道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

孤独について

2023年06月07日 | 随想
人は成長する過程で、他者との協和、すなわち社会性を身につけることが何よりも重要なことと、家庭や学校で繰り返し教えられる。人づきあいの良し悪しは、社会人としての完成度につながるからである。それがために人々は、集団的社交を最優先し、個人に対する集団の優越を盲目的に信じるようになる。その結果、生まれつき人との交際が苦手な人たちや上手くできない人たちは、悩み苦しむことになる。年少の頃から「友達をつくれ!」 . . . 本文を読む
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フラワーパーク8

2023年06月06日 | 自然観察
雨の合間を狙って、フラワーパーク内に自生するササユリを見に行った。園内には、遠州地方の山野を覆うネザサが繁茂している場所がある。このササは三方原台地や佐鳴湖周辺にもよく遺っている。フラワーパークができる前の自然状態のこの地も、ネザサで覆われていたことだろう。そのネザサの藪の斜面に、ササユリが点々と蕾を着け、なかには咲いているものもあった。ここのササユリは何故か色が淡い。遠州・奥三河の山野をササユリ . . . 本文を読む
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我儘について

2023年06月05日 | 随想
人間社会の歴史において、多数派が少数派より正しかった例を私は知らない。むしろ多数が全員一致したような考えは、危険な扇動者が案出したもので、彼自身の栄達と保身にしか繋がらない。彼を支持した多数は辛酸を舐めた後に破滅した。斬新で優れた考えが、扇動者から提示されることは絶えてなかった。卓見は常に少数派のもの、傑れた知恵を多数で共有することには無理がある。大勢の人々が納得する案は、常に最大公約数的で平凡な . . . 本文を読む
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フラワーパーク7

2023年06月01日 | はままつフラワーパーク
9:00開園と同時に入園した。1時間程度の散策の目的は、アジサイとハナショウブの観賞。それと階段登りを含むウォーキング。咲き終わった花房を伐ったり、雑草を除ったり、植栽物の管理をする人たちが作業していた。播種・植え付け・施肥・剪定・植え替えなど、植栽物が途方もなく多いから、膨大な延人員が必要だろう。来園者の目に見えないところで、その人たちの働きが、切れ目ない花々の開花を支えている。家庭での園芸など . . . 本文を読む
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