「宮城自然農園」ブログ  -GIAN'S ORGANIC FARM BLOG- 小笠原諸島・母島で自然農

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指し百姓をしています。
その中で学んだことを紹介したいと思います♪

島旅の始まりのご縁を感じて ~河田真智子さん

2016年09月30日 | 母島 日常 日記
■僕の島に来た原点でもある、
河田 真智子さんの写真集が、
友人から寄贈されて母島小中学校に届けました。

とても素晴らしい内容ですので、ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。
村民会館の図書室にも寄贈しました♪

友人のなっちゃん、ありがとう♪


■初めて島旅にあこがれたのは十代の頃、
仙台で河田さんの著書「島旅の楽しみ方」を読んでからでした♪

夜間工業高校を卒業る直前、
旅をしようと決めて、
候補地を探しているときに、
その時たまたま読んでいた少年サンデーのマンガ「LOVE」。


それの最初の舞台になっている行ったこともない小笠原。
そして当時の担任の先生の父親が父島にバイクを持って行った時の話を聞き、
あまりに異次元な島の雰囲気にシビレて小笠原行きを決めました。

そして右も左も分からないまま、
島旅の情報として手に取った本が河田さんの著書「島旅の楽しみ方」でした。


奄美諸島の沖永良部島から始まる河田さんの島への愛は、
とても羨ましく感じたものでした♪

最初の旅で母島を離れる時、
船の上でしばらく涙が止まらなかったのを思い出しました。

高校の時の担任の先生が
「別れるとき、沢山泣くような出逢いをして来いよ!」
と言ってくれたのを肌で体感した瞬間でした。

いざ暮らして15年になりますが、
やはり島暮らしはいいものです☆


母島の南崎にある小富士です☆


■そしてその19歳の時の旅が縁で、
21歳の時にまた小笠原に今度は働きに来たのです。

そして、そのまま母島で出逢った後に妻になる女性と結婚し、
なんとその妻も同じ本を持っていました(!!)。

その後、自分にも二人の子どもにも恵まれ、
二人の娘にはよく寝る前に
子どもには絵本「なつほの島旅」をよく読み聞かせていました。

これは河田さんのお子さんなつほちゃんが島を訪れるお話です。

今回、うちの子供たちがなつほちゃんの写真を見て、
とても喜んでいました。

我が家の小1の次女が写真集をまじまじとみて
「なつほちゃん、とても綺麗な目をしているね♪」
と言っていました☆

中1の長女は本の中の表情を見て、すごく嬉しそうでした。

島でもハンディを持った子と接しているからか、
ごく自然にハンディを持った子供と偏見でなく、
対等に、そして優しく接する機会を貰えたと思って、ありがたく感じます♪

ずっと色んないのちを
そのまま愛せる心でいたい。

そう思わせてくれる貴重なひとときでした☆



■こうして今になって、
友人を通して、
島旅の原点でもあった河田さんと繋がる事が出来たのも、
なんだか不思議です♪

なんどかやりとりをして、
とても喜んでもらえて、
こちらもすごく嬉しかったです。

そして、
ああこうして人は繋がっていくんだなあ、と嬉しく感じずにはいられません♪
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母島第2回カノー大会♪

2016年09月22日 | 島のイベント
■母島のシルバーウィークは去年に引き続き、母島カノークラブによるアウトリガーカヌー大会が開催されました!!
今年はなんと父島から約80名が来島し、
沢山の交流にも繋がりました♪

ちなみにカノーとは、アウトリガーカヌーの昔の呼称です☆

母島では例年、正月の海開きの時にカヌー大会が開かれていたのですが、
最近は天候が悪く、ずっと開催できない年が続いていました。
そして、去年よりカノー部が発足し大会を引き継ぎ、9月に大会を行う運びとなっています。

今年も晴天に恵まれ、初の後夜祭も含めて大成功に終了しました。
みなさん、本当にお疲れ様でした♪

僕はカノー部のメンバーとして準備、運営、会場審判、男フラの仕切りをして、
家族でエントリーしました(*^_^*)


■まずは開会式で男フラで「サワラ」を披露しました。

今年は衣装も新しく、カッコ良くなり(メッシュが少し恥ずかしいけど…)、
今までとは違うサワラを踊る事が出来ました☆

父島の友人からは、「最近父島では男フラの人数が減り、サワラが見れなかったので、見れて凄い良かった」と褒めてもらえました♪

踊った後はそのまま3艇に分かれてデモンストレーションとして海に漕ぎ出します。

男9人の本気のレースで腕がパンパンになりました(笑)。

男フラとしては10月8日開催予定の母島のフラの祭典「フラオハナ」で2曲踊ります☆

メンバーの雄姿です♪


■そうこうしているうちに自分たちが出る番になりました♪

今年はなんと中1の長女が舵取りデビュー!!

次女も小学生になったので今年からレースに参加!
先頭で大きな声で漕いで、最後に奪取して旗を取る重要な役目です!

結果は男女混合枠で4位。
惜しくも入賞を逃しました(*^_^*)

ちなみに妻は所用でカノー開会当日の便で内地に上京中☆
娘たちと旦那の頑張りを見せれず、残念(笑)!


■そして大会は進み、夕方からは今年から始まった後夜祭が開催されました。
父島のバンドと母島のバンドが最高の音楽を奏でます♪

母島ダンス部やフラも参加して大盛況で終わりました☆
観客も父島母島が混ざって、みんな踊りまくっていてとても楽しかったです♪

次女は自宅に帰ってシャワーを浴びたらそのままバタンキューでした(笑)。
お疲れ様~!

■そして翌日はははじま丸が運休日なので臨時チャーターの漁船で父島の帰らなきゃならないメンバーが母島を後にしました。

珍しい漁港でのお見送りです(笑)。

父島のカヌー大会のメンバーは、
「とにかくアウェイで、気楽に楽しめて、本当に最高だった!!ぜひ父島の大会にもみんな来てね!」
と言ってくれました♪

そんなこんなで盛り上がったカノー大会が無事に終わりました♪
父島からわざわざ来てくれた皆さん、
母島のみなさん、
準備運営をしたカノー部のみんな、
応援してくれた皆さん、
本当にありがとうございました!!
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中秋の名月とカノー大会練習

2016年09月17日 | 母島 日常 日記
■先日は中秋の名月でした♪
今年もいい月でしたね~

以前、カナダにいった時に見た月が、
あまりに日本で見た月と同じで、
当たり前なんだけど、
その当たり前が不思議で、
なんか嬉しかったのを思い出しました☆

お月見は、
秋の収穫の時期に感謝をこめて、
稲穂に似て魔よけの力があるとされるススキ、
満月に見立てた団子は縁起がいいとされていたそうです。

日本の風俗も素晴らしいですね~♪

■そんな満月の記念にぼちぼち育ってきたローゼルを早取りしちゃいました☆

まだ少し小ぶりですが、お月見ということでほんの少しだけ♡


今年は少し成長が遅めです☆

9月末には出荷できるかと思います。


8月の台風で塩枯れしていたモロヘイヤもがっつり復活してきました♪
家族の夏バテ防止に欠かせない高栄養野菜です☆

■さて、母島アウトリガーカヌー大会が明日に迫り、
今日は
カヌー練習に
会場準備に
開会式のフラ練習にと大忙しの1日でした。


僕と同じチームの娘二人との朝練はとっても気持ちがいい状態♪
パドルを漕ぐよりも泳いでいる時間の方が長い感じでした(笑)。
安定性の高いアウトリガーカヌーは海上を満喫するにはうってつけです☆

子供たちは暑い日差しの中、朝練も昼過ぎの大人の準備中もずっと海ではしゃいでおりました。
夕方に敬老の日の集いで歌と演奏するのを覚えているのでしょうか!?
子供たちの「今を生きる潔さ」にはいつも感服します☆

明日は父島から約50人が来て大激戦になるとか!?
夜はライヴもあり、乞うご期待です♪

■そして久々に超貴重種のオガサワラカワラヒワを発見!!

手前がオスで奥がメスです。
実はあかぽっぽやオガサワラオオコウモリより絶滅が心配されている小笠原の固有亜種の小鳥です☆

さあ、カヌー大会いよいよ明日が本番!!
楽しむぞ~!!

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母島良いとこ、一度はおいで♪

2016年09月10日 | 母島 日常 日記
■怒涛の連続の台風を内地で見事にかわし、
最後の最後で島に帰る便が台風で欠航し(笑)、
長女とふたりで延びた夏休みを満喫し、
無事に対して揺れることなく母島に帰って来れました。

母島に帰ってきてこれで1週間。
やっぱり島はいいものです♪

思えば岐阜、仙台、大阪、首都圏、
長女のみニュージーランドと動きに動いた夏休みでした。

ようやく20日ぶりに母島で元気な妻と次女に逢えて、
島のみんなに「お帰り~!」と言ってもらえて、
ほんと嬉しいです♪

お世話になった皆様、本当にありがとうございました!

心配していた畑も意外と台風の被害はなく、無事でした!!
良かったです(*^。^*)

ローゼルも1本も倒れることなく、
徐々に実ってきています♪

■母島に帰ってまずしたかったことは、
海で泳ぐこと、
畑を存分にすること、
家族と過ごすこと、
でした。

島に帰ってきて、それを存分に味わっています(笑)。

参加できないと思っていた納涼祭にも参加できました☆

今年はビール一気飲み大会でなんと雨が降ってきて途中で中止になってしまいました!!

盆踊りが大好きな僕は、
その前の子供盆踊りで思いっきり踊れたので満足でした(笑)。

帰ってきた母島は
車も少なく、
信号もなく、
人も少なく、

会う人は知り合いばかりで、
すれ違えば挨拶や会釈をし、
大好きな家族がいて、
素敵な島の仲間がいて、
生産性のある仕事ができて、
素晴らしい自然がある。

やっぱり外に出てなお、
母島の良さを再確認することができました♪

ぜひ、まだ未体験の方はぜひ、
一度は母島で罪悪感を感じることなく、
ゆっくり時に身を任せに来てみませんか?

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「わからないこと」を楽しむ力

2016年08月29日 | 母島 暮らし 子供
■母島は学校が中学校までしかなく、
その後は50km隣の父島の小笠原高校か内地の高校に進学するかの選択に迫られます。

今回の夏休みを利用して中学生の長女は、
幾つかの高校の見学会や体験入学を体験しました。


■長女はどちらかというと芸術・特異系と親は思っているので(笑)、
少し入ったら面白そうな学校を巡っております。


グランドピアノが校内に20台以上もあって、
演劇や芸術、音楽に没頭できそうな所もありました。

これはその高校生が書いた作品です。
あまりに上手でビックリしてしまいました!


思うままに自分の感性を磨けそうな学校だったり、


文化財に指定されるほど美しい古き日本の静粛な雰囲気を持つ学校もあったり、


のっけから様々な動物の頭蓋骨(本物!)を用意して、
学びの楽しさを伝えてくれるところもあったり…

どこもそれぞれが素晴らしい学校でした。

どれも受験や偏差値を重要視しない学校です。

年号の丸暗記や受験勉強で詰め込むのではなく、
本人が意欲的に興味を持ち、
その中から自分で主体的に、
意見を出し合ってお互いに学んで育っていく、
そして、暮らしから多くのことを学ぶことを大切にしていました。

■その中で一緒に参加した保護者の僕の心にもズキュンと響く授業をしてくれた学校もありました。

そこではなんとアインシュタインの相対性理論を背景に、
わからないことはとても素晴らしい出逢いであることを熱弁する教員がいました。

相対性理論自体はとても難しく、半分も理解できませんでしたが、
まったく学校の勉強ができず、
高校を中退した17歳のアインシュタインが
ひとつの事に疑問を持ち、10年かけて考え続け、
ついに相対性理論という世紀の発明にいたる真理性がすごいことは分かりました。

人はいろんな場面で
さっさと答えを出してしまったり、
課題が分からないと面倒になってしまって諦めてしまうものですが、

そこをひとつのチャンス、
自分がステップアップするチャンスと捉えて、
あせらずにその問題に向き合ってみると、
意外と答えはシンプルで、
物事を複雑にしているのは、
人、そして自分自身の凝り固まったアタマであると言うのです。

授業の最後にその先生は、BGMにルイ・アームストロングの「素晴らしき世界」を流しながら、
歌詞にもある、
世界はやっぱり素晴らしくて、美しいものなんだということを、
とても熱意をこめて伝えてくれました。

僕はこんな先生の下で学んでみたいなと心底思いました。



妻に教えられ、大好きになったこの曲、
良かったら聴いてみてくださいね☆



What a Wonderful World
この素晴らしき世界


I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world

木々は青々としげり
バラの花は赤く色づく
私やあなたのために咲く花たちを見ると
しみじみ思うよ
この世界はなんて素晴らしいんだろうと


I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world

青い空と真っ白な雲
そして昼の輝きと夜の闇
しみじみ思うよ
この世界はなんて素晴らしいんだろうと


The colors of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shaking hands, saying how do you do
They’re really saying, I love you

空には七色の虹がかかる
過ぎ行く人たちの表情も美しい
友人たちは握手を交わしながら「ご機嫌よう」と言い
心から「大好きだよ」と言い合う


I hear babies cry, I watch them grow
They’ll learn much more than I’ll ever know
And I think to myself, what a wonderful world
Yes, I think to myself, what a wonderful world

赤ん坊が泣いてる
この子たちが育つのを見ていよう
彼らはこれから先、私よりずっとたくさん学んでいくだろう
しみじみ思うよ
この世界はなんて素晴らしいんだろうと
そう、本当に思うね
なんて素晴らしいんだろう、この世界は


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価値観が反転する機会

2016年08月27日 | 母島 日常 日記
■長女がニュージーランド・ホームステイから帰ってきて、さあ島に帰るぞ!と思っていたら、
帰る予定の便が早々に欠航を決めてしまいました。

そんなわけで夏休みが幸か不幸か伸びてしまった僕と長女(笑)。
なかなかない貴重なこんな時間を有意義に使っていこうと思います。



しかし、この夏は本当に怒涛のような日々を過ごしています。
高校の体験入学や施設公開、
東北と大阪に亡くなった父の墓参り、

仙台の親族との交流
それに付随して各地の友人に再会したり、
行きたいところや、
偶然めぐり合う貴重な機会。


その中でこの夏は、
ふと今までにない価値観の反転を感じることが数多くありました。

デメリットと思い込んでいた事が、
自分や子供の舞台や世界を広げることで、
見事に価値観が反転したのです!!



■自分自身もそうですが、
子供と接していても、
どうかな~と思っていた部分。

例えば長女の超積極的で超人懐っこい性質。

日本では時にデメリットとなる場合が多いこの個性も、
海外では最大のメリットとして発揮されたようです♪

帰国して迎えにいったときの引率者のお話を聞いたときに、
それは激しく感じました。



また、とある九州のパフォーマンス集団の候補生に100人以上の中から一人選ばれた、
親族の高校三年生のとある男の子の話。

生活面や勉強面ではとても難儀していた彼ですが、
本番の舞台や演奏、ダンスなどでは他を圧倒するセンスを持っていたそうです。

学校の数字には決して評価されない部分が優れている少年。

やはり人はその人なりに輝ける舞台があり、
いろんな場面でうまくいかなくても、
必ず輝く部分があるということを気付かせてくれました。

これは自分自身や子供の子育てにも様々な勇気をくれることになりました。




■あとは内地滞在ならではの発見です。

ふと友人に進められてみた舞台で久々に感動して泣いてしまいまったりしました♪

去年、母島の学芸会で長女が主演を演じた
ミヒャエル・エンデの名作「モモ」。

現代の効率と経済主義のわれわれに人の本質と幸せを訴えるテーマと思っているこのすばらしい作品。
以前から大好きな話が舞台で見れると来れば行かないわけにはいきません!!
早速池袋の会場に長女と行ってきました♪

あの濃い内容をひと時も飽きることなくすさまじいテンポと、
圧倒的な演技、演出、
プロの力を見せつける脚本。

人の弱さの象徴でもあり、物語の悪役の「灰色の男たち」の抜群の雰囲気…
本当に圧巻でした!
見れて本当によかった☆


そして今回は僕の趣味であるプロレス観戦に長女を巻き込みました(笑)。
舞台は新日本プロレス スーパーJ-CUP2016!
団体の枠を超えた、軽量級ジュニアヘビー級の祭典です。

息を呑むほどの見事な空中戦!
荒々しい反則ファイト!!
メキシコの楽しいルチャ♪
王者が見せる貫禄の試合!!!
久々に見たプロレスもプロとしての素晴らしさを心底感じました♪



色んな場面で外の世界はやはり刺激的です。
色んな事を気付かせてくれます。

またおいおい、そんなことをこの場で綴っていければと思います。

さあ、今度は無事に島に戻れるといいなぁ~
来週の無事の公開を祈ります☆

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かわいい子には旅をさせよ!?

2016年08月20日 | 母島 暮らし 子供
■今、島を離れ、内地に来ています。
中1の長女は今回の夏休みに
なんと単身で2週間のニュージーランドのホームステイにチャレンジして来ました。


彼女が初の国際線フライトで日本を発った数日後、
お願いしている方から国際電話で報告を母島で受けたときの、
じんわりとした感動を今でも思えています。

・1番元気です!
・英語も発音がとても良い。
・何よりとても積極的で良いです。学校で積極的に発言している。
・ホームステイ先の家族、ルームメイトともいい感じに楽しんでいる♪
・自然の中でそれを味わい楽しむ術を心得ている
・何も心配要らない子です。

一応、女の子ですし、
初めての海外を親とではなくホームステイという形を選択した彼女。
親としてはそれはもう心配でした。

しかし、何も恐れない、
何も分からない時期ですが、
だからこそ柔らかく、色んなことを吸収できるこの時期に
英語が大好きな本人が望む経験をさせてあげたいとも思っていました。



■僕は母島に残り、長女の帰国に合わせて内地入りしました。
バンコクを経由して疲れたであろう13時間以上のフライト。

日本の成田は台風が直撃し、着陸が危ぶまれました。
※結局は台風が早まり、変更はありませんでした。
朝6時の飛行機の無事の着陸を見て、心底ホッとしました。

その後、成田空港で楽しそうに同世代の友人たちと到着ロビーで見た長女の元気な姿は、
あまりにもそのままで吹き出しそうになってしまいました(笑)。

その後、NZ$を日本円に戻すのも自分ひとりで係員に聞きながらこなし、
滞在先に自分で路線を見つけて進む姿に彼女の逞しさを感じることができました。

帰りの電車の中で、
「今すぐニュージーランドに戻りたい!」
「でも母島にも帰って妹に会いたい!」
「NZを離れるとき、自分もホームステイ先の家族も大泣きだった」
とマシンガンのような嬉しい報告を受けて、
無事に帰ってきて、
良い経験をして来れて本当に良かったなと感じました。


■僕自身、中学生のときに外国にホームステイなんて発想すらありませんでした。
正直、うらやましい限りです(笑)♪

長女は数年前から積極的に外国人に話しかけ、
学校のALTや夜の英会話サークルに積極的に参加していました。
学校の成績も英語だけは好成績です☆

元々、人が大好きで、アクティヴな性格なので、
こうした海外は本人にとても合っているのかも知れません。

親としては彼女が自分の特性を生かし、
人生をより楽しみ、強く生きてくれることを願っているので、
これからも彼女の糧となるチャレンジは惜しまずにサポートして行こうと思っています。



成田空港で長女の面倒を見てくれた女性が
「彼女はとてもいいキャラなので、ずっとそれを生かして、
1年くらい海外にいればすぐに英語はマスターして、
インターナショナルに活躍できる子ですよ~」
と言ってくれたのが、親としてもとても嬉しかったし、安心しました。

長女は世間一般の子よりは、
要領の良い子ではありません。
消費・経済・効率主義の現代社会では生きるのが辛いだろうなと今でも考えています。

しかし、溢れんばかりに慈愛に満ちて、
人や生き物、自然が大好きです♪

色々な経験を通じて
こうして己自身で力強く、様々な能力を発揮する姿を見ていると、
親としては心配ではありますが、
少し嬉しくて安心できるのです♪

今回のホームステイに当たっても沢山の方にお世話になりました!
本当にありがとうございました☆
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ハトとパンノキと長女

2016年08月08日 | 母島 暮らし 子供
■早朝畑に向かって走っていたら、
歩道に天然記念物のあかぽっぽ(アカガシラカラスバト)を発見!!

カメラを構えて撮ろうと思ったら、全速力でこっちに飛んできた!!


なんでやねん!
普通は人から離れる方に飛ぶっしょ!?

結構、ハトでも自分に向かって来ると怖いです(笑)。

さすが小笠原にしかいない固有のハトです。
普通のハトとは全然行動が違います。
近づいてもあまり逃げません。
お陰で人が持ち込んだネコの影響をもろに受けて絶滅に瀕するほど数を減らしていました。

でも近年、島のネコ対策が進んで、
山域の野ネコが減ってきたら、
集落のネコの適正飼養が進んだので、
「幻のハト」と言われるほど見れなかったハトが、
普通に暮らしていて見れるようになってきました。

そんな島の捕獲されたネコは内地の東京都獣医師会に送られ、
馴化(人に慣れさせる)し、ケアしてから飼い主を探してもらっています。

もし島のネコを飼って、島の自然をサポートしたい!という方は、
小笠原ネコプロジェクトのHPをぜひご覧ください♪


■あと先日は母島で珍しいものを発見しました♪

パンノキです。

その名の通り、パンが成る樹なんです(笑)。

父島では色んなところで見かけるのですが、
母島ではとても珍しく、沢山実っているのは初めて見ました!

環太平洋諸島では主食にもなっている重要な作物です。
味は蒸かしたじゃがいもみたいだとか?
それにしてもこのネーミングセンスが素晴らしい♡


■そして、先日長女が長い一人旅に出発しました。
行先は帰って来てからのお楽しみ♪

※ここからの写真は話の内容と関係のない母島の石次郎海岸の写真です☆

親からすると超心配の山ばかり(笑)。
でも人と関わるのが好きで、
英語が大好きな凪穂にとって、
きっとかけがえのない時間と出逢いになるでしょう。

多感な中1の目線でどんな新しい世界と出会えるのかとても楽しみです☆
妻がスカイプで動画で見送りの挨拶と
成田から飛び立つ飛行機を見せてくれました。

すごい緊張していると言っていました(笑)。
そうでしょう。
出発前の不安と高揚感。
言葉も文化も気候も違う異国の地。
彼女にとって人生をより深くしてくれる機会になると思います。

きっと多くの方にお世話になると思います。
お世話になった分、彼女がこれからの人生で沢山周りに感謝の気持ちを込めて人に接することができればいいかなと思ってます。

僕ももうすぐ船に乗り内地に行き、帰国する長女を迎えます。

どんな顔をして帰ってくるのかな~?
どうか無事に帰ってきますように☆

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海面から夕陽を望む~サンセットカヤック&アウトリガーカヌー

2016年08月02日 | 母島 日常 日記
■先日、僕の入港日の仕事でもあるの宅急便と郵便配達が早めの18時に終わりました。
家族が夏休みで上京してからは日没まで畑作業をしていて、
なかなか夕陽を見に行けなかったので、
今回はチャンス!!とばかりに急遽カヤックで夕日を見に行くことにしました。

なかなか綺麗な夕焼けの予感です♪

脇浜で支度をしてさあ海に出るぞ!というタイミングで友人にばったり出会い、
それなら友人のM君も一緒に沖にカヤックを出していこうという展開に(笑)。
この突発的な島らしい展開がとても素敵でした♪


友人のM君と最高の夕日を海面から楽しみました☆

サンセットカヤックはとても気持ちが良い反面、
すぐ日没を控えているために、怖さもあります。
はじめは急遽決めた事情もあり、
一人で行くつもりだったので、とても有難い出逢いでした♪


沖で眺めるには最高過ぎる夕日でした。
見事に筋の入る夕焼け。
他愛もない話をしながら、
「これ、ほんと贅沢だよね~」
まさにその通りです。

べた凪の海面から夕陽を望む。
夜の帳が迫る。
なんて圧倒的な太陽と世界が織り成す空気感なのでしょう。

そんな有難い夕暮れでした(*^。^*)


■その少し前は所属している母島カノークラブの8月に母島を引き上げる方のお別れサンセットカヌーにも参加しました。

これがまたすごい参加人数で、
こんなにも母島に海の乗り物があるのかと思うほどでした(笑)。

アウトリガーカヌー、SUP、シュノーケル、シーカヤック、
総勢30艇はあったんじゃないかと思うほどでした。

みんなでワイワイと沖に出ていきます☆
この人数で沖は母島に暮らして7年の僕でも初めてでした(*^。^*)


SUPもとても優雅で気持ち良さそうです♪


SUP(スタンド・アップ・パドルの略)は立って漕いでいると、海中が良く見えて楽しく、
漕ぐのが全身運動なので、すごく充実感があるそうです♪

う~ん、様になりますね~☆


普段は父島に行っている高校生も参加し、充分に楽しんでいたのがとても良かったです(*^。^*)



小笠原伝統アウトリガーカヌーは抜群の安定性を誇り、
みんなで漕ぐので、それもとても楽しい乗り物です。

9月のシルバーウイークに母島のカヌー大会があるので今から楽しみです☆


僕は自前のカヤックで沖にでました。
ほんと贅沢な時間でした♪


そして自然は様々なコントラストを織り成す美しい日没を魅せてくれました。
本当に美しくて、みんな静かに見入っていました。


家族が夏休みになり上京してからはずっと仕事の割合を増やしてきました。
8月には僕も行くのでその分働かねばと気合を入れています(笑)。

が、子どもがいるときは家族の時間や子供と遊ぶ時間が、
随分とリフレッシュさせてくれていたんだなぁと感じました。

これは意外だけど、有難い再発見でした♪
独り暮らしは自由気ままでそれはそれで楽しいのですが、
どうも根詰めてしまうし、
やっぱり淋しいです(笑)。

家族が無事に内地で過ごせますように♪




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硫黄島訪島記⑦ ~硫黄島の生き物たち

2016年07月30日 | 硫黄島
■もう長らく続いています硫黄島シリーズ(笑)。
一生に一度の事であろうと思うのと、
やはりそれ以上に圧倒的な戦争の爪痕と自然の美しさが今も忘れられません。

今回はようやく好きな分野の生物に行きたいと思います。

最後の突撃壕への道の上空を何度も飛び交う美しい白い鳥。

シロアジサシのペアでした。

最後の突撃の時期は島の春です。
その時はどんな渡り鳥が硫黄島の空を飛んでいたのでしょう。

亜種でもあるイオウトウメジロの他にはオガサワラヒヨドリも見かけました♪


すり鉢山の山頂にいた時はなんとアカオネッタイチョウが飛んでいました!

その名の通り、長くて赤い尾羽が特徴的な海鳥です。
日本では北硫黄島、南硫黄島、西ノ島、南鳥島、仲ノ神島で営巣が確認されています。
繁殖地でもある南硫黄島に向かっているように見えました。

ふと足元を見ると、立派なマメ科の植物がありました。


とても少ないですが、小笠原固有種で「村の木」にも指定されているタコノキもありました。

これは根っこの一部が地上に露出していて、タコの足のように見えるから付いた名前です♪
沖縄のアダンとは親戚関係みたいなものですね☆

■硫黄島には危険な生き物もいます。

硫黄島と言えばサソリというほど有名なマダラサソリ。

小さめで体長は5cmくらいでしょうか。
3回ほど遭遇しました。
意外とゲジゲジの様に足が速くてビックリしました(笑)。
毒はミツバチ程度とされていて、人を指すことは滅多にないそうです。

人を指すと言えば、このナンヨウチビアシナガバチ。

硫黄島で仕事をしていた友人に「すごく刺されると痛いから気を付けて!」と言われて、恐れていました。
この蜂は米軍の物資にまぎれて1980年代に入り込んだと言われています。
小笠原諸島に分布が拡大した場合、
在来種の昆虫に悪影響を与える恐れがあるめ、外来生物法によって要注意外来生物に指定されています。

もう一種人に影響を与えて、要注意なのがアカカミアリです。

これは別名火蟻(ヒアリ)とも呼ばれ、噛まれると腫れて大変らしく、
その為に僕はぎょさんではなく靴で行きました。
刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れるとか。
これも米軍の物資に紛れて移入し、硫黄島の優占種となっています。

そして大ムカデ。
体長は30cm位もありました。

森の中や壕の中で何度も遭遇しました。
壕の中で潜んでいて、噛まれた兵士さんもきっといたことと思います。

ヤスデも大きかったですが、特に人畜無害な感じがしました。



■米軍のお土産として今や硫黄島の多くの2次林を覆い尽くしているギンネム。

戦争中に島中が爆撃に遭い、無くなってしまった元の植生は戻ることはないでしょう。

ある鳥類学者さんが行ってましたが、
「戦争は究極の自然破壊である」と言っていました。

戦争は人の心のゆとりを無くし、
他の生き物に対して寛大な気持ちを無くし、
保護よりも自分たちの命が優先になるからだと。

そして、平和を維持し、目指すのであれば、
まずは己の周囲(友人や家庭)から平和を築きあげれば、
いずれみんな平和になれると信じていると語っていました。


硫黄島に来て、こんなに変わってしまった自然の中に儚く生きる命を見て、
戦争をしない世の中を作っていかなければと強く思いなおしました。


足元には小さな可憐な花。
きっと昔の島の子どもも花を摘んで遊んでいたことと思います。

■そして硫黄島を周っているとよく目についたのがリュウゼツランの花茎です。

ちょうど花期にあたり、見事な群生を見せてくれました。

リュウゼツランの花の蜜は鳥たちも大好きですが、
小笠原諸島唯一の在来哺乳類のオガサワラオオコウモリも大好物です。

自衛隊の方にオオコウモリを見るかと聞いてみると、
夕方によく見かけるとのことでした。

船から海を望めば、クロアジサシも飛んでいました。


硫黄島の到着の朝にはアカアシカツオドリの幼鳥も迎えてくれました。

船から見える海鳥の数がとても多い!ということは…
魚影がとても濃いことを指しています。
海が豊かな証拠です。

すり鉢山を背景になんて美しい所だなと心底思いました。

何度も言ってしまいますが、
こんなにも美しい島に暮らす人たちを強制疎開させ、
島の暮らしと自然を破壊した戦争という行為。

もう二度とこんな過ちを起こさぬようにしていかなければなりません。

本日は母島は東京知事選挙の投票日です。
(一般は明日の7/31が投票日です☆)

硫黄島の遺骨収集も国や都が大きく関わっています。

僕は三宅洋平さんほどガツンと支持したい候補者がいないのが現実ですが、
都政をこの人に託したいと思う人に投票したいと思います。

戦争も原発もいらない世界に一日でも早く近づけますよう、
東京のみなさんもぜひ投票に行って下さい!




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夏休み2016 子供には旅をさせよう♪

2016年07月23日 | 母島 暮らし 子供
■ついに夏休みがスタートしました!
なんと妻と子ども達は夏休み開始と同時に内地に上京…
というわけで、僕は8月中旬まで母島でひとりでお留守番です。

自由を満喫し、楽しむつもりですが、
家にひとりはやっぱり寂しいものです(笑)。
みんなが遊ぶ分、精一杯働かなくてはっ!!

ローゼルもこんなに大きく育ってくれています。
頑張るぞ~!!
勿論、毎日海で泳ぐことはしていますが(*^。^*)


家族出発後、家に帰ってみると玄関の外に長女がイラストを描いてくれました♪
毎朝、仕事に行くときに嬉しくなります♡

長女はこの夏、すごい冒険が待っています。
今までも、山村留学や旅行、遠征はしていましたが、
この夏はとびっきりの大冒険を控えています♡


次女も小学生になり、乗船名簿も覚えたての字で自分で書きました。

次女は保育園の頃から「はやく字をよめるようになりたい。かけるようになりたい」
とずっと言っていました。

小学校に入学し、字を学べるのが本当に嬉しそうでした♪


■せっかくなので、家族が母島にいた頃を振り返ろうと思います(笑)。

1学期最後の日の午後は次女と脇浜に泳ぎに行きました。
これでしばらく美しい海ともお別れです☆


小さなカニを捕まえては、遊びます。

島は本土に比べて昆虫がとても少ないです。
子どもの頃昆虫で遊びまくった身としては、少し淋しい感があります。
しかし、海は生き物豊富です♡

カツオドリは優雅に舞います♪

泳ぎが日々進化する今年の次女の目標は潜って、海底に隠れているエイを驚かせること!

シュノーケルにも慣れ、すっかり島っ子魂ばく進中です!


もう2mは潜れるようになりました☆


夏の終わりの頃、またどこまで進化しているか楽しみです♪


夕日をバックに姉妹のシルエットを撮ってみました。
う~ん、シルエットでも結構分かるもんです(笑)。
さあ、どっちがどっちでしょうか?






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硫黄島訪島記⑥ ~硫黄島の暮らし

2016年07月15日 | 硫黄島
■たった1泊2日の滞在だったのにあまりに思うことが多過ぎた硫黄島。
今回は硫黄島の暮らしに標準を定めていきたいと思います。

硫黄島は行ってみて、その大地に立ってみると、
そこが戦争さえなければ楽園であったと容易に想像ができる場所でした。

美しい花。
平坦な地形。
温暖な気候。
夜露のみで作物は育つ風土。
火山灰質の扱いやすい土。
魚影の濃さ。

たった2日間の滞在でしたが、それを感じるには十分な島でした。
戦争というもっとも愚かな行為をこんなにも悲しく感じる場所もなかなかないと思いました。

あんなに楽園であったであろう硫黄島ですが、
その頃の面影はほとんど残っていないのです!!

道路やダートの周囲のほとんどはギンネムやシマグワの雑木林でした。

ですが、僅かに残っている作物(パイナップルやレモングラス等)が、
旧島民の集落跡に残っており、
訪れた遺族や旧島民の皆さんは、それらを収穫していました。

藪の中から嬉しそうにパイナップルを持って出てきた姿を見て、
まだ戦後が終わっていないことを痛感しました。

戦前は良質な硫黄の採掘はもちろん、
他には製糖、レモングラス栽培で油を摂ったり、
パイナップル等の熱帯果実や綿花も有名だったようです。

もちろん飲み水や生活用水に苦労することはあったようですが、
それ以外は本当に住みやすい島だったようです。


■そんなかすかな戦前の爪痕をお伝えして行ければと思います。

至る所に戦前に製糖が盛んな時期に栽培されたサトウキビが残っていました。


硫黄島トウガラシも発見しました!

小さいながらも旨味も辛味もある、妻が大好きなトウガラシが自生していました。

また、パッションフルーツの原種!?、仲間でもあるクサトケイソウが実っていました。


試しに実を割ってみると、白いパッション!

味はほんのり甘くないパッションでした♪


花もまさにパッションフルーツでした!


これは硫黄島神社です。

戦前に建てられましたが、戦争で破壊されたために、戦後に建て直されたそうです。


鳥居の奥には小さな祠がありました。

とある場所には貯水槽がありました。

船の中でお話しできた旧島民の方によると、
米軍や日本軍は水道管を引いて水道を作ろうとしたけど、
熱くて飲めず、
硫黄島では雨水を貯める貯水槽が大事なんだと言っていました。

コンクリートの貯水槽の水は冷たく、フタをすればボウフラもわかず、
有効利用できたと言っていました。

雨水を有効に貯める為に屋根はシュロ葺き屋根からみんなトタンに変わっていったそうです。
壕を掘っている兵士たちも、雨の時は作業を止めて、
全員で器を持って水を集めたというから、
水の切実さが伝わりますね。
(兵隊は2万人以上いたので、圧倒的に足りなかった様です)


■硫黄島の名の通り、至る所で硫黄の匂いがして、
噴煙を上げている箇所がありました。

今もなお蒸気が立ち上り、海上からも観察できます。


絶えずずっと蒸気を出しています。
この熱気で卵やイモを蒸して食べていたそうです。

ここは「硫黄ヶ丘」という、硫黄成分と熱で全く植物が生えていない荒野でした。



■硫黄島の玄関口のすぐそばにはガソリン給油施設がありました。

硫黄島は現在も隆起が続いていて、地殻変動が激しいので、
給油施設とタンクを結ぶパイプラインがよく破損してしまうそうです。

道のりが面白いように凸凹していたのも頷けます。


硫黄島からは南硫黄島が望めました。
東京島嶼最高峰の高さを誇る南硫黄島の山がそびえていました。

きっと戦前も戦闘中も変わらず見える風景の一つなのではないでしょうか。


一直線の道ばかりが島の周囲を走っています。
戦前の景色を一度は見てみたかったです。

ほとんど戦前の名残りが残っていないのがとても切ない硫黄島。
そのわずかな戦前の暮らしを垣間見ると、
それらを失わせた戦争の愚かさを感じずにはいられませんでした。
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硫黄島訪島記⑤ ~訪島事業を支える人々と自衛隊

2016年07月07日 | 硫黄島
■硫黄島訪島事業は多くの方に支えられていました。
おがさわら丸、食事を作る人、
自衛隊、通船の作業員、
その他多くの人が関わって初めて私たちが安全に硫黄島に上陸できました。

今回はそんなかけがえのない皆さんを紹介していきたいと思います。


■まずは通船作業を行う、小笠原建設の皆さんです。

隆起の激しい硫黄島はなかなか大きな船を着ける桟橋が作れません。
なので、おがさわら丸から小さな船に乗り換えて上陸をします。


硫黄島に着いたらまずその子船群が降ろされます。

まずはおがさわら丸のロープをブイに付けるところから活躍してくれていました。


半身海に浸かりながらも、懸命に係留ロープを繋いでくれていました。


その後は浮き島から小舟に乗り換えて行きます。


海況次第ですが、桟橋と砂浜上陸の2通りがある様です。

どちらも乗客が濡れないようにとても気を遣ってくれていました。


黒い砂浜に長く伸びる足場。
硫黄島ならではの光景ではないでしょうか。


何度も何度も往復します。


そして無事に上陸することができました!

年によっては悪天候で上陸できず、
洋上慰霊祭だったり、
2日間上陸のうち1日だけ上陸のことも過去にあったそうです。

小笠原建設の皆さん、どうもありがとうございました!


■次は自衛隊がマイクロバスを持って来てくれていて、
そちらに乗り込みます。

硫黄島にはこうした受け入れ用に5台以上のマイクロバスが準備されていました。


まず待ち受けていたのは自衛隊の歓迎の阿波踊りとエイサー集団でした!

これを通船している1時間以上ずっと炎天下の中踊ってくれていたのです!!!
本当にありがとうございます!

硫黄島に到着して2日目は自衛隊の施設を見学させて頂きました。

硫黄島は立派な滑走路があるので、色んな意味で重要です。
戦時中に、最前線基地として狙われたのもうなずけます。


見学中には大きな輸送機が着陸、離陸しました。

だいたい週3回来るそうです。


同じ島なのに地平線が見える硫黄島。
人が暮らすのに平らであることほど楽なものはないのではと思ってしまいます。


その他には父島の夜間や母島の緊急搬送用のヘリが待機していました。

島の島民の命を支える、とても有難い存在です。

コクピットに載せてもらい、少しハンドルを動かさせてもらいました♡


少し近くには管制塔があり、
離陸、着陸の際の状況やコースを制御する部屋がありました。


部屋を出てすぐのレーダーで島の周囲の状況をサーチし、
操縦の誘導やパイロットに指示を出すそうです。


飛行場で何らかの火事が発生しても、頼れる消防署はありません。
自前で何機も消防車が待機していました。
放水もみんなにさせてくれていました(*^。^*)


■「厚生館」という所には、硫黄島唯一の売店がありました。

硫黄島のお土産はここでしか買えません。

しかし、今回は数日前に米軍が来ていて、
ほとんどのお土産が買われてしまい、売り切れ続出でした(笑)。

土産物以外は一般雑貨が売られていました。


船に戻ってからのおつまみを買おうとした人は
「お土産以外は買わないで下さい」
と注意をうけていました(笑)。

結構色々置いていました。


入口に書かれた看板がなかなか特徴的でした。

やはり限りある品物なので注意書きが独特です。

服装や履物、飲み物の本数制限がありました。

基本的に普段は週に一度、金曜日の夕方1時間のみ営業しているそうです。


自販機は中身ゼロ!


値段はなんと…!!

懐かしの1コインの値段でした。


帰りにはまたエイサーと阿波踊りで見送ってくれました。


海岸では釣竿を使っての見送り凧揚げが行われていました。

大きな凧が硫黄島の美しい空を飛んでいます。

この美しい空も、かつては戦闘機が埋め尽くし、
空襲の嵐だったのです。


最後に丸1日島を案内してくれた自衛隊の隊員の方にお礼をして、島を後にしました。

島を離れる際には通船で使ったボートもおがさわら丸に載せます。


こうして硫黄島訪島事業は多くの人に支えられて、
今年も無事に終えることができました。

本当にありがとうございました!




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ははじま丸の交代式 2016.07.01

2016年07月02日 | 島のイベント
■7月1日は「ははじま丸」の交代式でした。

25年間という長い期間、
述べ47万人の人を運んだははじま丸。

新しいははじま丸と交替し、
父島~母島航路を引退しました。

左が旧ははじま丸、右が新ははじま丸です。

朝は雨が降り、心配した交代式でしたが、
いざ予定の時刻になってみれば素晴らしい天候に恵まれました!

小学生が船員さん達に花束を贈呈し、

中学生がレイを贈ります。


最後はみんなで記念撮影。


雨の日も風の日も安全に運航してくれました。
冬の海の悪い時期に乗り、下の2等船室は泣き叫びながらも吐く子供達の阿鼻叫喚の状態の時もありました。

14年前、母島のユースで働くために初めて乗ったのがこの船でした。

それから一体何度お世話になったか分からないほどです。

子供を上のデッキで抱きながら
海鳥を見たり、
イルカやクジラを見たり、
色んな思い出が詰まった船でもあります。


沢山のテープを切りながら離れていくははじま丸。

長い長い汽笛を鳴らすと、
それに応えるかのように新ははじま丸が長い汽笛を鳴らします。

その汽笛の音で「最後なんだな」と分かり、グッときてしまいました。

次女(小1)は淋しくて大号泣でした(笑)。
その後、夜まではは丸の絵葉書を見ては、
なんども泣く始末。

子供にとっても何度も見送りをした、
何度も乗った
思い出深い船だったのですね♪

旧ははじま丸はまずはそのまま静岡のドックに入り、
船員さんは休暇となるそうです。

その後はソロモン諸島で第二の人生を送るそうです。
25年間、本当にどうもありがとうございました!
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当たり前の日常の有難み

2016年06月30日 | 母島 農 日記
■玉砕の島、硫黄島から帰って来て早2週間が経ちました。
秋に出荷予定のローゼルもだいぶしっかりとした樹になってきました。

最近は雨が全然降らないので、
土壌の乾燥防止と生物多様性維持の為にしっかり青草でマルチをします。

今年はラニーニャの影響か、
まだ台風が発生しておらず、比較的穏やかです。
これからの台風が心配です。
今のところ、渇水の心配はしばらくは大丈夫なようです。

仕事ではガイドブックに載っていない海岸に行ったりしました。

谷間にそびえる1本のタコノキを超えて…

雄さん海岸です。

ここの地名の由来にもなった「雄さん」は実在の人物で、
父島でそのお孫さんにお会いしたことがあります。
なんでも最初は「雄ちゃん海岸」だったけど、年を取ってさん付けに変わったとか(笑)。

人があまり来ない海岸だからか、
オオイワガニもあまり逃げません。


美しい海中には逃げないお魚もいます。


南崎のはずれにある唐茄子海岸にも行きました。
沖ではハシナガイルカが大群で泳ぎ、時折見事なジャンプを魅せてくれました。


戦争の爪痕を肌で感じた後に、
この自然の美しさに触れていると、
人の行いの愚かさに切なくなってきてしまいます。

今度の7/10の参議院選挙は改憲かどうかの選挙でもあると言えます。
僕は三宅洋平さんを応援しています。
彼の演説はとてもカッコいいと感じます。
だれもが良く考えて一番いい人と思う人に投票してもらえればと思います。



■夕方には次女と秘密のテトラポット遊び☆


天気のお休みにはもちろん海に入ってばかりですヽ(^o^)丿


美しい島の景色を見ていると、
この世は実は夢なのではないかと思ってしまうほどです。


御幸之浜展望台で、
とても美しい満月を見ることができました♪

娘はそんな景色は当たり前らしく、
リュウゼツランの花にくるネズミを見たり、足元ばかり観察していました(笑)。

僕「きっと島を出て大人になったら、この景色の良さが分かるよ~」
次女「ふ~ん。あっそう!そうですね~w!!」
…どうなることやら…(笑)。

家族とこうして平和に暮らせる有難みをヒシヒシと感じます♪
返還祭もとっても楽しんだようです☆

長女たち中学生のダンスも凄かった!!
やっぱ島のお祭りは最高ですヽ(^o^)丿

明日は「ははじま丸」が新旧交代する日です。
この写真は試験航海で母島に来ていた新ははじま丸です。

新しいははじま丸は色々スペースも増えて、乗るのが楽しみです♪

でっかいのどち○こがチャームポイントですね☆
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