無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、自給自足Life。~持続可能で豊かで自然な暮らしの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ダイコンの自家採種

2014-08-02 19:23:25 | 自家採種
本日、ときどき




お気に入りの打木源助ダイコンも種が充実したので、いよいよ自家採種最終段階です。

打木源助ダイコンは、金沢の早生の青首短系ダイコンです。
とても育てやすく、きめも細かいため煮物などにむいております。

今回は、今まで育てていた火山灰土から新しい自然菜園の粘土の強い土に合うダイコン再育種するために、去年の秋に新しい自然菜園でそだったものから厳選し20本埋め戻しました。
しかし、冬の間埋めておいたら鹿にほとんど食べれれてしまい、残った2貴重な本から自家採種します。

生き残る運の良さも自然力の高い野菜の特徴です。




土の中の大根の部分は、すっかりミイラになっており、中身は空っぽで繊維のみがきれいに残っています。

自然に育てた野菜は、溶けにくくミイラになりやすい傾向があります。


ダイコンのタネは莢の中に5~6粒入っています。

莢がとても固いので、









土の上で、踏んだり、木槌で叩いて莢を割って種を出します。




叩いて割った莢から種と粉々になった莢を箕と風の力を借りて飛ばします。




きれいなダイコンの種が自家採種できました。

ダイコンは種子が大きくしっかりしたものが極上です。
種子が大きいと、発芽した双葉も大きく、その後の生育が良いからです。

新しい自然菜園で2~3年選抜を繰り返しながら自家採種を重ね、新たな地域風土にしっかり根を張る根性のダイコンに生まれ変わってほしいものです。




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自然菜園3年目、どんどん良くなって楽になってきました。

2014-07-26 07:29:01 | 自家採種
本日、の予報。
今日も最高気温35℃予報。無茶は禁物ですね。




去年、本格的に野菜を育て始めた新しい3年目の自然菜園では、去年以上にトウモロコシも背丈が伸び、
下では早生の「打木赤栗南瓜」がゴロゴロなって、もう少しで収穫はじめです。

自然菜園では、当初野菜が育たない場所では、緑肥作物や自然堆肥で最低限野菜が育つテコ入れを程度に合わせて1~2年行います。
その後は、ユリ科やマメ科などパイオニア野菜を導入します。

その後、夏野菜を育てながら、草マルチをしていき、野菜の株下から生き物の自然耕によって土を育て、
そして、育った野菜から自家採種し、その土地風土に合う野菜の種を育てます。

トウモロコシは、自家採種2年目の「黄色モチトモロコシ」茹でも美味しいですが、焼きモロコシが最高です。
去年より、育ちがいいのは土と種が育ってあってきたからかもしれません。






サニーレタスが今きれいに咲いております。

去年育てたサニーレタスがこぼれ種で、自然生えしてきたので、収穫後、そのままにしておきました。


田んぼの畦も梅雨が明けたので、しっかり刈り、熊手で集め、野菜の草マルチに利用します。

菜園は草をわざと生やしておりますが、畦は周期的に刈って、きれいにしておくことも周囲とうまく付き合うコツです。

大量の畦草は、収穫が長い夏野菜や乾燥を嫌う野菜の草マルチとして重宝します。
只の草刈りでは疲れてしまいますが、生き物を増やし育て、野菜育ち、近所づきあいもよくなるので、楽しいですよ。


お蔭で、夏野菜が少しずつではありますが、夏野菜も収穫できてきました。




蛇足ですが、水を1日落とした田んぼの水きりを鉄アレーを田んぼの畦から引っ張って溝を掘りました。

これから水が不足するかもしれないこと、田んぼを落水する際に水を切れやすくするためにも、実験的に導入して練習してみました。

自然菜園は、完成したやり方があるのではなく、日々育てながらいろいろ試し、より作物が自然に育つやり方を模索し続けます。
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ツケナ(野沢菜)の自家採種

2014-07-14 04:30:09 | 自家採種
本日、の予報。




昨日、Azumino自給農スクール(自然菜園不耕起コース)で、野沢菜の自家採種を行いました。

不耕起コースは、私の講座を1年以上受講された方が中心ですので、去年一緒に育て、収穫した仲間で野沢菜の自家採種を2年越しで行いました。

生育が良かった野沢菜を選び、春先とうが立ってきたら、最初に咲いた野沢菜の株は抜き取ってしまい、
残りのとう立ちにくかったものに、寒冷紗をかけ、外部からの交雑を防ぎながら結実するまで放置しておきます。

昨今の菜の花を咲かせる野菜の自家採種は、GM(遺伝子組み換え)作物が雑草化しているためと、
近くの同じナバナ科の交雑を避けるため、寒冷紗は必須になりました。




刈り取った状態は、まだ完全に枯れておらずとも、種は基本入っている状態がベストです。


追熟乾燥のため、刈り取った種がこぼれないように、タライに入れ、鳥などに食べられないように、寒冷紗で覆い、
風通しのよい日陰に干して、種の充実を図ります。

2週間後の昨日、




土が入らないように、ブルーシートの上から踏みつけ脱穀します。








脱穀したものをふるい分けます。




いっそう目の細かいフルイでフルって


だいたい種だけになるように、徐々に目を細かくしながらフルイわけます。

※外が雨のため、ブルーシートの張った簡易ハウス内(室内)で撮影しました。




あとは、箕という道具を使い、ゴミを飛ばします。


ある程度きれいになると、野沢菜の種子が目立つようになってきます。

種採り後、種と共にいる生き物が逃げることができ、乾燥もしっかりできるよう半日ぐらいは、天日で干してから瓶などで冷暗所で保存すれば3~5年ほど利用できます。

信州といえば、野沢菜が有名ですが、
種屋さんで購入するときに、種の袋の産地を見ると、長野県産以外に、岩手県産をはじめ、最近目立ってきたのがイタリア産。

出来る限り、自分の菜園で結実した種子を自家採種できれば、無農薬でも育てやすくなるので交雑しないように心がけながら自家採種出来たいいなーと思います。
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野沢菜の自家採種準備(ヒヨコ2羽孵る)

2014-04-01 22:47:14 | 自家採種
本日、




本日、無事2羽のウコッケイの血をひくが生まれました。

真黒で、かわいいたち、これからお母さんにいろいろ教わって立派な親鶏になってほしいものです。


さて、Azumino自給農スクールの畑の一角に、去年生育が良かった野沢菜を残しておきました。




カブから新芽が吹いてその先に、菜の花のつぼみがありました。

このままにしておくと、花が咲いてしまい、周囲の他のアブラナ科と交雑してしまいます。

最近では、日本各地で遺伝子組み換え(GM)の雑種が花を咲かせているそうなので、
一層注意深く自家採種しないと、GM汚染被害者になり、今度は加害者になってしまいます。


そこで、最近アブラナ科では、目の細かい寒冷紗を使い、部分隔離しながら自家採種するようにしています。

虫が入らなくても、隣の花と触れ合うことで、自然に結実して種子を宿してくれます。

アブラナ科どうしは交雑しやすく、カブ、ハクサイ、コマツナ、ミズナどうし混ざってしまいます。

ダイコン類(ハツカダイコン、ダイコン)、キャベツ類(キャベツ、ケール、ブロッコリー、カリフラワー)、カラシナ類(タカナ、カラシナ、ワサビ菜)は、同系どうしで交雑するので、ダイコンとカブは混ざらないので、同じ寒冷紗の中で同時に種採りができますよ。
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エダマメの自家採種≒ダイズの脱穀

2013-11-03 08:55:37 | 自家採種
本日、時々、

今日は1泊2日の穂高養生園のワークショップ「永続可能な自然菜園講座~畑と田んぼからはじまる食卓~」最終日で、無事1年間8回の講座終えることが出来ました。

たくさんのご参加ありがとうございました。




今回は、エダマメ「だだ茶豆」の自家採種を行いました。

よくダイズの脱穀の仕方を尋ねられます。

ダイズの脱穀の仕方もエダマメの自家採種の仕方と同様に出来ますので参考にしてみてください。

良く乾燥させただだ茶豆はサヤの中でダイズのようにカチカチに乾燥していました。


一つ一つ手で豆を出していってもいいのですが、タライ一杯分以上になると大変の仕事になってきます。

良く乾燥させて、泥のついていない靴で踏むと、サヤがはじけ種子が出てきます。




乾燥が不十分だったり、もっと量がある場合では、固いところに叩きつけても種子だけが飛び出て、

サヤが空っぽになれば自家採種できます。




目の粗いフルイでふるい分けると、

種子(ダイズ)など細かなものが落ち、サヤや枝と分けることができます。




今度は、種子(ダイズ)が落ちない程度の目の細かいフルイでふるうと、

種子(ダイズ)が残ります。

細かなゴミ(鞘や枝の破片)は風で飛ばします。


けっこう綺麗に種子が採れました。

あとは、手選別で、虫食いや病気の出ていないものを種子にします。

だだ茶豆は、糖度の高いエダマメなので、元々扁平で、茶色なのでこの状態がベストです。

あとは瓶などに詰めて保存しておきます。
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トウモロコシの自家採種

2013-09-11 08:40:06 | 自家採種
本日、




トウモロコシの自家採種を改めてし始めました。

トウモロコシの自家採種は、とても危険を伴います。

もともと、他家受粉植物で、主に風に乗って花粉が運ばれ授粉する風媒タイプなので、最低1kmで他のトウモロコシを育てていると交雑してしまうため、種の保存が難しい上に、

ほとんどのトウモロコシがアメリカ産の一代交配種(F1)のため、遺伝子組み換え作物(GM)の可能性が否定できず、
自家採種することで、GM汚染を拡大してしまうからです。


つまり、GM汚染された農作物を栽培することで、地域の在来種などに交雑させ、自然環境を破壊し、壊滅させてしまうからです。

そのため、まずは遺伝子組み換え作物の可能性のない品種であり、交雑の心配のない地域で、隔離し、人工授粉など安全性を高めて自家採種しないといけません。

遺伝子組み換え作物(GM)を一度自然界に出してしまうと、回収はほぼ不可能と言われ、半減期もなく、無造作に増えて帰化植物以上に在来種が維持できなくなるようになってしまうからです。

特にトウモロコシ・ナタネ(アブラナ科)はその最たる野菜なので、特に注意が要ります。




数年間いろいろなスイートコーンなど自家採種したいと思う品種を探してきて、たどり着いたのが「黄もちトウモロコシ」です。

現代のスイートコーンは、甘過ぎて口に合わないこと、しかし茹でて食べると美味しい固定種がなく、なかなか美味しくて育ちやすい品種がなかったので、交雑を避け、試行錯誤しているうちに数年かかってしまいました。

その中で、「黄もちトウモロコシ」は、長野県産の無消毒種子で、早朝生で食べると甘く、茹でて食べてもほのかな甘みがあり、特に茹でたものを焼きトウモロコシにすると絶品で感動しました。

このサイズであれば、余った種子は飼っている鶏の餌にも向きますし、いずれは粉にして食べてみたいと思いました。

このところの長雨で種子がカビてしまわないうちに、収穫し、




虫や獣に狙われないようにネットに入れて、風通しのよい場所に吊るし乾燥させます。

まだまだ選抜できず、とりあえずの自家採種といった感じですが、来年以降本格的に選抜し自家採種を重ね地域風土に合った在来種に育てていきたいものです。


枯れてきたトウモロコシを支柱に7月播きのインゲンも大きくなってきました。


トウモロコシと混植した姫トウガンもゴロゴロたくさん実をつけ1回目の収穫でき、まだまだ採れそうです。




ミニカボチャに至っては、樹や葉っぱが復活し、新たにまたカボチャを着け始めました。

今年も暑かったのですが、トウモロコシと混植したカボチャはウドンコ病も少なく、豊作でした。
まさか、夏が終わってから復活し新たに実をつけるのは初めてですが、カボチャにとってはトウモロコシとの混植はとても過ごしやすいのだろうと思いました。

トウモロコシ、カボチャ、トウガン、インゲン、相性の良い組み合わせで、野菜がおいしく育ち、自家採種できるのは幸せです。

来年もこの組み合わせで、連作してみよと思っております。楽しみです。

本日9月の『これならできる!自然菜園入門講座』
9/11(水)松本(NHKカルチャーi-City松本教室)


9月の残りの菜園スクール予定は、
14・15(土・日)はシャロムヒュッテさんで『あずみの自然農塾』
22(日)は、『Azumino自給農スクール・自然菜園実践コース』(安曇野・三郷)
29(日)は、東京世田谷で、せたがや自然農実践倶楽部さんで『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート2:
自家採種と秋の種まき編』

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タマネギの自家採種②

2013-09-02 11:07:36 | 自家採種
本日、

一昨日新しい菜園の一角の苗床に、今年自家採種したタマネギや九条ネギのタネを播きました。
種まきのご報告の前に、タマネギの自家採種の続きをアップいたします。


ネギ坊主を干して追熟させたものを、フルイなどの金網にこすりつけるとタネが殻からはずれ落ちてくれます。


タマネギの自家採種は、通常のネギと異なり殻から外れにくく、
外れた黒いタネと、まだ殻のままのタネが目立つため、

袋の中に入れて、タネどうしがこすれて殻が破れやすいように、もんでみました。




その後、種は落ちずに、外れた殻や軸の部分が落ちる位穴が開いたボールでふるい、

それから箕を使い殻を吹き飛ばしながら、




やっと黒いタマネギの自家採種ができました。

通常のネギと異なり、これからも殻が硬いので工夫をしていこうと思います。
いい方法があったら教えてください。

売っている種子は、種子のみの綺麗な状態で売っていますが、
私は、一部殻やカスが入ったまま保存し、種まきします。

ゴミと思いがちな殻やカスは、本来なら土に還り、そこからタネが出るのが自然だからと思うからです。
実際に、ニンジンなどは、カスがあった方が、良い発芽をむかえるような気がします。

今年採ったタネを年内に播く際は、1週間以上冷蔵庫で寝かしておいてから播くようにしています。

特に、無肥料、不耕起(自然耕)の畑で自家採種した場合、休眠が強く、年内に発芽率が悪い場合があり、古いものほど発芽勢が良いからです。

本来野生の植物のタネは、タネは土に落ち、すべてが一斉に発芽してしまうと絶えてしまうので、休眠し、数年に渡り発芽してり、じっと発芽できる条件が揃うまで寝ている場合が多々あります。

自然界により近い、自然菜園では、保存状態の極めてよい場合、古いタネの方が強いものが生き残っており、一斉に発芽してくるので重宝します。

タマネギの種子は、寿命が1~2年と言われていますが、絶えてしまったと思われていた在来種タマネギが古い十年前の在来種の種子を室から発見し発芽した事例があるように、保存状態さえよければ寿命が延びるものです。

今年は今までで一番よい種子が自家採種できたように思えるので、3年は保存してみたいと思っております。
地球の裏側の南米チリなどで、不稔技術や日本の規制が及ばない農薬・化学肥料で育ったタマネギが主流もいいですが、
できれば自分の菜園で、生まれ育った種子を毎年播けたらいいなーと思います。

我が家の野菜、本来の在来野菜を取り戻すには、一人屋仲間でできる範囲で自家採種して、お互いに交換したり、情報交換しあったり、育て守っていくに限ります。

7代先の子孫のために、持続できる暮らしの基盤の一つとして、食べ物の生命をつなげつづけていきたいものです。



9月の『これならできる!自然菜園入門講座』
9/4(水)長野(昼:メルパルク教室、夜:城山公民館教室)
9/11(水)松本(NHKカルチャーi-City松本教室)
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安曇野たねバンクフォーラムのパネルディシュカッションに参加してきました。

2013-03-10 10:42:15 | 自家採種
本日、


昨日は、シャンティクティーの臼井夫妻が主催する「安曇野たねバンクフォーラム」のパネルディシュカッションに参加してきました。

シャンティクティーは、あずみの自然農塾の会場でもあるシャロムヒュッテさんの姉妹宿で、オーナーの臼井さんの居住スペースでもあります。

去年作り始めたタネの保存するハウスができシードバンクを始めたとこともあり、「安曇野たねバンクフォーラム」の開催となりました。


昨日のイベントでは、映画「よみがえりのレシピ」上映会が2回上映が行われ、
その合間にパネルディシュカッションが行われました。

この映画は、おいしくて、そして心に効くドキュメンタリー映画です。在来作物と種を守り継ぐ人々の物語

在来作物は何十年、何百年という世代を超え、味、香り、手触り、さらに栽培方法、調理方法を現代にありありと伝える「生きた文化財」である。
しかし高度経済成長の時代、大量生産、大量消費に適応できず、忘れ去られてしまった。
社会の価値観が多様化する現代に、足並みを合わせるように在来作物は、貴重な地域資源として見直されている。
在来作物を知ることは、食と農業の豊かな関係を知ることにつながる。

地域に在来作物がよみがえり、継承されていく姿は、豊かな食を味わい、楽しむ姿であり、地域社会の人の絆を深め、創造する姿である。
この動きを日本全国、さらには世界中で起きている食や農業の問題への処方箋(レシピ)として、伝えていきたい。
監督は、山形県を拠点に活動する渡辺智史。

一押しのお奨めの食のドキュメンタリーです。
視聴はこちら


昨日のパネルディシュカッションでは、
地元の金の鈴農産物等生産組合の袖山さん取り組みの紹介、
シャロムヒュッテのシェフの崎元さんの噛みしめる大切さ、
地元池田町の行政からは片瀬さんの町での取り組みの紹介、
シードバンクをはじめる臼井さんの取り組み紹介がまずあり、
そうそうたるメンバーの中、私も参加させていただきました。

地元野菜、在来野菜の保存について各意見が交換されました。

私は、シードバンクも自家採種も大賛成です。
しかし、現在GM(遺伝子組み換え)の汚染、拡大の問題もあるので、昔ながらのタネ採りがかえって問題を拡大する恐れがあるので、種採りのポイントを紹介させていただきました。

今までのタネ採りには、大きく分けて2種類ありました。

生命をつなぐタネ採り
これは、ただ種を取ることです。

野菜を育てる育種としてのタネ採り
ただ種を取っていると、花粉が混じったり、形質がそろわなくなったり、野菜としての維持は難しいものです。そこで、他の種類の同族の野菜と種が混じらないように、隔離したり、雑種で分離していくのを防ぐ一方、
地元の風土に合った美味しく形の良い野菜を選抜し、維持保存することが②のポイントです。

シードバンクでは、②が一番大切な役割です。

ところが、ナタネの産地三重県ではナタネの自家採種が禁止されています
GM(遺伝子組み換え)のナタネが輸送中にこぼれ、ブロッコリーに汚染され、その感染拡大を防ぐ対策だそうです。

つまり、GM汚染されて被害者が、自家採種することで、今度はGM汚染を拡大する恐れが高いからです。

GM汚染を防ぎ、広げないタネ採り
タネの中には、自家採種しても他の花粉がつかないと言われているイモ類や、自家受粉の野菜は比較的大丈夫なのですが、
他家受粉する野菜。つまり、他から虫や風などによって花粉が運ばれて受粉する多くの野菜は、GM汚染されやすく、被害の拡大が懸念されます。

つまり、残念なことに、国内にGM植物がなかった昔であれば、隔離するたけで充分であった種採りが、そうはいかなくなってしまった現実があります。


在来野菜は、地域の宝です。そして国の宝です。
子供が宝のように、種は本来宝です。

市販されていない、雑ぱくな在来種は無数にあり、山形県だけで最近の調査によると、この数十年で30品目以上消失していることが判明しているそうです。

東北は、3.11の震災で多くの自家採種、在来野菜が失われたと思います。
私が住んでいる長野県も中山間地なので、在来種が各地に点在しています。

微力でも、一人一人の集合が全体です。
GM汚染の可能性が高い国からの種子は、微妙なので買わない。なるべく国産の種子を探し、GM汚染されないように、目の細かいネットなどを使い隔離自家採種する努力が、在来種を守る本当の営みになると思います。

自分の菜園で育った生命を、守って、つなげることを一人から、地域で、ネットワークで行えたらいいなーと思います。

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本日、最後の【公開講座2013】
今年も公開講座を3月2日間で行います。今年の7回目です。
公開講座「無農薬・自然菜園のコツを学ぶ」 ~ 土づくり&菜園プランの立て方 ~
今度、3 月 3 日(日)、3 月 10 日(日)※両日同じ内容で、
時間:13:30~16:00(開場 13:00~)
会場:三郷農村環境改善センター2F(長野県安曇野市三郷温 2267-2)
会場費:500 円
参加方法:予約不要(当日、直接お越しください)


2013年度の自然菜園講座の一つ「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)

2012年12月の講座での集合写真
「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
先着24名。耕さず、草と虫を敵としない川口由一さんのはじめた自然農に特化したシャロムヒュッテに1泊2日しながら、全10回の体験型ワークショップです。

耕さない田んぼに、畑で実際に、自然の理を学び、実践できます。
しかも、自分の小さな菜園区画が付いているので、3~12月の間自然農で野菜を育てることができます。

半農半Xの暮らし、自然農にご興味がある方にお奨めの講座です。

只今準備中ですが、
自然農法で自給自足の農園が学べる「Azumino自給農スクール2013」
穂高養生園で、日帰りも食事、宿泊もできる自然菜園入門講座も間もなく募集がはじまります。
お好みでお選びください。

【お迷いの方へ】
・耕さない自然農を学びたいなら→「あずみの自然農塾2013(第7期)」
・無農薬栽培の基本から応用を学び、我が家の自給率をアップしたいなら→「Azumino自給農スクール2013」


【拙著のご紹介】

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保存野菜の準備

2012-11-28 19:26:22 | 自家採種
本日、


昨日は裏山で、雨ならぬ雪が降ってきました。
いよいよ冬本番です。


タクワン用のダイコンを洗いました。

長野では珍しい長いタクワン用の固いダイコン「赤口ダイコン」です。
この種は、春にブログで紹介した自家採種で更新した種子です。

「赤口(あかぐち)大根」は長野県諏訪地方の在来大根です。
やや小型の大根で、長さ20~30cm、首の部分が赤く色付きます。
肉質は硬く歯切れの良い長期貯蔵用のたくわん大根で味噌漬けなどにも最適です。

凍らないように干して、タクワン漬けにする予定です。




サトイモとショウガもやっと洗いました。

いずれも亜熱帯性の野菜なので、寒い安曇野では、サトイモだけが穴を掘って埋めると春まで保存できますが、
ショウガは今のところ、越冬したためしがないので、

収穫したショウガは、お酒に漬けたり、醤油に漬けたりしてすぐに使える調味料に加工し、
それ以外は刻んだりして冷凍庫で保存しながら使います。

タネ用のサトイモは、すでに穴を1m掘って保存してあります。
年内に食べる分のみ今回洗い、軽く干してから段ボールで室内保存しながら食べてるようです。

サトイモのなかでも粘質でモチモチ美味しい福井県の在来種「大野芋」がうちのサトイモで、
毎年連作で田んぼの畦でショウガと混植しながら育てています。

安曇野は、12月までは何とか畑の野菜が食べることができますが、
1~5月まで畑の野菜は、越冬野菜(ニンニク、タマネギなど)冬菜以外はほとんどなくなり、5月下旬まで新鮮な野菜がほとんどなくなります。

そのため、年内に土に埋めたり、以前紹介したように干し野菜にしたり、漬け物にしたり保存加工して年内に採れた野菜を長く食べられるように工夫します。

長い長い冬の訪れの足音を聴きながら、冷たい水で野菜を洗って冬に備えます。



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ダイコン&カブの自家採種(選抜&埋め戻し)

2012-11-24 08:47:16 | 自家採種
本日、の予報。


先日、今年採蜜した日本みつばちの巣箱の移動&冬支度をしました。

日本みつばちは、日本の在来ミツバチ。
昔はたくさんいたのですが、最近は突然死んだり、目に見えない地球の変化にいち早く気づいているようです。

アインシュタイン博士の「ミツバチが絶滅したら人類は4年で滅ぶ」という言葉は、ミツバチが花粉などを媒介することで野菜や果樹、穀類などの食料が実をつける点からいっても真実みが高いと思います。

日本みつばちと人が一緒に住める地球(地域)を子孫に残したいものです。


先日、ダイコン(打木源助ダイコン)の選抜を行いました。

選抜といっても、30本以上抜いてそれらを並べて大きさ、太さ、葉の茂り方などが残したい形質のものを13本以上選ぶことです。

ダイコンやカブなど根菜類は、根をいただく野菜なので、一度抜いて根の形状を選んでから埋め戻しし、
翌年の春花を咲かせ、種子を自家採種します。



みやまコカブです。

コカブとは言えないほどに大きく育った大カブもダイコン同様一度抜いてだいたい揃っているところを選びます。




ダイコンもカブも可食部がしっかり土に隠れるように、溝を掘って斜めに並べて埋めます。


凍結を防ぐために、カブ元にワラも敷きます。


更に、土をかけて根の凍結を防ぎます。


この埋め戻した地区は、猿が出る地区なので、念のため金網を上にかぶせて越冬させます。




木曽紫カブも選抜後、別の畑に埋め戻しました。

蜂などによって花粉が交雑してしまうと、元々の野菜の形状が変わってきてしまうので、
うちでは、絶対に混じらない品種は側に、混じる可能性のある野菜どうしは隔離して埋め戻し、
周囲で交雑しそうな花が咲いている場合は、寒冷紗で覆ったり工夫します。

昔は、だいたい近所で同じ在来野菜を育てていたので、現代のように全く異なる品種同士の掛け合わせの野菜【一代交配種(F1)】がなかったので、交雑しても形質がすごく変わることもなかったと聞いたことがあります。

在来野菜とは、昔から地域で地産地消する野菜、もっといえば自分の畑で代々種をつないできた家野菜。
戦後、種は買うものになりましたが、それまでは結構みんな自家採種してきたので、自家採種は野菜づくりの一環でした。

面倒だという方もいますが、私は選んで埋めておけば毎年種を買わずに済みますし、なにより自分の畑に合った野菜にどんどんなってきてくれるので、無農薬で育てやすく栽培が簡単になり、食べても美味しい気がします。


明日は、Azumino自給農スクール11月。越冬野菜と夏野菜の片づけ。自然堆肥造りです。



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