未完成追放運動

暮れにキルト部屋（でも納戸＆洗濯部屋と化している）の大掃除をしたら、作りかけの懐かしいものが色々出てきた。

フルセット買ってしまって裁断は頑張ったのに、縫い始めて数枚で挫折してしまったベッドカバー。
キルティングが半分くらい出来てるのに進まないタぺストリー。
これまたキルティングがあと少しなのに放置状態のバッグ・・・

その中で、これは何とか出来そう！と思ってるのが、この・・・・・・


えーと

なんだ？


これは3年くらい前に、東京ドームのキルト展で買ってきた「10センチ角の布100枚」セット（全部違う布）
ドームのキルトショップには、こういう類のがわんさかとあるのだ。
100枚全部つなぐだけで素敵なキルトができちゃう！みたいな・・・
色・柄あわせはショップによってテイストが違うので、むら染め・バラ柄・先染め等など見てるだけで楽しい。

で、その買ってきた先染め布（先染めとは、糸を先に染めてから布にすること。チェックが多い）に４㎝幅の手持ち布を合わせて１７㎝角にしてから、全部つないでベッドカバーみたいなものにしよう・・・と思ったらしい。
設計図らしきものも出てきた。
17㎝に仕上げてあるのは72枚ほど。

ここまでやった後でキルト・パーティの課題を始めてしまったので、そのまま封印されたようだ。
ただただミシンで繋ぐだけなので、モノは大きいけど　それほど手間はかからないはずだ。
で、キルティングも全部ミシンでやっちゃったら・・・・・・結構速くできちゃうかもね？




自分が本当に好きなことを、一生かけてずっと続けていきたい。
せっかくこの世に生まれてきて　命あるからただ生きるだけではなく。
生きた証を残すなんてそこまで大袈裟じゃないけど・・・

私の時間は私のもの。
その限られた中で、好きなことに打ち込んで何らかの形になるのなら、達成と充実でいっぱいの幸福感を得ることができるだろう。

人によって時間の感じ方は違うという。
ただ過ぎていくのをよしとするか、もったいないと何かに生かそうとするか。
私は明らかに後者であり、建設的な作業が大好きだ。


キルトの通信の課題で1年。本科で2年。
きっと今が一区切りの時期なんだろうな・・・作りかけを何とかしたいなんて。
今まで課題でいっぱいだったから、何とかしたいなんて考えもしなかった。
先へ進みたい時、私はいつも気になっていることを片付けなくちゃって思ってしまうのだ。

今までの3年間で、実はまだキルトの森へと続く、入口までのほんの数歩しか進んでないように思う。
ただ本を見て素敵だなと憧れる時は終わったかもしれない。
これからが本当の森の中だ。
どこまで深みにはまるのか・・・それとも彷徨って挫折するか。


この作品は提出せず、少しずつ進めていこうと思う。
「未完成追放」・・・まずは1枚。
同時進行で課題と、タペストリーも。