FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

日銀による単独介入はドル安を容認する結果となってしまった。

2011-08-05 13:11:45 | 日記
昨日の日銀・政府による円売り介入について、欧米当局者からは否定的な見解が相次ぎました。

米当局者
>日本当局が実施した円高抑制に向けた市場介入を米国は支持しなかった。

欧州中銀(ECB)・トリシェ総裁
>介入は、多国間の総意に基づいて実施される必要があると考えている。
>(日本の介入は)多国間で踏んだ手続きの結果ではない。

昨日の介入声明では ”関係通貨当局とは連絡を取り合っている” としていましたが、欧米の反応は3月のG7協調介入の時とは明らかに違います。 こうした欧米の反応が、今朝の野田財務相の ”介入効果はしばらくしてから判断” という発言につながったのかもしれません。

昨日の投稿で、介入は時期的に間違えているのではないかと指摘させていただきましたが、まさしくHF及び世界の投資家から一斉に売りを浴びてしまい、火だるまに陥る結果となってしまいました。 世界各国の協調なく、単独介入は意味を持たない事も如実に露わにされてしまいました。 

筆者は、ドル・ユーロ・ポンドの売りを推奨させていただきましたが、読者の皆様は積極的に売り込まれ爆益になっていればと思うしだいです。