WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

プラゴミ分別収集 10月1日スタート

2007年09月30日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・
今日は雨でチェンソーカービングの例会が中止になった。

 京都市では、10月1日からプラスチックゴミの分別収集が始まることになった。対象となるゴミには「プラ」マークというのが印刷されている。
 でヒマに任せて、一応正しいエコならやるべきと思っているわが家でも、今日からプラスチックゴミを分別し始めた。やり始めてだんだん馬鹿馬鹿しくなってきた。

以下の画像は全て「プラ」マーク付きプラスチックゴミである。

我が家の食卓では定番の「おアゲさん」の袋。
 
市の分別マニュアルでは、プラゴミは「ある程度きれいにして出さないといけない」。「おアゲさん」の袋は油でぎっとりだ。洗って排水を油で汚すより、可燃ゴミとして油ごと燃やしてしまった方が合理的に思えるのだけど..。

モヤシの袋(上)と納豆のパッケージ(下)
安くて栄養があるけれど家庭菜園では作りにくいモヤシはしょうがないから買っている。うちは家族全員納豆好き関西人なので納豆は毎日のように食べる。  
 
モヤシの袋とトレイと帯はまあいい。右端の小袋、タレとカラシだ。タレは使うけれどカラシは入れない我が家では、カラシが入ったままでは出せないから洗わなければいけないことになるのだが、この小さいカラシ部分を洗うのはなかなか面倒だ。

これらのほかにも「プラ」マーク付きゴミは思いの他たくさんある。ほとんどと言ってもいいくらい。共働きで忙しい家庭なんかでは分別なんてやっていられないだろう。おそらくスーパーのレジ袋か何かに隠し入れて家庭ゴミで出すのが落ちだろう。と、思って分別マニュアルを見たらこんなことが書いてあった。

分別マニュアルである。
 
「!注意:汚れがひどい場合は家庭ごみとして出してください」
エ・エ・エーッ!?それじゃみんな、洗わずに家庭ごみに混ぜて出すに決まってる。いったい、なんなのさ!ま、その方が合理的と、個人的には思うけれど。
 汚れの洗い方も、マーガリンなどの容器と思われるものはティッシュかなにかで「軽く拭きとる」とあるが、かえって紙ゴミが増えるだけでないの?
 マヨネーズ容器などは「水で軽くすすぐ」のだが、汚水が増えるだけでは?。

こんな手間ひまかけて回収したプラゴミを、やおらまた資源とエネルギーを使って作った処理施設で、石油エネルギーを使って再生することにどれほどの意味があるのだろうか?市環境局と再生産業のための仕事作り  かな?

 そういえば、先日テレビで京都市環境局の収集車が朝10時頃出発したと思ったら10分もたたないうちに帰ってきて後はぶらぶらしている、中には勤務時間中に買い物に行ってる者もいると隠し撮り映像付きで告発していた。少し前には、ニセ病気休暇でほとんど仕事もせずに副業(本業?)をしていたり、遊んでる職員が問題にもなった。さすがに今は改善されているのだろうが、たぶん..。

 わざわざ買わないといけなくなった専用ゴミ袋に、資源ごみをせっせと缶、ビン、PETに分別して出しても、あいかわらず収集時にはパッカーに一緒くたに放り込んで回収していく。アホらしくて最近では分けずに一緒に出している。

 あ~、バカバカしい。でもだからといって他のゴミに隠して家庭ごみに出すようなことをしては、同じレベルになり下がってしまうから、なんとかも少し分別をがんばって改善されるか様子を見ることにしよう。

9月29日 東屋根野地板張り完了!

2007年09月29日 | ログハウス

 ようやく屋根の半分の野地板張りが完了した。東側から見ると完成した姿をはっきりとイメージできるようになってきた。

 さて、この1年半でさわったこともなかったチェンソー、クレーン車、ログソールなどにもずいぶん習熟できた。まだ不慣れだがユンボも少し動かした。「田舎暮らし応援団」は「田舎を元気にしよう」というシンプルな集団で、エコは決してメーンテーマではないが、結果的に多くの手作り技術を学ぶことができた。チェンソーカービングという全く知らなかった世界に触れることもできた。

 エコがメーンテーマの他所ではこれらがあっても、「素人に触らせると危ない」、「素人向きの適正技術ではない」、「重機はエコな道具ではない(エコ関連施設で重機・石油の世話にならずに作られた施設を私は見たことがない)」というご都合主義的な理由で、触らせてもらえなかった。
 「危ないから」という理由で、子供にナイフを使わせなければいつまでたってもその子はナイフを扱えない。ナイフと重機は違うというのは分かるが、これでは実践的なエコライフができる人間はいつまでたっても育たない。似たり寄ったりの体験教室、イベント、押し付けがましいエコ説法のお客さんのままで、頭でっかちにはなっても実践者にはなりえない。エコは説いても日常は実践者としては何もしていない(良くて一般消費者レベルの3R程度)という学者も多い。

 「環境保全が重要な課題」というのは今や社会常識となっている。啓蒙、教育、体験はもういい。環境関連団体もそろそろ一歩進んで、資源・エネルギー・食糧・労働全てを金で買う生活から脱却し、衣食住をできる限り自分で作る生活技術を持った実践者を育てる方向に転換すべきときに来ているのではないだろうか。
 啓蒙・教育すべきは、資源・エネルギーの大半を消費して、ビジネスに利用できる範囲でしかエコに取り組まない産業界と、相変わらずマネーゲームにうつつをぬかして間接的に資源・エネルギーを大量に浪費している「お金持ち」達だ。


もっともエコの対極にあるもの

2007年09月28日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

 ミャンマーで日本人フリージャーナリストが治安部隊の銃撃で殺された。反軍政デモを取材中の出来事だった。殺されたジャーナリストのご冥福を祈る。

 タイトル画像は今日の新聞一面トップの写真の一部である。写真には3人の治安部隊の兵士と思われる人物が写っている。左端に警棒で民衆を追う警官?、中央右で物陰から様子を窺う警官?、右端で銃を構える兵士だ。元の写真では左側に逃げ惑う民衆の姿が写し出されている。
 
 さて、なぜこんな画像を出したのかということである。
銃を構えた兵士の履いているのは軍靴ではなくゾウリだ!さらに警官が持っている楯らしき物は、日本の機動隊のような高価なジュラルミン製ではない、な、なんと籐かなにかを編んだものではないか!なんとまあ、環境に配慮された装備であることか。この画面に銃さえなければ、不謹慎だがほほえましささえ感じたかもしれない。ミャンマーの治安部隊がエコを考えて装備を揃えているとは思えない。承知の通り国自体のビンボーさがなさせる業ではあるだろう。しかし、「ビンボー=環境負荷が少ない」ということを、この写真ははからずも示してくれているように思えた。

 最も非生産的で、いかに効率的に環境を破壊することができるかということのみに機能を特化された物が戦争のための武器である。金持ちの先進国、あるいは先進国になろうとしている国々ほど、概して環境への負荷も高く武器・兵器の生産高も高く、経済の武器産業への依存度も高い。イラクでアフガンで一体どれだけ無意味で大量の二酸化炭素がばら撒かれたことだろう。何十億もする戦闘機を何百機も作るのにどれだけの資源とエネルギーが浪費され、二酸化炭素が排出されたのだろうか。

 エコ、環境保護の最も対極にあるものは戦争であることは誰も異論はないだろう。本来、環境保護を言うならまず兵器をなくすことを最大の課題とすべきではないのだろうか。しかし、環境問題の活動家や団体から「戦争を無くすこと=武器を無くすこと」に関して通り一遍のスローガン的表明はあっても、具体的な行動を見聞きすることはあまりない。「地球上から戦争をなくせ」というのは当たり前すぎてエコや環境運動の対象(エコビジネスの対象)にはならないからだろう。せめて「環境にやさしい武器を使おう」くらい言ってみてはどうだろうか。


竹レールトロッコ(エコの王道)

2007年09月27日 | まつたけ
上のタイトル図は南丹市(旧八木町)でSさんの整備されているマツタケ山。マツタケは年々増えつつあるという。期せずして、京都市内岩倉でマツタケ名人Mさん、Aさんが整備された山(下の写真)と驚くほどまったく同じような雰囲気だ。
全く交流もなくされているのがこうまで似ようとは、やはり名人のなせる技か。
       
 

 9月15,18日、NHKテレビで地球デザインスクールメンバーSさんのマツタケ山整備が放送された。ほんの数分間の放映だったのでもっとよく見たいと思い、お願いして見学させてもらった。
 里山整備で最も問題となるのは、日本のように傾斜が入り組んだ山から除間伐材をいかにして搬出するかだ。

 Sさんの方法のユニークなところは3つある。
1) 竹シュラ
 シュラによる集材は、間伐材を敷いたシュラ、波板シュラなど各地でいろいろ工夫して行われているが、Sさんは手近にある竹を用いている。
  
 70~80mはあろうか。まさに巨大滑り台だ。

2) ケーブルカー式荷上げ
 山で荷揚げするのはなかなかしんどい作業だ。そこでシュラで下ろす丸太の位置エネルギーを利用して荷上げをしようというわけである。斜面上部の滑車に通したロープの下端に荷物を取り付け、上端を丸太にくくりつけてシュラで下ろすと丸太の重みで荷物が引き上げられるというものだ。
 
木材は二酸化炭素を固定して熱エネルギーを蓄えるほかに、位置エネルギーも蓄えていたのだ!

3) 竹レールトロッコ
 私が一番見たかったのがこれ。鉄線路のトロッコやモノレール、運搬機による集材はよく見かけるが、竹製レールは私の知る限り見たことがない。
 

「山の整備に際しては、資材をできる限り現地調達し、外部から余計なエネルギーやいずれゴミになる資材をできるかぎり持ち込まない」というSさん、まさにエコの王道だ。王道エコの実践者、マツタケ名人は、エライ学者でも林業試験場の技術者でもなく、毎日汗水たらして山を知り尽くした普通のオッサンだった。

とりとめもなく..

2007年09月26日 | 今日の出来事
 今さらだが、始めるのは簡単、書き続けるというのは大変だ。球児にジェフもだが久保田はやっぱり凄い。今日書けばめでたく連続2週間達成。なのでとりあえず...。
 私のようなヒマ人でさえそうなのだから、毎日忙しくしておられる方々はさぞかし大変なことだろう。しかし、テレや謙遜を排して自ら「ヒマ人」であることを誇れるようにはまだなれない。ビンボー道も道半ばである。

 さて、今日は燻製作りのテスト。ベーコン、ソーセージはわれながらうしまけた。だいぶ自信がついた。トリもうまかったが少々しょっぱかった。塩加減を誤ったようだ。サーモンは乾燥しすぎて干物のようになってしまった。魚は難しい。
 ところで、知り合いにイタリア料理の店をやっている人がいて、店の名前が「うしまけた」「うまかった」=馬勝った、というシャレだ。

 小豆島マツタケ研究会の方から「京都に行くので飲みましょう」ということになり、こちらもほんとに久しぶりに繁華街へ出て「小豆島エコビレッジ構想」の話で盛り上がった。10時半ころ店を出ると、平日とはいえもう人通りもまばら、以前は四条花見小路あたりといえばもっと人が行き交っていたように思うが。客を引くおネエさんも少なくなったような..。かわりにヒマそうなホスト風のおニイさんがやたら目立つ。
 
 小豆島ではまだまだ男が威張っている男社会だという。
我が家ではついにスズムシが鳴かなくなった。残っているのはメスばかり5匹...。

 

新米

2007年09月25日 | 今日の出来事
お隣の農家Yさんからお米のおすそ分けをいただいた。

 「キヌヒカリ」という、福井県(の農業試験場?)で開発された品種で、暖地向きの倒壊に強い品種だそうだ。コシヒカリはどちらかというと寒冷地向きで倒壊に弱いので西日本ではほとんど作られていないそうだ。味はあっさり淡白な感じだがやはり新米はうまかった。

 収穫分は、自家消費と知り合いにおすそ分けしてちょうどだということだ。農機の償却や肥料代などで年間70万円くらいかかるそうで、収穫分全てを出荷したとしても50万円くらいの売り上げにしかならず20万円くらいの赤字だとのこと。耕作のための労賃を考えれば赤字はもっと大きいだろう。
 Yさんの農地は都市近郊で、宅地化に伴い地価が上がって田んぼの資産価値も上がっていると考えられるから、税金の安い農地とし保有し続けるために田んぼを続けているのだろう。地域格差の拡大で資産価値も見込めない田舎では、小規模の農家ではばかばかしくなって耕作放棄地が増えるのも道理だ。もっとも土地を持っているだけでもましだとも言えるが。

市民共同発電所

2007年09月24日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・
 このごろ殺人(未遂)事件と環境やエコの話を聞かない日はない。今朝のフジテレビ「特ダネ」では「家庭でできるエコ特集」、ローカルFM放送でも総合地球環境学研究所とやらのエライ先生を招いての「地球温暖化特集」をやっていた。

 「家庭でできるエコ特集」では水や電気の節約、生ゴミ堆肥化などといった言い古された、まあやらないよりはまし程度の話。
 資源やエネルギーの大半は産業分野で消費されているのに取り上げられることはほとんどない。むしろ、環境ボランティアへの社員動員やわずかばかりの寄付でエコと称して企業イメージアップに利用するほどにしたたかである。

 エライ先生の方はといえば、いろんなシナリオを仮定した温暖化のコンピューターシミュレーションの当たる確率が年々良くなってきている、という当たり前の話。ただしシミュレーションはあくまでシミュレーションでしかない。

 「進歩がないなあ」と思っていたら、赤旗という共産党の新聞に、9月22-23日、大阪で開催された「市民共同発電所全国フォーラム2007」の記事が2日連続で報道されていた。
 市民が出資して太陽や風力などの「環境負荷の少ない」自然エネルギー発電所を普及させようという取り組みの報道であった。自然エネルギー発電所そのものを作るための資源・エネルギー消費とコストの問題が抜けているのが気にはなるが、少なくとも一般家庭にばかり3Rを求める一方的な議論や「当たるも八卦」の温暖化ネタよりは建設的だ。ところが、不思議なことに他のどの新聞もテレビもまったく報道していないのである。

 共産党系の集会などは、概して一般マスコミでは小さく扱われるか無視される傾向があるが、このフォーラムもそうなのだろうか。
 いずれにしろ、エコも環境も背景にある政治的、経済的思惑に注意を払っておく必要があることを改めて思い起こさせる出来事ではあった。

焼きチキン

2007年09月24日 | 今日の出来事

焼きチキン(チキンラーメンの焼きそば)というものが売られていた。元の乾麺はどちらも片面に卵を乗せるための窪みがある同じ丸い形状だ。チキンラーメンとどう違うのか?

まず、焼きチキンの作り方にしたがって焼きそばにしてみた。
左3分の1がチキンラーメン、中央が焼きチキン

予想されることだが、チキンラーメンの方が塩味が強い。色も濃い。

次に普通に湯を入れて3分間の標準調理法。左チキンラーメン、右焼きチキン
焼きチキンは薄味で、湯で薄めたチキンラーメンのような感じ。

どちらも普通に食べられるが、焼きチキンのラーメン仕立ては塩分控えめではある。

原材料リスト。 左チキンラーメン、右焼きチキン


 どちらも似たようなものだが、焼きチキンにはチキンラーメンに入っていないオイスターソースが入っており、チキンラーメンには焼きチキンにないチキンオイルが入っている。塩分量は記載がないが、実際食べた様子では明らかに焼きチキンのほうが少ないだろう。つまるところチキンラーメンの塩分を減らしただけ?

 いずれにしろ積極的に薦められる食品ではないが、より少ない塩分、オイル分で焼きチキンの方がややヘルシーであるような印象は与える。それにしてもたくさんの原材料(添加物?)だ。酵母エキスに蛋白加水分解物、増粘多糖類...?。

 


猫鍋

2007年09月23日 | このごろ思うこと

Introduction
「猫鍋」というのがネットでブームだそうだ。で、テンさんで実験してみた。

Materials and Method
オス猫(4歳)、土鍋、ホーロー鍋、フライパン、カゴ。猫を各アイテムのそばに置きネットにあるように中に入って落ち着くか、を観察する。

Result and Discussion
1) 土鍋
  ん?。
  興味なし。
  全く興味なし..。

2)ホーロー鍋
  興味あり!
  が、入らず去った。
 エサが入っているのかどうかを確認しただけ、と推測される。

3)フライパン
  見向きもしなかった。
 「もうだまされねえぞ」という心境かと推測されるがはっきりしたことは分からない。

4)カゴ
  無視。

 以上の結果から、猫鍋の成立には容器の種類よりも猫の性格によるところが大きい、もしくはヤラセと考えられることが分かった。なお、幼猫、メス猫での実験は行っていないので年齢、性別によるものかどうかは今後の課題である。

 さて、本項のカテゴリィは「ねこ」ではなく「このごろ思うこと」。
ここで言いたかったのは、ブームだからと言って必ずしも正しいとは限らない、何事も自分の目で確かめてみなければ時流に流されてしまう恐れがあるということである。

 エコをテーマにしたある公園に、「環境にやさしい」アイテムのシンボルの一つとして「木質バイオマスボイラー」が設置されている。管理を任されている技術者が実測データに基づいてそのエネルギー収支を計算してみたところ、「環境にやさしくない」という結果が出てしまった。当然のことだが、秘匿され公表はされていない。

 私が言いたいのは、例え負の結果が出たとしてもそれはそれとして受け止め、ダメなものはダメとして軌道修正すべきだということである。そうしてこそ例え結果が想定外だったとしてもそれはそれで将来に活かすことができるのだ。そうすれば、ふれ込みどおりではなかった施設も無駄遣いには違いないが全くの無駄金にはならない。かの「木質バイオマスボイラー」は、今も「エコのシンボル」として見学者に紹介されている。


ぼつぼつマツタケシーズンなのに..

2007年09月21日 | まつたけ

 相変わらずの残暑だ。今日は岩倉S山の整備を行った。

マツクイムシ感染松の伐倒
 

 なにしろシロウト集団なのでなかなかうまくいかないところもある。そんな中で、長年マツタケ山に入って経験豊かなMさん、Aさんが整備しているところはさすがである。二人が整備したところは、マツタケが生えるかどうか以前にとにかく「美しい」のだ。ほどよい木漏れ日と漂う森の香りが清々しい。山が健康を取り戻して喜んでいるようだ。
 
    
 それに比べてシロウトの整備は、松のみ残して全部刈ってしまったり、日ごろの憂さ晴らしか憑りつかれたようにチェンソーで切りまくったり、切った木や枝が乱雑に積み重ねられて実に見苦しい。皮膚病を皮膚を剥がして治そうとしているようなものだ。山が「痛い痛い」と悲鳴を上げている。
 

 長年放置されて積もりに積もった腐植を適度な厚さになるよう地掻きして取り除く。掻き集めた腐植はむかし人々が里山でやっていたように堆肥として利用する。自宅菜園の土壌改良用に少し持って帰った。
 

 腐植を鋤きこんだ畑で育つ、ある作物に実がなった。何の実か分かりますか?
 

答えはこちら。可憐な赤い実です。羽のような葉との対比が美しく部屋に飾った。テンさんも気に入って観賞?に寄ってきた。


ナマの京都(グレゴリ青山)

2007年09月20日 | 面白かった本
京都市外在住のマンガ家でイラストレーターの著者独特の感性で紹介する京都本である。
 京のいけず、いやぁかなんわぁ京言葉、京都の庶民なら誰もが一度は行ったことがある餃子の王将、おあげさん、おぶ、さば寿司、岩田呉服店、西村のエーセーボーロ、河波忠兵衛、山田木材経営団地、ぼんさんが屁をこいた、怪談みぞろヶ池..etc。

 が、紹介したいのはナマの京都もさることながら、「京のデッカイおあげさん」なのである。うちでやってるのと全く同じ利用法が紹介されていたのだ!

 京の“おあげさん”はデカイ。これをスーパーの10%引き特売などで大量に買いだめ冷凍しておく。うちの冷凍庫には常に10枚前後は用意してある。そのまま解凍して醤油とみりんで焼くと簡単ヘルシーステーキ、味噌汁の実に、小松菜などと煮物に、丼ものの具に、おいなりさん、チャーハンの増量に、肉の代わりに使えて安くてヘルシー、とにかく重宝することこの上ないスーパー食材なのだ。

 そのありがたいおあげさんも、「エコ・バイオエタノール」のとばっちりで値上げされるかもしれない。値上げどころか、自給率数%と心もとない大豆を売ってもらえなくなったら、おあげさん自体が超高級食材になってしまいかねない。いったいエコって何? 
 

インスタント煮豆

2007年09月19日 | ビンボー技
 賞味期限切れの高級丹波黒豆甘納豆を大量にもらってきた(画像左)。つまりタダ。買えば定価600円。売り物にできないから捨てるんだという!。まだ十分食べられるのに(少なくとも私は)もったいない話だ。一体、賞味期限って何なんだろう?
 
 コンビにでは賞味期限間近の弁当は捨てられ、ホームレスがあさり、回収業者が堆肥や家畜飼料にするらしい。これをリサイクルというんだそうな。なんか違うんでない?
 
 世界人口の60%が飢えに苦しんでいるというのに、世界の食糧の10%を食いあさって恥じない飽食日本。環境や金儲けで余計なことをする前にもっとやるべきこと(やらないでおくべきこと)があるのではないだろうか。数年後に迫るデジタル放送もそうだ。CO2の排出権取引?、環境をダシにしてまで銭儲けをしようなんてなんとまあ、あさましい。安倍さんの「解離性障害」で尻すぼみのインド洋ガソスタ計画?余計なことをやりすぎなのだ。

 環境や金儲けにしろ、誰もが余計なことをせずにつましく正しいビンボー暮らしを楽しむようにすれば、ややこしい理屈をこねて運動などしなくても環境問題もいっぺんに解決する。

 で、今日からニュウカテゴリィ、身近なところで気がついたビンボーテクを記録していくことにした。第1号は高級丹波黒豆甘納豆の煮豆。もらった黒豆甘納豆を容器に入れ水を少し加えて電子レンジにかける。1分でおいしい煮豆の出来上がりだ(画像右)。

 さて、毎日ネタが続くか挑戦して一週間だ。かの有名なブログの女王様は一日に何10回も更新するのだそうな。スゲ~。ま、何の意味があるのかは分からないがいつまでネタが続くかやってみよう

宇治田原マツタケ山 撤水試験

2007年09月18日 | まつたけ

山本山で撤水試験を行った。

 各地マツタケ山での試行報告によれば、「マツタケ発生が予測される時期の少し前に撤水すると発生が増進された」という結果が得られているところもあるが、「撤水によると思われる増産効果は認められなかった」という結果のところもあり、必ずしも有効とは言い切れない面もあるようだ。しかし、「撤水により減産した」という例は報告されていないので、まずは効果の真偽を確かめてみようということになった。

 今日は、水タンクを試験予定地に運び撤水量とそのコントロールを試験した。結果はまずまず良好であった。
 

 次回はシロ周辺に撤水用チューブを敷設し、10月の発生時期に合わせて撤水し昨年より増産効果が得られるか様子を見る予定だ。

 また8月27日に続いて、2つ目の試験地にも気温、地温、地中含水量など測定用の百葉箱を設置した。
  

林ではすでにイグチ類を中心に多くのキノコが発生していた。
 
      ベニイグチ                アカイボカサタケ


ログ風物置

2007年09月17日 | 一日一作

 マツタケ山再生作業で出たヒノキ間伐材でピーセンピースの練習にログ風物置を作ってみた。モルタル塗りの家にはもう一つしっくりこない。ログハウスの横なら似合いそう。やはり野に置けレンゲ草。
 ログにはミスマッチのトタン屋根だけが妙にモルタルにはマッチして悲しい。屋根も桧皮葺にするべきだった。が、やり方が分からん