小学校6年生の孫息子が日光への修学旅行土産として「長寿箸」なる箸をプレゼントしてくれた。
学校で決められたお小遣い3000円の内からの¥150はかなりの出費?だっただろう。
実物は値段の割にはしっかりしたもので、これなら箸が長持ちするか、私が長生きするか良い勝負と思った。大事に使おう。箸代金の何十倍かのお小遣いをクリスマスにはあげよう。
実は修学旅行出発前に現地商店街発行の「お土産品リスト」なるものを母親がFaxしてきた。
お土産品選びで孫が悩んでいるという。なるほどリストを見ると何十種類もあり予算総額¥3,000では悩むはずだと納得、なるべく家族全体にお土産が行き渡るようにと低予算で且つ実用的な箸を選び返信したのである。
私の小学校時代は修学旅行は戦時中故経験することはなかったのだが、旅行中たまたま修学旅行の生徒たちがお土産品店に群がっているのを見かけることはよくある。
押し寄せる少年少女に応対する店の人たちも大変だろうし、生徒たちも目の前の品物選びに迷う様が目に見えるようだ。
その点、予め土産品、価格リストが以前に用意されれば店は楽だし、生徒たちも悩みはすくないだろうが、反面あれこれ迷うのも旅行の楽しみだろうし、その場での意外な発見、サプライズの機会が少なくなるのも淋しい気もすると修学旅行をしなかった老人は思うのである。