FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

さて、アメリカは量的金融緩和政策(QE3)を打ち出すか?

2011-08-23 07:24:57 | 日記
上海も急に朝晩が秋の様相を呈してきました。 寝苦しさはなくなり過ごしやすくなっています。

22日、NY金相場は1895ドルと連日最高値を更新しています。 筆者の第二の目標2000ドルまで後わずかと迫ってきていますが、世界通貨の信用不安がつのりこのまま2000ドル台に突入か?

20日のドル・円相場で75.95と戦後最安値を付けた後、方向感が定まらない保合い相場に入っているようですが、今週は何と言ってもバ―ナンキFRB議長の講演で量的金融緩和第三段(QE3)を示唆するかどうかにかかっているように思われます。 昨年のQE2を示唆した同じジャクソンホールで講演を行うのも何か因果関係があるのか疑いたくなります。

日本政府はしきりに円高是正にむけ、金融緩和政策・欧米各国との協調・日銀の介入等々の報道されているようですが、欧米各国は本気で自国通貨を守る為に日本と協調をする意思があるのか疑問が残ったままです。

8月2日の債務不履行問題回避に向けた政策と共に話題はアメリカに集中しているように思われるが、9月後半にはギリシャの債務不履行回避に向け、具体的な資金手当てが話題になり始める時期も近いのではないか。 合わせて注意しなければならない点は、迫りつつある信用格付け会社によるドイツ・フランスの信用格付けの引き下げ。 既に3週間が経過されてきているのでいつ突然発表されても不思議では無い状況です。

皆さまもアメリカの信用格下げでドルがどのように推移したかご存知のように、ドイツ・フランスの格下げでユーロも大きく変化される可能性も秘めています。 今週は大きな指標は見当たりませんが、上記の内容を頭におかれて投資された方が良いかと思われます。