水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
解析・コメントして交流できたら最高至福です。

口蹄疫の感染に係る記載を調べました。(その2:鳥インフルエンザとの違い)

2011-02-16 | 日記

  既報にて、口蹄疫、鳥インフルエンザに係る記載を大気中の微細な黄砂、火山灰粒子、インフルエンザウィルスなどから構成されているエアロゾルとの関連で調べてきました。
 今回は、鳥インフルエンザと口蹄疫との違いがどのようなものか?調べてみました。

農林水産省(MAFF)
「4. 口蹄疫は、鳥インフルエンザやBSEとどうちがうのですか?」
によれば、
(BSE関連および一部を割愛しました。)
口蹄疫は鳥インフルエンザやBSEと同じように、家畜がかかる伝染病で、畜産業に大きな経済的損失をもたらします。
 
しかし、これらの動物の病気は、感染する動物や原因となる病原体、感染経路が異なるだけでなく、公衆衛生や食品安全の観点から見ると大きな違いがあります・・・
口蹄疫は、口蹄疫ウイルスが原因で偶蹄類の動物(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)がかかる病気です。人が牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはありません。・・・
感染経路
 感染した家畜や、ウイルスに汚染されたふん便等との接触、器具・車両・人などによるウイルスの伝搬、空気感染など動物間の伝播力 きわめて強い。・・・
食品安全の観点 (肉を食べたり、乳を飲んだらどうなる?)
  人にはうつりません。
公衆衛生の観点 (感染した家畜や排泄物に近づくとどうなる?)
 人にはうつりませんが、ウイルスが靴などに付着し、他の家畜へ運ばれて、感染を起こす可能性があります。 通常の生活をしていれば、人にうつることはありませんが、感染した鶏や血液等に濃密に触れた場合、感染することがあるとされています。

 鳥インフルエンザは、鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥などがかかる病気ですが、野生の渡り鳥などもかかったり、発症しなくてもウイルスを持っていたりします。
 また、ウイルスが変異した場合、豚などもかかることがあります。 ・・・」
本文を読む

⇒口蹄疫と鳥インフルエンザはBSEと比較して伝染経路などよく似ているようです。 

 google画像検索から引用
した口蹄疫と鳥インフルエンザのウィルスの電子顕微鏡写真を比べてみると、
 口蹄疫ウィルスは球形で約30nm(0.03μm)φと小さく、
鳥インフルエンザウィルスは棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)Lと大きいことがわかります。
 エアロゾルとしての挙動が自ずから異なることが推察されます。

 各ウィルスの温度、湿度に対する耐性、発症季節、世界における発症分布と火山帯分布、黄砂分布などとの関連を比較する予定です。
 また、エアロゾルが大気中でどのように移動するか?を
既報の流跡線解析などで推定できるといいですね。

 個人的にはサブミクロンのインフルエンザウィルスミクロンオーダーの黄砂などの大気中の微粒子とがどのような状態で共存もしくは複合化しているか?に興味があります。黄砂などの微粒子表面の高倍率の
電子顕微鏡写真がほしいところです。

口蹄疫ウィルス

 

口蹄疫ウイルス。球形で直径は22-30nm(ナノメートル=1ミリの100万分の1)と
ウイルスの中でも最小(文永堂出版「獣医ウイルス学」から)

鳥インフルエンザウィルス

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
毎日 (masa)
2011-02-15 18:06:36
リーガルが有名ですね。
返信する
毎日 (masa)
2011-02-15 19:12:05
去年の水徒然のバンクーバーのコメント見てパソコンっつて時には確度がいいですねと思いました。
返信する