鉄道改善案

鉄道改善提案、延伸、新線構想、理想ダイヤ、理想配線図、車両デザイン批評、鉄道と地域、都道府県・市町村改編、交通改善総合

富良野~上落合信号所の一括廃止は愚の骨頂 -富良野~金山は有効活用できた-

2022年01月30日 | 北海道
根室本線富良野~上落合信号所の廃止が決定的となった。これは非常に残念なことである。というのも、富良野~金山はやり方次第で重要な路線になり得るからである。
具体的には、金山~占冠に新線を建設することで、現在は遠回りになっている新千歳空港~富良野の鉄路が大幅に短縮され、新千歳空港から富良野への観光特急を走らせることが可能になる。現在新千歳から富良野に列車を走らせるには岩見沢、滝川経由だから、このルートが大幅に近道になるのだ。
そもそも現在の北海道の鉄道において新線建設自体が望める状況ではないが、将来JRが国有化された際などにはこのような路線の建設もあり得るかもしれなかったのだ。そういう意味で、富良野~上落合信号所をまとめて廃止してしまうのは残念でならない。

日本全国には国土交通的に価値がなく廃線すべき路線(留萌本線、只見線、名松線)を除き、何らかの国土交通的、観光的、遺産的価値がある路線がほとんどである。人が乗らないからという理由だけで安易に廃止してはならない。