藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

如何様な表現・東京電力

2012-08-22 10:48:45 | 社会・経済

福島原発沖合い20kmの所で取った「アイナメ」が、セシューウムに汚染されていたと報道されていた。その汚染濃度は、安全基準の258倍だそうである。

報道機関の方の勉強不足も目に付く。安全基準そのものが、元来の自然界のセシューウムの濃度の何倍なのか見えてこない。安全基準そのものの科学的根拠は何なのか?。それは正しいのか。かりに自然界にセシュームが「0」とするならば、今回検出された値の倍数は、「∞」という事となり、「258」とは、桁違いと成る。其処に科学者や、東電の発表される数値のマジックが存在するのである。

私達は操作された数値を知らされているに過ぎなく、今回の原発事故被害地で、帰宅許可された地区に、東電社員全員移住させて、事故処理に当たらせれば、無責任な操作した数値など発表されないであろう。

嘗て日本軍は、原子爆弾の研究に着手し開発を目指した。残念ながら当時、人形峠のウラン鉱床が発見されておらず、開発できなかった。その事は余り知られていない。「理化学研究所」 今の、「リコー」がその主な研究機関であったようだ。

日本国として毅然と、アメリカに対し不法兵機による攻撃として、抗議が出来ない一因が其処にある。裏返せば、日本が先に開発に成功していれば、立場は逆になっていた。

「ヒロシマ・ナガサキ」・「トウカイムラ」・「フクシマ」 四度の核被害者を出しながら、科学者や、企業体質、政治感覚が此れほどに改まらない国は珍しいと思いますが、皆さんはどの様に思われますか。

国と東電は、情報を小出しにして、被害者自らが故郷を放棄してくれるのを、待っているようにしか私には見えない。