WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

大したもんです、西池さん

2016年02月22日 | さおりチェック!(旧楠井チェックw)からのー、沙織チェック

2月21日京都マラソンを走った西池さん。

タイムは4時間16分8秒。目標のサブフォーには届かなかったものの、普通のお天気お姉さんがフルマラソン完走、しかも4時間ちょい!って大したもんです。

これからも応援してます。


「あの日」小保方晴子 読みました

2016年02月07日 | 面白かった本

すでに読んだ方はお気づきでしょうが、この本を書いたのは間違いなく小保方さんではない。まあ、言うなら小保方弁護団によって都合よく書かれた聞き書き「供述調書」ないしは小保方裁判員裁判(裁判員は国民)の弁護側口頭弁論ですね。
若山さんや理研関係者の発言の時系列の矛盾を突くロジック立ては弁護士ならではのもの、オボこいオボちゃんの発想ではない。また、時には気を失うほど心身ともにヨレヨレだったと主張するオボちゃんにしては、事象や関係者の発言に対する記憶は妙に鮮明詳細。この矛盾に頭のよい弁護士さん達が気付いていないのが不思議です。
オボちゃんに対しては、「この上印税で儲けようと言うのか」という追い撃ちの声もありますが、論文を取下げ、理研をクビになり、博士号も取り上げられ、何一つ守れなかった負け戦の弁護団としては、何とか落としどころを設けてもう終わらせたかったのでしょう。それがこの出版の最大の動機な気がします。

世間の書評では、オボちゃんが若山さんに罪をなすりつけて責任のがれしようとしている、自己偏愛のヒドイやつ というのが大方の見方。
私も読む前はどうせそんなところ、"受ける"お笑い本として楽しませてもらうつもりでした。でも、やっぱり判断は予断でなくちゃんと読んであげてからすべきとちょっと反省しました。

この本からはstap細胞事件の真実は分かりません。しかし、三つのことは読み取れました。
その1 いまさらですが、研究業界というのも企業その他同様ドロドロとした競争社会であるということ。
その2 「未分化で非成熟なstap細胞オボちゃん」は、そんな競争社会に利用され混乱を持ち込んだだけの存在であったこと。
その3 そんなオボちゃんを利用し弄び、骨までしゃぶり尽くした三つの集団が存在したこと。

1.stap現象(細胞)があったかどうかはともかく、もしあればの世紀の大発見を我が成果にせんと群がった研究者達、
2.悪いことなのには決まっているけど、コピペ、差し替え、捏造などアラネタを探しまくって喜ぶオタク達、
3.そうやってボロボロにされたオボちゃんの残りの肉をしゃぶり尽くさんと近づいてきた、街金・ハイエナのような弁護士集団にマスコミ、
野次馬根性で見ていた私もその一人とちょっと反省😅

そして最後の仕上げ、漁夫の利をさらったのが講談社。
まあ、意外と結構面白く読ませてはもらいました。こんな駄本に印税を取らせるのはバカバカしいという向きにはお貸ししますよ。

さてオボちゃんは印税をどう使うのだろう?