無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然農法センター見学会(前半:中川原さんの種採り菜園、土壌生物調査の仕方)

2017-07-31 06:43:44 | 自然菜園スクール
本日、ときどき

昨日は、(公財)自然農法国際研究開発センター(以後、自農センター)に、自然菜園スクール生と自給自足Lifeスクール生合同の見学会を行いました。



まずは、元自農センター職員で、私の種採りの師匠中川原敏雄さんのプライベート種採り菜園にお邪魔させていただきました。

見学会は、受け入れ側は、見学を受け入れるため、数日前からもしくはもっと前から草を刈ったり、いろいろ準備をしてくれており、当日は、当然野良仕事日和でも野良仕事は見学中手を休めなければいけないので、かなり負担が多いものです。

そのため見学者は、その畑のルールやモラルを守り、また来てほしいと思えるような見学の仕方を心がけたいものです。
今回の見学会では、草が生えている畑が多いので、間違って通路以外を踏まないようにしたり、通路に出ている野菜のつるを踏まないなどに加えて、
車を置く場所が、邪魔にならないようにするなど最低限のマナーだと思います。

そんな見学者の心得も伝えないと、各地で師匠たちが困っているモンスター見学者にならぬよう、気をつけました。

ちなみに、見学を申し込む場合は、冬の農閑期に、いつ頃が一番見ごろで、手が空いているのか半年前には、相手の都合を聴いておいてから、1カ月前位事前に申し込むのがスマートな見学会の申し込み方です。

農繁期は、確かに野菜も多く見どころもありますが、忙しく、見せるために畑をやっているのではなく、日頃仕事として畑に従事し、天候や出荷、地域でのつながりの中で役員をやっていて忙しかったり、農家さんはとても忙しいので、ちょっと見たいという一方的な急な見学会は迷惑以外の何物でもないのが現状です


私も以前見学をして回りましたし、現在見学を年に4回計画的に受け入れておりますが、双方の言い分はよくわかっている方だと思います。

農家さんとしては、見せるためには、草刈りをして恥ずかしくないようにしたいですし、観ていただくにはよりよい状態で観てほしいものです。
そのためには、見学会の受け入れの準備に数日かかるのが通常です。見学をさせていただく際には、マナーとモラルが必要だと思います。


モンスター見学者の多くは、「明日行っていいですか?」「もう来ているので」、「今近くです。」
自分の都合ばかりで、ほぼアポなしでいきなり現れるのでとても迷惑するので、気をつけましょう。




ピーマン


ナス


トマトが自然に生えている姿からタネ採りもおこなっている今回は、中川原さんのプライベート圃場の見学会でした。








ピーマンが株でまとまって共立ちしているだけでなく、キュウリやナスが自然に生えてきているのに加えて、参加者を驚かしたのが、草マルチを行わない裸地の畝の野菜たちです。

ここ数年、中川原さんの畑は新たな境地に達し、通路1mに牧草のオーチャード(緑肥)草生栽培。畝が1mで裸地という姿です。

通路で刈った草は、畝と通路の間に溝を配し、その溝に重ねていくため、野菜には草マルチをしておりません。
野菜の周りに生えてきた草は、現在はのこぎり鎌で刈って、溝に重ねています。

水やりもこの溝のみに施すといった徹底ぶり。

生徒さんの多くは、草マルチが土作りになり、根を守り、野菜を育てると思っていただけにショックを受けた様子でした。

中川原さんは、以前は1m通路の緑肥を刈って、野菜に敷いて草マルチしていましたが、野菜の根が弱くなったり、株元の草マルチにミミズが湧いて、モグラやネズミに困った経験から、
現在の形に自然になっていたそうです。


現在は、野菜や自然草は1年草で、裸地を好み畝で根が強く張るように野菜が育ち、
多年草のオーチャードが通路に張ることによって、通路には一年草の自然草はほとんど生えておりません。

そのように住み分けており、通路と畝の間の溝がオーチャードと野菜の双方のオアシスとなり、双方の根が集まる場所になっております。
そのため、緩衝地帯としても役立つ、溝に、雨が少ない時は灌水すると野菜も通路の緑肥も元気になります。

この溝の土が、育苗土にもなるので、良くできた仕組みで、流石だと思いました。


そんなわけで、ニンジンの播種後はこんな感じです。






トマトの育種種採りも同時に行っているので、ミニトマトは8本の支柱で、のびのび育て、大玉は2本仕立てで、トマトの個性を活かしております。

育て方に自然を求めるのではなく、野菜にとって自然とは何かを考えた育て方ともいえます。


中川原さんは元々種苗会社でキュウリのブリーダー(育種家)だった経緯もあり、現在も自然農法の種子の生産農家としての一面も見学させていただきました。




中川原さんといえば、立ち長鎌。

腰に負担をかけないように、立ちながらどんどん草を刈っていく姿にみんな見惚れてしまいました!

機械を使わず、身体も鍛えられるために、現在では、


開墾鍬、長鎌、のこぎり鎌のみで、野菜を育てながら身体も鍛えております。


中川原さんの圃場見学の終わりに、自農センターの大久保慎二さんも登場。

「のらのら」2017夏号農文協
で協力していただいた土壌生物が専門の職員さんです。






実際に、畑の隅で、25cm四方、深さ10㎝ほどの土を掘り起こし、畑の生き物調査の仕方を実際に見せていただきました。

たった25cm四方ですが、耕した畑にはほとんど生き物がいないものですが、耕さない良く世話されている畑では、100匹以上の生き物に出会うこともあります。

その現状を観ることで、畑は多くの生き物の生活の場になっていることを実感できます。

見学会の午前中は、中川原さんの圃場見学、大久保さんの土壌生物調査の紹介で終わりました。

午後は、自農センターで育種圃場、水田、土壌生物の勉強会を行いました。つづく


※本文中にも書きましたが、中川原さんは自農センターを定年退職され、現在採種農家として、種の育種家として現役で、見学会は多くの方にご好評いただいておりますが、
自農センターの職員さんではないので、今回も見学会は、個人的に、半年以上前に申し込み実現したものです。
そのため、このブログを観て、急に行きたくなる気持ちはわかりますが、農繁期と多忙なため、急な見学会の申し込みは、難しいと感じておりますのでご理解ください。
もしこのブログで不明瞭な点は、ブログのコメント欄からご質問ください。

自農センターの見学会の申し込みは、こちらからできますので、お問い合わせください。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中
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アスパラガスとカボチャ&トウモロコシのその後

2017-07-26 23:56:13 | 出張菜園教室
本日、ときどき


今日は、4泊5日で長野県池田町のカミツレ研究所、八寿恵荘で、農業子供ワークショップ「クボタeプロジェクト『地球小屋2017』 powered by BeGood Cafe_」の菜園講師として参加しております。

最終日ですが、ちょっと時間ができたので、参加する前に撮ってきた写真の野菜をブログでご報告いたします。






アスパラガスのアーチがやっとできました。

アスパラガスは、多年草なので、収穫が終わった夏から枯れる秋までの間に如何に根に光合成産物などを蓄積できるかが、翌年の収穫の基本になります。

そのため、プロのアスパラ農家さんは、アーチと紐でアスパラガスの茎葉が倒れないように、工夫しております。

私も数本しかなかったときは、1本の支柱で、麻紐で縛っておりましたが、現在20本近くになってくると、アーチが欲しくなり、余ったパイプハウス資材で自作しました。

両脇にアーチを通し、麻紐で挟むことで、2m以上伸びた茎葉が垂れず、折れず垂直に支えてあげることができます。


アスパラの間には、自然生えの(こぼれダネ)の野生のトマトが生えてきているので、このアーチは、トマトのアーチにもなる予定です。






お隣の、カボチャとトウモロコシの連作畝もいい感じで、両者が手を取り合う感じで、良く生育しております。

古代の北アメリカのネイティブアメリカンは、主食のトウモロコシと相性の良いカボチャ、インゲンを混植し、限られた大地が疲弊することなく、持続可能な食糧自給の栽培方法を工夫しておりました。

それにならって、うちでは、トウモロコシの下に、カボチャとミニトウガンそして、エダマメを混植して、毎年同じところで育てております。


トウモロコシの株間のエダマメもしっかり草マルチされ、生育良く、害虫のカメムシの被害もなく良く育っております。

明日帰宅したら、トウモロコシとエダマメをお疲れ様のビールのあてにしたいと思っております。

4日間あるうちの今日の農業子供ワークショップ「クボタeプロジェクト『地球小屋2017』 powered by BeGood Cafe_」のテーマは、「菜園と種採り」でしたので、八寿恵荘の菜園で子供たちと、野菜を収穫し、採った野菜でカレーを作り、クボタの農機具に試乗し、トマトの種採りを行いましたので、明日のご褒美ビールが楽しみです。

エダマメは、本当に美味しい食べ時は、3日以内なので、明日がその日であれば幸いです。

子供たちと4日間農業などを楽しみ、いよいよ明日帰宅です。

明日の帰宅で、5日前の野菜たちがどんなに生長してくれているか楽しみです。



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自然菜園スクール『自然稲作・発酵コース』田んぼの見学会&水管理

2017-07-23 09:05:23 | 自然菜園スクール
本日、
梅雨明け後の雨ほどありがたいものはありません。

菜園では、梅雨明け後の草マルチを完成させたものの、本格的な夏に向けて野菜の根が深く張っている途中なので、この雨はその応援になります。
田んぼでは、中干し後の稲は、雨水が何よりですし、出穂前の雨水は稲の恵みを確かにしてくれます。




昨日は、自然菜園スクール『自然稲作・発酵コース』田んぼの見学会&水管理でした。
ミニ講座は、水管理についてです。

無農薬稲作の是非は、水管理にかかっているといっても過言ではないのですが、あまり重要視されていないことが残念です。
草を抑え、稲を育てるには地域の特徴を活かした水管理をマスターする必要があると思います。

今回は、稲の根に注目して、1時間ほど学びました。











慣行の化学肥料農薬の田んぼから、ダイズ(1作)を経て、無農薬田んぼ(4アール)に切り替えて5年目の姿です。

除草が去年まで4アールで、2時間。(一回30分以内)
今年は、2回だったので、1時間もかかりませんでした。

去年は、11.4俵(10アール当たりに換算)、コナギ3~4本(本葉3枚)で、食味が99点。
4年平均で、9.5俵(10アール)、草4本以内、食味110点という安定することができた田んぼです。

温暖化によるカメムシの被害を最小限にするために、出穂前の10日前までには畦の草刈りが完了し、浮き草に覆われ、草の復活を防ぎ、稲の出穂を待つばかりです。

実際に参加者に触っていただき、葉の厚み、硬さ、色などを感じてもらいました。








もう一枚の田んぼは、去年まで慣行の化学肥料農薬の田んぼで、今年から無農薬に切り替えた1年目のものです。

写真では、水面の状態がわかりにくいのですが、思った以上に地力がなく、稲の生育が伸びなかったため、せっかく抑えた草がまた復活してしまい、条間に多少コナギが顔を出しているので、1年目としてはまあまあですが、今年の秋処理をしっかりしないと来年からコナギが増えるだろうと予想できる現状です。


田んぼを半分に分けて、半分は大豆にしているので、来年は、ダイズのあったところを田んぼにし、稲作初年をにします。




田んぼが1枚増えたので、そのために建てた育苗ハウスですが、現在は、そこに紙マルチを張って苗を植えてあります。

見学会の前日に撒いたモミガラによって、葉の上に住んでいたクモの巣が露見しました。
クモさんには申し訳ないことをしましたが、クモが稲の上で生活をしていたことが垣間見れます。

無農薬の稲作では、虫の被害が少ないのは、農薬で真っ先に死ぬクモが元気に活躍しているためといわれています。

紙マルチは、黒いので、これからの暑さ予防策として、また来年以降のいろいろな試験も兼ねて、モミガラを撒いて、モミガラマルチで様子を見ています。



今度は、車で移動しての大岡にあるもう一つの田んぼ(標高850m)に見学しにきました。








この田んぼは、棚田で、1アールほどの小さいものですが、食味値は平均120点を超え、収量もとても良い田んぼです。

高地での水が冷たい雪解け水(年間8℃前後)なため、水口では一工夫してあります。

単に水を温めるだけでなく、畦草、ワラ、ボカシなどを混ぜ込み、発酵させることで、水口で生育しやすいセリなどの草を抑えながら、水を温め、発酵液が草を抑え、稲を育ててくれます。




棚田の一番下の酒米「亀の尾」を育てている田んぼでも水口を発酵させ、草を抑え、水を温めることで、稲が元気です。

この発酵水口のお蔭で、水口の固く草が覆い尽くした田んぼにしにくい場所も見事な田んぼにすることが可能になりました。






最初の田んぼと亀の尾に挟まれた紙マルチのもち米の田んぼも見学し、良かった点と反省点を観て行きました。






この田んぼも6月から発酵水口にしたために、水口の排水調整に捨てておいた余り苗が元気いっぱいで、そのまま収穫できそうです。

まだまだ課題などはたくさんあり、学ぶことはあるのですが、
この10年前からの課題「休耕田の復活。慣行稲作から無農薬田んぼへの導入の仕方。高地での収量アップ、草抑え。増収しながらの食味アップ方法。ヒエ・コナギなどを完全に抑える方法、合鴨農法、養鯉稲作など」に関してはある程度の目処がつきました。

完璧なものではないにしろ、要点とタイミング、そして裏技もできたので、

今度は満を持して不耕起栽培の実践・研究に入れそうです。

稲作は最初、自給のためでしたが、最近はシンプルで深いので、趣味になりつつあります。
昔、自然農の川口さんが「稲は楽しい」とおっしゃっていたのが良くわかり共感します。

自給無農薬稲作は、菜園や果樹園と時期を同じくして行うので、とても難しいと思われがちですが、タイミングや田植え以前の秋処理(そして春処理)によってかなり楽ができることが分かってきました。

今後も引き続きみなさんと一緒に学び分かちあえたらと思います。


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祝3万部『これならできる!自然菜園』(農文協)

2017-07-22 01:58:23 | 日々の自然菜園
本日、の予報。
昨日は、最高気温35℃以上。夜中の今でも暑くて寝苦しい珍しい真夏日でした。


先ほど、メールをチェックしていたら、農文協さんから打ち合わせのメールに、拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)が、今度の増刷で11版になり、累計30,500部になるとお知らせとお祝いのメッセージがありました。

これもひとえに、8年前に無名だった私に本を書いてみませんかと声をかけてくれたベテラン編集者赤澤さんのご指導と編集の賜物であり、
それを読んで下さった皆様のお蔭だと思っております。本当にありがとうございます。感謝をこの場をお借りして申し上げます。

正直、国語3。日本語能力に乏しい私が、20年前に自然農法を知り、諸兄師匠たちに教えを請い、生徒さんと一緒に10年間一緒に学び、その間、プロの編集者さんたちと雑誌に連載させていただいたからだと思います。

「自然菜園」(自然な家庭菜園、自給菜園の略称)という名を表題いただいた5年前から、自然菜園という切り口で、自然農法、自然農、有機農業をご紹介させていただいてから、
会ったことのない方からも、読んでいますと嬉しいメッセージをいただくことも度々あり、拙い内容ですが、お役に立っているんだな~と思っておりましたが、
3万部と聞いてびっくりしました。

本当にありがとうございます。


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

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現在の田畑の状況です。(正確には、昨日草マルチを完成させたので、草を刈って敷く前の写真です)

今日は、自然菜園スクールの自然稲作・発酵コースの開催日で、見学会でもあります。

先日梅雨も明け、いよいよ出穂直前の現在の状況を一緒に観て学び合いたいと思います。


畑では、ヘビが、、、

ヘビでなく


ヘビウリが収穫が始まりました。

10数年ぶりに復活のヘビウリ。

早速、塩もみしていただくと、ただ塩でもんだだけなのに、すこぶる美味しい浅漬けで、ご飯がすすみます。

ヘビの形に多少いるネズミもびっくりして逃げてくれると大助かりです(笑)

明後日からクボタeプロジェクト地球小屋で4泊5日の出張なので、いろいろとその前にやっておくことや準備などで忙しいのですが、

拙著の快挙のお知らせで、目が覚めてブログの更新になりました。

今日は、自然稲作・発酵コース
の開催で、

水管理をテーマに、これまでの復習と今後の水管理について自然稲作講義と4つの田んぼの見学したいと思っております。

ようやく涼しくなってきました。




2017年土内容充実で、
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自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース7月』その2 育苗土の切り返し&秋の育苗

2017-07-19 10:40:35 | 自然菜園スクール
本日、

自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース7月』つづきです。






先月積み上げた、再生育苗土です。
材料は、余った苗、余った育苗土、モミガラ、米ぬか、草などです。

切り返しを1回やって、現在切り返しの前で、55℃前後をキープして60℃以下になってきたので、今回のスクールでみんなで切り返しを行いました。

堆肥造りは、技術がいるので、発酵の仕組みを学び、経験を通して勘とコツをつかむ必要があります。






切り返しの目的は、腐敗防止=発酵促進です。

そのためには、足りない水を補い、空気に触れることで酸素不足を解消してあげます。

実際に、やってみると温度が上がって熱くなっているところと、そうでないところ。
乾いているところ、まだ発酵が進んできていないところが見て触ってみるとわかります。

それらの発酵ムラをなくすように、隣に切り返していきます。


切り返しが終わると、乾燥や紫外線を防ぐために、♯1000以下の荒く薄い通気性のあるブルーシートで覆ってあげます。


その薄いブルーシートが飛ばないように四隅をしっかり石で留めてから、タイヤを上に乗せ、
その上から今度は、厚地の♯3000位のブルーシートで、雨避けに簡易屋根を作りました。

以前に堆肥を積んでおいた場所には、右側には、モミガラや米ぬかをうっすら撒いておきました。

この苗の再生土は、育苗土の一部として再生されます。

堆肥造りには技術が必要ですが、一度習得すると、自転車に乗るように、毎年いつでも再現でき、高品質な堆肥や育苗土に活かすことができます。

特に育苗土は、根張りを良くし、病虫害が出ない高品質なものが必要ですから、失敗は許されないものです。


春に播いたアスパラガスの苗を




鉢上げしました。

ポットが大きくなって嬉しそうです。


イチゴ苗の苗取りも引き続き行っております。




ハクサイやキャベツの育苗も真夏に行うので、春とは違った意味で注意がいります。




育苗場所も真夏なので、高温にならないように、黒寒冷紗を用いて、上げ底で行います。

特に秋野菜の苗は、春よりも虫害に侵されやすく、葉が食べられてしまうケースが多いので、虫が入らないように工夫します。




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田んぼの見学会は、自然菜園スクール・自然稲作・発酵コースで
7月22日(土)
自然稲作講座⑦(水管理)
田んぼの見学会(信更・大岡)


もし単発参加の場合は、ホームページよりお申し込みください。、場所と車の関係で、先着15名限定でお受けします。
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自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース7月』その1 自家採種

2017-07-18 08:55:09 | 自然菜園スクール
本日、のち


自然菜園スクールの自然育苗タネ採りコースでは、自然菜園を支える自然育苗と自家採種をテーマに、1年間通じてその時々の野菜ごとに学んでいきます。




今回秋野菜(キャベツ、ハクサイ、レタス)の育苗で、播く育てやすい品種の紹介やその特徴や向き不向きを知り、




種袋の読みとり方もアドバイスしました。

この品種の生産地は台湾なので、暑さに強いレタスということがわかります。実際に、耐暑性/中強とも書いてあります。

種の袋にはいいことしか書いていないものですが、そんな中でも、自然に育つかどうか(「根が強く」とわざわざ表記してある)、
農薬の使用の有無(今回は、「薬剤処理なし」と表記あり)など栽培上の必要なことが色々読みとれます。

実際にあとは育てて、向き不向きを見極め、自分の菜園に合う品種を見つけて行きながら、菜園も豊かにしていきます。








レタスの夏の芽出しは、冷蔵庫を使います。その過程をご紹介。


外でのフィールドワーク(実習)では、トウモロコシの人工受粉のタイミングを実践しました。


花粉が出ている雄株♂を見つけます。


受粉待ちの雌株♀に受粉させて


雄花♂は、切り取られてしまうので、この後のアワノメイガ対策にもなります。


この雌花♀は受粉が終わり、ひげが伸びてきています。実が太り自家採種できるのが楽しみですね。












根深ネギの自家採種後の調整を行いました。




ソラマメの自家採種












壬生菜の自家採種の調整も行いました。


タマネギの自家採種は、結構ハードルが高いのですが、自家採種すると育てやすくなるので、是非良い種を採りたいところです。


後半は、種まき育苗、土ボカシの切り返しです。(つづく)



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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城山公民館 18:30~21:25

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8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ


田んぼの見学会は、自然菜園スクール・自然稲作・発酵コースで
7月22日(土)
自然稲作講座⑦(水管理)
田んぼの見学会(信更・大岡)


もし単発参加の場合は、ホームページよりお申し込みください。、場所と車の関係で、先着15名限定でお受けします。
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秋ジャガポット栽培「現代農業2017年8月号」(農文協)★夏の石灰欠乏に挑む特集号★プレゼント企画つき

2017-07-13 08:48:14 | 自然菜園の技術 応用
本日、ときどき

昨日は、久々の完全オフをいただきました。何もしないでボーとするのは農業のハイシーズンではめったにないことで、何もしないということが意外と難しい(頭のどこかで、あれもこれもしていない、動画などを観て目を無駄に使ってしまう、心と身体の矛盾に悩む)こと、たまにはということで、本を読んで寝る、散歩に行くなど折り合いをつけながら休むことができました。

休むのも仕事の内と言いますが、そもそも仕事ってなんだろうと考えて20年位経ちますが、
楽しいことを仕事にすると、疲れていても楽しいのでやってしまうこともしばしば、40歳を目の前に、老後に向けて新たな仕事のあり方や休み方、隣人との付き合い方を模索中です。




今本屋さんで、最新号「現代農業2017年8月号」夏の石灰欠乏に挑む特集号は並んでおります。

石灰という切り口で、ピカピカの野菜を大量に生産する現場の苦労と工夫が盛りだくさんの興味深い号になっております。


巻末の方に、秋ジャガの記事2つの内1つに、自然菜園での試みをご紹介させていただきました。

その名も「秋ジャガポット栽培」名前までつけていただきました。

以前のこのブログを観て、現代農業さんから取材のお電話が入り、執筆投稿して今回の記事になった次第です。

このブログもプロも観ていると思うとドキドキですね。

記事にも書きましたが、自然農法、自然農、有機農業を体系的にまとめるにあたってジャガイモ栽培の問題(家庭菜園の連作障害の引き金になる問題)を解消すべく、ネギジャガ交互連作に至りいったんの問題解決はしましたが、秋ジャガの問題(種イモが高価な割に収量が少なく、寒冷地ではまともな収量は期待できない問題)が残り、ここ数年秋ジャガイモの育苗による試みをまとめた次第です。

暖地など昔から秋にジャガイモ栽培が盛んな地域の方は、育苗しなくても自然に育ちますが、
秋が短い地域、標高が高いなど寒冷地に当たる地域では、芽出しも行わず秋ジャガを育てるのは難しいのは、ジャガイモに取って不自然だからです。

そこで、ジャガイモにとってより自然な環境を調えた結果、腐葉土100%のポット育苗により暑い時期も涼しく発芽発根できるように工夫しました。
ポットで育苗することそのものは不自然な行為ですが、ジャガイモにとっては快適(自然)だったようで、2~3つしか採れなかったジャガイモが8~12個収穫できるようになりました。





2000字程度で、できるだけ詳細に、そしてまだ改良の余地を残しながらの発表なので、よく読んでいただき是非みなさんの畑でお試しいただき、このブログでもコメント欄から感想、疑問、質問などお寄せ下さい。

毎年の異常気象なので、秋の天候次第で秋ジャガ栽培は大きな影響を受けやすいので、絶対にうまくいく(10個)とは言えませんが、
夏の暑い時期に、根を損ねることなく1カ月位前倒しに生育させることなど工夫することで、ジャガイモの栽培期間が1カ月以上伸ばすことができ増産しやすくなることが特長です。


★「現代農業2017年8月号」夏の石灰欠乏に挑む特集号★プレゼント企画★

今回、この「秋ジャガポット栽培」掲載号を先着2名の方にサインつきでプレゼントさせていただこうと思います。

以下のアンケート、送付先などすべてご記入の上、メールでお申し込みください。
※プレゼントの当選は、発送をもってお知らせとさせていただきます。
※個人情報は、プレゼントの送付のみに使いますのでご安心ください。


1)氏名
2)電話番号
3)プレゼント送付先の住所(番地まで)
4)3)の郵便番号
5)アンケート
①このブログの感想
②秋ジャガに関しての思い出(失敗談、成功談、興味の有無など)
③現在「自然菜園の動画」配信を試験的に開始する予定です。自然菜園教室をご自宅かスマホなどで受信できるサービスとなっております。
もし観れるなら、どんな動画が見たいですか?希望をお寄せ下さい。


応募先
takecook3★yahoo.co.jp(★を半角@に変換してください)
件名「ブログ読者プレゼント企画係


無事2名決まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。
当選者は、発送をもってお知らせ致します。お楽しみに~。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ


田んぼの見学会は、自然菜園スクール・自然稲作・発酵コースで
7月22日(土)
自然稲作講座⑦(水管理)
田んぼの見学会(信更・大岡)


もし単発参加の場合は、ホームページよりお申し込みください。、場所と車の関係で、先着15名限定でお受けします。
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自然稲作の最後の除草

2017-07-10 13:28:22 | 日々の自然菜園
本日、

最高気温35℃。朝夕は20~24℃と本格的な暑さがやってきました。










今日は土日の自給自足Lifeスクール明けでしたが、
田んぼはタイミング命なので、暑くなる早朝に、最後のクズ大豆撒きを行いました。


この田んぼ(4アール)は、すでに草を抑えてあり、浅水も終わり、昨日田車ガス抜きも終わりましたので、駄目押しでクズ豆を畦から撒きました。




この田んぼ(7.5アール)は、現在浅水管理で、水を入れずに2週間経っている田んぼで、一昨日みんなで最終手取り除草し、畦を補強しました。

田んぼは、何事もなければ、初期深水管理で、草を抑えて、稲を育てます。



これは田んぼの代表的な草「コナギ」ですが、


これくらいの大きさまでに、何とかしないと


水から葉が飛び出ると、一気に多くなり、稲の生育を抑え、収量を落とす大きな原因になります。

また、コナギの種子生産量は一株当たり1000~3000粒に及ぶと言われ、7月上旬までに、稲株20本当りに数株位までに抑えておかないと、来年が大変になります。

野菜や果樹を育てながら、自給用の自然稲作を田んぼを行うときは、
週一の抑草、除草、稲の生育の促進が、一石三鳥になるようにタイミングよく行います。

5月下旬植えの田植えの場合、7月上旬までに除草を終えてしまうことが肝要です。


最初の田んぼ(4アール)は、深水→浅水→現在深水です。
次の田んぼ(7.5アール)は、深水→深水→現在浅水管理です。

田んぼと、稲と、草の状況で、最適な水管理ができると、草が生えず、稲が育って助かります。



今朝は、車で20分の大岡の田んぼ(1.5アール)にも足をのばしました。

身体は疲れておりましたが、ここというタイミングが今日だったので、1週間前からどうなったか興味が勝って楽しみとして、行ってきました。


10日前に、刈った草を積んだ、水口(1週間前の自然稲作コースの時の写真)が、


10日経って、草はドロドロになっており、観た感じ土になっておりました。

この時期、温かいので分解がものすごく早いですね。




前回の除草10日前から草がほとんど生えておらず、 奥の方は、水がほとんどなくても草もありませんでした。

このままでも除草は完了しているのですが、




私は、この時期もう一度、草がなくても田車をガス抜きのためにさっとかけます。

そうすることで、条間に田車の刃が回転することで、メタンガスなどが抜けて、酸素が入り、土の有機物の分解を促進し、根に酸素が入り、根が一気に増えてくれ元気になってくれるからです。

つまり、最後の田車は除草でも抑草でもなく、稲の生育促進のために、根を切らないように注意しながら行います。



その後、必要に応じて、発酵ボカシを最小限補って、






田んぼの畦に積んでおいた去年の切った稲ワラを条間に撒いてワラマルチしていきます。




こうすることで、田んぼの水が地域の中干しで止められても、水不足でも根が切れるまでの過剰干しになるのを防止できるだけでなく、

秋までにワラが完全に分解されるので、ワラによるガス湧きやコナギなどの田の草の大発生を防ぐことができます。






1週間前の自然稲作コースに行った切りワラマルチは、田んぼに馴染んでおり、稲も一回り大きくなっており、草も生えておらずいい感じでした。

自然稲作の課題として、ワラの戻し方、草抑えを同時に解決してくれそうです。

まだまだ完全ではありませんし、地域風土によって改良する余地はたくさんありますが、概ねこの10年の課題は、すべてクリア―に解決することができるようになり、
5アール以下であれあ、田んぼに草が10個以下になり、反収(10アール)8~10俵は達成できるようになりました。

田んぼはとてもシンプルなので、興味深く、休みの日でもついついやってしまうほど楽しいものです。

これからの天候に左右されず、稲刈りまで健やかに育ってほしいものです。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


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8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ


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臨時自然菜園スクール(小麦の刈り取り&脱穀そして友情)

2017-07-08 00:08:54 | 自然菜園スクール
本日、


有(勇)志が見つめる先にあるものは、


3種類の小麦畑。

実は、先週余りの大雨のため、延期になっていた小麦刈りを今日決行致しました。

今後の天気とスケジュールがマッチングする小麦刈りのベストの日は今日しかありませんでした。

日本の小麦は、梅雨時に収穫を迎えます。

この10年は、上手くかわしてきたのですが、今年の春の干ばつと最近のゲリラ豪雨&台風でなかなか厳しい小麦刈りになり、
前日の呼びかけにもかかわらず、私も含めて5名もの有志(生徒さんと友人)が平日に集まりました。

小麦は18で刈れと言われるほど刈るタイミングが、品質を決め、早すぎると質が悪く、遅いとカビたり、脱粒や穂発芽で収量激減と食べられなくなるほどです。








今年は雨で刈り遅れたため、草も伸びてしまい、機械も簡単に刈るのが難しく、難儀しましたが、機械と来てくれた方々の援農で


2種類の小麦を無事脱穀までできました。


問題になったのは、ソバの後作の小麦でした。

実は、干ばつで生育がいまいちだった上に、今度の大雨で、こぼれた去年のソバが発芽し、バインダーによる機械刈りができませんでした。

あきらめかけたその時、振り返ると


今回機械を貸して下さった地元の農家さんが調子を見に来てくださいり、そのまま一緒に手刈りを手伝い始めてくれました。




それに勇気づけられた我々も一斉に鎌を片手に刈りはじめ無事、明るいうちに脱穀を終えることができました。

今日受け取ったものは、小麦刈りが無事終わった安堵感と、みんなで協力して終えることができた参加者の直向きな行為にただただ感謝でした。

機械は確かに便利なものですが、機械が便利に働けるようになるためには、草がないこと、石油があること、刈れるほどに生育が順当なことなど条件がありますが、

人が手で刈ることは、その条件が満たされない機械で刈れない条件下でも、無駄なく命(タネ)を無駄にすることなく、鎌と身体一つで十分だということと、
人の手は機械よりも働き、しかも刈っていて楽しかった、楽しむことができたことを再確認させてくれました。

機械が便利ということに反対はしませんし、機械によって終わることができのも事実ですが、
人の手は、刈る喜びと人が集まり一つのことに没頭すると思いもよろない力が湧いてくること、とても幸せで満たされました。
そして機械の凄さも再確認できました。


この畑は、元々くるみ林だっただけに、とても痩せていて、ソバ位しか育たない場所でしたが、工夫することで、野菜はまだ無理ですが、穀類など食べ物が育つようになってきております。

最後に刈った手刈りの小麦畑は、1カ月後にソバ畑になるので、米ぬかを撒いた後に、草やワラを軽く浅く鋤き込みました。
そうすることで、草もワラも土に還りやすく、次の作物を無理なく育てることができるからです。

麦わらはとても炭素の割合が高く、土に還り養分になるまでに10年ほどかかるといわれるので、ただ鋤き込むとチッソ飢餓が起き次の作物が育ちにくいので、このように痩せ地の場合は特に米ぬかを補ってから浅く、次に深く耕して、土に還りやすくすることが大切です。

自然菜園スクール(特に実践コース)では、広すぎる畑や耕作放棄地のような場所を如何に自給できる場所にしたり、回復させるかもご紹介しております。

麦ワラは、野菜の草マルチの上から仕上げとして、ワラマルチし、余ったワラは自然堆肥の材料になります。

菜園の中で、穀類だけでなく、資材も堆肥も自給できる方法をご紹介している感じです。

今日は条件という意味では、小麦にとっても、機械にとっても、集まった人数という意味でも一見すると不十分に思えますが、
実際は、心ある方々の好意と機械と人と手、そして収穫できる喜びなど十分すぎる喜びと感謝に満たされました。

とかく条件で判断しがちな日常ですが、条件だけでは計れない何かで人は動き、喜び、学び、感謝し、満たされるようです。

天気と人と機械に恵まれ充実した麦刈りができ、大感謝の一日でした。

思わず、嬉しくてブログに書いてしました。


2017年土内容充実で、
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城山公民館夜間講座「自然菜園入門講座」7月梅雨と草マルチ

2017-07-06 00:08:15 | 自然菜園の技術 基本
本日、のち




昨晩は、城山公民館夜間講座「自然菜園入門講座」7月~梅雨と草マルチ~開催でした。

毎月第一水曜日18:30~21:30の入門集中講座では、

毎月のテーマで土づくり【育土】、野菜別お世話のコツ、質疑応答の3本立てで行っております。

今さっき、帰宅し、一服し、忘れない内にブログでご報告致します。

自然菜園とは、自然な家庭菜園、自然な自給菜園の略称で、これが自然菜園だというものではなく、それぞれの農的Life(生活)と風土(環境)と野菜にとって最も自然に持続可能な点を見つけるきっかけとして自然農法をベースに、自然農、有機農業、伝統農法を体系的に紹介しております。




今回は、梅雨の時期の土づくりとして、草マルチをテーマに、如何に野菜の根を育て、野菜が自然に育つ環境を育てるかご紹介しつつ、

草の刈り敷くポイントとコツ、タイミングを拙いイラストでご説明しました。

草を刈って敷くだけでも、野菜はよく育つようになりますが、
野菜の根を育てる、土を育てる、野菜が良く育つ環境を育てることがイメージできると、今年の夏野菜だけでなく、秋野菜、冬野菜、翌年の春野菜もよく育つなるから不思議です。




自然菜園のトマトの難題「わき芽の一葉残し」も図解で説明しました。










畑はもって来れなかったので、プランタ―に畑の土を持ってきて、この梅雨の時期が播き時のニンジンの播種の基本、4つの発芽生育促進のコツを大公開しました。

ニンジンは発芽さえさせてしまえば、何とか育つものですが、意外と発芽しずらく、家庭菜園の種まきの最大の難題の一つともいえます。


実際に、自然に草が生えるようにニンジンが発芽してくるように種まきするコツを実際の種まきと図解でご説明させていただきました。

この後、30分にわたる質疑応答も致しました。

実際にその時期に抱える菜園での悩み、疑問、対処の仕方を質疑応答の中で行い、お互いの理解を深め、野菜の声に耳傾けられるように問答いたします。

城山公民館の講座も5~6年続けているので、常連さんはなかなか鋭い質問ですし、初めての方は、それはそれでとても基本できで、深い質問をしてくださるので、こちらも油断できない感じで、相互成長できる時間でもあります。

畑だから教えられること、教室だから教え教えられることがあり、私にとってもかけがえのない有意義な時間が過ごせる講座になっております。

現在は、わざわざ東京から動画撮影をしに来てくれる方もおり、いずれは動画などで全国配信できればと試験をしております。

自然な家庭菜園を行うと、自然をより身近に感じますし、今までうっとうしかった梅雨時期が、草を刈って敷くいい運動と野菜の立場になると雨のありがたさ、晴れのありがたさを思い知ります。

自然菜園をきっかけに、自然に触れ、野菜を自給し、そんな仲間と野菜談話などで親交を深められたら、もっと地球を大切に、もっと平和的に暮らし、もっと感謝できる生き方になるような気がします。

次回は、8/2(水)の予定です。

機会やタイミングが合えば、城山でもお会いできればと思います。おやすみなさい。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

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19:50~21:25質疑応答


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