名古屋気象台は今日6月6日、近畿、東海、関東・甲信が「梅雨入りした」と見られる」と発表した。例年、セミの最初の一斉奏鳴と気象台の梅雨明け発表とを比較し、梅雨明け認定能力の優劣を比較評定している。
セミは毎年明快に梅雨明けを教えて
くれているのに、気象庁の梅雨明け認定の仕方は、推定と確定の2段階表示方式で歯切れが悪い。
セミの奏鳴は本能行為、気象庁の予報は、歴とした国の気象予報機関の国民への通報業務だ。迅速で正確な予測と周知徹底が求められる。
「自然対科学の対決」とは大袈裟だが、これまでの30年は、当地域に限れば、殆どセミの方が早く正確に梅雨明けを認定していた。
途中から気象庁が「梅雨明け宣言」
を「梅雨明けしたと見られる」と控
えめな表現に変え、しかも確定日をひと月後に発表するよう変更したので、今では対比が際立たなくなってしまった。
この「見られる」という気象庁独特の常套表現、一般社会では通用しないなぁ。
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