WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

買うか?レンタルか?

2009年03月17日 | ログハウス

 明日からまた残った丸太搬出に10日ほど行ってきます。今回で搬出はカタをつけるつもり(...つけてしまいたい)。

 ログハウスを作るにあたっては整地や基礎作り、丸太の組み上げにユンボやクレーン(ユニック)があれば大変便利です。
 なくてもできると言う人もいるし、関係する本にも体力勝負の手作業や工夫して作った手動式クレーン、チェーンブロック、ピラミッド工法のように斜めにかけた補助丸太の上をロープで引っ張ってログ材を転がし上げる方法など、重機を使わない方法が紹介されています。これらの方法は、「石油に頼らない」という意味では確かに意味はあるかもしれません。しかし、実際には、限られた時間と体力と人員とでやるとなるとあまり現実的ではありません。

 ユンボが必要になる場面は、私の試算では伐採・集材で20日間(トラブルと見通しの甘さもあり倍以上となったが)、建設地の整地と基礎作りで10日間の30日分は必要だろうと考えました。また、整地や集材に使うとなると、水道工事などの軽作業に使う2t未満(バケツ容量0.1立米未満)のものでは力不足、最低でも2t、できれば3t(バケツ容量0.1立米以上)は必要です。実際、ユンボによる集材をやってみて思います。ユンボ(またはそれに変わる重機)無しでは集材・搬出は不可能と言ってもいいくらいです。

 私もログ材の伐採、集材からスタートしたばかりですが、あらためてユンボは便利だし最低限必要な重機だと、つくづく思いました。伐木の際重心に逆らって倒したいときに抑えたり、丸太を引っ張って集材したり、整地したり、4mくらいの材ならユンボでも吊れるし、ユンボがあればたいていの力仕事がこなせます。高さがそれほど高くない小型のキャビン程度のログハウスなら、ユンボだけあればクレーン(ユニック)はなくても作れるだろうし。

 当初、ユンボを買うかレンタルするか悩んだのですが、ヤフオクで安いのを見つけたので買うことにしました。ヤフオクの安いユンボはリスクも高いし、後でトラブルで苦労することにもなり、30日で比較すると結果的にレンタルより高くついてしまいましたが、レンタル期限や天候を気にせずマイペースでできることや、今後も何かと役に立つ場面もあるだろうと考えると、2~3tクラスでまだまだ使えるものを50万円までで知り合いなどから安く譲ってもらえるなら選択肢の一つではあると思います。また、用済みになれば再度ヤフオクなどで売ってしまえば、結果的にレンタルより安くできる可能性もあります。

 さて、2t以上(バケツ容量0.1立米以上)のユンボのレンタル料金相場はいったいどのくらいなのだろうか?意外なことにネットなどで調べてもほとんど情報が得られませんでしたが、だいたい8,000円~10,000円くらいらしいという感触はありました。
 で、実際に作業地から20km圏内で見つけた建機レンタル業者を聞いて回って見積もりを取った結果が以下のとおり。

 
レンタル料1日 基本料 補償料 陸送料(片 道)
A社 2.5t 6,000 1,000 500 9,000/10km
B社 2t 7,000 - 350 12,000
B社 3t 8,000 - 350 13,000
C社 2t 9,800 - - 9,500
D社 2.5t 9,000 - - 7,000
E社 0.12立米 9,450 1,050 315

10,000

 けっこうバラツキがあるし、基本(管理)料と称する1回借りるごとに最初だけ支払う入会金みたいな料金が必要なところと無いところもあります。補償料というのはレンタカーの保険のようなもので、レンタル料同様借りた日数分かかる。補償料のないところはレンタル料に含まれているものと思われます。陸送料は10kmを目安に提示してもらいました。
 レンタル期間連続1ヶ月以上だと多少割引のあるところもあるがせいぜい5%程度で思ったほど安くはなりません。1ヶ月以下ではどこも割引はありませんでした(1日料金×レンタル日数)。
 ユンボのサイズはバケツ容量で表すことが多く、自重で表すこともあります。E社はバケツサイズ表示のみ。また、自重も2.5tというのは置いていないなど、業者によって在庫にバラツキがあります。キャタピラーも、ゴムしか扱っていない業者もあれば鉄とゴム両方ある業者、鉄の方がゴムより高い(E社 表はゴム料金)業者もあれば同じ業者(A社)もある。
 30日借りた場合のトータル料金は、最も安いのがA社で6,500×30日+1,000+陸送往復18,000=214,000円、もっとも高いのがE社で314,000でした。業者によって10万円近い差が出る可能性もあるので、料金以外にサービス内容も含めてよく調べて借りるべきだと思います。


ユンボトラブルその3) 燃料フィルターの詰まり

2009年03月08日 | ログハウス

おそらく知っている人にはどうってことないことでしょうが..。

 クローラ交換して快調だったユンボが、2日もしないうちに今度はエンジンの吹け上がりが悪くなってきて、ついにエンストしてしまいました。セルモーターは動くから電気系統は問題なさそう。そうするとおそらく燃料系統の問題の可能性大、そのくらいはシロートでも想像はつきます。

 燃料タンクからディーゼルエンジンまでの燃料系統の流れは、下図の黄色→のとおり。左にある燃料タンクから[燃料フィルター]→[電磁ポンプ]→[インジェクター]→[シリンダー(エンジン本体)]。この基本的な流れはどのユンボ、というかディーゼルエンジンでも共通。

 このうち燃料フィルターのトラブル(汚れや水による詰まり)がもっとも考えられる。
軽油はけっこう水分を含んでいるらしい。しかも苛酷な条件下で使用されることが多いユンボ、特に寒冷地などでは冷える日に燃料タンク内で凝結した水分が燃料に混ざってしまう。冷える夜間にユンボを放置する場合は、燃料タンクは常に満タンにして燃料タンク内の水分を含んだ空気の量をできるだけ少なくしておくのがよい。ユンボによっては燃料フィルターの前に[水分トラップ]を設けているものさえある。私のユンボは旧式のためか[水分トラップ]はついていませんでした。ということは余計水分でフィルターが傷みやすいということ。

 次に多いのが電磁ポンプのトラブル。めったに壊れないけれど壊れると交換するしかない。壊れていなければ、スターターのスイッチを入れると電磁ポンプの動くカチカチという音が聞こえるそうです。壊れると、スターターを入れても音がしない。
 ユンボの場合、JAFみたいな「お助けシステム」があるわけでもなく(私が知らないだけで、あるのかもしれないですけど)修理は業者に出張してもらうしかない。いったんトラブルと出張料も含めて多額の出費を覚悟しなければならない。メンテナンスはできる限り自力で出来るようになっておく必要がある。そういう意味では一通りのトラブルは経験しておくべき、とあくまで前向きに

 以上、携帯ネットで調べたり、近くの建機レンタル業者さん(H*T*CH*系)に教えていただきました。この建機レンタル屋さんは親切で、いろいろなユンボのエンジンルームを見せながら説明してくれました。後でも書きますが、この業者さん、レンタル料金も他の業者に比べてリーズナブルなものでした。こういう頼りになる業者さんを見つけておくのもシロートには重要なことです。
 なお、ユンボを買うかレンタルするか迷っていたとき、建機レンタル料金相場を知りたかったのですがネットなどで調べてもあまり公開されていません。これについてはあらためて書きます。

 ということで、電磁ポンプのトラブルでないことを祈りつつ燃料フィルターを交換してみることにしました。交換するにしても燃料フィルターの注文コード(製品番号)が分からないと手に入れようがありません。新しいユンボならまだしも古いユンボでは機種を聞いても業者も分からないことがある。実際、私もメーカーS*M*T*M*の販売店に問い合わせましたが分からないとの返事でした(なんじゃそりゃ)。後でフィルター手に入れてから「エア抜き」のやり方をたずねたときも不親切で要領を得ませんでした)。
 フィルターのコードがなぜ分かったかというと、取り付けてあった純正?フィルターに互換品らしいコードが3つ印字されていたのです。これを控えてYLLWHTやATBCSへ行きましたが、ディーゼルエンジンの燃料フィルター自体置いていないとケンもホロロ、自動車部品の専門業者で調べてもらってようやくその一つがT*Y*T*の古い燃料フィルターのコードであることが分かり取り寄せてもらうことができました。3,500円でした。
ちなみに、エンジンオイルフィルターならYLLWHTやATBCSはもちろん、ホームセンターでも売ってました。

 取り寄せてもらったT*Y*T*の燃料フィルターにはコードはおろか製品名(FUEL FILTER)も何も印字されていません、のっぺらぼう。幸か不幸か、はじめに取り付けてあった純正燃料フィルターは、ユンボ販売以来十数年、前ユーザーはおそらく1度も取り替えていなかったため互換品コードが書かれた純正品のままでしたが、もし無記名品に交換されていたらシロートには調べようがなかったでしょう。

で、燃料フィルター交換の手順です。
1) フィルターレンチでフィルターエレメントを外します。
(フィルターレンチはホームセンターで売ってます。フィルターエレメントの径に合う物を。私のはレンチ(小)、980円でした。)

最近のユンボは燃料タンクから燃料フィルターまでの間に燃料の流出を一時停止するためのバルブがついています。私の骨董ユンボはバルブがついていませんのでフィルターエレメントを外すと軽油が垂れ流し状態、手が軽油まみれになりながら急いで新しいフィルターエレメントを取り付けなければなりませんでした。こんなこと、さすがにドシロートでも予想できます。S*M*T*M*の販売店にたずねたとき、「エレメント外すと軽油が漏れ出すと思うんですがどうすればいいんですか?」とたずねても、「漏れませんよ!」と「何をトーシローがしょーもないことを聞くんだ」と言わんばかり。たぶん、バルブつきの最近のユンボしか触ったことないんでしょう。

2) (油まみれになりながら)すばやく新しいフィルターエレメントをねじ込みます。
手で回して締め付けた後、さらにフィルターレンチで軽く締め付けます。「手締めの後、レンチでさらに3/4回転締め付けろ」とか書かれていますが、適当に締め付けました。

3) エア抜きをします。
これをしないと燃料が電磁ポンプに回らない(らしい)。
最初の写真のフィルターエレメント取り付け部の[エア抜きバルブ](六角ボルト)を緩めるとブクブクと泡と一緒に軽油が出てきます。泡が出なくなったら[エア抜きバルブ]を締めます。
プライミングポンプをペコペコ押し続けるとエアドレンから泡が出てきます。さらに押し続けると泡は出なくなって燃料が出てきたらOK。
エンジンを始動します。燃料フィルター部から燃料漏れがないことを確認して完了。

 分かってしまえば実に簡単なことなのですが、やったことのないシロートにはエア抜きの方法さえ分かりませんでした。先の建機やさんで教えてもらってなんとかできましたが。基本的にはこんな要領なのですが、ユンボによってエア抜きバルブの仕組みやプライミングポンプの位置、形状も微妙に違うようです。

取り替えた古い燃料フィルター。傾けると茶色いヘドロのような物が流れ出てきました。


エンジンを始動すると購入当初よりも快調に吹けあがるようになりました。もともとかなりフィルター詰まり状態だったようです。


ユンボトラブル ログ搬出はまだ途中

2009年03月06日 | ログハウス

3週間ぶりに帰京しました。久しぶりの更新です。
(伐採現場にはネット環境がないのですが、前回記事(カラマツ搬出の様子)は応援に来てくれたM君のe-モバイルを借りてアップしました。)

 ログ材の搬出は2月中に終える予定だったのですが、ヤフオクで買ったオンボロユンボがトラブル続きで一週間分くらいが仕事にならず、結局出し終えることができませんでした。こちらでの用事を済ませたら3月中旬からまた現地へ行って出し切ってしまうつもりです。
 なお、いろいろと高い授業料を払うことにはなりましたが、帰京直前まで四苦八苦してユンボ自体は今のところちゃんと動く状態にはあります。

 自前で伐採による材の調達から始めてログハウスを建てることを考えておられる方の参考になればと、これまでの経緯とユンボのトラブルとその対策を記しておきます。

応援に来てくれたまつたけ十字軍のM君、Mさん、Nさんと。

 作業は、ユンボによる伐倒木の森からの搬出と雑木・粗朶類の片付けです。欲しい木だけをただ切り出せばよいというものではなく、間伐して姿の良い森に整備することがログ材を切らせてもらう条件です。当然のことですが。

なお、森の後方の工事現場に見える黄色いユンボは工事用のもので20トンはあろうかという大型のユンボです。後のユンボトラブルでお話しますが、実はこのユンボと工事現場の方々には大変助けていただきました。ありがとうございました。

 M君、初めてのユンボ体験。さすが現代の若者、シュミレーションゲームでバーチャルユンボ運転をやったことがあるというだけあって、初めてとは思えない操作ぶりでした。テレビゲームも役に立つこともあるのですね。

 また、ブログを見て、まつたけ十字軍の応援団と相前後して東京からTYさんが見学を兼ねて応援に来てくれました。写真を撮り忘れてすみません。

さてお待ちかね?、ユンボトラブルとその対策です。

その1)ユンボ転倒!
 ちょうどTYさんが来てくれた日、ユンボをひっくり返してしまいました。運転していた私は幸運にも怪我は無かったのですが、自重3.5トンもあるユンボ、ユニックで起こそうとしても逆にユニックのトラックの方が引っ張られる始末でした(ある意味、ユニックのウィンチの牽引力の強さを知ることにはなりましたが)。

 後で聞いた話ですが、万一ユンボがひっくり返ったら、ジタバタせずに手すりなどにつかまって下敷きにならないよう成り行きに任すしかないとのことです。私は突然のことに恐怖も忘れてただ呆然としておりましたが、かえってそれが良かったのかもしれません。逃げようとしたりするとかえって下敷きになったり大怪我、場合によっては命にも関わることもあるとか、クワバラクワバラ。

 どうしようもなくて途方に暮れておりましたところ、通りかかった例の工事現場の方が見るに見かねて、助けてあげようと言ってくれたのです。もう、地獄で仏、神様に見えましたね。で、先の巨大ユンボの助け舟を仰ぐことになったわけです。ひっくり返った亀状態のユンボのアームにワイヤをかけて吊り上げ、ヒョイっと起こしてくれました。

 私の場合、幸いにも隣の工事現場に巨大ユンボがいてくれたから良かったものの、ユンボがひっくり返ったらまずお手上げです。少なくともその5倍以上くらいの重量のユンボでもない限り起こすことはできないでしょう。もしあの巨大ユンボがいてくれなかったら、巨大ユンボの業者に頼まざるを得ず何十万円もかかったかもしれません。
 くれぐれもユンボの転倒だけはさせないようにしましょう。私の場合、転倒の原因は、ログ材を引っ張るのにアームを回転で振って引こうとした、しかも地面が引いた方向に緩い下り傾斜だったのが原因でした。ユンボで重い物を引くときは、必ず正面方向で廃土板を下ろして支えアームで引く、これ大事です。

 さらに、倒れた側にラジエターがあったため、倒れた拍子にユンボの冷却ファンの羽の一部がラジエターと接触して曲がってしまい、起こした後もラジエターと接触して回らなくなってしまったのです。しかたないので、曲がって接触している冷却ファンの部分を切りとってようやく復旧しました。まあ、切り取ったのは一部なので冷却機能には問題はなさそうです。

その2)ゴムクローラ(キャタピラ)の破損、逸脱
 私、ユンボなんてまともにさわった事もないまったくのドシロート、今から思えばネットオークションに手を出すなんて、トーシローの先物取引みたいに危険がいっぱい、でした。でもまあ、買っちゃったものは仕方がない、なんたってNC、NRですからね、自己責任てヤツ。

 さすがに現物確認には行きましたよ。ネットで見ていると油圧シリンダーからのオイル漏れを気にしている人が多いようなので、私も一応その辺を注意点として見ました。特に漏れはなさそうに見えたので“良し”としました。だって、3.5トン(バケツ容量0.1立米)クラスで35万円なんて破格。他に入札無かった。やっぱ皆さんよっくご存知なんですね。
 ひっくり返ったユンボ起こせて「やれやれ」とホッとしたのもつかの間、ある日転回しようとしたら今度は左側のクローラ(キャタピラ)が外れてしまいました。歯車にかかってクローラを回す鉄の“コマ”が連続4つも取れてしまっていたのです。

 このユンボ、持って帰ってきて動かし始めた最初からどうも左へ左へ自然に曲がる癖がある。まあ、格安のオンボロだしそのくらいは仕方ない、運転時の左右の力加減の調整でなんとか真っ直ぐにも進めるし、まいっか、と思っておりました。あるときふとクローラの内側を見て仰天しましたね。左右のクローラが違うのです。左のクローラのコマのピッチが大きい!、右の倍はある!。
 どうやら右のクローラは正規のサイズがはまっているのですが、左のクローラはコマ数半分くらいのがはめられていたのです。一応回りはするのですが、歯車とのピッチが合わず(歯車2歯で約1コマ)カタカタ異音はするし当然右に比べて力も弱い。

 ちなみにクローラの規格は(幅、ピッチ、コマ数)で表示されます(勉強しました)。このユンボの場合、(300mm、52.5mm、84コマ)が正しい、一般的には(300、52.5、84)と表記される。左にはまっていたのは数えたら40コマしかなかった!まさかそんなことがされているなんて夢にも思いませんでした。

 これも後で聞いた話。いくつかの中古ユンボの使えるところだけを寄せ集めて1台作り上げてしまう、というのはよくある話なんだそうな。そうして私みたいなトーシローに騙し売ったり(まあ、よく知りもせずに買うほうも買うほうなんですが)、海外に売り飛ばしてしまったりする業者がいるそうな。一般の人でもそれが趣味なんて人もいるらしい。

 ま、そんなこんなで、とにかくユンボが動かなければ仕事になりません。急遽これまた懲りもせずにヤフオクで安いクローラを調達して付け替えました。
 ちなみに、メーカー代理店など“正規ルート”で買うと1本が定価20万円、実質売価17万円前後もしてました。2本だと35万円前後、交換も業者に頼むと40万円くらいはかかるみたいです。ゲェ~。
 アブナイヤフオクでは2本で15万円でした。取替えも応援に来てくれていたまつたけ十字軍の方々の協力でなんとか自力でできましたが、結局このユンボ50万円につきました。おバカなヤツと笑ってやってください。これまた勉強になりました。
 結局新しいクローラのほうは今のところ調子良いです。足回りがぜんぜん良くなりました。

取替え作業の様子です。1人では無理です。2人でもできないことはないでしょうが、3人はいたほうが良いです。

① まず不用のクローラを外します。
アームを横に回して支え、ユンボ本体を地面から少し浮かせます。
張り圧をかけているグリスを出させて張り圧を緩めます。グリスニップルのボルト(このユンボは27mmでした)をレンチで緩めると隙間からグリスがにゅるにゅると出てきて張り圧が緩みクローラがダランとしてきます。

古いクローラを外します。まずプーリー側(歯車でない方)、ついで歯車の方を外します。何分シロートなもんで木の棒を梃子にして2人がかりで外しました。もっとよい方法があるのかもしれませんが。
プーリー側を外してます。

歯車側を外してます。

② 新しいクローラをはめます。
新しいクローラ

外すときとは逆にまず歯車側から、ついでプーリー側をはめます。このとき、はめている2人のタイミングを計った指示で、1人は運転席で歯車をゆっくり回してはまりやすくします。


グリスニップルボルトを締め付け、グリスガンでグリスを注入してクローラを張ります。意外と少ないグリス量(数10ml)で張っていきました。

これで片側完了。もう一方も同様にして取り替えます。

取り外した古いクローラ。赤い矢印で示したように、ピッチが違うのが見ていただけると思います。

今回はここまで。更なるトラブルについては次回。乞うご期待!?