WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

smile9周年記念

2022年04月30日 | 音楽広場

ヘタな演奏も快くやらせていただいている近江八幡のライブハウス「smile」さんの9周年記念祭が開催際されました。模擬店のタケノコ販売と沖縄の歌2曲(「人のために生きること」「ヒヤミカチ節」)で参加させていただきました。
午前はのど自慢大会、午後がライブ演奏会で32組ものエントリーがあり、1組2曲限定でも17:00の終了予定時間を大幅に超えて19:00となってしまいましたが大いに盛り上がりました。記念集合写真は遅れた終了時間にも関わらず残っていた方々で撮影。


沖縄の旅(9) 伊江島 ぬちどぅ宝の家

2022年04月27日 | 沖縄

観光コースではない沖縄、伊江島「ぬちどぅ宝の家」。
太平洋戦争末期、もはや日本の敗戦は確定的であったにもかかわらず、軍国政府と天皇家はおのれの体制を少しでも存続させたいがために、国民を時間稼ぎと弾除けの犠牲にしてまでもムダで無謀な抵抗を続けていた。
そして無くて済んだはずの沖縄戦、東京大空襲、広島・長崎の原爆投下という悲惨な結果を招いてしまったのだった。まるで今のウクライナゼレンスキー政権とアメリカNATOのように。

沖縄では、米軍上陸による戦線の後退に次ぐ後退で日本軍とともに追いやられた住民たちが、ひめゆり部隊に象徴されるように、自決あるいは味方のはずの日本軍からも殺されるという凄惨な最期を迎えていた。本島南部の悲劇に比べあまり語られることは少ないのだが、米軍が上陸した離島でも同様の悲劇は起きていた。

伊江島でも米軍に追われ、いわゆるガマで負傷死、餓死、自決、日本兵による殺害が生存者の証言や記録に残されている。上陸した米軍は、本土爆撃の基地とするため、島民を他の島や本島へ強制移住させた。ポツダム宣言受諾から2年後、ようやく島へ戻った島民が見たものは広大な米軍飛行場であった。

それでも残された土地を開墾し、急造の住宅を建て復興に取り組んでいた島民を再度襲ったのは、さらなる基地拡大のための非情な土地強奪であった。島にもどった島民と土地強奪との長い闘いの始まりであった。しかし米軍は銃剣で脅しブルドーザーで有無を言わせず土地を奪っていった。1972年の本土復帰当時、島の実に2/3が基地とされてしまっていた。それからさらに半世紀、本土復帰50年が祝われようとしている2022年にいたっても、奪われた土地の1/3は未だに返還されず米軍の訓練場となっているのだ。

そんな土地強奪とのたたかいの先頭に立ってきた農民写真家、阿波根(あはごん)昌鴻氏がたたかいの拠点とし、2002年没後は闘いの記録を保存・公開する資料館ともなっている。

日本は戦後復興を遂げるにあたって沖縄に、とりわけ米軍基地建設のために土地を強奪された人たちに戦後も、復帰後でさえも、屈辱的な植民地扱いにもアメリカ言いなりで土地を返すこともできないばかりか、米軍による事故、犯罪と多大な犠牲と負担を強いてきたことに見て見ぬふりをしてはならない。まして辺野古へのさらなる基地増設など論外。「防衛力強化」「復帰50年」を言う前に、犠牲を強いてきた沖縄を、戦後77年も経つのにアメリカの占領下から未だに解放さえできていない。恥の上塗りもいい加減にしろと言いたい。そんな連中にロシアを非難する資格などない。




阿波根昌鴻氏の木彫像。




「やすらぎの家」の奥に土地強奪とのたたかいの資料館。






島の1/3を占拠する米軍訓練場のそばには「伊江島土地を守る会」の「団結道場」がある。


沖縄の旅(8) 伊江島タッチュー

2022年04月26日 | 沖縄

沖縄本島本部町の本部港からフェリーで30分(接岸乗降時間があるので実際は40分くらい)、沖縄本島から比較的近い離島、伊江島。
観光的にはなんたって伊江島タッチューが有名です。しかし本土では知らない人も多いと思いますが、太平洋戦争・沖縄戦では、ひめゆり部隊に象徴される悲劇と同等、あるいはそれ以上の辛酸をなめさせられた島でもあります。復帰後も現在も続く戦争の爪痕については後ほど「ぬちどぅ宝の家」訪問記に記します。

伊江島へ渡るフェリーは、観光オフシーズンで1日4便、GWや夏の観光シーズンは状況に応じて8便くらいまで増便されるようです。ただ今はコロナの影響もあり、オンシーズンも増便や定員は抑えられているようです。
往復運賃1,390円でした。

本部港フェリー乗り場

本部港待合施設

伊江港フェリー乗り場

伊江港フェリー乗り場の待合施設。本部港待合施設より上等かも。

2階にある海人食堂。マグロ漬け丼(小)690円が美味しかった。海が見えて気持ちの良い食堂です。

伊江島は東西約10㎞、南北約4~5㎞の小さな島です。その西側1/3は未だに返還されず米軍訓練場となっています。時間があれば歩いてでも回れる広さだしレンタサイクルやレンタバイクもありますが、9:00本部発1便で来島し16:00伊江発最終便で帰る日帰り旅では、島全体を観て回るにはやはりレンタカーが必要。たまたまエアコンが故障しているけれど、それでよければ1日3,000円で貸してくれるという軽自動車が残っており助かりました。5月以降はエアコンが無いと辛いかもしれませんが、4月ならまだ大丈夫

まずは第一目的地の伊江島タッチューへGo。ちょっと道に迷いつつ20分くらいで登山口に到着。伊江島タッチューが目の前にそびえ立っています。白い軽ワンボックスがエアコン故障レンタカー

では登ってみます。標高は170mほどですが登山口は標高30mくらいと思われるので残り140mくらいを登ることになります。大した事なさそうですが途中から階段がかなり急で、70代のジジイの足で途中休憩を挟んで景色を見ながら約20分くらいかかりました。

登山口にある休憩所と売店。
売店のオバア手作りのTシャツが、失礼ながらオバアデザインとは思えないほどとってもキッチュでイケてました。しかも1,200円!最後の1枚だったので迷わず買いました。沖縄のオバアはすごかった。


沖縄の旅(7) 奇跡のセッション

2022年04月25日 | 沖縄

本部での宿所、ゲストハウス「なんで家ねん」。この日はオッサンばっかりの”むさくるしい”夜でした
でもみんな個性的な面々で楽しく過ごせました。オーナーは元大阪人で沖縄好きが高じて移住してしまったそう。どうりでの屋号。
客は私を含めて5人、同じ70代ながら横浜から自転車旅という元気なオジサン(ジイサン)、北海道で貸別荘を営んでその上がりで旅してるといううらやましいようなオジサン、千葉からピーナツをたくさんお土産に持ってきたオジサン、そして音楽家のオジサン。


後から分かったことなのですが、この音楽家さんが実は凄いお方だったのです。
ギターがあったので沖縄の歌なんかを歌っていたら、私の持っていた「童神」の譜面を見て「いい曲だからセッションしないか」と誘われたのです。まあ、みんな仲良く一杯入って興ものっていたし「ヤレーヤレー」ということで…。


初めて見た楽譜を練習も無しで、演奏しながら”曲想”をつかみ表現する見事な演奏にビックリ!
これはただ者ではないとみなが問いただし、しぶしぶながら明かされたところでは、南米某国の楽団のコンサートマスターで自身もフルート奏者として演奏もされるとのこと。さもありなん、こんな安宿(失礼ながら)に、隠密旅?ご本人の弁では「ホテルなんかよりこういう宿の方がいろんな方々と交流できて楽しい」とのことでした。分かる分かる。というわけで、奇跡のコラボセッションが実現、とてもいい思い出になりました。

宿近くの岸本食堂さん。
潅水を使わず木灰でかためた沖縄そばが、評判に違わずおいしかった。有名人もたくさん来店されていて、色紙や写真が所狭しと貼られていました。観光端境期の平日でも大勢のお客さん、おそらく地元の方々で賑わっていました。

沖縄そば(小)650円と値段もリーズナブル。スープの出汁がカツオ濃いめだけれど関西のうどん出汁に近い味で、そばも本土の十割和蕎麦のような食感。ソーキも甘辛くよく煮込んであってウマイ。関西人の口にはよく合うと思いました。(小)で十分お腹はふくれました。ちなみに(大)900円。


沖縄の旅(6) 琉球村

2022年04月24日 | 沖縄

恩納村にある琉球村。
琉球王朝時代の古民家や歴史、民俗、文化などを観覧・体験できます。

琉球村チャンプルー劇場
琉球村入場無料エリアにあるチャンプルー劇場。土日祝日に、主に沖縄在留の中堅ミュージシャンのライブ演奏が1日2~3ステージ(1ステージ30~60分くらい)されています。本日は比嘉千咲さん(唄、三線)、伊集タツヤさん(ギター)のライブ。観光施設や居酒屋のライブはやはり、観光客向けによく知られた曲が演奏されることがほとんどですが、数曲のライブ演奏から沖縄らしい曲を。

琉球村キジムナー劇場でのエイサー演舞。
こちらは有料エリア(1,500円)にあるキジムナー劇場。
エイサー実演が見たくて大枚はたいて入場。観光端境期で観客も少ない中、演者も少人数で少し迫力には欠けましたが、手抜き無しの熱演で十分エイサーの良さは伝わりました。


タケノコ掘り

2022年04月23日 | 里山

孫たちにタケノコ掘りを体験させようと出かけてきました。
今年は表年と言われていますが、確かに昨年よりたくさん出ていました。
おかげで孫たちも大喜び。昨年も連れて行ったお兄ちゃんは慣れたもので上手に掘り出していました。

帰ってすぐに皮を剥いて水炊き。採取後時間を置かず(2~3時間以内くらい)水炊きすれば、糠や重曹を入れて炊くだの、面倒くさいことをしなくても十分アク抜きできます。てか、地表に顔出して大きくなり過ぎたものでなければアク自体そんなにありませんから。
ちょうど沖縄で買ってきた黒糖を甘味に使って炊いてみました。やはり白砂糖での味付けより数段美味しかったです。残りは水煮のままジップ袋保存してテンプラなどでボチボチいただきます。


沖縄の旅(5) 熱帯ドリームセンター

2022年04月22日 | 沖縄

沖縄海洋博公園にある熱帯植物と熱帯淡水魚の観覧施設です。
ものすごい数の珍しい熱帯植物がそろえられていて、ちゃんと観ようと思えば少なくとも半日は必要。美ら海水族館の陰にあって訪れる人も少ないですが、入場料(2022年4月時点で大人760円)の安さが信じられないほどの充実した観る価値のある施設だと思います。 また、バベルの塔のような「遠見台」があり360度の眺望を楽しめます。伊江島タッチューも見えます。


沖縄の旅(3) コザミュージックタウン

2022年04月20日 | 沖縄

沖縄には5つの顔がある
 美しい自然と観光の顔
 歴史と伝統文化の顔
 戦争惨禍の顔
 土地強奪との闘いの顔
 アメリカンチャンプルー文化の顔

アメリカンチャンプルー文化を象徴する町、コザ(現沖縄市)歩いてみました。 コザ本来の姿は夜ですが、旅のスケジュールもあり今回は昼間の静かなコザ


沖縄の旅(2)漫湖水鳥・湿地センター

2022年04月19日 | 沖縄

マングローブの湿地の生態系について体験学習ができます。しかも無料。沖縄にはサンゴの美ら海以外にもあちこちにマングローブの繁茂した浅瀬、湿地があります。そこに暮らす生き物たちの生態系の意義、自然を守るとはどういうことか、このような施設で学んでから訪れれば、単に景色に感動するだけでなく、その素晴らしい自然を長く引き継いでいくためにどうすればよいのかを考える参考になると思います。

漫湖水鳥・湿地センター


釣り

2022年04月18日 | 料理

釣り好き友人のお誘いで小浜へ釣りに行ってきました。
鯛が釣れました。さっそく刺身とアラ汁でいただきました。
文化包丁しか持っていないため、家でさばくのは大変でした💦。刺身はちょっと姿は良くないですが味はまあまあ。
実は、この時期のメスの鯛は産卵期のため脂ののりは良くないそうです。でもシロートには分からなく美味しくいただきました。秋は脂がのって美味いらしいです。


沖縄の旅(1) 復興工事中の首里城

2022年04月16日 | 沖縄

4月は端境期なのか、運よく沖縄行格安航空券が手に入ったので、先々週から9日間、沖縄へ行ってきました。
その様子を沖縄の旅シリーズでしばらくアップします。初回は2019年の正殿焼失から復興中の首里城の現在の様子です。

守礼門。

言わずと知れた首里城の入り口。2,000年沖縄サミットを記念して守礼門をあしらった二千円札が発行されたことを覚えておいででしょうか。本土ではもう見かけることはない二千円札。沖縄では現役で流通していました。

守礼門を入ってすぐ、園比屋武御嶽石門。琉球国王が場外へ出るときに安全祈願などをした拝所。
屋根が左と右で色合いや風化の度合いが異なるのは、太平洋戦争で破壊された左半分を修復したことによるそう。

歓会門

瑞泉門。
守礼門→歓会門→瑞泉門→・・・と王宮の正殿まで門が続く。

瑞泉門→広福門→奉神門(これより有料)→正殿へと続く。
土台工事中の正殿。

焼失後残った遺物。