無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然農(耕さない田んぼに稲を植える)

2009-06-28 23:53:02 | 出張菜園教室
「あずみの自然農塾」6月の2日目。
朝、7:30~耕さない田んぼで田植えをしました!


まず行ったのは、前作で大麦を刈った田んぼでレンゲの種取りを行いました。


レンゲ、正式にはゲンゲ。マメ科の一年草で田んぼの緑肥として中国から導入され近年までレンゲの蜂蜜のために、田んぼの前作によく使われていました。


田んぼの脇には、4月にみんなで蒔いたお米がすくすく育ち、りっぱな苗として育っていました。


鍬を使い、稲の根を傷めないように細心の注意を払いながら、苗をとり分けました。


大麦の藁がひかれた田んぼに、耕されることなく、穴をあけて稲を植えていきます。
今回は、黒米・農林48号・緑米・赤米の4種類を植えました。

これから10月まですくすく育ってカラフルな田んぼになるのが楽しみです。

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あずみの自然農塾(小麦刈り)

2009-06-27 23:37:45 | 出張菜園教室
6月27・28の土日に長野県安曇野市穂高にあるオーガニックペンションのシャロムヒュッテにて、あずみの自然農塾が開催された。

3月~12月まで、全国から20人の参加者により、毎月1泊2日しながら自然農を体験しながら学ぶワークショップだ。

今年で、3年目になる宿泊型のワークショップ。
自分の畑の区画も持ちながら、みんなで自然農の田畑も体験できるとあって人気があり、キャンセル待ちになります。

今月は、小麦の収穫と、大豆蒔きを土曜に行いました。
日曜日は耕さない自然農の田んぼに田植えを行いました。


小麦は、去年の生徒さんが10月に蒔いたもので、今回のこぎり鎌をもってみんなで小麦刈りを行いました。


小麦刈りを行う、2時間前までにお米の藁を水につけておき、小麦を縛りやすくするために、足で踏んで藁をやわらかくしました。


刈った小麦を写真のように、結束し本来は天日干しに1週間程度してから脱穀するのですが、


来月のワークショップまで外に干しておくと、雨で穂から発芽してしまうので、今回はハウスに移動させて来月まで干しておきます。


その後、別の場所に移動し、小豆・大豆・丹波の黒豆をみんなで蒔きました。

幸いなことに、は降らず助かりました。


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ビール麦(二条大麦)収穫、脱穀。

2009-06-26 09:30:26 | 日々の自然菜園
いつもブログを見てくださってありがとうございます。

遅れ気味のブログですみません。
農繁期だからこそ、コツコツ遅れても書いていこうと思います。
これからもブログ見て、感想・コメントくださいね。

今日は、麦収穫第二弾で、二条大麦を収穫、脱穀しました。
二条大麦は、通称「ビール麦」と呼ばれ、ビールの原材料として有名です。

ビールは、夏場の欠かせない飲料の一つ。
地ビールならぬ、自ビールができないかととりあえずビール麦の栽培を始めてみました。

今年はじめてのビール麦は、今まで有機栽培されていたので、ちょっとバラつきました。


それは、耕さない自然栽培では、地力が場所によって様々。
自家採種を重ねていくと、種の力が増し、年々種が地力を補うように耕さなくてもバラつきはなくなっていきます。


耕さない畑と、耕した畑では異なる草が生え、異なった生育をし、種もまた異なってきます。面白いものです。

まず収穫したビール麦を足踏み脱穀機で脱穀します。


そして、この地方に伝わる脱穀用の棒で、叩いてツンツンとがった「ノゲ」を落とします。


その後、フルイをかけて藁などのゴミを除きます。


これが、脱穀後のビール麦です。


あとは、乾燥させてから「唐箕」(とうみ)という風力選によって、玄麦(種)だけにして、瓶に保存します。


●お知らせ
NHKカルチャーセンター(松本iCity教室)では、
毎月一回ほど以上のような実践的な無農薬栽培の講座を開いています。
もっと勉強したい方は無農薬栽培のコツを学ぶ短期講座↓

●『無農薬家庭菜園の法則』7/8~9/9 (水曜 13:30~15:30)
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html


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麦の収穫第一弾!!(大麦編)

2009-06-25 20:43:21 | 日々の自然菜園
今日も30℃の暑いだった。

今週末に控えた、シャロムヒュッテでのワークショップ『あずみの自然農塾』までに大麦の収穫、田んぼの除草、玉葱の収穫終えたいところ。

今日は、友人の助けもあって、大麦の収穫も終わり脱穀一歩手前まで終了できた。

それ以外には、早朝の田んぼの除草。
私用兼仕事が数件。今月はテンコ盛りです。
上手に気分転換しながら、つもりです。


一人で農業をしようと勇んだこともありますが、最近は緩やかにつながって、持ちつ持たれずの相互依存的な協調性が大切だと思っています。

今回もいらなくなったバインダー(自動刈り取り結束機)をもらいに行ったついでに、機械に精通した友人が、バインダーの試運転を兼ねて大麦刈りを手伝ってくれました。

大助かりでした。ありがとうございます。


刈り取った大麦は、まずは一か所に集めて、足踏み脱穀機を準備します。



足でリズムよく踏むと、ドラムが回転して、そのドラムについた歯に当たって、
大麦の粒が脱穀されます。


小一時間ほどで、とげとげはまだ残っていますが、ワラと粒に脱穀できました。


大麦の育ったすぐわきで育っているカボチャに、さっそく大麦の藁で敷きワラしてあげました。

他所からもってくる有機資材も大切ですが、資材も自給できると最高です。


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ニンジンの種まき

2009-06-24 23:33:32 | 自然菜園の技術 基本
本日、

夏至を超え、真夏日和でした。
本来は、この地域では7月初旬に蒔くといいとされるニンジンですが、
裏山が近く西日が短いせいか、6月末に蒔いたニンジンが一番生育がよかったので、
今年も6月下旬に蒔きました。
去年の成功例と、失敗例は大切な財産です。

ニンジンは、発芽さえうまくいけば、あとは間引きだけで育ちます。

そもそもニンジンはセリ科なので、水が大好きです。
多くの家庭菜園家は、ニンジンは発芽まで水をかけるらしいです。
しかし、上手に水をかけないと、発芽障害や、種が流れてしまう危険性も高くなります。

うちは野菜の直播きすべて、種まき後水をかけずに育てているので、
ニンジンも水をかけずに発芽させます。

ニンジンの栽培【ポイント①】種をたくさん蒔く。


その後乾燥しないように種を蒔いた後、しっかり鎮圧すること。

【ポイント②】発芽まで土が乾燥しにくいように、何かで被覆する。

生えている草や、写真のようにお米のもみ殻や、新聞紙などなんでもいいので、土の上、発芽するまでピッタリ敷いておくといいでしょう。

【ポイント③】あとは、生長に合わせて、間引きをしながら根を太らす。


今回も『現代農業』で紹介させていただいたニンジンの脇に、枝豆を蒔いてみました。

今回も『現代農業』
紹介させていただいたニンジンの脇に、枝豆を蒔いてみました。

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梅雨本番、草も野菜もぐんぐん伸びる。

2009-06-22 23:52:05 | 日々の自然菜園
本日、

おととい収穫したニンニクをハウス内で、調整しました。
調整とは、収穫したままでは日持ちが悪いので、根を切り、一枚皮をむく仕事です。
ちょっとしたことですが、収穫してから間もなくやっておくとずいぶんニンニクの寿命が延びるのでお奨めです。

田んぼに行くと、ヒエがドシドシ発芽していました。(トップ写真)
これは、数日中に除草に入らないと稲が負けてしまう勢いです。
近日中に、田んぼに入ろうと思いました。

以前田んぼの畦(あぜ)に蒔いた畦豆(大豆)が、


見事に発芽していました。
すべてがすべてうまく発芽したわけではないのですが、きれいに出ているところは感動的です。
鳥にやられることなく、すくすく育ってもらいたいものです。


まとまった雨のお蔭で、葉物野菜はもちろん、夏野菜も少しずつ大きくなっています。

チンゲンサイです。


カブです。

今週は、って、いろいろ野良仕事していきたいです。

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廃鶏来る!その3

2009-06-20 23:22:18 | 日々の自然菜園
本日、

最近、新しい鶏が、4羽来たかと思うと、その後8羽来たので、いきなり大所帯になった。
合計18羽が同居している。
いずれも廃鶏で、産卵率が落ちてくる1歳2~3カ月のものだ。
産卵率が落ちたといえども、60~70%も産んでくれるので、うちではお菓子を焼く際にとても重宝している。
餌は、買ってきた配合飼料を5割程度にとどめ、米糠や残飯、そして畑の草やボカシなど量を増してあげている。
いずれは、餌の自給率を100%にしたいと思い、いろいろ実験している。

自給といえば、小豆も自給したい穀類の一つで、今年からちょっと多めに種を蒔いてみた。
野菜は、全面耕さず育てているが、今のところ雑穀に関しては、友人のトラクターを借りて一年に一度起こして、二毛作している。


そして、今日雨が降る前にニンニクの収穫を無事終えました。
雨が降ってからだと、保存性が落ちるので、今日はニンニク掘りで午前中忙しかったです。


大きな田んぼの水口は、ひねるタイプで、配管が行方不明だったのですが、部品を買ってきて新たに設置した写真です。


「百姓」とは、いろいろなことを同時並行させながら、季節ごとに仕事をこなしていきます。

毎日違うから続く仕事だからこそ、面白いと思っています。

「自給自足」、とても大変だけれどもやりがいのある充実した毎日を過ごしています。

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豆と草の力

2009-06-19 06:24:04 | 自然菜園の技術 応用
本日

ここ数日体調不良(風邪)で、予定していた仕事の半分もできていない。
ゆうこさんの強力なサポートのおかげで休むことができた。

長野も梅雨入りし、雨が降るようになってくれたおかげで野菜の生長が目覚ましい。

この梅雨時期に、合わせて行いたいことに、草対策だ。
具体的にいうと、この時期の草の生長は、野菜の生長を上回るものがある。
ほっておくと、野菜は間違いなく草の中に封じ込められてしまう。

そこで、1)野菜の株元の草は必ず根を残して刈り取る必要がある。

野菜の株元の草の根は、野菜の根と一緒にいるので、草の根をガリガリ除草すると、野菜の根っこも傷つけてしまうことが多い。
特に、キュウリ、カボチャのように、根が浅い野菜は除草に注意が必要だ。

野菜の根は、野菜の葉の先端まで来ていることが多いので、
野菜の葉の先端までは極丁寧に、草の根を残して除草するように気をつけている。

そして、2)野菜の根の先端付近まで丁寧に除草した後、刈った草を敷いておく。
いわゆる草マルチをしておく。


こうすることで、野菜の根は非常に生長しやすくなる。

というのは、
①株元の除草のため、野菜の根は草の根と競争せずに済み、
②刈った草がマルチしてあるため、株元の乾燥が抑えられ、新しい根を出しやすく、
③草マルチの下に集まってくる分解者(微生物・土壌生物)、つまりミミズなどによって分解された豊かな土には栄養がたっぷりできるから、野菜の根は草マルチの下から養分も吸える寸法だ。



これから、どんどん生えてくる無限の資源である「草」をどんどん草マルチにしていくことで、どんどん野菜が育つシステムができるわけだ。

草マルチ以外に土を積極的に豊かにしてくるものに、マメ科植物がある。
マメ科の植物の根には、さまざまな菌が寄生している。

有名なところでいうと、「根粒菌」。
「根粒菌」はマメ科植物から光合成でできた物質と、水をもらいながら、代わりに空気から窒素を固定してくれる。
この働きのため、マメ科植物は、窒素のない痩せた土地でも育つことができる。

その他に、「菌根菌」といった根に共生する微生物の働きのおかげで、リン酸・マグネシウム・鉄などのミネラルを根から吸収できる形に溶解してくれます。

つまり、マメ科植物を植えることにより、土はどんどん豊かになっていきます。
草を生やしたくない場所や、秋野菜まで空いた場所などで、トップ写真のように、マメ科を育てておくとこの時期、雨で流失する養分を予防できるだけでなく、土が豊かになること受け合いなので、マメ科植物をどんどん活用しましょう。

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松本大学・グリーンツーリズムの野外授業

2009-06-16 19:36:53 | 出張菜園教室
本日のち、

梅雨入りし、晴れていてもいつ降るかわからない季節になってきました。
とくに、住んでいる安曇野は山麓線沿いは山際なので、今日も昼過ぎにどしゃぶりになり、野菜は喜んで雨を全身で受けていました。

今日は、松本大学の観光ホスピタリティー学科の「グリーンツーリズム」の野外授業でした。
その講師が友人ということもあり、学生を受け入れて一緒に野良仕事を体験してもらいました。

50人余りの大学3・4年生が、受け入れ先の一つである農家民宿「安曇野地球宿」に集まりました。

今回受け入れ先の農家さんは、僕も含めて4人。
自然農業でリンゴを中心に果樹を専業で行っている「おくらやま農場」の松村暁生さん。
家族といっしょに農業体験ができる農家民宿「安曇野地球宿」の増田望三郎さん。
合鴨農業とエゴマ油など無農薬で育て、米・油・肉を自給できる農家の津村孝夫さん。
僕がいつもお世話になっている3人と一緒に参加させていただきました。

4人の農家さんに学生さんが分かれてもらって、各農家さんの畑に移動したのち、それぞれの農業のスタイルや農的生活の一部を体験してもらいました。


うちでは、まず参加してくれたみんなの自己紹介の後、
卵の自給を支えてくれている、鶏小屋にみんなで入り、鶏と卵を集めてもらったり、餌をあげたりしました。


その後、畑の自然観察会を行いました。
耕さない、草と虫を敵としない畑では、トウモロコシとカボチャが一緒に育っていたり、
キャベツとレタスが共存していたり草の中で元気に育っている野菜を観察しながら、交流を深めました。


その後、ニンニクの収穫や、小麦畑での除草などを通じて実際に農業にも触れてもらいました。
暑い中お疲れさまでした。
そしてありがとう~助かりました。


ライ小麦で作ったストローでお茶を飲みながら、感想を聞いたり、
質問に応えたり、明るく意欲的な学生さんに触れることでこちらも元気をいただきました。


参加してくれてありがとうございました。
今後の彼らの人生にとっていい思い出の一つになってくれたら幸いです。
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Azumino自給農スクールの田植え

2009-06-15 01:04:18 | 出張菜園教室
すみません。以前6月14日に書くと言っておきながら、ダウンしていて書いていなかった「Azumino自給農スクール」後の田植えについて、遅ればせながら書きます。


「Azumino自給農スクール」は、午前中だけです。
午後は、無料で自給農体験会を開いています。

実際に、自給をし始めると、野菜よりも米や雑穀を自給したくなりますが、経験がないとなかなかできないのも事実。

実際、僕自身も菜園についてはみなさんにご紹介できるくらい勉強もしましたし、失敗したことも人並み以上にあるため、午前中の「Azumino自給農スクール」では、美味しい無農薬野菜の育て方をご指導させていただいております。

しかし、お米や雑穀は、もともと一人で栽培するものではなく、昔は「結」(ゆい)といって、集団で育てたものです。

そこで、僕自身もそうだったように、みんなで収穫体験を分かち合いたいと思いました。

そうすることで、機械依存型の穀類自給ではなく、やりたい人で集まって育てて、分配する仕組みを作って育てたいと考えたからです。
(今は、穀類は機械が主流で、多くのものを輸入しています。)

今回、この田んぼで収穫できたお米で、参加してくれた人がお昼の「菜園食堂 Deva Cafe」で新米を食べたり、12月に餅をついたりしようと思っています。

また、お米作りにかかわった人が自分のお宅でも、育てたお米が食べられるように参加価格での販売も考えております。
そんなみんなの田んぼです。

**********************************
田植えの様子です。


糸を両脇に張り、40cmの印をつけた竹を物差しに、4~5列ずつ植えていきます。


これは田んぼ専用の長靴です。
泥でも長靴が持って行かれないように、足のサイズピッタリにできています。


今回は、1反5畝もある田んぼだったので、地域のリーダー的な友人、津村さんにご協力していただき、約1反は手押しの機械で植え、残り5畝(150坪)を手植えしました。


田んぼは、元神社の裏にあるため、昔の田園風景や里山を思わせる景色に囲われていてとてもいい場所にあります。

一枚の大きな田んぼに、多くの人が集まり、ワイワイと田植えする。
そして取れたお米をみんなで食べあう。
つらい農作業が、楽しい思い出になり、育てる喜びと食べる幸せを感じてもらえる場所になれば幸いです。




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