WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

百万遍手づくり市と「京都環境フェスティバル」

2010年12月17日 | 手づくり市

少し作品がたまったので、12月15日、有名な「百万遍手づくり市」に出店してみました。

会場の知恩寺境内には予想をはるかに上回る店舗が所狭しとひしめき合っていました。
300店はあったでしょうか。寒い年末の平日でこの数。春や秋のシーズンの休日さぞかしすごいことになるのでしょうね。

私の店、WESTWOOD。

まつたけ山整備で出た除間伐材を活用した木工品、チェンソーアートのうさぎ、使用済み米袋をリサイクルした“エコバッグ”などを出品。
木工品の店が少なくあまり競合しなかったためか思ったよりは売れました。たくさんある店舗のおよそ半分はアクセサリーや雑貨店、服や陶器、食品の店も多かった。出店資格は原則アマチュアのはずなのにプロ、セミプロっぽい店も結構見かけました。変わったところでは、マッサージ、占いなども。

商品の一つ、使用済み米袋のリサイクルバッグ。

30kgの米袋をトートバッグにしてみました。結構丈夫です。
わざわざ新しく製造(それもたいていMADE IN CHINA!)した「エコバッグ」が巷に氾濫する世の中、「どこがエコやねん」とのアンチテーゼのメッセージを込めています。
結構好評で15個を完売。中には「超カワイイ」「ぜったいはやりますよー」と大受けしてくれた女子学生さん、「エコやねー」と買ってくれた奥様、日本土産にと3個も買ってくれた外人さんカップルもいて勇気づけられました。このイベントのお客さんには他の「環境(専門)イベント」より環境意識の高い人も多い。まあ、お客さん自体多いからそういう人に当たる確率も高いということかもしれませんが。

実はこの“エコバッグ”、12日にあった京都環境フェスティバルのフリマにも出したんです。同様のメッセージを込めて。1個しか売れませんでした。ちなみに昨年は「はじめての椅子展」に子供イスを出品しました。
環境フェスティバルのフリマだから環境を意識したフリマだと思っていたら、よくあるただの不用品処分フリマでした(残念)。

このイベント、2年続けてウォッチングしたけど、良心的な出展もないわけではないが(今年もイクちゃんが“アカモク”売ってた)、突き詰めるところ「環境」で銭儲けしようという企業の販促イベントでしかありませんね。寄ってくる客も、物珍しさで電気自動車やセグウェイの試乗目当て、販促グッズや景品目当て(MADE IN CHINAの「エコバッグ」とか)、出演芸能人目当て(今年はマナ・カナ、昨年は辻ちゃん)、休日の暇つぶし、フリマの客も環境意識なんてゼロ。公共の自治体(京都府)が税金使ってやるイベントにふさわしくない。もう行くことはないでしょう。