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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

エアロゾルに係る記載を調べました。(その19:ノロウイルスによる食中毒感染の増大)  

2013-01-08 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-01-08投稿

 既報(その18)にて、山梨県(2012年12月15日)での感染例を紹介しましたが、今年はノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行しています。

 ノロウィルス(Norovirus)は「・・・1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスであり、集団発生348件の内、感染経路については、ウイルスに汚染された食品に由来するもの39%、ウイルスに汚染された水によるもの3%、人から人への感染によるもの12%、不明18%、データがないもの28%、・・・。原因となったウイルスに汚染された食品は、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザート。・・・

 また発展途上国では、小さいこどものうちから感染して免疫抗体を持つ人の割合が高いです。アメリカ合衆国では、年齢とともに、その割合は高くなり、18歳の人たちで50%に達します。しかしながら、免疫は永続的なものではなく、再感染が起こりえます。
 
日本の食中毒統計においては、ノロウイルス(Norovirus)は、小型球形ウイルス(SRSV:Small roundstructured virus)の名称で平成10年(1998年)から病因物質として統計がとられていました。平成12年(2000年)の全国の食中毒事件において、ウイルスによるものは、247事件で、8117人の患者発生、死者0人でした。・・・

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・

図2. ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

 

60度の温度では30分の加熱でも感染力は残ることが知られています
・・・
ノロウイルスに汚染されたモノの表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム、あるいはグルタルアルデヒドが有効です。1000-5000ppmの塩素漂白剤溶液(5.25%の家庭用漂白剤であれば10-50倍に希釈)が有効です。・・・」という。
引用文献(横浜市衛星研究所)詳しく見る>> 

 食品衛生に関してかなり注意しているにも係らず、また広島で大量食中毒が発生しました。

(転載開始)

gooニュース
広島でノロ食中毒、患者1976人…過去最多

 

読売新聞2013年1月7日(月)21:02

 

「広島市安佐北区の弁当製造会社「ダイヤス食品広島支社」の弁当が原因とみられるノロウイルスによる集団食中毒が先月あり、同市保健所は7日、嘔吐や下痢などを発症した患者が580事業所1976人に上ったと発表した。

 うち1人が入院したが、全員軽症だったという。

 

 厚生労働省によると、ノロウイルスによる集団食中毒では、統計のある2003年以降、最多の患者数となった。」

gooニュース

この記事の内容に類似する記事

 (転載終了)

一昨年前には韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。
 既報「エアロゾル」に係る記載(その9-3:放射能など有害エアロゾルの形状)の記載によれば、インフルエンザウィルスはさまざまなタイプがあるようですが、原因となったウイルスに汚染された食品は、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザートなどがあるようですが、食品にどのようにノロウィルスが介在したのだろうか?
 
 大気中にはノロ以外にもたくさんのウィルス、病原菌もあります。感染源、感染ルートの究明と公開が望まれます。
 


 既報「エアロゾル」に係る記載(その9-1:放射能など有害エアロゾルの形状)によれば、


エアロゾルに係る記載を調べました。(その18:ノロウイルスによる食中毒、感染性胃腸炎について)  

2012-12-16 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'12-12-16投稿
 インフルエンザの季節がやってきました。一般的に、インフルエンザウイルスは温度、湿度に弱いと言われています。
 人間以外でも、昨今、韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。 なぜ、韓国で、宮崎県で、感染するのかとは思っていますが、・・・。

 既報インフルエンザウィルス感染と全国放射能濃度との関係(要因考察)記載では、インフルエンザウィルスはウラン、トリウム、カリウムなどからの自然放射能が高い地域では感染しにくい調査結果があります。一方、全国放射線濃度(セシウムなどからのガンマ線)が高い地域とは対応しないようでした。

この自然放射能とは
「・・・もともと宇宙線や大地、建物、食品などに由来する放射線があり、この値が異常であるかどうかは自然状態の放射線量と比較して初めて知ることができる
・・・、今現在、高線量の値が出ている地域でも、自然状態での放射線量を求めるのに役立つと考えられる。自然放射線量を計算で求めるには、大地に含まれるウランとトリウムとカリウム(放射性K-40)の濃度を用いるが、すでに公表されている元素の濃度分布図である地球化学図のデータを用いることができる・・・
 ウラン、トリウム、カリウムは花崗岩地域で高濃度に含有され、図から分かるように花崗岩などが分布する地域で高い線量になっており、地質図と密接な関係があることが分かる。・・・」という。(
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/)。

 既報「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その9-3:放射能など有害エアロゾルの形状)の記載によれば、インフルエンザウィルスはさまざまなタイプがあるようですが、今年はノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行しているようです。
 

gooニュース
ノロ集団食中毒319人、仕出し店弁当が原因かhttp://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20121215-567-OYT1T01045.html読売新聞2012年12月15日(土)23:25
「山梨県は、同県甲斐市玉川の仕出し弁当店「るんるんランチ」の弁当が原因とみられる集団食中毒が発生したと発表した。

 患者は15日までに、97事業所319人に拡大。患者や従業員の便からノロウイルスが検出された。

 県衛生薬務課によると、入院した人はいないという。弁当は10日昼から12日夕にかけて配送された可能性が高いと見て、詳しく調査する。」という。

今年はノロウイルスによる感染性胃腸炎が発生するので注意が必要であるとのことでした。

横浜市衛星研究所
ノロウイルスによる感染性胃腸炎についてhttp://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/srsv1.html
(一部割愛しました。)
「はじめに
 ノロウイルスを代表するウイルスとしてノーウォークウイルス(Norwalk virus : NV)があります。ノーウォークウイルス(狭義)は、1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスです。一方で、このノーウォークウイルスと遺伝子的に近縁のウイルスで急性胃腸炎を起こすウイルスが多数知られていて、それらも含めて、まとめてノーウォーク様(よう)ウイルスと呼んでいました。広義のノーウォークウイルスは、このノーウォーク様ウイルスを意味しました。そこで、単にノーウォークウイルスと言った場合、狭義のノーウォークウイルスなのか、広義のノーウォークウイルスなのかで混乱を招く恐れがありました。一方で、「ノーウォークウイルスの様(よう)なウイルス」という意味の「ノーウォーク様(よう)ウイルス」は、ウイルスの正式な呼称としてふさわしくないという意見もありました。そのため、近年になって、ノーウォーク様ウイルスをノロウイルス( Norovirus : NoV)という新しい呼称で呼ぶことになりました(参考文献6)。このウェブページでも、集団発生事例の紹介などにあたって、参考文献での呼称が従来の「ノーウォーク様ウイルス」という呼称であったような場合にも、ノロウイルス( Norovirus )という新しい呼称をできるだけ使うように努めました。

流行は
 アメリカ合衆国のCDC(疾病管理・予防センター)のMeadらの推計によると、アメリカ合衆国でのノロウイルスによる胃腸炎は、年間発生患者数で2300万人、その内入院する者が5万人、死亡する者が310人です。また、ノロウイルスによる胃腸炎の内、40%がウイルスに汚染された食品に由来するものとして推計されています(参考文献5)。

 アメリカ合衆国のCDC(疾病管理・予防センター)に1996年1月から2000年11月までに報告されたノロウイルスによる胃腸炎の集団発生348件の統計があります。集団発生348件の内、感染経路については、ウイルスに汚染された食品に由来するもの39%、ウイルスに汚染された水によるもの3%、人から人への感染によるもの12%、不明18%、データがないもの28%でした。集団発生348件の内、感染した場所・状況については、飲食店39%、介護施設30%、休暇旅行10%、学校12%、その他及び不明9%でした(参考文献8)。

 英国の公衆衛生検査サービス( Public Health Laboratory Service )の調査によると、英国のイングランドとウェールズにおいて、1992年から2000年の9年間で、5241件の集団発生事例の内、検査でノロウイルスによると確定している集団発生事例は1877件で集団発生事例全体の36%を占めました。ノロウイルスによると確定している集団発生事例1877件について、感染した場所・状況については、病院40%、介護施設39%、ホテル7.8%、飲食店6%、学校4%、その他(個人宅、行楽キャンプ、軍事基地など)が3.9%でした。ノロウイルスによると確定している集団発生事例1877件について、57060人の患者が発生し、死亡者が43人発生しましたが、死亡者はいずれも病院(24人)あるいは介護施設(19人)での集団発生で発生しました。病院での集団発生を除外すれば、患者が入院に至った率は、0.33%でした。ノロウイルスによると確定している集団発生事例1877件の内、感染経路については、人から人への感染によるもの85%、ウイルスに汚染された食品に由来するもの5%、最初がウイルスに汚染された食品に由来するものだったが後は人から人への感染によるものとなったもの5%、ウイルスに汚染された水によるもの1件、不明5%でした。人から人への感染によるものは、病院での集団発生で95%と多かったです。ウイルスに汚染された食品に由来するものは、飲食店での集団発生で67%と高かったです。原因となったウイルスに汚染された食品は、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザートなどでした。また、ノロウイルスによると確定している集団発生は11月から4月の間の発生が多かったです(参考文献13)。

 アメリカ合衆国では、カゼに続いて多いのがウイルス性の胃腸炎です。いろいろなウイルスによってウイルス性の胃腸炎は起こりますが、2歳以上では、3分の1はノロウイルス(Norovirus)によるものと推定されています。発展途上国では、小さいこどものうちから感染して免疫抗体を持つ人の割合が高いです。アメリカ合衆国では、年齢とともに、その割合は高くなり、18歳の人たちで50%に達します。しかしながら、免疫は永続的なものではなく、再感染が起こりえます。免疫は数ヶ月から一年間程度は持続しますがその後はあまり役立たず、半年から2年も経過するともう再感染がありえます。そこでノロウイルス(Norovirus)の同一の株あるいは近似の株に感染したことがあっても、それから半年以上経過していれば、再び感染することを心配しなければなりません。

 日本の感染症発生動向調査によれば、感染性胃腸炎は冬季に多いです。日本全国の地方衛生研究所のウイルス検出状況を見ると、冬季の前半はノロウイルス(Norovirus )による胃腸炎が多く、冬季の後半はロタウイルスによる胃腸炎が多いです。

 日本の食中毒統計においては、ノロウイルス(Norovirus)は、小型球形ウイルス(SRSV:Small roundstructured virus)の名称で平成10年(1998年)から病因物質として統計がとられていました。平成12年(2000年)の全国の食中毒事件において、ウイルスによるものは、247事件で、8117人の患者発生、死者0人でした。その内、小型球形ウイルスによるものが245事件、8080人の患者発生と大部分を占めました。その他のウイルスは、ロタウイルス1事件(島根県。飲食店で食事した者59人から22人患者発生。)、A型肝炎ウイルス1事件(岐阜県。飲食店で食事した者から15人患者発生。A型肝炎ウイルスに感染していた調理人が手を洗うのが不十分で握り寿司等を汚染した可能性が考えられた。)でした。2000年は大阪で、低脂肪乳等による黄色ブドウ球菌エンテロトキシンA型食中毒事件により13420人の患者発生がありました。そのため、患者数では病因物質としてはブドウ球菌が14722人で1位(2000年の食中毒患者総数43307人の34.0%)でしたが、小型球形ウイルスが8080人で2位(食中毒患者総数の18.7%)、サルモネラ属菌が6940人で3位(食中毒患者総数の16.0%)でした。日本での小型球形ウイルスによる食中毒事件は冬季に発生が多く、2000年については全245事件の内、ピークは1月の70事件で、次いで、2月、3月、12月のいずれも45事件ずつでした。1-3月および、12月の冬季4ヶ月で年間の83.7%を占めています(参考文献9、10)。
  さて、日本の食中毒統計においては、ノロウイルスによる食中毒について、小型球形ウイルス食中毒として集計していましたが、平成15年8月29日に食品衛生法施行規則が改正され、現在ではノロウイルス食中毒として集計されています。平成22年(2010年)の全国の食中毒事件において、ウイルスによるものは、403事件で、14700人の患者発生、死者0人でした。その内、ノロウイルスによるものが399事件、13904人の患者発生と大部分を占めました。食中毒全体では、1254事件、25972人の患者発生、0人の死者発生であり、ノロウイルスが、事件数では31.8%で1位、患者発生数でも53.5%で1位でした。事件数で2位はカンピロバクター・ジェジュニ/コリで361事件(28.8%)、患者発生数で2位はサルモネラ属菌で2476人(9.5%)でした。ノロウイルスによる食中毒事件は冬季に発生が多く、2010年については全399事件の内、ピークは1月の119事件で、次いで、2月の90事件、3月の54事件、12月の50事件でした。1-3月および、12月の冬季4ヶ月で年間発生の78.4%を占めています。

どんな病気?

 よく見られるのは、ノロウイルス(Norovirus)に汚染された生ガキを食べて、ノロウイルスによる胃腸炎を起こす場合です。ノロウイルスは、熱に弱いためカキをお鍋でよく煮れば感染力はなくなるのですが、生ガキをそのまま食べるような場合はノロウイルス等に注意する必要があります。ボランティア(実験参加志願者)に対してノーウォークウイルス(狭義)を用いた実験では、60度の温度では30分の加熱でも感染力は残ることが知られています。ぐつぐつと、よく煮立てることが大切です。一方、ノロウイルスは、低温に強く、ノロウイルスに汚染された水や氷が感染源になることがあります。1987年に、アメリカ合衆国のペンシルバニアとデラウェアとで起こった胃腸炎の集団発生は、ノロウイルスに汚染された井戸の水で作った氷により起こりました。ペンシルバニアでは、その氷がフットボール・ゲームの会場で使われてゲーム観戦客での集団発生となりました。デラウェアでは、その氷がカクテル・パーティーで使われてパーティー参加者での集団発生となりました。

 ノロウイルス(Norovirus)に汚染された食物や水を摂取してから12-48時間後に発病し、症状は12-60時間持続します。但し、少ないですが、症状が2週間以上続く場合もあります。ノロウイルス(Norovirus)については、10-100個のウイルス粒子という少ないウイルス量でも摂取すれば発病しうるとされています。ノロウイルス(Norovirus)による胃腸炎の症状は、嘔気・嘔吐・下痢・差し込むような腹痛です。こどもでは嘔吐が、大人では下痢が、よく見られます。集団発生の場合、発病者の半数以上で嘔吐が見られることがあります。脱水がひどいと点滴が必要になる場合もあります。頭痛・体の痛みや微熱が出ることもあります。アメリカ合衆国では、「おなかのインフルエンザ(stomach flu)」と表現されることもあります。しかし、深刻な長期にわたる影響を残すこともなく、2、3日で通常は軽快します。

 ノロウイルス(Norovirus)に感染した人の便の中に、ノロウイルスは出てきます。ノロウイルス(Norovirus)を摂取してから15時間後には、症状出現前でも、感染した人の便の中にノロウイルス(Norovirus)が排出される可能性があります。ノロウイルス(Norovirus)を摂取してから15時間後に便の中にノロウイルス(Norovirus)が排出され始め、摂取してから25-72時間後には便の中のノロウイルス(Norovirus)の排出はピークに達します。ピークは感染の2-5日後で便1gあたり約1000億個のノロウイルス(Norovirus)の排出が見られますが、その後減少し、感染から平均で4週間まで便から検出されます。ノロウイルスは人の体外でも安定で、その感染した人の便の中のノロウイルスが感染源となります。感染者の便で汚染された水や食物を口の中に入れることにより感染します。そのため、糞尿をそのまま投棄するような行楽用ボート、あるいは、感染者の食品取り扱い業者、あるいは、感染者の漁業関係者の糞便による汚染によって、貝類がノロウイルスを含み感染源となることがあります。貝類は、水の中に拡散した糞便中のウイルスを電気掃除機のように吸い集める性質を持っていて、このような貝を生で食べるのは、危険が高いです。ノロウイルス以外の病原体ウイルス、例えばA型肝炎ウイルスを貝が吸い集めてしまう可能性もあります。アメリカ合衆国や日本でのノロウイルス性の胃腸炎の集団発生は、しばしば生の貝、特にカキoysters、はまぐりclams、トリガイcockles等と関係しています。これらの貝を生あるいは加熱不十分で食べるのは控えた方が良いです。貝類は、よく加熱してから食べましょう。

 ヨーロッパ・アメリカ合衆国の市場やカキ養殖場での調査によれば、5-55%のカキからノロウイルスが検出されます。カキからノロウイルスが検出される季節は、一般の人々でノロウイルスによる感染性胃腸炎が多い季節と一致して、10月から2月までです。
 2010年1-3月、EU(欧州連合)では、英国、ノルウェー、フランス、スウェーデン、デンマークからカキを食べてのノロウイルス胃腸炎の発生が報告されて、例年より発生が多かったです(参考文献19)。原因となったカキの産地は、アイルランド、フランス北西部のブリタニー、オランダ等でした。2010年1-3月は、北ヨーロッパは例年に比べて寒い冬となりました。この厳冬が、海水を冷たくし紫外線を弱めることで海水中のノロウイルスをより生存させて、カキのノロウイルス汚染を増加させた可能性があります。

 ノロウイルス(Norovirus)は人の体外でも安定であるため、食物に付着すると、食中毒の原因ともなりえます。一方で、ヒトからヒトへの感染もありえます。家庭内では、症状が消えてからも2日後までは、ヒトからヒトへの感染がよく見られます。症状が消えてからも2週間、便中へのウイルスの排出が続くこともあります。トイレの後、料理の前、食事の前には、必ず手をよく洗うことが予防のために有効です。食物を扱ったり、こどもや患者の世話をするようなことについては、症状消失後48-72時間は控えましょう。

 ノロウイルス(Norovirus)は、ポリオウイルスロタウイルスに比べて塩素にも比較的強く、10mg塩素/l未満の塩素濃度ではノロウイルスは生存できます。そのため、上水に下水が混入したり、人が泳ぐ湖やプールに汚水が流れ込むことが、感染の原因になりえます。

(中略)

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・

図2. ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

* トイレの後、料理の前、食事の前には、必ず手をよく洗いましょう。セッケンを使い水道の流水で20秒以上洗いましょう。

* 貝類は、よく加熱してから食べましょう。

* 生野菜は、よく加熱してから食べましょう。

* 衛生的処理がなされないまま、糞便を投棄するのはやめましょう。

* ノロウイルス感染症を疑わせるような症状がある人は、食事の準備をしたり食物に触れたりすることは、止めましょう。

* ノロウイルスに汚染されたモノの表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム、あるいはグルタルアルデヒドが有効です。1000-5000ppmの塩素漂白剤溶液(5.25%の家庭用漂白剤であれば10-50倍に希釈)が有効です。

* 厚生労働省ウェブページに「ノロウイルスに関するQ&A」が掲載されていて、参考になります。下記の下線部をクリックしてください。 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040204-1.pdf

(後略)」

⇒ノロウイルスに汚染された食品、飲料水などからの感染につき、通常のインフルエンザウィルスのように、直接エアロゾルとして空気中からの吸引することはないようです。
 環境放射能との直接の対応はないと思われますが、生産地周辺、地下水の環境放射能の状態には注意が必要か?
また、空気中に存在するノロウイルスのエアロゾルがどのように食品に付着したのか?

 1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスとのことですが、有史以来このようなウィルスはなかったのか気になるところです。

写真から、形状は球状であり、既報(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))インフルエンザウイルスも球状
(引用出典:広島市/衛生研究所トピックス>

 詳しく見る>>


エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)

2012-07-15 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'11-03ー23投稿、07ー14追加・更新
 地球環境には、さまざまな「エアロゾル」が存在しています。

「・・・ 気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。・・・
 粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり・・・最近では,地球温暖化や酸性雨,オゾン層破壊など,地球環境問題におけるエアロゾルの役割などが注目されています。よりよい地球環境を子孫に残すためにも,エアロゾル粒子の大気環境に及ぼす影響の解明が急がれています。・・・
」と言われています。

 火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、漏洩放射能など地球環境に悪影響

を及ぼしている「エアロゾル」に係る記載

既稿の水徒然に引き続いて整理しました。

<今までの投稿>
その1:(エアロゾルとは)

・・・「エアロゾル」に相当する気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,・・・
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その2:(黄砂の影響)
・・・「黄砂」の発生メカニズムとその影響に係る記載を調べました。・・・
続きを読む>>
その3:(黄砂の粒度、組成)
・・「黄砂」の粒度分布と組成に係る記載を調べました。・・・
続きを読む>>
その4:(インフルエンザウィルス対策)
・・・一般的に、インフルエンザウイルスは高温度、高湿度に弱いと言われています。 人間以外でも、昨今、韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。なぜ、韓国で、宮崎県で感染するのか、・・・
続きを読む>>
関連投稿:
インフルエンザウィルス感染と全国放射能濃度との関係(要因考察)
・・・ウィルス(微生物)活性に放射能の質の違い(アルファ線/ガンマ線 )、ばらつきの大きさは地下からのニュートリノなど崩壊粒子線が影響しているのか?・・・

その5:(火山灰の温室効果)
・・・火山噴火で甚大な被害を与えている「火山灰」の影響に係る記載を調べました。火山噴火といえば、・・・
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その6:(異常気象要因)
・・・異常気象として、古くは、昭和38年豪雪で新潟県上越地方などが「陸の孤島」と化したことをよく覚えています。日本海側での極端な原因不明な「ゲリラ降雪」とは好対照の昨今の関東地方の「空っ風」による低温と極端な青天続き。・・・
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その7:(黄砂中の微小粒子)
・・・大気中の黄砂、火山噴火などによる”微小粒子の増加がガスの粒子化による”と・・・
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その8:(放射性物質の微粒子径)
・・・原子炉の核分裂によって環境中に漏洩・拡散しているセシウム134、ヨウ素131など放射能物質の粒子径はどのくらいか? ・・・
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 エアロゾルの一覧表に記載されている核燃焼物質は0.01~0.1μ(10~100nm)となっているが、・・・。

その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
続きを読む>>
その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
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その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
続きを読む>>
その9-4:(南相馬市の黒い粉)
続きを読む>>

その10:(生体内への吸引の影響)
・・・環境に悪影響を与えているエアロゾルのひとつ放射性物質(死の灰)がどのように生体内に取り込まれて影響するか?調べました。
続きを読む>>
その11:(Cs、Sr、Iの水に対する溶解性)
・・・環境中に存在している放射性エアロゾルの水に対する溶解性は環境汚染対策を効率的に実施するためにも重要なことであります。どのような化合物になっているのか、基礎的な物性を個人的に調べてみました。
続きを読む>>
その12:(ヨウ素化合物などの人工降雨剤)
・・・地球環境の改善を目的としてヨウ化銀、ヨウ化銅のエアロロゾルは人工降雨剤として利用されています。局所的な降雨など異常気象と関連がありそうな人工降雨剤の種類、実施方法に係る記載を幅広く調べてみました。
続きを読む>>
その13:(腸管出血性大腸菌O-104)
・・・ヨーロッパで流行してる病原性大腸菌による感染は既報の口蹄疫鳥インフルエンザと同様に現状、原因・メカニズムとも不祥な状態であるようですので、わが国、ヨーロッパにおける最近までの腸管出血性大腸菌感染に係る記載を調べました。
続きを読む>>
その14:(空気中の塵埃の種類と粒子径)
・・・意外と生活環境の空気中の塵埃の種類、特に個数についてはよく知られていません。環境中に漏洩している塵埃に係る記載を調べました。・・・屋外の雑踏では優に数百万個/ft3(空気28リットル)以上であると推察されます。
続きを読む>>

その15:大陸からのさまざまな物質の影響

備考:昨近、発生した「巨大竜巻」の遠因とも推察されます。

その16:放射能花粉吸引の影響について

 別紙(その9-1~)に記載の「放射能などエアロゾルの形状」のなかでも

花粉は他のエアロゾルと比較して、粒子径が約50μが大きいことが特徴。

その17都内の降下物(塵や雨)の放射能調査結果

 関連情報:
大気圏での放射性物質分布
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察('11-06-30~)
環境中の放射線量測定値のばらつきに係る記載('11-06-12~07-03)
今までの「放射線に係る投稿」の整理('11-04-20)

<各種測定値、推定値>
引用:書に触れ、街に出よう nico's blog
全国の放射能濃度一覧・ 水道の放射能濃度一覧 ・ 雨の放射能濃度一覧
フランス・メディア・ニュース
ドイツ気象局(DWD)
トップページ中段の画像[Loop Starten]をクリック→放射能拡散予想閲覧可)
オーストリア気象地球力学中央研究所(ZAMG)
([Neues]をクリック→次のページの新しい日付のニュースを
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[DOWNLOAD]をクリックすると拡散予想閲覧可)


高放射能マイクロスポットが首都圏にも発生に係る考察

2012-05-17 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

 既稿「水徒然」に記載した南相馬の「高放射線検出」と同様な現象が首都圏にも発生したという。

関連記事: 24万Bq/kgという高濃度の「黒い粉」が東京でも見つかった!!
 2012年05月15日10時38分 日刊SPA!によれば、

福島県南相馬市内で発見された「超強力な放射能を持つ謎の“黒い粉”が話題になったのは今年2月のこと。

 

「1kgあたり108万ベクレル」というケタ違いの線量は衝撃的なものの、「南相馬での特殊な事例」として受け止められていた。ところが、その「黒い粉」は東京都内の至るところに存在しているという。

 

「放射線検知器を近づけてみると、明らかに反応があるので、汚染度が高いのかなとは思っていたのですが、まさかここまでとは……」「黒い粉」を都内で発見した、市民団体「NO!放射能 江東こども守る会」の石川あや子代表は驚きを隠せない。「江戸川区のJR平井駅周辺で『黒い粉』らしきものを見つけ、採取したサンプルを神戸大学の山内知也教授に検査してもらったところ、最大で1kgあたり24万3000Bqという数値が出たんです」。

 

これは原子炉等規制法で定められた「安全基準(クリアランスレベル)」の約2430倍という、途方もない数値だ。

 

「注意して見ると、『黒い粉』は都内の至るところにあります」と石川さんは言う。そんなにあちこちに高汚染の物質が転がっているのだろうか? という疑問を抱えつつ、「黒い粉」の調査に本誌記者も同行した。

 

まずは、JR平井駅から徒歩10分ほど。公営団地そばの運動場で「黒い粉」を発見した。フェンス近くで何か所にもわたって吹き溜まっていた「黒い粉」は、一見すると黒い土のように見える。近づいてよく見てみると、乾燥して干からびたコケやカビのようなものであるとわかる。

 

「この前来たときと微妙に場所が変わっていますね。風雨で移動したのかもしれません」と石川さん。ガイガーカウンターよりも信頼性の高い、国産のシンチレーション式放射線検知器を「黒い粉」に近づけてみた。すると数値が急上昇し、毎時2μSvを超えた。東京都の平均的な空間線量(地上1m)の約20倍だ。山内教授は「一般的に携帯式の放射線検知器は周囲の放射線量の平均値を表示します。つまり、少量の物質に検知器を向けて数値が急上昇するならば、その物質が極めて強い放射線を出している可能性があります」という。

 

「子供は外で、土や埃にまみれて遊びます。その危険性を知らずに『黒い粉』に触れてしまうことを恐れています」(石川さん)

 

調査時も、この運動場や道路の向かいにある公園で、子供たちが遊んでいた。

 

「直接触れること以外にも危険はあります。『黒い粉』が乾燥したものは脆くて、足で踏んだりすれば非常に細かくなります。風で舞い上がった粉を吸引してしまう可能性があります」(同)

 

さらに歩いていくと、団地の道端や、国道沿いの歩道でも「黒い粉」を発見した。「学校の正門や通学路などでも見つかりました。雨水がたまった後に乾いた場所や、風の吹き溜まるところなどで、よく見かけます」(同)

 

果たして、「黒い粉」の正体とは何なのか? そして、「黒い粉」の性質を利用した効率良い除染方法とは? 5月15日発売の週刊SPA!「首都圏を襲う[放射能の黒い粉]」では、「黒い粉」の元になる物質の怖さのみならず有用性もまた報じている。

 

取材・文・撮影/志葉玲(フリーランスジャーナリスト)http://reishiva.jp/ 」

  3.11の原発事故による放射能漏洩によって経時変化、風化などによって、例えば、放射能が水に溶けた後、単原子層で環境中の様々な物質に再吸着すれば、同じ元素量でも放射線の発生効率が変化して、放射線量検出量が大きくなることもありえるのでは?と個人的には妄想しています。

 もちろん、新たな宇宙(太陽フレア)、地下マグマ(ラドン、ニュートリノ)などからの放射能飛来など第3物質に起因する複合的な影響もあるのでは?とも妄想しています。 

⇒注意しなければならないことは、現状はさほどではないが、原発事故由来の放射性物質は既報に記載したゲリラ豪雨に観られるように、地域・場所を選んで豪雨雲などに含まれる放射能沈積物の分布が異なってくると妄想されます。

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 風に俟ってその微粒子の塵埃を吸って内部被曝しないように 注意しなければなりません。因果関係が不明なので厄介ですが3年、8年後遺症が発生する可能性もあるという。

引用:http://gendai.net/articles/view/syakai/131117