おはようございます、卯月です。
昨日は仕事から帰ってゴハン食べたらバタンキューで、ブログの更新ができないまま寝てしまい、ごめんなさい。
つい最近、ミイの銀のペンダントをネットで買いました。
気に入って、どこにでもつけて行ってます。
そのペンダントを見ていて、生まれて初めて、銀のネックレスを父に買ってもらった時のことを思い出しました。
別に誕生日でもなんでもないある日突然、父がオープンハートの銀のネックレスを私にと買って来たのです。「今、こういうのが流行っているらしいから」と言って。
短大の時だったかと思います。
いつもTシャツにジーンズの、洒落っけも何もない私に、父がどうして突然そんなものを買ってきてくれたのか、今でも不思議ですが、私は初めてのネックレスが(父とは仲良くなかったのだけれど)気恥ずかしくうれしくて、毎日手に取っては眺めていた記憶があります。
その後、「懐中時計が欲しい」と言っていた私に、父が「懐中時計はいいのがなかったけれど」と言って、ペンダント時計を買ってきてくれたこともありました。裏側が七宝になっている、とてもお洒落なものでしたが、私はそれをジーンズのポケットに入れたまま洗濯機で回しちゃったりして、今思うと、ああなんてバチあたりな娘だったのでしょう。(でもすぐ修理に出して、その後しばらくは大事に使ってたんだけどね。今はどこにあるだろう…実家を探せば出てくるかな?)
こうして思い返すと、父とは仲良くなかったと思ってたけど、いろいろなものを買ってもらっていたのでした。マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」も、父にねだって買ってもらったのだったっけ。
「プルーストの本が欲しいんだけど」と言った私に、「パパにはタラがキャスパーみたいに思えるよ」と笑ってお金を出してくれたっけ。キャスパーというのは、私が小さい頃好きで見ていたアニメの主人公のオバケです。父は、娘が自分の手の届かないところへ行こうとしていることを感じていたのでしょう。
父とのことは、まだまだ書きたいことがたくさんありますが、今回はここまでにしておきます。
ミイのペンダントを見るたび、私は多分、あのオープンハートのネックレスを思い出し続けるのかもしれません。そんな私を、父は天国で見ているのかなあ。
では、今回はこの辺で。またいらしてくださいね。
暑いのでお体に気をつけてくださいね。