FX寺子屋 by 葛勝老師

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暢気なギリシャ人。 9月の大型融資は受けられるのか?

2011-08-27 17:43:08 | 日記
ギリシャは、2011年の財政赤字削減目標を達成できない恐れがあり、来週予定されている欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)・欧州中央銀行(ECB)による調査団との協議は難航することが予想されている模様である。

調査団は29日にギリシャを訪問し、支援合意に基づく財政改革プログラムの進ちょく状況を審査するとともに、第6弾融資実施の是非について判断する。

ギリシャ側はリセッション(景気後退)のためだと主張しているようであるが、リセッションだけが理由なのかやや疑問を抱いているとし、目標を達成できないとなれば非常に困難な交渉が予想される。

欧州諸国で自国の満足度をアンケートしたそうですが、満足度一位はギリシャで80%の国民は生活をエンジョイしていると答えた。 暖かい国であり、地中海に面して海産物も豊富。 毎日シエスタを楽しみながら優雅に暮らしている国民にとって、金融危機など本当に感じているのか。 ちなみに満足度第二位はデンマーク。

ここまで膨れ上がった債務ですが、財政赤字削減に向けて本当に努力しているのか疑いたくなります。 債務不履行になりそうだとEU・IMFの支援を受けておきながら、財政赤字削減の話になるといろいろ理由が浮上し、協議は難航されるとは何たることか。

ギリシャの金融危機は引き続き継続されており、9月に向かえる資金援助が無くしては立ち行かないこの現状をどのように考えるか? デフォルトしてしまえばユーロのドミノ倒しが始まるし困ったものです。