WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

10万年後の安全

2011年08月15日 | 映画(西部劇など)

原題=Into Eternity。2009。デンマーク、スウェーデン、フィンランド、イタリア。

(上映案内パンフレットより)
『フィンランドの地中に世界初の放射性廃棄物の最終処分場が作られている。施設は10万年間保持され、二度と開けられることはないという。しかし誰がそれを保証できるのか?プロジェクトを決定した専門家達に未来の安全性を問う。』

福島原発事故を受けて日本でもロングラン公開されることになった“話題作?”、ということで見に行ったけれど、おおいに期待はずれだった。

「地下に封印された放射性廃棄物を掘り出さないように、いかにして未来の人類にメッセージを伝えるか」について「専門家」に問うインタビューが延々と続く。で結論は「分からない」!?。人類が原発の危険性に今まさに直面しているこの時に、この問いかけ自体あまりにもピンボケだし答など出ようはずもない。

1,500円損した


セシウム薪のその後

2011年08月13日 | 今日の出来事

今日の報道を見て“セシウム薪”騒動の謎が一つ解けた。

なんと2度目の薪は、最初に陸前高田市民が想いを託した直筆薪とは全く異なる(津波で流された松という点だけは同じ)福井のNPOから買ったというただの薪だった。その薪は野ざらしになっていたので飛んできたセシウムを被ってしまっていた、というお粗末なオチ。どおりで最初は検出されなかったセシウム検出の謎が解けた。検査機関はまあそれなりにちゃんと仕事はしていたようだ。

それにしても、最初の鎮魂薪作りに取り組んだ団体が気に入らないからといって、ヤラセ抗議まで使って中止に追い込んだ挙句、大ブーイングの嵐に支持率低下を恐れて今度は買ってきた薪でお茶を濁そうとして再中止とは...、門川さん、策に溺れすぎ、自ら馬脚を現すとはこのことでしょうネ。牽制失敗の大暴投、死球にワイルドピッチ、エラーにフイルダースチョイス、独り相撲の大量失点で、来年は降板でしょうね、ご愁傷様。

汚染?薪は倉庫に保管し処分を検討するという。疑問2)、3)はまだ解けていない。
それともう一つ疑問が増えた。

疑問4)
“些末”なことで恐縮だが、セシウム薪の購入・処分費用はどこが負担するのだろう?
当初は、「買った薪に市民にメッセージを書かせ、ついでにカンパを募る」などというふざけた共犯仕立てプランもあったがそれもパーになってしまった。こんな馬鹿げた私利私欲に税金だけは使ってはだめでっせ。せめて尻拭いぐらいは自分のポケットマネーでしなさいよ、門川さん。


怪しいデータのセシウムさん!?

2011年08月12日 | 今日の出来事

まつたけ山の整備活動から帰宅してTVをつけたらビックリ仰天。ニュース一番、「陸前高田の薪からセシウム検出、送り火使用再中止」だと!。なんじゃそりゃ?

疑問1)
最初の薪ではセシウムは検出されなかった!。なのでもしあの馬鹿げた抗議がなければ予定通り燃やされて何事もなかったはず。そもそもの検査自体の妥当性が疑われる。

疑問2)
検出量は1130Bq/kg(たぶん134と137の合計と思われる)だそう。そもそも薪に関する規制値などないのに、中止の根拠はいったい何なのだろう?

疑問3)
使われなかった「怪しい薪のセシウムさん」はどうすんの?ちゃんと密封して六ヶ所村の処理施設で厳重保管、なんてするわけないよね。岩手に送り返す?さもなければどうせどっかのクリーンセンターででもコッソリ燃やしてしまうのがオチ。

食品の暫定規制値ならある。食品によって異なるが、一躍有名になった「セシウムさん」牛肉はそれぞれ500Bq/kgだからまあ、中止の根拠をつかれたらこいつを参考にしたとでも言い訳するのだろうな。

だいたい暫定規制値自体、たいした根拠もなくかなり適当に決めた値でしかない。そもそも、放射線の影響について確実なことなど何も言えない。言えることはただ一つ、0Bq、0mSvでないかぎり例え0.1Bq、0.001μSvであろうが悪影響の起こる確率は0ではなく、その確率は線量が増えるにつれて増加しやがて100%死に至るという事だけだ。放射性物質、放射線を利用するということは必ずリスクを伴うのであり、使用による利益との天秤で判断するしかない。
今回のことで言えば、仮に最初の薪で1000Bq/kg程度検出されたとしても、それを燃やしたところで京都市民にガンが増えたり死人が出るわけでもない。陸前高田市民、被災県民への供養、癒し、元気付け、復興への精神的エネルギーとなるメリットの方がはるかに大きいだろう。

アメリカは放射線影響の人間での実験データが欲しくて広島・長崎を実行したということは、今では常識だ。彼らは福島事故の影響データにも興味津々で、なんとかして調査に関わりデータを得ようとしている。

今回の騒動はまるで、“「風評被害はいかにして醸成されるか」の社会実験”を見ているようだ。

些末な薪の心配なんかするより、本家本元“本当に危ない福島原発”をどうして心配しないのか。東電は12月までにビニールシートで囲うとかお笑いみたいなことを言ってるけれど、とにかく早くコンクリで固めてしまわないと日本中セシウムさんになっちまうよ。


エネルギー狂想曲

2011年08月11日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

このところ「太陽光発電」のチラシがよく入る。セールスマンも回ってくる。

「太陽光発電」推進派は、「原発は事故処理・後処理・交付金コストを考慮するとかえってコスト高だ。それを考えると太陽光発電は原発よりコストは安い」と言う。
しかし彼らは、太陽光発電の「買電コスト」、「膨大な土地コスト」、「半導体原料価格上昇コスト」、「維持コスト」については何も語らない。
だいたい普及に補助金を当てにしなければならないような事業にロクなものはない。GE、東芝、日立などの原発で儲けた企業を先頭に、大小あまたの有象無象が、儲かりそうだとなると先を争って参入し始めた。

そういえばあんなにしつこかった「オール電化」・「エコキュート」、最近静かだなあ

IHクッキングヒーター。熱エネルギーを電気エネルギーに変え、電気エネルギーをまた熱エネルギーに変える...。効率が悪いのは明らかだ。


「陸前高田の松」事件の顛末

2011年08月11日 | 今日の出来事

TVなどでも大きく報道されているように、津波で流された松を京都の伝統行事「送り火」で供養するという計画が、「放射能を撒き散らす気か」といったたぐいの「市民?」からの抗議で取り止めになった。

それだけでも京都市民としては恥ずかしいことだが、「何でやめるのか」という反抗議が殺到したため「やっぱりやる」ということになったらしい。全く恥の上塗りだ。

しかも明日届く予定の薪に、京都市民の追悼、激励メッセージを書いてもらうのだという。「取り止め」となったとき、補助金を通してこの計画に一枚かんでいる京都市長は、来年の市長選挙を控えたこの時期にイメージダウンになっては困ると考えたのだろう、「市としては再考を伝えたが、保存会の決定には口出しできない」などと「送り火保存会」に責任をなすりつけた。
ところがその「保存会」で一転「やっぱりやる」となって、もはやこのままでは市長のイメージダウンは取り返せないと思ったのだろう、今度は「薪にメッセージを書かせる」という姑息な手段で市民を「共犯者」に巻き込んで批判の矛先をかわそうとしだした。そういう意味ではなかなかの戦略家ではある。

もう、論評するのもバカバカしい情けない連中だ。しかし、この騒動で見逃してはならない一事がある。当初計画が持ち上がったときに抗議してきた「市民」。たったの40人ほどだという。少数意見をないがしろにするのはよくないが、即取り止めに向かうにはあまりにも少数過ぎるだろう。「被災者の気持ちを考えたことがあるのか」という反批判が巻き起こるであろうことも、普通の頭の持ち主なら容易に想像できることだ。

つまりこれは、始めから「中止」させるためのヤラセ「抗議」だったのではないか、ということが疑われる。
そもそも「被災地の薪で送り火計画」の発端は、遠く大分の美術家が「送り火保存会」に持ちかけたのがきっかけだったらしい。最初は「保存会」も、来年選挙を控えた京都市長もイメージアップに好都合と大いに乗り気だった。ところが陸前高田で薪計画実行部隊の中心を担ったのは、毎度の京都市長選挙では常に対立候補の有力な構成員となっているある団体だった。それを知った「保存会」では市長派、反市長派で実施をめぐって対立し、市長派が計画を中止させるためヤラセ抗議を仕組んだ、というところではないか。

もちろん、そんなウラ事情は新聞やTV報道に出るわけもない。ま、「現代」「ポスト」ネタではあるので週刊誌でそのうち出るかもしれないが。


間伐材活用ラスティック家具展示販売のお知らせ

2011年08月11日 | 一日一作

ひょんなことから岩倉で寝具、インテリア等の販売をされている「Dream Kitayama」さんで作品を展示販売させていただけることになりました。

2人がけのカウチや、


写真手前のと同タイプのログベンチ、スツールなど展示していただいてます(写真のベンチは販売済)。

お近くの方はお立ち寄りください。