WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

上賀茂手づくり市(5月27日)

2012年05月28日 | 手づくり市

晴れ。午前中は気温も高くなくさわやかで、私がこれまで出店した中では最高の出店数と人出だったように思います。この間山登りに同行させてもらった中村さんが立ち寄ってくれて、オヤジ駄洒落連発で営業してくれたおかげで久しぶりに売り上げも上々でした。

マイブース。

商品が重くかさばり搬入が大変。も少し小物で売れるものを開発しないと...。

お隣さん。目玉だらけの一風変わったアクセサリー。

アクセサリー屋さんは商品が小さくて軽く、さっと搬入、さっと撤収。楽そうでいいなあ。
ただし、その分出店ライバルも多い。木工、陶器も重くて大変な割には出店が多いのはシロートでもとっつきやすいからでしょう。

今回は、「私のおやつ発表会」なるスペシャルイベントもあってクッキー、ケーキ、パンなどの出店がやたら多かった。
なぜかハンコ屋さんも多く、いつもは多くても2、3店くらいなのに今回は5店ほど見かけた。

出店、来場者とも多かったためか今回はこんな案内板まで設置されていました。

幸か不幸か久々に接客に忙しく、もう一つのお楽しみお店ウォッチングもゆっくり見て回る暇がありませんでした。そんな中、唯一写真に収めたのがこちら。

小さな木彫細工ですが造形がなかなかユニークでした。

この市の良さは、なんといってもこの広い芝生でのゆったりのんびりファミリーな雰囲気です。
木陰が気持ちよさそう。


田植え機初体験

2012年05月28日 | まつたけ

先週、まつたけ山作りの仲間で米作りをしている田んぼで田植え機を初体験。


(写真は榎本さんより)

手植えは体験したことがあるのですがあれは大変でした。チョコット遊び半分で体験するならともかく、一人で一反分ほど植えるとなると終わったら、昔のおじいちゃんおばあちゃんのように腰が伸ばせなくなってしまいました。

農作業も機械化で田植えも便利で楽になったものです。ただ今回使わせてもらった田植え機は型が古いものらしく、方向転換時などいくつものレバーを同時に操作しなければならず、やっぱり慣れないともたついて汗だくでした。まあ、腰に来ないだけでもずいぶんマシですが。

でも、近郊のたかだか一反ほどの田んぼに、トラクターのような自走式の大きな田植え機で田植えしているのを見かけたりすると、「こんなのあり?」と少々疑問もわいてきます。


蛇谷ヶ峰

2012年05月21日 | 今日の出来事

社会人一年目から5年間お世話になった職場の旧友のお誘いに乗っかって久しぶりの山登り。
どうにかこうにか登りましたが、今さらながら足の衰えを痛感させられました。もうこのトシで鍛えて向上は無理だろうけど、せめて現状維持のトレーニングをしなければ。

蛇谷ヶ峰は滋賀県比良山系の北西部、904mだから京都の愛宕山と同じくらい。案内の本には「360度の眺望が素晴らしい」とある。これは行かなければ。山行の楽しみは人それぞれですが、私は眺望フェチ。眺望の良い山しか行きません。

山頂にて。

360度の大パノラマ(クリックで拡大)。

近くて比較的登りやすい山でこの眺望は素晴らしい。冬にスキーで行ったビワコバレイからの琵琶湖の眺望も素晴らしかったですが、それに負けないくらい、穴場だと思いました。

帰りには「朽木温泉てんくう」で汗を流せますし、温泉近くにある「生き物ふれあいの森」も、ガラガラだったのがもったいないくらい、なかなかの施設でした。


5月19日 甲子園楽天戦

2012年05月21日 | 今日の出来事

行ってきました。2対3で逆転負け

能見vsまー君の投手戦を期待して早くから申し込んでいたのですが、まー君は新婚で腰を使いすぎたのか腰痛リタイアしてしまうし、エース不在の楽天には負けるし...。昨日も大差の連敗。阪神らしいといえば阪神らしい。

なんと昨年、一昨年は選手の年俸合計は阪神が一番だったそうな。そのわりにはふがいない。今年は巨人が金もペナントレースも一位に返り咲き、なんだろうな。やれやれ。

新井君。もっとがんばってや~。

レフトスタンドの楽天応援団。わずか100人ほど。頑張れ東北。

風船も空しく...。

それにしても阪神の応援団、賑やかなのは結構だけれど、2アウトランナー無しでバッター能見に「かっとばせー、能見!」は無いと思います。何でもかんでもラッパ太鼓でワンパターンに騒ぐだけではあまりに能がありません。応援というよりただ自分たちが騒ぎたいだけなんですね。これではアホな暴走族と一緒、ほんとうの応援団じゃない。楽天の応援団は「かっ飛ばせー、塩見」なんてバカはやってなかった。もっとちゃんと野球を楽しみましょうよ。

 


amazonにも無い本

2012年05月16日 | 面白かった本

あの何でもありのamazonにも売っていない本。「朝鮮 魅力の旅」(朝鮮民主主義人民共和国観光ガイド)。

確かに厄介な国ではあるけれど、だからって「自由」を標榜する国で隠すのはズルイと思いますけど。きっと他にも隠してるんだろうな。まあ、amazonも所詮アメ公の本屋だし。

ようこそ、夢のジョンイルランドへ。あ、今はジョンウンか。

他ではなかなか味わえないグルメ。タンコギ(犬肉)、アヒル(焼肉)に、平壌冷麺。

ショップめぐりはホテルの中だけ。そんなんで掘り出し物なんて見つかるのか知らん?

「泊まるならここ!」。
橋下さんも今はだんまり、宙に浮いた咲島庁舎、旧WTCみたいな羊角島国際ホテルに、平壌高麗ホテルは東京都庁のコピー?

「旅のアドバイス」。これを読めば、かの国の事情が見えてくる。

● 電池は品質にこだわるなら持って行ったほうが無難(品質にこだわったほうがよさそう)
● 懐中電灯とウェットティッシュは持って行ったほうが良い(“計画停電”あり?)
● 電話やFAXの料金は日によって変動することがある(変動相場制?)
● 郵便は航空便なら2週間以内で日本に着く(エアメールが2週間!?、中国経由?)
● 写真撮影はガイドの案内に従う(勝手に撮るとパクられるのかしらん?)
● チップはタバコやボールペンなどでもよい(ボ、ボールペンって?)
● クレジットカードやキャッシュカード、T/Cは使えない(ま、そうでしょうね)
● 水道水の飲料は避けること(おなかこわすの?)

国交の無いかの国へは、中国経由で行くしかありません。でもコワイもの見たさ、ちょっと行ってみたい。


国民投票

2012年05月14日 | このごろ思うこと

先日の地方紙に「原発再稼動 今こそ国民投票を」(ジャーナリスト 今井 一)という、一文が掲載されていた。要約すると、


投稿者らは、3.11後「みんなで決めよう『原発』国民投票」という運動を展開している。この運動は反原発達成のためではなく、「憲法3原則の一つ「国民主権」をより豊か」にするためにやっている。
日本の政治システムは代議員制を基本としているが、このシステムは個別の政治課題では必ずしも有権者多数の意思を反映し難いという問題を孕んでいる。
原発の是非はじめ憲法9条改憲の是非など、国の行く末を左右する大きな政治課題については国民投票で決めるべきだ。


 

実は私もずっと同様の問題意識を持っている。

代議員制というのは選挙が行われた時点での政策セットで判断しその実行を期待して代議員を選ぶのである。このシステムが民主主義として機能する前提は、有権者は自らの判断で投票権を行使し、投票結果が正確に反映されて代議員が選ばれ、選ばれた代議員は誠実にその公約を実行する、ということである。

今さら何をと言われてしまいそうなことだが、利害や人間関係、マスコミなどに左右される投票行動、政権政党有利の選挙制度による獲得票数と議員数の不一致など、民主党マニフェストの形骸化を例に挙げるまでもなく、現実には代議制民主主義などというものは実現不可能なことを事実が示している。

むしろ選ばれてしまえばこっちのものとばかりに、旋風?渦中の橋下氏を例に出すまでもなく、選挙民を置き去りに「有力者」とその思惑、利害を受けた議員達で政治が進められていくのがオチだ。
原発事故のような国の行く末を大きく左右する問題でも、選挙後に発生した問題は有権者の埒外でしかない。次の選挙に託せば良いという考え方もあるかもしれないが、遅々としてむしろ悪化の一途をたどることの方が多いことの証明が今の閉塞状況なのではないのか。

枝葉末節のようなことがらは別として、「国の行く末を左右する大きな政治課題については国民投票で決めるべき」であるとする意見には賛成だ。もちろん、国民が自ら情報を集め、まともに真剣に考えて判断する条件と能力があることが前提であるが、例えそれらが不十分であったとしても、結果は現状の国民の政治レベルに応じた「民意」であるという意味では代議員制よりもマシであり、結果に文句も付けられない。

現政権側有利を狙った議員定数削減、小選挙区制維持結構(正すに越したことはないが)。死票をなくすための完全比例代表制も結構(抵抗する少数派は賛成、支配する多数派は反対するのは当たり前)。しかし国民投票制度、最低限これだけはなんとか実現して欲しいものだ。


久しぶりの小町市

2012年05月06日 | 手づくり市

小町市は毎月第一土曜日から第一日曜日に替わりました。

天気予報では午前中はもちそうだったのに早や10時前から雨模様、でも午後からは何とか天候も回復しましたが...。連休最終日のわりには出店、来場者ともに予想より少なかった。みなさん連休疲れ?

マイブース

連休ということで小町市恒例の抽選会

主催者さんにキャンセルについて確認したところ、「キャンセル料は取っていません」とのことでした。良心的


御用マスコミにしてはまし?

2012年05月03日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

今朝のテレビ朝日「モーニングバード そもそも総研(玉川徹のニュース解説)」

関電と政府はなぜあれほど大飯原発再稼動に執心するのかについて、御用マスコミにしてはなかなか説得力のある興味深い分析がなされていた。 

「電力会社が原発をどうしても動かしたい動機は電力不足ではない。電力が足りていようが足りなかろうが関係ない、経営上動かさざるを得ないのだ」

 周知のとおり、電力会社の利益は「総括原価方式」、すなわち〔原価(資産+経費)〕×〔事業報酬率(利益率)〕で決められる。ちなみに事業報酬率は認可制(経産省)で、民間会社の利益率や市場金利を参考に各電力会社が決めて経産省が認可する。関電の場合は2011年度で3%。関電の資産は約1兆5千億円でそのうち原発関連が約8千億円である。原発が停止するとこれが資産でなくなるため、8千億円×0.03=約240億円の利益が計上できなくなる。なかなか説得力のある動機分析ではある。

 ただ、番組によると関電は昨年度1000億円の赤字、今年度2000億円の赤字、2年後には6千億円の赤字が見込まれ、原発関連利益がパアになると破綻もありうる経営状態、だからなんとしても打ち出の小槌の原発を稼動しなければならないのだという。原発事故を起こしてしまった東電ならいざ知らず、確実に儲かるはずの「総括原価方式」でなぜ赤字になるのか?その辺の説明はなかったが、とにかく関電としては経営上どうしても原発を動かさないと困るのは確からしい。

 実際、番組の中で、関電と大阪市との話し合いの場面映像が放映され、関電幹部が「大阪維新の会」古賀顧問に「原発を動かすのは電力需給とは関係ない」とはっきり語っていたので事実のようだ。御用テレビ局にしてはよくこの映像を流したなと思う。ま、この発言を引き出した相手が、御用マスコミとしては現体制維持のための第三局として後押ししなければならない「維新の会」だったから「維新の会」ポイントを稼ぎたかったのだろうけど。

 一方で先日、あれほど関電に吼えまくり噛み付いていた「維新の会」橋下市長が、「国民が節電に努力できないのなら再稼動もありうる。それは選挙民が選択することだ。」などと選挙民に脅しをかけている映像が報道されていた。この橋下氏の転調はいったい何を物語っているのか。予想される総選挙に打って出た際、原発が止められていても再稼動していてもどっちにころんでも財界、国民双方から「維新の会」への矛先を交わせるよう布石を打ったのだ。

 では国民(原発反対派)の側はどうかというと、前記の分析から言えば、原発反対派のいう「原発は危険」だの「原発止めて再生可能エネルギーに転換」だのといった反対論は感情的・情緒的なものは別として、動機論的には全くかみ合っていないと言える。

 なぜなら、「総括原価方式」で電力会社が確実に儲かるシステムが続く限り、原発だろうが太陽光発電だろうが関係ない、作れば作るほどどっちにしても儲かるようにできているのだから。
 反対派のように「再生可能エネルギーに転換せよ」などとキャンキャン吠えようが吠えまいが、どっちみち電力会社はいずれ太陽光だろうが風力だろうが地熱だろうが下をペロッと出してやり始めるに決まっているのが、この方々にはどうして分からないのだろう。利に敏いあの“お父さん犬会社”の口車に乗せられてメガソーラーなんぞやられた日には「総括原価方式」でもっと電力料金を上げる口実を与えてしまうだけだ。

 彼らは「ドイツでは原発を止めて再生可能エネルギーに舵を切っている」などと訳知り顔で言う。つくづくおバカ。ドイツの原発事情は日本とは全く異なっているのをご存じないらしい。それとも知っていても反対の論拠とするために目をつぶっているのか。

 ドイツの電力会社は「総括原価方式」ではないから原発を作れば作るほど黙っていても儲かるわけではない。
 ドイツでは、日本のような立地行政区への税金からの交付金(原発マネー)もないから、日本のように利益誘導で結果的に地域経済を原発依存体質にしてしまうこともなかった。

 ドイツでは最もコストのかかる使用済み燃料の最終処分まで全て電力会社が責任を負わなければならない(隣のフランスAREVAで処理してもらう)。
 日本ではどうか、電力会社には使用済み核燃料の最終処理責任がない、というより核兵器の原料でもある使用済み核燃料処理を、情けないことに日本はアメリカなど身勝手な核保有国から原則禁じられているのだ。仕方ないので特殊法人の動燃(東海村)や日本原燃(六ヶ所村)が引き取って政府が税金で面倒を見てやっている。しかし、溜まる一方でニッチモサッチモ行かなくなってきているのはご承知の通り。動燃の「もんじゅ」はプルサーマルの研究用に特別に許してもらっているがどっちみち未熟で事故ばかり起こし動いてはいない。後処理のことだけで言えば政府も電力会社も原発などやりたくもないのが本音だろう。

 日本人は的外れの原発反対派と、電力業界、財界、アメリカのちょうちん持ちの原発推進派、どっちもバカばっかりだ。そりゃ閉塞もするわな。