社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

深大寺 だるま市のダルマの運命

2006年03月04日 09時30分25秒 | 社会断層
深大寺ダルマ市 用済みダルマの運命
3月3日、4日と調布市深大寺でダルマ市が行われているというので物好きな小生は出かけてみた。
出かけるには一つの魂胆があった。それは用済みになったダルマさんが如何なる処遇を受けるのか興味があり、それを見極めたいと思ったのである。
一月の終わり頃川崎市麻生区の麻生不動尊のダルマ市を同学のOBと散歩を兼ねて見に行ったことがある。小生にとってダルマ市なるものは初めての経験で麻生不動尊の人出にまずビックリした。此処ではダルマを売る商売人は1ヶ所つまり本堂前の広場に集り、1ヶ売れる毎に景気のよい掛け声が響き渡った。
その広場の裏手をヒョイと見ると用済みのダルマがうずたかく積んであった。前年に買い求めた願主が願いが叶ったので両眼に眼を入れたダルマを納めに来たのだ。
係の人が受け取り積み上げていた。しかし無造作にぶっ積んでいる感じは紛れもなく、ダルマさんも可哀相だとその時は思った。
深大寺ではダルマはあちこちの店で売られており店が一カ所に集まってはいない。
さて深大寺はどんな扱いを受けているか?此処では納所に高さ2米以上の衝立が設けられ願主達は「エイヤ」と衝立の向こうに放り投げていた。
少なくとも、ここまでの扱いは麻生不動が丁寧だと思うが、さて納所に納められ、集められたダルマさん達は最後にどうなるのだろう?
願主がダルマをここまで納めに来るということは、ダルマは願主にその願いを叶えたからこそだと思う。それに相応しい最後を迎えさせて欲しいと思った。