AI時代によみがえるチョー古い語彙、それは「合従連衡」
2017年7月より新聞雑誌からAI関連の記事収集を始めて2年半になる。
その間、収集した記事は約1万本になる。(自2019年~至2019年11月20日現在)
それら記事中に頻繁に出てくる語彙がある。
例えば、5G,Amazon,Google,GAFA、IOTから音声認識、顔認識、画像認識、自動運転
量子等の技術系に交じって協業、提携、連携、スタートアップ、ベンチャー、人材等等の企業に関連する言葉がある。
そしてこれ等に交じってひときわ異彩を放つ言葉がある。
「合従連衡」である。B.C200年~400年の中国戦国時代の様相を表現した語句である由。とにかく古いのは間違いない。
その語句が21世紀、先端技術のAI時代のいまに甦ったのである。
協業、提携、連携、スタートアップ、ベンチャー、人材等一連の語彙は世界的技術競争スピード戦国時代の今を表象している。
もはや一企業またはグループの自前主義では間に合わない、スピード第一、いままでのライバルとも手を組み、はたまた異業種企業とも連携する。「昨日の敵は今日の友」である。
その割り切りが「合従連衡」なのだ。
その典型的な例がトヨタとソフトバンクの提携であり、その提携のもとに共同設立された自動運転開発の「モネテクノロジーズ」であり、この「モネテクノロジーズ」にスバル、ダイハツ、日野自動車、マツダ、スズキ及びホンダがつながっている。
大企業同士、大企業―中小、スタートアップ、企業―大学、アカデミー(産学)等等もはや自前主義、唯我独尊では世界競争に立ち向かえない。現にAI関係では日本は周回遅れだと識者は指摘している。
先の敗戦から立ち直った日本、令和の新世代に向かって頑張りましょう。