藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

アスベスト疾患

2012-08-09 16:00:53 | 社会・経済

先週木曜日、体の不調でかかりつけの医院へ行った。3日には中電病院で黄斑膜円欠手術後の診察を受けた。此方は順調に回復し、左目の視力は、これ以上には回復しないほどの、回復力を見せ、めがねの新調が許可された。

しかし、体調不良は暑さのためか回復せず、昨日墓地で心臓発作を起こした。幸いニトログリセリンを持ち歩いているので、発作は軽くすんだ。今日先週の検査結果を聞きに医院に行き昨日のことを話すと、血液検査も正に起こるべくして起きた心臓の状態を示していた。急遽明日安佐市民病院で、心臓のCT検査を受けることと成った。

いよいよ心臓の心膜まで、アスベストが進出し肥厚が始まったらしい。心臓の血流が著しく低下し始めたのです。

人間の体の中で唯一「癌」にならないのが心臓である。ところがこの心臓もアスベストに罹ると「癌」になる。心膜皮腫である。

血流の多い心臓は通状では癌は発生しない。

被爆者が一般人に比べ約1.5~2.0倍で、癌の発生率が高いのは、抹消血管が原因であるという説がある。 体の隅々まで、白血球などの免疫機能を持つ物質を運ぶのは、血管である。 ローカル線が廃止された中山間部が,  一気に過疎化が進んだと同じく、 体でもそれが起こると、癌が発生する。 要するに癌とは単純な要素が原因で発祥するらしい。 抹消血管を増強するには良質の蛋白質が大量に必要である。 良質の蛋白質を大量に摂取すると、 体は満足感を覚え、 炭水化物の摂取が減る。 そうすると、癌の栄養素である炭水化物が、血液中から減っていく。  栄養を減らされた癌は弱り、 抗がん剤の効き目が大きくなる。 こういった説を唱える学者が増えてきたそうである。 

この事を 「蛋白ダイエットの抗癌作用」と、 近頃では言っているらしい。

それに加えて登場したのが、嘗ては悪役であった、サリドマイドである。 「サリドマイド・ベイビィー」と呼ばれる、手足の欠損した子供がこの薬によって生まれた。 原因は、胎児の抹消血管の発達を阻害したためだそうである。

それならばと、アメリカの癌研究者によって、癌細胞が生み出す血管造成物質に対抗させるため、 サリドマイドを使用した所、 効果があることが判明した。 アメリカでは抗癌剤との併用が常識になっているらしい。 日本も近年その使用を認め、保険での使用を認めているようだ。

癌の研究は日に日に進展している。 一日生き延びると、十日生き延びれる。 十日生き延びると百日生き延びれる。 それぐらいの速さで、研究が進展しているようだ。

がんばろう アスベスト被害者。 がんばろう 癌患者。