ホリデイ現役添乗員日記

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ブリュッセル開催「モンドセレクション」

2011-06-05 13:24:14 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。皆さん、モンドセレクションってご存知ですか?食品や飲料の業界の人なら良く知っていると思います。モンドセレクションとは、ベルギー政府関係機関でもある民間団体です。お酒でも、その他の飲料でも、お菓子でも、食品でも、何でも審査基準に入ってしまいます。観光地に「ユネスコの世界遺産」という認証基準があるように、食品や飲料の世界でも、「モンドセレクション」があって、製品の味覚や技術水準の世界標準的な認証を与える団体なのです。そのモンドセレクションの本部事務局が何故ブリュッセルに置かれているか?   それは、ブリュッセルが「グルメ」で名前が通ったベルギーの中心都市であることと深い関係があります。

   

毎年、開催都市は変わるのが普通です。例えば最近では、バルセロナ、ウィーン、ヴェネティア、ウィースバーデンなどでしたが、要所や節目は必ずブリュッセルに戻って来るのです。今年はモンドセレクション開催50周年記念で、こういう大切な年は必ずブリュッセルに来るのです。

   

実際の授賞式と前夜のガラディナ-等のオフィシャルセレモニーは、華やかな欧米の
パーティーの雰囲気となります。

  

ガラディナーは正式の晩餐会で、ドレスコードも厳しく、タキシード、イブニングドレスでしかも、夕食は3時間、その前のカクテルパーティーも入れると4時間近くおしゃべりしながら過ごす、欧米人は良くなれた「長丁場」に日本人はなかなか耐えられません。

   

同席していても、3~4時間ずっと座りっぱなしで、ずっとおしゃべりが絶えないのが欧米人、1~2回トイレに立ったり、煙草休憩と称して、会話から逃れ席をはずすのは日本人と、大体決まっています。

   

そのディナーの前のカクテルパーティーで、立ったまま、飲み物片手に軽妙・洒脱な会話を交わし、コミュニケーションをとることは、食事の前座として欧米の人には欠かせない潤滑油ですが、日本人は、この段階で疲れきる人が多いのです。文化の違いでどうしようもないことです。

   

モンドセレクションの会場は、自動車博物館が使われていて、回りは軍事博物館や凱旋門も見える広場です。良い環境ですから、退屈するとすぐ外に出たくなります。博物館には売店もあって、憂さ晴らしに大きな走行レール付きの車のプラモデルを衝動買いした人もいます。

   

  

   

   

いちばん緊張感が高まるのは、ガラディナー翌日の授賞式です。また、タキシードです。女性は和服もオフィシャルとして認められています。この受賞式で、名前を呼ばれてステージに上がり、モンドの会長、副会長、審査委員長らと握手をして写真をいっしょに撮る瞬間は、みな至福の表情です。このために来ているからです。

   

授賞式ではトロフィーが特別の人に渡される他、表彰状と記念メダルは全員に渡されます。製品の評価に応じて、グランド・ゴールドメダル(特別金賞)、ゴールド・メダル(金賞)、シルバーメダル(銀賞)、ブロンズメダル(銅賞)とランク付けされます。この特別金賞を得ることは大変名誉であると考えられ、無名の企業がグローバルに世界から認知される最短距離とされています。私たちも、日本に居ながらにして、デパ地下やスーパーマーケットで何気なく手にとった商品のラベルに「モンドセレクション金賞受賞」などと書いてあるのを目にした人はたくさんいるはずです。

   

なお、注目したいのは、このモンドセレクションのセレモニーが終わった後、当社の
ホリデイツアーに現地参加して、イタリア、ドイツ、スイスなどを楽しむ賢いお客様がいらっしゃることです。そうです!ホリデイツアーに参加するには何も、必ず日本出発からでなくてもいい、現地合流という手もあるわけです。そして、モンドセレクション授賞式で特別金賞や金賞を授与された製品メーカーの社長たちからも、ホリデイツアーは支持されています。

   

今年のブラッセルのホテルはアミーゴホテルなので、グランプラスに面し、小便小僧からも歩いてわずかな場所でした。回りにはおいしいレストランやカフェ、チョコレート屋さんやワッフル屋さん、があってモンドセレクション関係者のように食通で、食文化にうるさい人たちも満足させる都市がブラッセルでした。

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