屋的に使われて、そこに現代まで生き延びる存在意義と利用価値があったようです。「ルクセンブルク大公国」が正式名称です。あまり聞き慣れないのですが、大公殿下と大公妃が皇室で国家元首です。

   

 旧市庁舎だった大公宮殿は気品がありますが、イタリア語でいうところの「ウフィツィ」(=役所)の雰囲気をもっています。

   

衛兵の表情は昔から変わらず、人形のようです。

   

女大公の時代もあって、シャルロット女大公は、第二次大戦中、女大公に好意的なアメリカのホワイトハウスを根拠地として、亡命政府を指揮し、祖国独立に尽くした英雄です。
   

   

大公宮殿から、歩いてわずかなところに、ギヨーム広場があります。「ルクセンブルクはルクセンブルク人によって統治されるべき」というリンカーン大統領のような名言を残した大公の像が広場中央にあります。

   

市庁舎もこの広場にあります。

   

ギヨーム広場から、聖ミシェル教会の方向に行ってみると、屋台がいっぱい出たマーケットのようなにぎやかな通りで、その先に「ポックの砲台」があります。

   

   

この町の断崖絶壁を堪能できる見事な景観です。ここは、入場料を払って、ところどころ大砲が備え付けられた地下の要塞を見ることができます。

   

   

   

この国には、軍事的には弱小国家であっても、生き延びる知恵と叡智が満ち溢れています。わざわざ、大国の緩衝国となる知恵を生かし、永世中立国になったかと思うと、非武装中立の困難を悟り、戦後はNATOに加盟し、西側陣営に属することを明確にします。また、国際機関を牽引していく仲介のリーダーシップがあります。EUの構想もルクセンブルクから出て来たものだし、シェンゲン協定の名前もフランス国境よりの街の名前からきています。

   

金融機関や金融サービス業は、スイスに負けない代表産業で、ユーロ圏を代表する国際金融センターとして世界の資本と冨を呼びこんでいます。金正日の隠し財産が保護されているという話もありますから、穏やかではありませんが、他の情報通信産業などの代表産業と合わせて、一人当たりの国民総所得が世界4位という豊かさです。

   

街の魅力は「百聞は一見に如かず」でぜひいちど、ホリデイツアーでルクセンブルクへ行ってみて下さい。ホリちゃんの夢は、もっともっとルクセンブルクのツアーが増えてフランスやベルギーの影響を受けた「グルメ」をゆっくり楽しむこと、名産の白ワインや、王室御用達の「オーバーワイス」というブランドのチョコレートや、皇太子妃雅子さまが婚礼の際揃えられたというビレロイ&ボッホ社の陶磁器などのお土産物をもういちどゆっくり見て歩くことです。

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