WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

沖縄の旅 -浦添グスク跡、ハクソーリッジ、京都の塔ー

2022年10月03日 | 沖縄
浦添城跡は沖縄戦で破壊し尽くされ、今はわずかな痕跡を残すのみ。城壁群も大半が戦後新たに修復構築されたイミテーション。
前田高地、攻める方も守る方もバカげた戦争に駆り出され犬死にを強いられた日米の民草の怨念の地。
、宗教上の教えから「人は殺さない」と衛生兵を志願し、多くの負傷米兵を命がけで救助したデズモンド・ドスを称える独善的米映画ハクソーリッジの舞台。
あれから77年も経つのに朝鮮、ベトナム、イラク、イスラエルとパレスチナ、アフガン、ロシア、中国、何より世界中にちょっかいを出してはマッチポンプで死に神産業で稼ぐ、アメリカを筆頭とした国々。そんなアメリカに尻尾を振るばかりのポチポチニッポン。
果たして人間は地球上に存在することを許されて良いのだろうか?どっかのチンケな宗教がいう神に召されるかサタンに落ちるかではなく、実は人間の存在そのもなのがサタンなのではないのか。
 
京都の塔
ここには京都、島根、強制連行されてきた朝鮮人の3つの沖縄戦戦没者慰霊碑だけがある。残りの都道府県の慰霊碑は摩文仁の丘と近くの「平和祈念公園」にある。
悲惨な自殺行為的時間稼ぎの無駄死に玉砕戦に沖縄の人々を巻き込んでしまったことへの慚愧の念を碑文に刻んでいるのは京都の碑だけである。他は全て「祖国日本のため勇敢に戦い無念の死を遂げた」などと未だに戦時の誤った犯罪的なプロパガンダに沿った碑文ばかりなのである。事実は、日本国民をアメリカに売り渡して天皇制維持の命乞いをした最悪の卑劣漢、売国奴、昭和天皇(その事実は政府中枢の極秘文書などで明らかにされている)と、それを利用して日本の占領と戦後処理を独占したかったアメリカのためであった。こんな体たらくでは犬死を強いられた戦没者も浮かばれない。
 
 

沖縄の旅 -佐喜真美術館-

2022年10月03日 | 沖縄
「原爆の図」で有名な丸木夫妻が描いた「沖縄戦の図」がメイン。滲み技法を使った筆致で沖縄戦の地獄が迫ってくる。画家の力量はすごく感じた。
同じような技法を使ってても岩崎ちひろの優しい画とこうも違ってくるんだ。
ただ、だからこそ、なぜこの絵が沖縄に展示されているのか疑問が湧く。
写真でお見せしたいところだが、当然ながら撮影禁止。
未だに「安全保障」の負担を沖縄に押しつけて能天気に「へいわ」のぬるま湯にどっぷり浸かっている本土のバカ共にこそ見せつけて少しは恥を知らさせてこそ意味もあるだろうに。ひどい目に遭わされた沖縄の人たちに見せて、辛い体験を思い出させ、追い打ちをかけるようなことをして何の意味があるのか。
屋上から普天間基地が見渡せるというので来てみたがたいして見えなかった。

沖縄の旅 -中城城跡、中村家住宅ー

2022年10月03日 | 沖縄
中城城跡。
当時の築石垣技術3種を1カ所で見られる効率の良さはある。石門の天井に座喜味城のくさび方式は使われていない。強度が弱い気がするが実際、天井の厚さは座喜味城より薄い。パンフレット解説に「来沖したペリー提督はその石積みを賞賛した」とあるが、座喜味城の石組みの方が優れているように思った。ペリー提督の目は節穴だった?🤣。沖縄のグスク跡では最もよく当時の状態が残っているそうだがだだっ広いわりには中身が薄い印象。私的には勝連城が城としての機能、美しさでも群を抜いていると思う。
 
中村家住宅
15世紀、今帰仁城から引っ越してきた護佐丸の中城城築城を担った名家。詳しくは解説パンフを。
 
隣の民家の外壁にずらーと掲げられていた川柳陶板。
クスッとするものから沖縄の現実を詠んだものまで。それにしても本土にはない粋なお宅。