今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

修行の日々じゃ。

2021-05-17 23:31:00 | タラの日記
新しい仕事が始まってもうすぐ1か月。
通勤にも慣れ、子どもたちの顔と名前もけっこう覚えた(登録している子が全員、毎日来るわけではないので、まだ会っていない子もいたりする)。

保育の仕事も深かったけど、放課後デイもやはり深い。
考えさせられることがいっぱいある。
言葉でのやりとりが充分にできない子も多いし、その表情から感情が読み取りづらい子も多い。
この子は今、どういう気持ちでいるのかな。
さっきの行動の意味は何だったのかな。

私の想像力では足りないと思う場面がたくさん。
でも、なんとか気持ちを汲みとりたい。
僅かにでも、心を通わせたい。
そう思って、修行の日々です。

この間はすごい引っ掻き傷ができたし、今日は噛みつかれたし、生傷も絶えない。
これについてはすごく悩んだ。
この人は信頼できる人?味方になってくれる人?私を置いて逃げたりしない人? そう試されている気がして、初めは敢えて避けなかった。
でも、どうなんだろう。
人を傷つけることは、自分も傷つくこと。
相手が逃げずに傷を負って、それでその子は気が済むのか。
その辺りがわからなくて、悶々とした。
今もよくわからない。
けど、とりあえず、「痛いよ。もうやらないよ」と、優しく言って、よけることにした。身がもたないからなんだけど。

今日は、送迎途中でトイレを借りたコンビニで(送迎前にトイレの確認をしなかったことがまずダメなんだけどな)、疾風のごとき勢いで品物を持って走り回る子どもをつかまえるのに必死(一瞬でも手を離したことも失敗)。
マジ心臓止まるかと。
その品物が欲しいとか、大人を困らせてやろうとか、そういうのではないのだ(と思う)。
ただ、衝動的に動いてしまうのであり、そこに悪意は無い。
だからこそ、こちらも、何としてでも止めなくてはと思う。
もう少しで万引き犯になるところだった。
ハラハラ。
お店の商品を投げたりしなくて本当によかった。

こんな具合で、まだまだ失敗ばかりしている私なのだけど。

この間ね、新しく入ってきた社員さんが心理職の資格試験を受けると聞いて、ふと自分の変化に気づいたのだ。
少し前の私なら、絶対に、「いいなぁ! 羨ましい!」と妬ましく思ったに違いなかった。

でも、今、そういうふうには気持ちが揺れない。
あれほど憧れた心理職に対する執着が、今の私には、ほとんど無いのだ。
不思議だけど。

今の仕事についたことで、私は一つのゴールを見た気がしている。
この仕事、がんばりたい。そう思っている。

もともとの子ども好きではない。
根っから子どもが好きな人とは違うと思う(なのになぜ保育をやっていたのだろう。そして保育園の子どもたちをこよなく愛していた)。

今の職場の子どもたちもみんなかわいい。
憎たらしい子は1人もいない。

行動には必ず理由がある、と教えてくれたのは、前の保育園の園長さんだった人です。本当にそうだと思う。
そういう視点を忘れずに、子どもたちと心を通わせていきたい。

明日は休み。
明後日からまたがんばろう。