社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

定年OBの就職・就業

2005年04月25日 14時34分21秒 | 大定年時代
定年OB 続きその3
前回は定年 OBが再び就職乃至就業を考えるとき、対象企業を中小企業にすべきだと述べた。その理由は中途採用の求人先は中小企業の規模50人以下が圧倒的に多く、且つ充足率が低いというデーターがあるからである。(経産省調査資料による)
さらに雇用形態が多様化しているとその資料統計は示している。
正社員としての雇用比率が1割も減り、「業務委託」の形態が増加しているという。
「業務委託」ならば委託された業務を責任を持って遂行すれば良いわけで在宅勤務や出勤時間の自由度も得られやすいと考えられる。但し委託された業務を遂行出来る技術・技能・経験が問われるわけである。まさに業務年齢を重ねた定年OBにこそ相応しい雇用形態ではなかろうか。
前職における企業規模や地位に拘らず、これからは自分が培った技術・技能や業務経験に拘り新天地として中小企業を対象に考えるべきと思う。
そのためには、もう一度自己の得意技能・経験等を分析、整理しておき、明確に表現できることが必要であろう。
わがNPOで定年OBの相談を受けるとき、自分の得意分野・やりたいことなどを明確に表現できない人がままある。前職が大企業でその会社内の地位もかなりの所まで上った人にこの傾向があるようだ。経産省資料NPO