世の中にはいろんな番付表(Ranking List)がある。そんなRanking Listのうち、小生の興味をそそるのは世界の大学をある基準で評価した世界大学ランキングである。このランキングもいろんな調査機関から出ている。
The Higher Education(THE),QSおよび上海交通大学等の発表するものがよく知られている。各機関毎の独自評価基準を用いているので上海交通大学以外は英語圏内の大学に評価が偏っているとは小生の管見であるかもしれない。
日本の大学の評価が東大をはじめちょっと低いのではないかとは小生のヒガミか?
そのランキングに新顔が最近登場した。
Center of World University Rankings(http://www.cwur.org)
Saudi Arabiaである。
世界の大学数は全部で18,000大学(キャンパス)以上あるそうである。
そのうち1,000大学をランキング付けしている。評価の諸基準のうち教育環境に重点を置いていると同機関は表明している。
ご多分にもれず、ベストテンにはHarvardをはじめ米国勢がそろい踏みし、英国勢がケンブリッジ、オクスフォードが2校入っている。この辺りまでは他の機関発表と変わらないが、他の機関発表で毎年の様にじりじりと順位を落としている我らが東大、京都大学が13位、15位と顔を出しているのは嬉しい。
もっと嬉しいのは上記1,000大学中日本の大学数が74校ランク入りしていることと地方の国公立大学の可なりがリストアップされていることである。ただ首を傾げたくなるのは当然リストに出てくるべきであろう某、某某大学の名前が見当たらないのはこの機関の調査漏れとしか思えない。
たかが番付、されどRanking、世界の100大学のうち、日本から10大学以上をランク入りさせたいとの政府の希望であるそうだ。各機関発表のランキングを真摯に受け止め参考にしたいものである。