てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

街と音と雪女

2012年12月03日 10時46分10秒 | お化け&幽霊

11月30日は、宮崎声学研究会の「同詩異曲演奏会」(宮崎市:メディキット県民ホール)でした。

開演が午後7時からでしたので、お昼にはえびのを発ち、久しぶりに宮崎の山形屋やスタバなど街で遊ぶことにしました。

「街」

何か・・・橘通りもシャッターが降りた店が増えていて、若草通りも一番街も寒風が吹きすさんでいるようでした。

『こんな事なら最初からイオンに行けばよかったかな』と思いましたが、スタバのような人ごみを感じながらコーヒーを飲むという空間が懐かしかった。

しかし、山形屋も人が少なかった。鹿児島の山形屋は平日でも人とぶつかるほどなのに、宮崎はス~イスイでした。

ヴィトンなどのブランドショップも入っていないのですが、私の好きなANNASUIが入っていて、このランクの商品は結構品揃えがありました。

ANNASUI・・・またいろいろ買いました。今年はレッグウォーマーも出ていたので。ANNASUIの、あの怪しげな紫と赤の配色は好きだなあ。

そんなお買いものをして、スタバでコーヒーを飲んで、Uさんのお土産のお饅頭を買って、パンを買って。

その後、前の仕事仲間(仲間というには格が違いすぎましたが)を訪ね、来年のえびののミュージカルの事を話し、何とかテレビで! 何とか新聞で!特集を!と誘い水を仕掛けてきました。が。。結局 久しぶりなもので年の話しとか、健康の話しとか「宮崎市もさびれたねえ」とか「宮崎市ほど交通が不便な街はないですねえ」と言い、「えびのの人からそんな事言われたくないなあ」と言われ「でも事実そうでしょ。えびのは霧島も福岡も近いですよー。新幹線だって宮崎市より近いですから」と生意気なことをほざいてきました。

 今は、マスコミもうんと景気が悪いようです。

 

 そして、7時からは 宮崎声学研究会の「同詩異曲演奏会」。

「音」

同じ詩に違う作曲家が作った歌曲を歌うという演奏会。前に私がステージコンサートやライブでいろんな作曲家のアヴェマリアを弾いたのの特集版のようでした。演奏は、地村 俊政 宮崎大学名誉教授の門下生が中心となりバリトン、テノール、メゾソプラノ、ソプラノなど6名の歌手の方達でした。プログラムを見ると「えー どんな曲だっけ???」と思いましたが、聴くと懐かしい懐かしい。高校生の頃うたった曲をはじめ、伴奏した曲が次々と。私にとってはまさにナツメロでした!

皆さんこうやって音楽を続けてらっしゃるのですね。私は一度道を踏み外しているアウトサイダーなので、とても真面目な演奏に聴こえました。いや、そういうと私がふまじめのようですが、そうではなくて、私は何だか自由に演奏しているかなあと。音も曲想も。演奏会に行くと、こうやって違う音を聴くことができるのも大きな勉強になるんだなあ。

 そして!「雪女!」

宮崎市からえびの市までの標高差はどれくらいでしょうか。4~500mくらいでしょうか。えびのに越す前、越した後、車で宮崎市とえびのを走ると丁度野尻のあたりで耳が痛くなりました。プツン!と音がして内耳の気圧と外の気圧が調整されたのでしょうか。今はそういうことはないのですが。アップダウンの道。えびのは霧島連山のふもとの街ですので、そこにたどり着くまでは盆地ならではの地形気候が立ちはだかっています。

この季節は、神秘的な雲海が見られる季節ですが、雲海=霧=雲。雄大で荘厳な雲海は夜作られ、早朝にその姿を現すのですが、音楽会が終了したのは9時半頃で、それから高速に乗ったのは10時少し前。清武ICあたりから霧の急襲。バリバリと取材で駆け回っていた頃はへいちゃらでしたが、えびのでクラスようになってからは一人焼き鳥や、一人バーも行かず、夜も出歩く場所がないので当然車の運転も激減しました。

で、久しぶりの夜の 霧の 高速道路。恐ろしいですねえ。ライトをアップにすると乱反射して視えないし、かといってダウンするとガードレールの反射板どころか道路そのものが直近にならないと視えません。さらに前の車のテールランプも近くならないと視えません!もう50キロのノロノロで走っても、時々霧が渦巻いて向ってきます。この日は、朝から車の中でヘンデルのメサイアを聴いておりましたが、何だか世紀末的な音楽にさえ聴こえてきたのでNOミュージック。

 があああああああああああ!子どもの頃のあの恐ろしい「雪女」のお話が頭の中をグルングルン。教育テレビで見た「雪女」の効果音が聞こえてくるようで、いつ雪女が出てきてもおかしくない状況でした。眠気もお腹が空いていたのも吹っ飛びました。

 そんな怖い思いをして50キロで走る私の傍らを、軽の車がすんごいスピードで追い抜いて行きました。雪女に呼ばれたのでしょうか・・・。

   ああ 怖かった。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿