、嘗てある婦人が語った信じ難い話を、書き記しておきたい。そんなに古い時代ではない。平成になる少し前、昭和の時代にあった事実の伝聞である。
その婦人が若妻の頃、用あって夫の実家を訪れた。義母と話をしていたら「○子さん、これ美味しいから食べてみれ」と茶菓子が出された。 若嫁はそれを食べながら、義母と会話を続けた。
丁度そこへ、勤め先から帰った夫の妹が入ってきた。「お義姉さん、いらっしゃい!」
義妹は席に着くや否や「あ!それ美味しそう」と、卓上の菓子に手を伸ばしかけた。途端に義母は大いに慌て「□子!やめとけ!腐ってるかもしんねーから」?!?!?!
嫁いびりという、姑の陰湿な心理は、昭和の御代まで日本中に遺っていたようだ・・・
このお姑さんが、日頃、娘たちや嫁たちに垂れていた薫陶は極めてユニーク、感銘?を受けたのでこれも記しておきたい。
「男なんてもなぁ、アッチだけやらせときゃぁイチコロじゃ!」?!?!?!?!?!?!
父の威厳も夫の沽券も、この一言で音を立てて崩れ落ちる。蓋し至言であろう。
洵に迫力に満ちた姑様ではある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます