WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

(二酸化)炭素の固定化に貢献しているもの?

2009年06月15日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

今日はヒマだったので久しぶりに庭の草刈りをやった。
 私は、雑草も生えない庭なんて不気味この上ないので、基本、雑草は生やすようにしている。と言えば聞こえはいいが、まあ、ものぐさなだけともいえる。ただし、生え放題にしておくと狭い庭のささやかな作物にも影響があるので、生えそろった頃合を見はからって刈り取っては、ミニ菜園や果樹の根元に与えて保水材兼有機肥料に活用している。雑草は案外良い有機肥料になる。ドクダミ草なんかは虫除けにもなっているような気がするので適量残しておく。

 二酸化炭素が地球温暖化の原因の一つかどうか?まだはっきりとは確定していないが「限りなくらしい」というデータは出ていると言われている。話題の裁判員制度ではないが、環境裁判では「疑わしきは罰する」ということになっているようで“二酸化炭素”は今ではすっかり“悪者”になっている。少しでも疑義を挟もうものなら鼻で笑われるか袋叩きに合いそうな風潮ではある。で、その“悪者”を捕まえて放さないようにしているのが「森林」というわけで「森林を守ろう」というのが今では世間の合言葉になっている。

 森林が確かに二酸化炭素固定化の有力な一員ではあるだろうことに異論はない。しかし普段気づかずに見過ごされているものに実はもっと有力な固定化貢献者があるのではないだろうか?その一つが雑草である。森林と違って年がら年中、とりわけ夏場には様々な雑草が精力的に炭素の固定化を行っている。ものすごい繁殖力で町でも森でも嫌われ者の“クズ”などはその際たるものだ。

 人間とは身勝手なもので、ゼニになる森林は炭素固定の優等生扱いだが、ゼニにならない雑草は無条件に悪者扱いだ。なんだか今の学校や社会のようだ。私もデータを調べたわけではないから断定はできないが、感覚的に実は雑草、雑木の類こそがもっとも優秀な炭素固定化源なのではないのかと思っている。その他にも「海洋の植物性プランクトンこそが最大の炭素固定化源だ」という説もある。

 最近の家庭では、庭にバラスを敷いたり芝生化したりして雑草が生えないようにしている。今や町はアスファルトとコンクリートで覆い尽くされ雑草の活躍する余地はほとんどない。自分達で緑を消しておきながら、わざわざ環境負荷をかけることによってしか得られないお金をかけて公園緑化だ、屋上緑化だなどとバカバカしいことをやっている。

 本気で炭素の固定化を考えるならもっと雑草を大切にしてもいいのではありませんか。


お日さまの匂い

2009年06月15日 | どうでもいいことだけど...

 よく晴れた日にタオルや布団を干しておくと、取り込んだときに「お日さまの匂い」がする。あの干草のような?匂いである。日向ぼっこをしていた猫や、お日さまの元で元気よく遊んできた子供でもこの匂いを感じることがある。「いったいこの匂いの正体は何なのだろう?」と布団をとりこむたびに調べようと思いながらすぐ忘れてしまっていた。

 今日、ヒマに任せて思い立ってネットで調べてみた。ダニ説などいろいろ言われているようだが、皮脂などの有機物が紫外線によって分解された物質が匂いの元らしい、というのが今のところ一番もっともらしい説のようだ。実際、この仮説に基づいてある化粧品メーカーが「お日さまの匂い」の合成にも成功しているらしい。

 確かに洗剤を使ってよく洗って皮脂などの汚れを落としたタオルなどではあまり「お日さまの匂い」はしないが、ちょっと使って洗わずに干したタオルや布団などでは「お日さまの匂い」がつよくする。してみると、「お日さまの匂い」は実は汚れていたことの証明でもあるわけだ。