本日、の予報。
前回のブログの続きで、Azumino自給農スクール7月(自然菜園実践コース:後半)をお伝えいたします。
当スクールでは、前半は野菜の栽培を中心にレクチャーし、
午後の後半は、自給農園のつくり方、育て方になり、雑穀の育て方や、堆肥造りなど自給を考えた時に知っておきたいコツを学びます。
今回は、春に畑で採れた在来の赤カブの自家採種の仕方をご紹介しました。
カブは菜の花を咲かした後、たくさんのタネを鞘の中に20数個育て、黄色く枯れてきますので、
枯れてきたら、刈り取り、日陰で更にタネが充実するように吊るして乾燥させておきました。
次に、泥の着いていない足袋で、タライの中で鞘を踏み、さやを割ってタネを採り出します。
大きめのフルイで、サヤとタネに分け、サヤを風で飛ばすとほぼ種子になります。
更に、種子の大きさを揃えるために、種が落ちない位細やかな目のフルイで、小さな未熟なタネを取り除き完了です。
赤カブ8個から1dl以上の種子が自家採種できました。
もともと在来の野菜たちは、市販されずに農家さん一軒一軒で種採りが続けられ、地域で守られてきました。
自家採種することで、その地域風土に合った野菜に、自然菜園で自然に育つ野菜になってくるので、
市販の種で野菜がうまく育たない方は、自家採種していくことお奨めです。
ただし、菜の花を咲かす、コマツナ、カブ、ハクサイなどアブラナ科の野菜は交雑しやすく、
遺伝子組み換え(GM)野菜が雑草化してしまった地域や、可能性がゼロではなくなってしまった今となっては、
寒冷紗など虫などが入らず、交雑しないようにタネ採りを行わないと、GM汚染を広げる活動になってしまうので注意が必要になってきました。
次に、有用微生物群を使ったボカシ造りを行いました。
モミガラに、有用微生物群、EMやえひめAIなど乳酸菌などの菌液や、ハコベの直下の泥水などを浸み込ませます。
次に、新鮮な米ぬかを加え、混ぜることで、米ぬかを食べて有用微生物群に米ぬかを発酵してもらい、
畑のヨーグルトであるボカシ造りです。
ボカシ造りのコツは、水分量で、
写真のように、団子が握れ、親指と小指などで簡単に崩れる程度が理想です。
今回のボカシ造りは、容器や袋に仕込んだボカシを密閉する嫌気ボカシ造りです。
仕込んでから1カ月程度で完成するこのボカシは、8月以降くたびれてくる野菜のご褒美や、
今まで畑でなかった庭先などの菜園、病気がちな菜園に活用できるようになります。
ボカシが必要なくなるほどに、菜園が成熟できることが一番ですが、
野菜や草が育たない場合、一時的にボカシを活用するのも手だと思います。
ボカシは半発酵しているので消化吸収しやすく、まだ微生物や土の生き物のバランスや数が安定しない菜園でも、
草マルチと併用すれば野菜が育ちやすいからです。
自然菜園では、無理なく自然に野菜が育つまでは、菜園で土づくり、栽培の技術習得、自家採種がとても大切だと思います。
土が草や土の生き物によって耕され豊かになり、自然観察をしながら野菜のお世話ができ、菜園に合った種子が育つとどんどん自然に野菜が育つからです。
美味しい自然からの恵みが持続的にいただけるように、
里山のように、自然と野菜が手を取り合って育てたいものです。
8月の自然菜園教室/strong>
8/4(日)Azumino自給農スクール ソバのタネ蒔きと田んぼの見学会
8/7(水)メルパルクカルチャー、城山公民館 自然菜園入門
8/11(日)穂高養生園 自然菜園入門
8/14(水)NHKカルチャー 自然菜園入門
8/17&18 シャロムヒュッテ あずみの自然農塾
8/25(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
前回のブログの続きで、Azumino自給農スクール7月(自然菜園実践コース:後半)をお伝えいたします。
当スクールでは、前半は野菜の栽培を中心にレクチャーし、
午後の後半は、自給農園のつくり方、育て方になり、雑穀の育て方や、堆肥造りなど自給を考えた時に知っておきたいコツを学びます。
今回は、春に畑で採れた在来の赤カブの自家採種の仕方をご紹介しました。
カブは菜の花を咲かした後、たくさんのタネを鞘の中に20数個育て、黄色く枯れてきますので、
枯れてきたら、刈り取り、日陰で更にタネが充実するように吊るして乾燥させておきました。
次に、泥の着いていない足袋で、タライの中で鞘を踏み、さやを割ってタネを採り出します。
大きめのフルイで、サヤとタネに分け、サヤを風で飛ばすとほぼ種子になります。
更に、種子の大きさを揃えるために、種が落ちない位細やかな目のフルイで、小さな未熟なタネを取り除き完了です。
赤カブ8個から1dl以上の種子が自家採種できました。
もともと在来の野菜たちは、市販されずに農家さん一軒一軒で種採りが続けられ、地域で守られてきました。
自家採種することで、その地域風土に合った野菜に、自然菜園で自然に育つ野菜になってくるので、
市販の種で野菜がうまく育たない方は、自家採種していくことお奨めです。
ただし、菜の花を咲かす、コマツナ、カブ、ハクサイなどアブラナ科の野菜は交雑しやすく、
遺伝子組み換え(GM)野菜が雑草化してしまった地域や、可能性がゼロではなくなってしまった今となっては、
寒冷紗など虫などが入らず、交雑しないようにタネ採りを行わないと、GM汚染を広げる活動になってしまうので注意が必要になってきました。
次に、有用微生物群を使ったボカシ造りを行いました。
モミガラに、有用微生物群、EMやえひめAIなど乳酸菌などの菌液や、ハコベの直下の泥水などを浸み込ませます。
次に、新鮮な米ぬかを加え、混ぜることで、米ぬかを食べて有用微生物群に米ぬかを発酵してもらい、
畑のヨーグルトであるボカシ造りです。
ボカシ造りのコツは、水分量で、
写真のように、団子が握れ、親指と小指などで簡単に崩れる程度が理想です。
今回のボカシ造りは、容器や袋に仕込んだボカシを密閉する嫌気ボカシ造りです。
仕込んでから1カ月程度で完成するこのボカシは、8月以降くたびれてくる野菜のご褒美や、
今まで畑でなかった庭先などの菜園、病気がちな菜園に活用できるようになります。
ボカシが必要なくなるほどに、菜園が成熟できることが一番ですが、
野菜や草が育たない場合、一時的にボカシを活用するのも手だと思います。
ボカシは半発酵しているので消化吸収しやすく、まだ微生物や土の生き物のバランスや数が安定しない菜園でも、
草マルチと併用すれば野菜が育ちやすいからです。
自然菜園では、無理なく自然に野菜が育つまでは、菜園で土づくり、栽培の技術習得、自家採種がとても大切だと思います。
土が草や土の生き物によって耕され豊かになり、自然観察をしながら野菜のお世話ができ、菜園に合った種子が育つとどんどん自然に野菜が育つからです。
美味しい自然からの恵みが持続的にいただけるように、
里山のように、自然と野菜が手を取り合って育てたいものです。
8月の自然菜園教室/strong>
8/4(日)Azumino自給農スクール ソバのタネ蒔きと田んぼの見学会
8/7(水)メルパルクカルチャー、城山公民館 自然菜園入門
8/11(日)穂高養生園 自然菜園入門
8/14(水)NHKカルチャー 自然菜園入門
8/17&18 シャロムヒュッテ あずみの自然農塾
8/25(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース