気のむくままに。

日常のあれこれ。

『かえるのつなひき』

2011年10月20日 | 
おチビが「ご本屋さん」で借りてきた本は


『かえるのつなひき』

とても鮮やかなイラストです。
絵だけ見ていても、とても美しいなぁ、と
思った絵本です。

さて、お話を読んでみると。

沖縄の民話のようで、ところどころに
沖縄の言葉が出てきます。

稲に悪い虫がついてしまったので、
全土に被害が及ばないように稲を焼く、
という命令が出されたある地域。

それを聞いたカエルが、
米がなくなれば、人間はカエルを食べる、
と思い込んでおおわらわ。

大騒ぎをすれば、稲から虫が落ちる、
と考えた大騒ぎが、「つなひき」。
となりの村からも支援が来て、
おおがかりな綱引きの準備。

人間が稲を燃やそうとした日に、
カエルたちは人間を「つなひき」祭りに
ご招待。

あまりのその綱引きのすごさに、
虫は落ちてしまうし、
雷様がやってきて雨が降ったので、
豊作になった、というハッピーエンド。

方言の正しいイントネーションは
わかりませんけれど、
独特の言葉が楽しい絵本でした。