FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今週の為替予想レンジ(8月22日~27日)

2011-08-21 09:48:38 | 日記
今週の為替予想レンジ
>ドル・円     75.00~79.00
>ユーロ・円   108.00~112.00
>ポンド・円   124.00~128.00

先週の反省
ドル・円相場は、76.25をブレイクし戦後最安値を更新する結果となりました。 最安値は75を切って74.5位までドルが売られると考えていましたが、何とか耐え忍んだかと思うしだい。 

今週のテーマ
円相場が戦後最高値を更新したのを受け、政府も早急な対応が重要な政治課題であることは一目瞭然であり、欧米各国とどのような協調がとれるかすばやい決断が求められる。 金融政策に一環として、1)量的金融緩和の実地  2)国債を発行し、日本銀行が買い取る、いわゆる ”買いオペ” により現金を市場に流入さすことも有効ではないか。

2カ月以上に渡り、ドルの下落を経済理論に基づいて投稿し続けてきましたが、今回の状態はある意味で世界通貨戦争と言っても過言では無く、70円台を割り込み60円台になった時にこの国はどうなるのかを真剣に討議すべき時期になっている。 総裁選では、さらなる金融緩和と協調介入へ向けた国際社会との連携が取れるリーダーが生まれて欲しいと思うしだいです。

米国債務不履行ーー債務上限引き上げーー量的金融緩和第3段 一連の予想されるセオリーを投稿しましたが、一時帰国した際に報道を見ていても、8月2日問題は1週間ほど前から一部報道され始めるようなお粗末さ。 報道の規制がかかっているとは思われるが、為替が大きくドル安に振れ始めてやっと事実のみを報道されるありさまでした。 
もう一つ今週の大きなテーマとして、26日のバーナンキ議長発言への注目度が強まるとみられます。 何を話すかはもちろん分かりませんが、先のFOMCで ゛2013年半ばまでの超低金利政策の維持” というカードを切ったFRBの次の一手として、”量的金融緩和第3弾・QE3” 導入の可能性が示唆されるかどうかが最大の注目ポイントであることは間違いありません。 

導入に前向きな姿勢を示した場合はドル安・円高圧力が発生し易く、導入に慎重な姿勢を示した場合はドル高圧力とまでは言えないものの、ドル買い戻しの結果としての円安圧力が発生する可能性もあります。 もちろん、今回のスピーチでバーナンキFRB議長は必ず旗色鮮明な話をしないといけない義務を負っている訳ではないため、もしかすると玉虫色の話をされてしまって、どう反応すればいいのか分からないという状態に陥る可能性もあります。 結果はどうなるか分かりませんが、今週最大の注目イベントであることは間違いなく、楽しみにして待ちたいと思います。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。