FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ドル・円 不気味な小休止か?

2011-08-17 20:03:37 | 日記
上海は朝から大雨で移動にも不便を感じます。

さて、ドル・円相場は根強い米国景気減速懸念と米国の金融緩和長期化観測がドル円の上値を抑える一方、本邦通貨当局による介入警戒感や淡い米国景気回復期待がドル円の下値を支えているような雰囲気です。

7月下旬から8月上旬にかけてのドル円相場の暴れ方がかなり激しかっただけに、最近の小休止はむしろ不気味な感じもします。

最近はドル円の値動きが収まってきたので一時のような緊張感が後退している感もありますが、現在のレベルはあと数十銭下がったら戦後最安値更新の間際という位置にあるため、ちょっとしたきっかけで持っていかれそうなリスクは根強く残存しています。

日銀の介入だけが期待の星のような状態に陥っています。 考えてみれば、もし日銀の介入が無いとなれば何処までもずるずる落ちていくような泥沼化された相場のように感じます。 日銀は介入しないのであれば、もっと大掛かりな金融緩和策を取って欲しいところです。 この為替相場がもう2~3か月続けば、大企業は海外に工場を移転し、ますます空洞化が進み、中小企業は倒産の嵐に巻き込まれることは間違いなしだと思います。