今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

桜を見て泣く。

2021-03-27 09:38:00 | タラの日記
退職が正式に決まって、職員たちにはもちろん、園の子どもたちにも保護者の方々にもお知らせが行き渡り、「退職なさるんですね、寂しいです」と言っていただいたり、子どもたちがくっついてきて別れを惜しんでくれたり、している。

一昨日、出勤する時に、桜を見た。
通り道だけど、そこに桜の木があることに、私はこの5年、気づいていなかった。
夢中でかよったにせよ、なんという鈍感さ。びっくりだ。この大きな桜の木を、ずっと見過ごしてきたのだ。

ほぼ満開に近い状態の大きな桜の下に行き、抱かれるようにして、私は泣いた。
何故だろう。
来年はもう、ここにはいない。その思いが、涙になったのか。
初めて気づいた桜が、最後になってしまった。
素晴らしい見頃の桜の花をカメラに収めようとしたけれど、この気持ちは写らない、と思って、しばらくただ、立っていた。

桜の花の、はっと息を飲むような美しさ、儚さ。
それだけでも涙がでそうになるのにね。

お別れだね。


転職!

2021-03-25 14:29:00 | タラの日記
思えば2月の2週目に入ったあたりのある日、その日が始まりの日だった。
いつものように、Yahoo!の星占いを見ようと、iPhoneを開いた。ふと、ある広告が、目に飛び込んで来たのだ。
いつもは広告なんて見ないのに、それはなんだか輝いて見えて、思わず目を止めた。
発達支援教室の、利用者(子どもさん)募集の広告。
なんだか明るく温かい場所のように思えた。魅力的に映った。

気づくと私は、そこに問い合わせのメールを送っていた。
パートの求人はありませんか、と書き、自分のことを少し書いた。
息子の発達障害のこと、保育のパートをして5年、その間に保育士資格も取ったこと、還暦過ぎても、発達支援の仕事への夢が捨てきれないでいること、など。

それを読んだ人事採用ご担当の方から、なんとすぐに電話がかかってきた。
是非、面談にいらっしゃいませんか、と、誘っていただいた。
そこからは、本当にとんとん拍子だった。
面談、採用のご連絡、現場見学、と、怒涛の日々が過ぎた。

私は、今の職場の契約が切れる4月15日付で退職することになった。
ほとんど迷いは無かった。

こういうのを運命と言うのかもしれない、と、ぼんやり思う。

4月は有休消化にあてるので、実質的には今月いっぱいでの退職。
今の園の子どもたちと過ごせるのもあと1週間になってしまった。

寂しくないと言えば大嘘だ。
こうしていても、みんなとの別れがつらく切なくて、涙目になってしまう。

でも、前からずっとやりたかった発達支援の仕事。
見学に行って、初めは怖気付き、私に務まるのかと一瞬は不安になったけど、子どもたちと遊び、スタッフのみなさんに温かく接していただき、ここでがんばっていこうと決めたのだ。

そんなわけで、来月、多分下旬から、新しい職場に通います。

しばらくは今の職場が恋しくて泣くかも。
いや、そんな暇は無いぐらいかもしれない。

タラさんはいつも前を向いているのね、と、友達に言われた。
走っていないといられないのかな、なんたって亥年だしなぁ。

またご報告させてください。
がんばっていこう。