WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

悲運のYAMAHA FG201をシンデレラに

2023年04月29日 | ビンボー技
YAMAHAギターの歴史といってもいいロングランFGシリーズのジャパンビンテージ。その1つにしてダントツ不人気のYAMAHA FG201オレンジラベル。
1970年代製造の40年物入門器ですが、販売数が他に比べて圧倒的に多かったためか、コレクション的希少価値が無く、実力以上にコケにされ続け、3,000円も出せば結構掘り出し物にめぐり合えます。ジャパンビンテージの大穴と言っていいと思います。
YANAHAギター黎明期のFG180赤ラベルはじめグリーン、革ラベルなどは、その希少性も相まってマニアコレクターの間で実力以上に持ち上げられ、いつしか都市伝説?にまでなってしまっています。

そんなかわいそうな悲運のFG201オレンジラベルを手に入れたのでレストアし、amazonで格安でも使えそうな匂いのするPA+PU(2,160円)を取り付けてエレアコに改造してみました。
手持ちの小型アンプでのテストでは、まあまあいい感触だったものの実際のところは分かりません。
そこで昨日、行きつけのsmileさんの上等なアンプでテストさせていただいたところ結構いい感じで鳴ってくれました。
居合わせた皆様にもそこそこ評価いただけたようなので、われながら結構イケてるんじゃないかとちょっと思いあがって😅、ご参考になればと紹介させていただきます。

安物ギターでも価格が安いだけで、よく選んで丁寧に調整してあげると生まれ変わる場合もけっこうあります。特にビンテージ物は、価格は安くても現在のような中国や東南アジア方面で量産されているようなものではなく、日本の腕のいい職人さんが丁寧に作った、原価以上の隠れた実力を持つものも多いです。

はっきり言って、何十万円もするような高級器はよく鳴って当たり前、別に自慢するほどのことでもありません。十万百万ははした金というお金持ちならいざ知らず、そんなものを腫れ物に触るようにして「大事に」使うなんてあんまり楽しくない(見せびらかして悦に入る分にはいいかも😄)、というのは私の偏見かもですが😆

ヘタなテスト演奏ですみませんが、低音部がよくなったと思いますので低音部中心のテストになってます。

中古アコギをエレアコに改造

2023年04月21日 | ビンボー技

およそ50年ものの中古アコギMorrisW-20、3,500円。初心者向け入門器で当時、定価20,000円(実売価格15,000円くらい)だったと思う。
さすがにかなりオンボロでしたが、50年もの入門器にしてはまあまあよく鳴ったのとネックがストレートだったので、壊しても惜しくないお遊び用にゲット。amazonで1,063円の安物プリアンプ+イコライザーを取り付けてエレアコに改造してみました。

購入時の状態
ペグは純正ではないノーブランド品に換装されていて、純正品のネジ穴が丸出しで見栄えが良くないのでamazonで1,400円の純正に近い形状のゴールドペグに交換。


仕方ないとはいえ、ペグ取付穴はボロボロ。割れては無いから何とかなるだろう。
フレットは3フレットまでしか使った形跡がない。前所有者はやはり初心者だったのだろう、弦高を下げようとしたのか、ナットの弦溝を深く削りすぎてしまっているため交換することに。

ネックはストレート。安物の中古でこれは貴重だ。

昔のアコギはブリッジが高く(本品で約8mm)、必然的に弦高も高めだった。近年はブリッジも低め(約6㎜)で弦高の低いものが弾きやすいと人気。とにかく弦高が低いものほど良しとする妙な風潮だ。まあ、高いよりは低い方が確かに弾きやすいのだが、低くすると弾いたとき弦がフレットに当たってビビったり、音質が変化したりする場合も多く、なかなか調整が難しい。
本品も12Fで6弦約3.5mm、1弦約3mmと高かったので2㎜を目標に調整した。

こちらはギター側面にPU取付穴を開けたときの切れ端。断面を見ると明らかに合板であることがよく分かる。ホールの断面など見てもこのギターはオール合板であることが分かる。ただ、合板は変形しにくいというメリットもある。50年ものの超古い中古にはむしろ有利に働く。

リペア完成。
シルバーペグをゴールドペグに交換。サドルとナットも黒のグラファイト製に交換。色を合わせてピンも黒に交換。弦、当然交換。安物だがPUも装着すると少しは見栄え良くなった。

と書くと簡単なようですが、弦高とピエゾピックアップの調整にはかなり苦労した。

試し弾き。唐船ドーイ。使用アンプはVOX AG-50。まあまあ使えそう。


「ちむぐくる」コンサート

2023年04月15日 | 音楽広場

4月15日、滋賀県近江八幡市ミモザホールで開催された、沖縄の若手音楽ユニット「ちむぐくる」のコンサート。明るく元気の出る、みんなを励ます歌とトーク、そして観客を置いてけぼりにしない気配りとショーマンシップ。世を恨んだりはかなんだり、惚れたの振られたのといったメメしい歌など一つもない。動画は約2時間のコンサートの始めの一部ダイジェストですが、彼らの優れた音楽性と独りよがりではないショーマンシップを感じ取っていただけると思います。

YouTubeでたまたま聴いた「人のために生きること」のまっすぐでけれん味のないメッセージ、明るく元気でノリのいいメロディーとリズムに惹かれました。沖縄の津堅島で開催された「シマダカラ音楽祭」では、歌だけではないトークとパフォーマンス、ショーマンシップにあふれたステージに魅了され、いっぺんにファンになりました。
最近のリリース「言葉」もいい曲だし、沖縄の太鼓舞踊団=「創作太鼓衆 美らさ」との共作「美らさ」も芸術性の高い素晴らしいパフォーマンス。どれもYouTubeで視聴できます。そして良いと思ったらコンサートへ、CDやグッズも買ってぜひ応援してあげてくださいな。

まだまだ全国区とは言えない彼らですが、そのステージに魅せられ、ぜひ他の人にも聴いて観てもらいたいと応援するファン、サポーター、シロートプロモーターが各地に出現しつつあり、全国を飛び回っています。ま、平たく言えばドサ回りなんですが、ただのドサ回りではない、呼ばれるごとに口コミ、草の根でファンを拡大し続けており、突如TVなどマスコミでも注目され敢然とブレイク、全国に名を知らしめる日も近いと確信します。

今回のコンサートは、全国でも最も強力なサポーター組織の1つ「びわぐくる」のプロモートで今回で4回目とのこと。数10人からスタートした観客も今回は150人を越えたそうです。京都にも来てほしいけれど、残念ながら京都にはまだ強力なサポーター組織が無いようです。


ゲリラライブ?^^;

2023年04月02日 | 音楽広場

「まさかやーず」練習も兼ねて無謀にもゲリラライブ決行!
ヘタだろうが失敗しようが温かく見守ってくれる仲間内のぬるま湯につかっていてはなかなか進歩もございませんので、完全アウェイの武者修行。まあ、結果はご覧のとおり。ちばりぃよー
滋賀県守山市地球市民の森公園にて。
来場者の反応はイマイチでしたが、広い芝生の素晴らしい環境で好天の青空のもと、とても気持ちよく演奏させていただくことができました。ご好意で電源まで使わせていただくことができました。「地球市民の森」最高!