「宮城自然農園」ブログ  -GIAN'S ORGANIC FARM BLOG- 小笠原諸島・母島で自然農

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指し百姓をしています。
その中で学んだことを紹介したいと思います♪

母島の七五三

2016年11月30日 | 母島 暮らし 子供
■11月23日、無事に次女が月ヶ岡神社の七五三を終えることができました☆

日頃より、お世話になっている皆様のお蔭です。
ありがとうございます!

■七五三の起源は室町時代といわれ、
江戸時代の武家社会を中心に関東から全国へ広まったとされているそうです。

当時は乳幼児の死亡率が高く、
生まれてから3〜4年たってから
現在の戸籍にあたる人別帳や氏子台帳に登録したそうです。

そのため、
七五三のお祝いは今まで無事に成長したことへの感謝と
幼児から少年・少女期への節目に
これからの将来と長寿を願う意味を持っているそうです。



■今回、次女は妻自身が7歳の時に使用した着物を着ることになりました♪

40年前とは思えないほど、今も鮮やかな着物です☆
妻のお母さんが近所の方にお願いして作って頂いたものだそうです。
昔の人は本当に何でもできて凄いなと感心します!!

今回は妻が自分の娘の仕立てを直していて、
当時の自分の親の気持ちの背景を知る情景がとても感動的でした。


ただの写真を撮るだけの儀式と思っていた七五三。
過去に内地の「写真館」で
長女も次女も綺麗なドレスや着物で写真を撮りました。

が、島で行った七五三はそれとはまったく違うものでした。
気候は暑いし、
着付けは大変だし、
本人も嬉しいけど、辛そう…。

でも、
島で自分たちで参加した島の七五三は…
親が子供の無事の成長に感謝し、
これからの未来へ祈り、
自分の親の意識にも触れて、
着付けも島の知人に手伝ってもらって、
同級生と一緒に祝ってもらって、
なんだか本当に感謝の気持ちばかりが溢れるものでした。

七五三って写真を撮るのももちろん大事ですが、
こんなにも色んな事に想いを馳せて、
感謝できる行事だとは知りませんでした!


96段の階段を転ばないように、お友達が上がってきています☆

■式の前に着物姿ではしゃぎ合うのも、
せっかくした着付けが崩れるかもとハラハラしながらも、
なんだかとても微笑ましいものでした♡


母島の七五三は月ヶ岡神社例大祭の日に、
父島から宮司さんを呼んで執り行います。


この日は島全体が祭りモード一色です♪
そんな日にみんなに祝ってもらえるなんて、なんて幸せ者なのでしょう☆


今年の次女の学年は比較的、女子が多い学年で、
七五三参加の女子はなんとみんな申し合わせたかのように着物でした♡
みんな可愛いぞ♪

同級生の中には祖母の着物(90年前!)を着ている友達もいて、
なんだか時空を超えて、
かけがえのない命を祝う儀式なのだな~としみじみ思いました☆


式後は気持ちのいい海へ。


長女も一緒に歩んでいきます☆

そして子供たちみんな、暑い中みんなよく頑張ったね!
が晴れ姿をして、みんなで素敵な姿を見せてくれました♪

そして、
そんな七五三は島の多くの方が支えてくれています。

こうして無事に子供たちが育ってこれたのも、
皆さんのお蔭です。
どうもありがとうございました!

そんな温かい島の温かい七五三でした(*^_^*)

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ローゼルの種取りとラストの加工

2016年11月26日 | ローゼル
■今年もローゼル最後の時期となりました。
出荷を終えた後は自家用の収穫と自家採取が待っています。

見た目は立派なのですが、
鮮度が落ちやすくなり、
ガクの中は茶色く枯れて、種が成熟してきています。


そのまま木に実をつけたままだと、こうして中が開いてきます。



そこの下にボウルを添えて、
トントンと叩くと、
小さな種が落ちてきます。

これが来年用の種になります。

なかなか買うことのできないローゼルの種なので、
種を絶やさないように最大の神経を使います。
毎年、様々な方法で種を取ります。


加工して残った種の部分も、
乾燥させて成熟させると立派な種になります。

収穫期前半は中が緑で、
なかなかいい種は採れませんが、
終盤は実の鮮度が落ちやすい反面、
種は成熟に向かっている時期ですので、
いい種が採れるのです。

自家採取を続けることで、
作物はよりその土地の気候、大地、そして人に合っていくといいますし、
実際、それを感じます。


自宅の台所に並んだこの光景が、
我が家のこの時期の景色であることが
なんだかとても嬉しいのです♡


■加工は全て妻の領域です♪
年々手馴れて来て、達人になってきます(*^_^*)


深紅の色が滲み出てくる美しいローゼル種、


ローゼルの塩漬け


そしてやっぱりローゼルジャムです♪

ローゼルを栽培して6年目かな?(最近不確かになってきました(笑))
少しずつですが、
島の秋の風物詩になってきたのが、
手応えとして感じられて、
なんだか嬉しいです♪

本当にありがとうございます☆
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【伝えるということ】 スーパームーンにヨガを想う。

2016年11月15日 | ヨガ
■昨夜は58年に一度というスーパームーンでした♪

娘たちと自宅の裏で見ました。

僕「いつもと同じ大きさじゃない?」
長女「え~一回りおおきいよ~」
次女「双眼鏡だとみえないけど、目で見るとうさぎさんが餅ついてるのが見えるね♡」

いつも月を見るたびに危篤の母に逢いに行った真冬のカナダでの満月を思い出します。
母島で見た月とまったく同じ月がカナダで見える不思議さ。

この夏ニュージーランドで月を見たという長女。
さっぱりと
「地球は丸いからね~」
と言われました(笑)。


関係ないけど、北港にオナガガモとマガモの♀が並んで井戸端会議をしておりました(笑)。


■3日間に及ぶ、不久先生の母島のヨガ教室も無事に終わりました☆

色々参加し、お手伝いさせて頂く中で、
沢山の学びがありましたのでシェアできればと思います。


【伝えるということ】
不久先生は人に100%伝わると思って話していないそうです。

それは受け手側次第でみんな違う解釈をするからですし、
言葉では正確に伝わらないからだそうです。

大好きな本「リトル・トリー」の素敵な場面を例に出して、
祖父がリトルトリーに言います。

「言葉は正確じゃない。言葉ではなく言葉と言葉の間の間合いや表情から感じ取れ。」←たぶんこんな感じ。

原文から引用すると↓ 
【言葉がもっと少なかったら、世の中のごたごたもずっと減るのに、と祖父は嘆く。
ぼくだけにそっと言ったこともある。
いつの世も馬鹿がいて、もめごとを引き起こすしか能のない言葉をせっせとでっちあげているのだ、と。もっともな話だった。

祖父は言葉の持つ意味よりも、その音、あるいは話し手の口調のほうに大きな関心を払った。
言葉のちがう人たちの間でも、音楽を聴けば同じ思いを共感できる。と言う。
それには祖母も同じ意見だった。
祖父と祖母が話し合うときがまさにそうで、交わす言葉の音とか口ぶりが大きな意味を持っていた。

「馬鹿げた言葉づかいのせいで、どいつもこいつもこじつけばっかりするようになる。
いいか、人の言葉にたぶらかされちゃならんぞ。言葉に意味なんぞあるもんか。
それより声の調子に気をつけるんじゃ。
そうすりゃ、そいつがうそを言ってるかどうか見抜ける」
祖父は言葉がやたらと多いことをつねづね腹立たしく思っていたのだ。
ぼくにももっともだと思われた。
 『リトル・トリー』より フォレスト・カーター・著】



人に伝えるとき、
一番伝わらないのが文字だそうです。

メールじゃなかなかニュアンスを勘違いされることが往々にしておりますよね。
伝わる順序として一番伝わらないのが文字で、

順に
文字

会話

詩(ポエム)

表現(アート、歌や劇など)

サイレンス
の順に伝わる度合いが変わっていくようです。

サイレンス。
言葉でも音でもなく、
静かに伝わる…
究極のコミュニケーション

そして個人的には「表現」が上位に来たことがとても腑に落ちました。

まだまだな自分を感じながらも、
いつも深い不久先生のお話はとても興味深いです。
父島ではまだクラスがありますので、
この機会にぜにどうぞ♪

不久先生、わざわざ母島までどうもありがとうございました!!

不久先生のFacebookページもあります。
よかったらどうぞ!

最後に今朝4時過ぎに、畑に向かう時に見たスーパームーンは夜に見た時より黄色く、
それもまた美しかったです☆

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母島 最近の渡り鳥 陸鳥編

2016年11月08日 | 母島 鳥
■小笠原は近くの陸地から遠く離れ、
太平洋の中にポツンと浮かぶ小さな島です。

僕が暮らしているそんな中の母島にも、
色々な渡り鳥たちがやってきます♪

鳥獣保護員になって2年。
元々バードウォッチャーではないので、
まだまだ初心者ですが、
少し撮りたまった鳥の写真があるので載せていきたいと思います☆

今回は渡り鳥、陸鳥編です♪

■ヤツガシラ

2015年3月6日 母島・元地で撮影

これは日本本土でもなかなかお目にかかりにくい、
超ド派手な鳥です。

はじめて見たときは、
「なんだ?あのマダガスカルみたいな鳥わ!!」
と驚いたものです。
トサカを上げると見事なルックスで、
ひらひらと飛び回ります☆
この鳥を見ることができるとなんだかテンションがあがります(*^。^*)


■ギンムクドリ

2016年2月2日 母島・評議平で撮影

なかなか遠くで大きく撮れていませんが、
結構可愛くてお気に入りの鳥です♪
内地では数少ない冬の渡り鳥だそうです。
デザインはかなり好きな感じです♡


■ハクセキレイ

2014年11月20日 母島・元地で撮影

写真は亜種ホオジロハクセキレイかな?
尾羽を上下に動かして、可愛いこの鳥。
翌年の春に地元・仙台でも見れて、
なんだか鳥の距離感の凄さを垣間見た気がしました(*^_^*)


■ミヤマガラス

2016年11月8日 母島・評議平で撮影

これは今日発見しました!
5年ぶりくらいの来島でしょうか?

島には内地に普通にいるスズメもドバトもカラスもいないので、
なかなか珍しい存在です♪
昔、ハシブトガラスが島にいた記録があるそうですが、
島では絶滅してしまったようです☆


■ホシムクドリ

2016年11月8日 母島・評議平で撮影

光の当たりようによってはとても美しいホシムクドリ。
星屑が羽一面に広がっている鳥です。

母島に2羽ほど渡って来ています。
イソヒヨドリ♀に似てますが、
キョウジョシギやムナグロと一緒に草地の地面をついばんでいるので、違いが分かると思います。
毎年、渡って来ていますが、
内地ではなかなか見にくい冬の渡り鳥の様です☆


■ツバメ

2016年10月20日 母島・評議平で撮影

毎年、通りすがりの休憩で1週間ほど見かける内地では当たり前のツバメちゃん。
こんな小さな体で空を飛ぶから不思議です☆
島では巣を作って滞在することはあまりないようです。

■ツグミ

2015年2月20日 母島・東港で撮影

島には戦後留鳥になったトラツグミがいますが、
こちらは渡ってくる少数派のツグミ。
時々お目にかかれます☆

他に写真は撮れていませんが、
オオルリや、ホトトギス、イスカ、アトリ、モズ、ジョウビタキ、ノゴマ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、
ミサゴ、オオタカ、サシバ、チョウゲンボウ、トビ、コミミズク etc.....
など、意外と様々な渡り鳥たちが母島にもやってきます。

水に浮いて休めないのに、
こんな小さな体で大海原を渡ってくるのはいつも不思議でなりません。

きっと沢山の渡り鳥が海上で命を落としていることでしょう。
ですが、こうして母島で巡り合える微かな数の渡り鳥たちに、
なんだか不思議な縁を感じます。

それは自分も未知の島に渡ってきた生き物だからなのでしょうか(笑)?
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ミズナギドリの季節

2016年11月05日 | 鳥獣保護員 活動
■小笠原の秋と言えば、ミズナギドリ類の不時着があります。

ミズナギドリは繁殖以外をずっと海の上で過ごす海鳥です。

※写真はシロハラミズナギドリです。

巣立ったばかりのミズナギドリが街の明かりに寄せられて、
集落に不時着します。

本来であれば、そのまま翌朝には沖に飛んでいくのですが、
現実には車に轢かれたり、
ネコに襲われたりしてしまいます。
野生動物が人為的な理由で命を落とさないように、
この時期は夜間は保護し、
翌朝放鳥を行っています。


■今回の保護個体はアナドリさんです。

しかも頭部に産毛が残っているモヒカンちゃん。

低気圧が接近し、随分と荒れた日の夕方に集落で保護されてきました。
天気が落ち着く翌朝に放鳥を試みます。


凛々しく立つのですが、
なかなか飛んで行ってくれません。

登校前の次女も時間が迫り、
学校に行ってしまいました。


意を決して海に出たものの、
少ししたら羽のはっ水がうまくいかず、
溺れてしまい、再回収…

ずっと海の上で暮らす海鳥にとって羽のはっ水は特に大事なファクターです。
この個体はまだ巣立てる状態ではなかったのですが、
荒天で飛んできてしまったと予想されます。

水没による体温の低下を防ぐためにドライヤーで乾燥し、
翌朝リトライ。

うん、今度ははっ水もうまくいってる。
潜るし、いい感じだ。

30分くらい岸と水面と海中と羽繕いを繰り返し、
ようやく離陸し、
無事に沖に飛んでいきました。

めでたしめでたし。


■他には母島では割と珍しいカワウが来ていました!

なぜ海の上にウミウではなく、カワウなのかと僕も含め、多くの人が思いますが、
どうやら分布の違いがあろようです。

見た目的には良く似ていて、
口元後ろの形が小さく三角なのがウミウ。
今回の様に大きく四角なのがカワウだそうです。

東京湾でよく見るウはほとんどがカワウ。
北海道でよく見るのはほとんどがウミウ。

日本の鵜飼で知られて使われるのはウミウ。
中国の鵜飼で知られて使われるのはカワウ。


島のカツオドリたちと何やら話をしています。
お互い、渡りの旅の話でもしているのでしょうか?

眺めていると、すぐに海中から出てくるカツオドリと違い、
15秒くらいは海中に潜って魚を捕まえているカワウ。
さすがですね~

■また集落内でオガサワラカワラヒワの若鶏を発見!!
と思ったら、これは渡り鳥のマヒワだそうです!(11/12訂正)

母島ではオガサワラカワラヒワより珍しい渡り鳥のマヒワ☆

ちなみにオガサワラカワラヒワの♂はこちらです。

似ていますが、やはり決定的なのは頭部の黒い模様ですね。

オガサワラカワラヒワは現在のところ固有亜種で
母島列島と火山列島(南硫黄島など)でのみ繁殖が確認されています。

小さくて存在が地味ですが、
実は今現在小笠原で最も絶滅が心配されている鳥のひとつです!

母島列島の属島で繁殖し、
年々母島で見られる頻度と数が減っています。

日本本土のカワラヒワより、
ハワイに系統が近いらしいカワラヒワ。
現在は固有亜種ですが、
近い将来固有種に変わるかもしれないそうです。

人が持ち込んだネコやネズミの影響で、
人知れず絶滅にひんしている野生の生き物が存在する。

大自然は時に人の暮らしを根こそぎ奪い取るほどの猛威を振るうときもあるし、
こんなにも儚く、不安定な側面も持ち合わせています。

何が正解かもわからないし、
何ができるかも模索中ですが、
いつも沢山の感動と癒し、
そしてパワーをくれるこの大自然になにか恩返しができないか考えています。
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モロヘイヤの種取り

2016年11月02日 | 自家採種
■ここのところ天気が続き、新月なので、
ローゼルとモロヘイヤの種取りを行っています。
※新月は種に来るエネルギーが一番ある時期と言われています。

例年まではモロヘイヤは枯れるまで待って、
その後、茎ごと一輪車(ネコ)の台にぶつけて種を取っていました。

しかし、昨年からネズミたちが木が枯れる前に茎を切り、
種を食べる様になってしまいました。
(毒性は大丈夫なのだろうか?)

お蔭で昨年はモロヘイヤの自家採種量がとても少なくなってしまいました。

そこで今年は早い時期からネズミ取りで周囲のネズミを捕獲し(殺鼠剤はまかないので)、
茶色くなった種鞘をハサミで取り、集めることにしました。

さすがジュートとなる繊維作物。
繊維がとてもしっかりしているので、ハサミじゃないと取れません。


鞘を開けると綺麗に種が並んでいます♪
とても美しい自然美なのでうっとりしてしまいます♡


で、ひとまとめにボウルに入れて、


手で握り潰し、鞘と種を分離させます。
袋に入れて足で踏んでも同様の効果が得られます。
僕は乾いたさやが砕けて沢山の種がこぼれる手の感触が好きなので、
直接手で行っています♪


しっかりと底に種が溜まっています。

それを鞘をある程度、手でどかし、
最後に息を吹き付けるか風を利用して、不純物を吹き飛ばします。

すると、

綺麗に種が残ります♪
こうして来年用に種を取る事が出来ました(#^.^#)

生態系が特殊な小笠原に限らず、
どこの地域でも毎年自然環境は同じとは言えないと思います。

その中で作物を作るということは、
毎回、毎年同じでは同じ結果が得られないことが往々にして発生します。
色んな事象に柔軟に対応していかなければならないと感じました!

■大豆も少し取れたので、鞘取り☆


少量ですが、自家製納豆にする予定です♪


そんな事とは関係なく、
次女は背中にぬいぐるみを負ぶって、
大人の自転車を押してスタスタと歩いていく姿を見て、
親は勝手に感心しています(笑)。

作物からも自然からも、
もちろん子供からも教えられてばかりの日々です(笑)☆

それを存分に味わえる感性を育んでいきたいと思う次第であります♪
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2016年 母島産ローゼルの終売!!と娘たちの誕生日♪

2016年11月01日 | ローゼル
■事後報告になってしまいましたが、
11月1日、母島農協に今季最後のローゼルを出荷しました。

今年は台風の被害がほとんどなかったにも関わらず、
例年に比べて、不作でした。
品質は問題なかったのですが、
収量がとても低くなっておりました。
来年の課題です!

島のこの時期の風物詩として、
いつも店頭に並んでいる光景が少なくて、
大量の購入を考えていた方には期待に応えれなくて申し訳ありませんでした。

少ない出荷の中で購入し、利用して頂いた皆様、本当に有難うございました♪


■現在は来季に向けて種取りを行っています。

中身が茶色になり、種が成熟してくる時期となりました。

正確にはまだまだ加工利用できる時期でもあるのですが、
日持ちが全盛期に比べ低下してしまいます。

また自宅でも妻が沢山ジャムに塩漬けにと
加工してくれるので、
もうこの種にエネルギーが行く段階に移行した時点で出荷は停止としました。

そのまま放っておくと、利用できる紅いガクはそのままドライの状態に。
中身は来季の種になります。


■この時期の我が家の食卓は頻繁にローゼルが登場します♪

昼食をローゼルジャムを塗ったパンにしたり、
ハイビスカスティーにして飲んで楽しんだりしています。

ジャムの瓶の色も綺麗です♡

夏の暑さに疲れた体に、ローゼルの酸味がスッとマッチしてくるのがとても不思議です。
やはり、その土地、その季節に採れる作物が一番体には合っているようです☆


■さて10月は我が家にとって一番忙しい月です。
1か月しかないローゼルの収穫、出荷作業、
フラオハナ、
御嶽神社例大祭、
ハローウィン、
そして、二人の娘の誕生日!!

なんと我が家の娘姉妹は1日違いの誕生日(笑)!
そして今年は誕生日に妻は母島にいない!!

予定していたカヌー部大会と夜の誕生パーティーでしたが、
次女が熱を出してダウンしたので急きょ中止にし、
自宅でゆっくりの長女の誕生会を行いました♡

久々に焼いたシフォンは予想よりバッチリと膨らみ(笑)、
家族3人、こじんまりと楽しい誕生会でした☆

誕生日おめでとう☆

そして翌日は妻もようやく帰ってきて、
半分復活した次女の誕生日会♪


でも次女さん、
「熱があると宿題がスラスラ解ける~!すごいっ♪」
どうやらまた知恵熱をもって、頭脳を進化させるようです(笑)。
(赤ちゃんの頃から熱の度に確実に進化しております)


■そして翌週、極め付けには友人宅で10月生まればかりの誕生会を開催!!

ここでもローゼルが沢山!!


妻が焼いた素敵なローゼルタルトに


友人のお母さんが焼いたローゼルクリームのケーキ♡

どれもこれも美味しく、
とても贅沢な10月となりました☆

10年前に西表島のマナの店で出逢ったローゼル。
そこで種を分けてもらったローゼル。
今はこうして父島にも伝来し、
小笠原の秋の風物詩になりつつあります。

母島でローゼルを出荷し始めた当時、
南米から母島に移住してきた農家さんの奥さんが、
南米で生らない梅を恋しんでローゼルを塩漬けにし、「パラグアイ梅」と呼んでいたと聞きました。

ハワイで売られている「ハイビスカスティー」はずっと道端に生えているハイビスカスが原料と思っていましたが、
実はこのローゼルだったと知った時の衝撃。

僕自身、そして我が家にとって色んなストーリーを複雑に織り込んで存在するローゼル。
これからも愛してくれる人がいる限り、作っていければと思います。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m


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もうひとつのスタートライン

2016年10月29日 | 母島 日常 日記
■先週、二人の娘が誕生日を迎え、
妻が1か月ぶりに母島に帰ってきました。
久々に家族が揃うのは本当に嬉しいです♪

子供との父子家庭の一か月は、
大変だけど本当に面白かったなぁと思います(笑)。

毎日の食事から弁当作り、
掃除、洗濯や仕事も全部僕と子供たちでやらなければならない。
実はそこはあまり問題となりません(笑)。

大変なのはやはり、親が一人である部分です。
家を留守にする場面、
子供を怒った時に、子供にとっての逃げ場となるもうひとりの大人がいないこと。

子供たちはそれなりに自由に、
かつ自分の行動に意識がいったはず(笑)。

僕にとっては日々の家庭や自分自身の気持ちの一番の話し相手がいないということが、
とても大きかったと思います。

妻の存在はとても大事で有難いことであるとひしひしと感じました♪
ありがと~~


■さて、そんな妻が内地で買ってきてくれた僕へのお土産。
詳しくは最後の方に書きますが、
今の少し落ち気味の自分にはこれでもかっていうくらいの贈り物でした。

そんな1枚のCD。

そう、僕が10代のころ大好きだったパンクバンド、Hi-STANDARDが1年振りにリリースした新譜でした!
すっごく嬉しかったです♡

もう発売されて3週間は経つので、
知ってる人は多いと思いますが、
この新譜、
なんと事前告知なしで、
通販、
ネット配信なしの
店頭販売のみでリリースされた衝撃の新譜だったのです!
(10/5発売で10/26からは通販可です)

ネット配信もネットでの違法ダウンロードが主流となり、
僕が内地にいたころ(15年前)には考えれなかったほどCDが売れないこの時代に、
なんとCD屋に行かないと買えないCDを出すとは!!
さすがハイスタ!

嬉しいのはその反響でした。
この情報化の時代に、業界の関係者は本当に販売まで情報を一切洩らさなかったし、
売る定員も嬉しそうで、
SNSの情報を見て走って買いに行く人たちなんだか嬉しそうで、
なんかみんなの想いがとてもピースフルですごく嬉しい作品でした。

妻はこの為に色々CD屋を周ってくれて、
どこも今の時代では珍しい売り切れ続出で、
町田のTSUTAYAでなんとか見つけて買ってきてくれました!

このパンクなリリース方法も素晴らしいのですが、
何より素晴らしかったのがやはりこの音源そのものでした。

メンバー内の確執から、
インディーズで100万枚のセールスを記録したアルバム「MAKING THE ROAD」の後の2000年から活動休止し、
2011年の東日本大震災をきっかけに再始動して、
こうしてついに新譜をリリースする、その流れを汲んだ素晴らしい新曲でした。



歌詞がグッときます。
ハイスタはすべて英詞なので日本語訳を載せたいと思います。

ANOTHER STARTING LINE/Hi-STANDARD

家に帰ってきたよ
オールドキッズはいい感じさ
キミがまた僕に戻ってくるとは思いもしなかったけど
生き返ったみたいさ
僕の目の前には真新しい日々
そうさ、キミはいつも僕の心の中にいたんだ

昨日までの事はおいていこう
もっとやるべきことがあるから
時はいつだって僕の味方なんだ

だから今キミのために歌うよ
キミも歌ってくれたらいいな
ずべて大丈夫なんだ
僕たち大丈夫なんだ
これはもうひとつのスタートライン

これはラブソングじゃない
僕たちの時代のストーリーの歌
すべて大丈夫なんだよ
僕たち大丈夫なんだ
これはもうひとつのスタートライン
キミと僕への

僕が変わったと言うヤツら
僕に過去に生きていてほしいんだろうけど
僕はゾンビじゃない
長持ちするように作られてるんだ
時が経って
キッズが街に戻ってくる
今、街の灯りもみんなの上に灯っていく

昨日までの事はおいていこう
もっとやるべきことがあるから
正しいことをするのに時を選ぶ必要はないんだ
ノスタルジーには浸らないよ
もっとやるべきことがあるから
正しいことするのに時を選ぶ必要はないんだ



ハイスタの歴史を知ってこの歌詞を見ると思わず泣いてしまうほど
嬉しい希望に満ちた歌詞でした。


■そう、今年は僕自身にとっても「ANOTHER STARTING LINE/もうひとつのスタートライン」な年だと思うのです。
色んな葛藤の中、
年度末に僕にとってとても大きなターニングポイントがありました。

それまで自分なりに苦しみ、
もがき、
悩み、
そのなかでひねり出した答え。

自分の中にある課題と気持ちに何度も問いかけ、
今は自分自身と周りの状況がとてもいい状態にあると思います。

なのに、
自分自身は何か気持ちが盛り上がらない不思議な時期に来ていたりします。
ここ半年くらい、
不思議なくらいに気落ちの低空飛行が続いています。
なんでなのかはわかりません☆

氣が落ち込むのとは少し違うのです。
なんというか、魂の回転数が上がらず、
空回りな感じなのです。

今はその流れに身を任せつつ、
少し動き始めてきました。

ここ数日で、
妻が贈ってくれたCDを聞きながら見えてきたこと、
やはりそれは自分の原点でした。

明日死んでも後悔しないように、
今を精一杯生きる。

ここ数日に、
そんな原点にリカバリーできる感じになってきた気がします。

ハイスタの新譜を聴きながら、
少し新しいもう一つのスタートラインを切って行こうと思います!!
どうもありがとうございます!



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母島フラオハナ2016

2016年10月22日 | 島のイベント
■少し前の事になりますが、10月8日(土)、母島のフラの祭典、フラ・オハナ2016が開催されました♪
今年も沢山の島の踊り手が参加し、
華やかな一夜を盛り上げました☆

僕も男フラとして、
娘二人も踊り手として参加しました♡

踊り手の女性陣による美しいステージの装飾は目を見張るものがあります♪

序盤は保育園~中学年クラスの可愛いフラ。

その後は高学年~中学生の素敵なフラと続きます。


この時は妻が内地だったので、
お母さんに見せる姉の踊る姿を動画で撮影している次女♡


う~ん中学生たち、どんどん素敵になります(*^_^*)
子供のころからずっと自然にフラをしている島の子供たちは、
ごく自然にしなやかなフラの動きが身に付いていて、
大人から始めたそれとは根底から違う、
自然体のフラを見せてくれます☆


父島から高校生達も参戦してくれ、
より素敵になった姿を見せてくれました。
思春期を乗り越え、
存分に楽しんでいる姿になんだか嬉しくなってしまいます♪

父島の中学生たちも可愛くキメてくれました♡

■そしていよいよ男フラの番です!
今年も人気の古典フラ(カヒコ)のサワラを披露しました!

今年はなんと12名でのカヒコ!
過去最多です!

なんとここまでに進化するとは!!
子供たちもバッチリ決まってきています♪


ド素人で始めた母島男フラですが、
数年間続けたお蔭で、今年はさらに素晴らしい出来栄えでした♪


サワラは伝統カヌーによるサワラ漁を表現する小笠原オリジナルのフラです。
フラの根源ともなるカヒコ=古典フラ。
歌はなく、パーカッションとかけ声で踊ります。

演奏は「トヨスクードーズ」の皆さんでした(毎年名前が変わりますw)♪


今年のサワラの動画です。
背後にいる白いワイシャツのミスターが気になります(笑)。


その後、着替えて男フラは華やかなハワイアンカウボーイも披露しました♪
こちらは古典フラのカヒコとは違い、楽しく笑って踊れるアウアナ(現代フラ)です。

元々は3年前に「父島でやったことのないフラをやりたい!」というメンバーの発案から始まった曲でした。

踊ってみると、難しいのですが、
こりゃまた楽しいのです♪


美しい女性を乗る馬に例えた、
悲しい男の性(さが)が溢れるユーモアたっぷりのこの曲。
3年前はすべて日本語に意訳したのですが、
今回はサビのみハワイ語で歌ってくれています☆


最高に楽しく踊れたハワイアンカウボーイでした♪


■その後も進み、上級クラスの女性のフラに酔いしれます♡


落ち着いて微笑を湛えた大人のフラは、とても気持ちが良く、素敵です♪


終盤には恒例の来春島を離れる中学生女子のフラ。

今年度は一人の中三の女の子が踊り、
その母が共に踊り、
涙のフィナーレを迎えました。
今年は特にグッとくるものがありました。
うちの長女はもう大泣きで大変でした(笑)。


■こうして台風シーズンにも関わらず、
無事に今年も母島フラオハナを大盛況の中終えることができました。

毎年のことですが、
こうしてフラを続けていれること、
オハナを無事に開催し終えれることは、
家族をはじめ、
運営、準備、演奏、売店etc...多くの人の支えの元に成り立っています。

そんな人たちに精いっぱいの感謝の気持ちを込めて、
今年のオハナも終えたいと思います。
どうもありがとうございました!


■今年の曲順です☆
1.Tutuki
2.世界中の子どもたち
3.ププヒヌヒヌ
4.ボニンアイランド
5.カヴァイレフア
6.レイン
7.カウルヴェオケカイ
8.カピリナ
9.カイマナヒラ
10.丸木舟
11.プアナニ?
12.涙そうそう
13.コアリ
14.プアリリレフア

15.ドキドキアイランド
16.サワラ
16.パイナップルプリンセス
17.プアナニ?
18.海の声
19.メレオハナ
20.ランデブー
21.ハワイアンカウボーイ
22.プアナニ?
23.イアリィノオエ
24.たいせつなもの
25.アオウミガメの旅

アンコール
26.海の声
27.Te Wahine Tahiti

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2016年 母島産ローゼルの販売開始!

2016年10月12日 | ローゼル
■お待たせしました!
今年は10月11日(水)より母島産ローゼル販売開始です♪(島内限定販売です)

今年は春の作付けのミスと、
僕自身が西ノ島や硫黄島と畑を留守にすることが多く、
畑から気持が少し離れ気味だったのを察したのか、
生育が少し悪く、収量が低めです。

数量は低いのですが、
品質は台風で叩かれまくった去年よりは良く、
肉付きの良い立派なローゼルに仕上がりました♡

そんなわけで今年も母島産、無農薬・無化学肥料栽培のローゼルを母島農協に出荷します☆

約一ヶ月間の超短期作物なので、
旬のこの時期の美しいフレッシュ(生)ローゼルを存分にお楽しみください♪


母島産ローゼルをお求めの方へ
母島では農協店頭にて販売しています。
今季は不作の為、100gの小袋を主に出荷します。
ジャム用など大袋(約500g)希望の方は、宮城まで直接ご連絡ください。

今年は申し訳ありませんが、父島での販売は難しそうです。
父島でも2件の農家さんが生産しているそうなので、
そちらの方をご利用ください(まさに地産地消ですね!)。


<連絡方法>下記のいずれかでご連絡ください。
 ・ブログ左欄にあるメッセージ(連絡先を記入してください)、
 ・Eメール(miyagigian-farm☆yahoo.co.jp ←☆マークを@に変えて送信してください。)
 ・電話や島で見かけたときにでも気軽に声をかけて下さい♪



■予約の際には
 ・小袋 約100g(250円 税込)
 ・大袋 約500g(1200円 税込)
  ※今季は不作の為、大袋は1回の注文に付き、おひとり様1袋まででお願いします。
  ※今年も母島限定になりますが、袋なし量り売りでお届けもできます☆(ちょっとお得かも!?)
  種類、数量、連絡先を明記してください。

天候、生育状況によっては予約されていてもご用意できない場合がございます。
その場合はご連絡させていただきますが、
予約はキャンセルになってしまうのでよろしくお願いします。


・ハイビスカスティー
・ジャム
・塩漬け
・天ぷら
・ローゼル酒
・ローゼル酢
・ローゼルソース
・ケーキなど
・各種お菓子作りなどに、美しい真紅のローゼルをご利用ください☆
利用方法は「ローゼル加工利用」をご参照ください。

他にも何か素敵な利用方法があったらぜひ教えてくださいね♪
よろしくお願いしますm(__)m


■畑で次女も収穫を手伝っている……と思いきや、
ローゼルの落花した花ビラを集めています(笑)。


ローゼルは朝の開花の後に花を落とし、
その後ガクを肥大させます。

なので、そのオハナは子どもが有効利用できる領域なのです♡
学校に入って、すっかり畑に来る頻度は下がった次女ですが、
大好きな畑に来る機会があればしっかり遊ぶ心をまだ持っているようです♪

あっという間に集めてしまいました☆

う~む、やっぱり子どもはすごいなと勝手に感心している次第です(笑)。
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母島 2016年イタチザメ騒動

2016年10月11日 | 小笠原 野生動物
■昨日、母島沖港で5匹の鮫が水揚げされました。
そのうちの4匹は大型のイタチザメ。

これは今年の夏休み頃から母島の沖港付近で目撃が相次ぎ、
9月末には学校からプリントが配布されて、
鮫注意の村内放送がかかる事態を受けて捕獲する動きになったからでした。

小笠原に住んで15年。
初めての事です。
先人たちに聞くと、ここまでのケースは母島では前例がないとの事。

そして村が予算を用意して、
住民の安全の為にイタチザメの駆除が始まったというわけです。


■サメの駆除に予定されたのは2日間。
内地に注文したサメ向けの漁具が届いてからの実施になったようです。

1日目はかかるのは小さなサメばかりだったそうですが、
2日目はどんどん大きなイタチザメが水揚げされて冷凍庫に運ばれていきました。

沖港湾の入り口付近の目撃があったものの、
湾内ではまだ目撃はなかったようですが、
サメ注意の放送が村内にかかってからは誰も海に入れなくなりました。

その為もあってか、漁港には沢山の人が集まっていました。
命懸けの捕獲作業をした漁師さんには頭が下がります!


■まず初めに挙がったのは
朝イチで175kg(2mくらい?)のイタチザメでした。
前日の御嶽神社祭でサメ漁に向かう凄腕漁師が、
声高らかにB'zを歌い上げ、宣言した成果でしょうか(笑)!?


その次に昼前に挙がったのがこの日1番のサイズの巨大なイタチザメでした。
大きすぎて漁協のクレーンでは立てに吊り上げれない状態でした!!


口には鋭く尖った歯が沢山並んでいます。


漁師さんがさすがのロープさばきで横に吊り上げ、計測すると540kg(全長5mくらい?)とのことでした!


パレットから大きくはみ出して、置かれています。
とても痛々しくて、うちの子供たちは「怖いけど、可哀そう…」と漏らしていました。

同時に小さなメジロザメ(通称:ヒラガシラ)も混獲され、水揚げされました。

その後も水揚げは続きます。
沖に出てすぐ近くの青ブイ下に漁具に絡まって死んでいる状態の3匹目のイタチザメが水揚げされました。
そんな状態でタンクを背負って潜るダイバーさんもホント命がけの作業だったと思います。
3匹目は340kg位?(3m超)だったとか。

午後にはさらに420kgの4匹目のイタチザメが水揚げされました。

こちらはまだ生きていて、
陸上でこの巨体を大きく動かすことはできませんが、
大きく息をしたり、わずかにヒレを動かしたりしていました。

吊り上げられた口からはウミガメの甲羅の破片とくちばしの欠片が落ちてきました。
普通に硬いカメですら捕食の対象なのですね。


冷凍庫に並んだ大きなサメたち。
それらを興味津々で観察する子供達。

今回吊り上げられたサメたちは、記録・保存をしたら、
顎骨などは骨格標本にされるそうです。


■今回の件で僕も色々イタチザメを調べてみました。
島では正直、サメの事故というのは聞いたことがありません。
※ダイバーがネムリブカを強制的に掴んで噛まれたという、どう見ても人が悪いケースは数件あります。

そんな中、イタチザメはホオジロザメと並ぶ、危険な大型のサメの一種で、
胴体の横のトラの縞模様から英名・タイガーシャークとも呼ばれています。

地中海など一部の地域を除き、世界中の温帯・熱帯海域に分布しているそうです。

イタチザメは沿岸域の視界が悪い濁ったような場所を好むとされていて、
川の河口や港、ラグーン、サンゴ礁、島の周囲もその生活場所に含まれるとのこと。
この点が人との軋轢を生じやすい部分なのでしょう。

沿岸性が強いそうですが、海洋のさまざまな環境に適応していて、
沖合、外洋まで出ることもあるそうです。
海面付近でよく見られ、波打ち際などの非常に浅い場所にも現れることもあるそうです。

捕食性・腐食性の両方をもつイタチザメは食べるものを選り好みしない「機会選択的捕食者」で、
おそらくサメの中で最もその傾向が強い種なのだそうです。

様々な海洋生物を捕食するだけでなく、
死骸や産業廃棄物など普通食べられないものまで何でも飲み込む性質から、
「ひれのついたごみ箱」と言われているそうです。

実際、解剖された胃袋の中からは
ウミガメの他に、タイヤやポリタンク、金属片、空き缶などが沢山出てくるそうです。

最大サイズは全長750 cm、体重 807.4 kgとされていて、
非常に大型になる種類の様です。

沖縄は海外では実際に死亡事故もあり、
特に恐れられているサメのひとつであるようです。


■今回、サメの水揚げを見ながら、
僕も含め、多くの人が「すげぇ!」「でけぇ!」「怖えぇ!」の声を挙げましたが、
娘たちはしきりに「可哀そうに…」と呟いていました。

確かに、今回のイタチザメ達は何も悪いことはしていません。
ただ例年より頻繁に目撃されただけです。
島で育った人も昔からイタチザメは周辺海域に当たり前にいたそうです。

しかし今年は、
8月頃に青ブイ付近で釣りをしていた島民のカヤック下をこすったり、
9月には沖のホカケ岩付近で釣りをしていた島民がクジラと間違えてしまうほどの大型(4m超え)だったり、
沖港を出てすぐの海域で何回か目撃があったりしました。

しかし、ここ母島の海域はイタチザメの生息域の真っ只中にあるわけで、
私たちがその中にお邪魔している気持ちを忘れてはいけないなと思いました。

正直、今回捕獲された海域で潜ったり、
魚を獲ったりしている身としても、
いつも子供たちを海に入れてる島民としても
怖くて海に入れなくなったのも事実であり、
命を懸けて捕獲に乗り出してくれた関係の人々、
島の漁師の皆さんには感謝と尊敬の言葉しかありません。
本当にありがとうございました。


その日の夕陽を見ながら考えます。

個人的にはこの捕獲で何も捕まらなく、
「もうイタチザメは近くにいない」
という流れを一番望んでいたのかも知れません。

しかし、実際は4頭も捕れています。
しかも世界中で人との事故が報告されている種類のサメです。

今回は仕方ない状況だったと思います。
可哀そうですが、人命を守るのは致し方なかったなと思わざるを得ません。

できることなら、人の安全のために捕獲したのなら、
せめて食用に利用してほしかったです。
※イタチザメは食用として美味しいほうらしい。

去年、北海道の知床でヒグマと人の距離感の時も同様の気持ちを感じました。

ヒトと野生動物の在り方。
お互いの距離感。
そして、人の野生という自然への畏敬の念を忘れない気持ち。

自分の目でその巨体を鋭い牙を見たら、
怖い気持ちはもちろん具体化しました。
しかし、海に入らない気持ちにはなりませんでした。

イタチザメの命も育む、
美しい小笠原の海。

沖縄のように黒潮のような大きな海流があるわけでもなく、
浅い水域はとても栄養が少なく、
驚くほど透明度が高いのもそれが理由になります。

今回のイタチザメの件ではまた大きな事を学ばせてもらいました。
大事な命を奪ってしまった意味を
私たちは考え、学ばなければいけないと思います。

小笠原では過去にサメの事故がないほど、
やはり安全な方なのだと思います。
それはウミガメやザトウクジラ、アホウドリが繁殖地に選ぶのも安全が理由の一つと言われています。

ですが、完璧に安全は海というのは世界のどこを探してもありません。
そして小笠原で昼間普通に泳いでる範囲ではサメに襲われる確率はとても低く、
オニダルマオコゼの毒ヒレやガンガゼ、クラゲに刺される危険の方が遥かに高いです。

大自然の中で人の存在というものはとても小さなものと感じます。
しかし、人の影響で大自然が壊されていってるのもまた事実です。

この海に昔からイタチザメなどが潜んでいることも事実なので、
やはりいつも自然にお邪魔する謙虚な気持ちを大切に、
美しい島の海を堪能していきたいと思います。



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村の魚(アオムロ)をさばく1年生

2016年10月08日 | 母島 暮らし 子供
■先日、近所の漁師さんから大好きなムロアジを頂きました♡

どうもありがとうございます☆

島では通称・ムロというこのお魚、「村の魚」に指定されています。

アシが早い(傷みやすい)ムロは、
以前は漁の時の釣り餌用として、
島で盛んにムロ漁が行われていたのですが、
現在は重労働で単価の安いムロ漁は廃れ、
冷凍のサバが釣り餌の主流になっているようです。

しかし、そのムロ、
味は天下一品で
僕が島で食べるお刺身のランキング首位をずっと獲って譲りません!
(二位はアイッパラ、3位は冬のカンパチかな…)
島の夏に食べたい魚はやっぱムロです!!

さばくのに小さくて、
とっても手間のかかる魚ですが、
あまりに美味しいので頑張ってさばいて食べるのが醍醐味となっています。
※父島の友人の漁師は釣って6時間後が最高!翌日はにんにく・生姜と合わせてたたきが最高と教えてもらっています☆

というわけで、頑張ってさばくぞ~!!

■と思ったら、台所にエプロンとバンダナを身に着けた小学1年生の次女が参上。

「おとうさん、さばくのおしえて♡」

…というわけで、一緒にさばくことになりました(笑)。
子どもと作業するのは時間はかかるし、
もちろん効率が悪いのですが、
それ以上に子供がどんどん技術や知識を習得し、
活き活きと伸びていく様はとても楽しいひと時でもあるのです♪

長女は割と魚を触りたがらないタイプだったのですが、
次女はガンガンに素手で触れ、
この内臓はなに、
あのエラはなんだと興味津々です。
これは教えない手はありません(笑)。

まずは鱗を取ります。
ムロは鱗が小さく、取りやすいので初心者にいいですね~

そして内臓を傷つけないように包丁を入れて、
エラに刃を入れて、一緒にはずします。


そのあとはムロの刺身の場合はまず皮を剥いで、
3枚におろします。
なかなか一生懸命な台所姿に勇ましさと可愛さを感じます♪


3分の1やったところで次女は休憩♪
残りは僕がやりました。

そしてその後が大変!
中骨を刺抜きで抜いていく作業!!

そこで次女の目がキラーン☆

せっせと抜いてくれて、
さくにする事が出来ました♪


※盛り付けが雑なのはご愛嬌♡

今は妻が1か月ほど内地に用事がありでかけているので、
長女と僕と次女の3人であっという間に美味しく召し上がりました(^_^)v

さばくのは結構時間かかったけど、
食べるのは一瞬(笑)。

あ~美味しかった♡

■そしてその昼間は日曜日ということで、
みんなでグッピーを取りに干上がりかけた川に向かいました。

沢山エビもカニもグッピーも捕れて大満足♪

子ども達とこうして島の自然に触れていると、
共に過ごす大人の方が癒される、
気付かされることが多々あります。

子どもの生き方って、
素直で、
純粋で、
ずるがしこくって、
好奇心の塊。

なかなか大人になると薄れてしまうその感覚を、
少し呼び起こしてもらえたひとときでした(*^_^*)


■今夜は母島のフラの祭典・フラオハナ。

村の掲示板に貼られた、
島の中学生が描いたポスターが素敵です♪

妻が丁度留守で残念ですが、
子供たちはもちろん、
僕も男フラで参加します!

そして翌日は島の農業者のお祭り「御嶽神社祭」。
忙しい土日になりそうです♪


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島にんにくの植え付け

2016年10月01日 | 母島 農 日記
■今年はちょっと遅くなりましたが、
恒例の島にんにくの植え付けを行いました♪

小さくて粒が多い南方系のニンニクです。

かれこれ3~4年は作ってるかな?
一応、常温で春に収穫して1月くらいまで保存がきくので、
我が家の常備香辛料として重宝しています。

豊作の年は出荷もします☆


まずはバラバラに分けて、


用意した畝に植えていきます。
だいたい深さ5cm位です。

あとは雑草との競争になります。
母島は亜熱帯で年中草が伸び続けます。
元々自然農は草の管理が主と言われがちですが、
前例のない、母島での自然農はまさにガチでそんな感じです。

無農薬・無化学肥料・無駆除剤はなかなか大変です。
失敗も多いです(ToT)/~~~


10月になってもまだまだ母島は暑いです。
うちのヤギもスイカを食べる程です(笑)☆

■先日、仕事先の南崎で珍しい蝶を発見しました。

リュウキュウムラサキのオスとのこと。

長距離を渡ってきたからでしょうか?
羽が随分と傷んでいます。

立ち寄るところのない大海原を、
こんな小さな体でどうやってここまで渡ってくるのか、
いつも生命の不思議に脅かされます。


■我が家の生命の神秘も健在です(笑)。

家の近くに子ども達が大好きな小さな公園があるのですが、
その公園には大きなタマナとガジュマルの木がご神木の様に生えています。

そのガジュマルの木の上が子供たちの大好きな場所。
今日は「なんでもやさんですよ~!」と大セールのお声が(笑)♪

色々リクエストしたら、見事に葉っぱで作ってくれました。


これはゾウさん。


これはキリンさん。

他にもワンピースやTシャツ、ズボン等も作ってくれました♡
まさに何でも屋!

子どもは物がなくても自然さえあれば、
何とでも遊びが作れてしまう天才だな~と感じます。

それが成長に従って、
頭が固くなり、
こだわりや先入観がたくさん生まれ、
言わば、退化してしまうこの感覚。

子どもと接していて、
ふとハッとするのは、
こんな自由な雰囲気の中に、
確かな生きる強さを垣間見るときなのです。
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島旅の始まりのご縁を感じて ~河田真智子さん

2016年09月30日 | 母島 日常 日記
■僕の島に来た原点でもある、
河田 真智子さんの写真集が、
友人から寄贈されて母島小中学校に届けました。

とても素晴らしい内容ですので、ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。
村民会館の図書室にも寄贈しました♪

友人のなっちゃん、ありがとう♪


■初めて島旅にあこがれたのは十代の頃、
仙台で河田さんの著書「島旅の楽しみ方」を読んでからでした♪

夜間工業高校を卒業る直前、
旅をしようと決めて、
候補地を探しているときに、
その時たまたま読んでいた少年サンデーのマンガ「LOVE」。


それの最初の舞台になっている行ったこともない小笠原。
そして当時の担任の先生の父親が父島にバイクを持って行った時の話を聞き、
あまりに異次元な島の雰囲気にシビレて小笠原行きを決めました。

そして右も左も分からないまま、
島旅の情報として手に取った本が河田さんの著書「島旅の楽しみ方」でした。


奄美諸島の沖永良部島から始まる河田さんの島への愛は、
とても羨ましく感じたものでした♪

最初の旅で母島を離れる時、
船の上でしばらく涙が止まらなかったのを思い出しました。

高校の時の担任の先生が
「別れるとき、沢山泣くような出逢いをして来いよ!」
と言ってくれたのを肌で体感した瞬間でした。

いざ暮らして15年になりますが、
やはり島暮らしはいいものです☆


母島の南崎にある小富士です☆


■そしてその19歳の時の旅が縁で、
21歳の時にまた小笠原に今度は働きに来たのです。

そして、そのまま母島で出逢った後に妻になる女性と結婚し、
なんとその妻も同じ本を持っていました(!!)。

その後、自分にも二人の子どもにも恵まれ、
二人の娘にはよく寝る前に
子どもには絵本「なつほの島旅」をよく読み聞かせていました。

これは河田さんのお子さんなつほちゃんが島を訪れるお話です。

今回、うちの子供たちがなつほちゃんの写真を見て、
とても喜んでいました。

我が家の小1の次女が写真集をまじまじとみて
「なつほちゃん、とても綺麗な目をしているね♪」
と言っていました☆

中1の長女は本の中の表情を見て、すごく嬉しそうでした。

島でもハンディを持った子と接しているからか、
ごく自然にハンディを持った子供と偏見でなく、
対等に、そして優しく接する機会を貰えたと思って、ありがたく感じます♪

ずっと色んないのちを
そのまま愛せる心でいたい。

そう思わせてくれる貴重なひとときでした☆



■こうして今になって、
友人を通して、
島旅の原点でもあった河田さんと繋がる事が出来たのも、
なんだか不思議です♪

なんどかやりとりをして、
とても喜んでもらえて、
こちらもすごく嬉しかったです。

そして、
ああこうして人は繋がっていくんだなあ、と嬉しく感じずにはいられません♪
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母島第2回カノー大会♪

2016年09月22日 | 島のイベント
■母島のシルバーウィークは去年に引き続き、母島カノークラブによるアウトリガーカヌー大会が開催されました!!
今年はなんと父島から約80名が来島し、
沢山の交流にも繋がりました♪

ちなみにカノーとは、アウトリガーカヌーの昔の呼称です☆

母島では例年、正月の海開きの時にカヌー大会が開かれていたのですが、
最近は天候が悪く、ずっと開催できない年が続いていました。
そして、去年よりカノー部が発足し大会を引き継ぎ、9月に大会を行う運びとなっています。

今年も晴天に恵まれ、初の後夜祭も含めて大成功に終了しました。
みなさん、本当にお疲れ様でした♪

僕はカノー部のメンバーとして準備、運営、会場審判、男フラの仕切りをして、
家族でエントリーしました(*^_^*)


■まずは開会式で男フラで「サワラ」を披露しました。

今年は衣装も新しく、カッコ良くなり(メッシュが少し恥ずかしいけど…)、
今までとは違うサワラを踊る事が出来ました☆

父島の友人からは、「最近父島では男フラの人数が減り、サワラが見れなかったので、見れて凄い良かった」と褒めてもらえました♪

踊った後はそのまま3艇に分かれてデモンストレーションとして海に漕ぎ出します。

男9人の本気のレースで腕がパンパンになりました(笑)。

男フラとしては10月8日開催予定の母島のフラの祭典「フラオハナ」で2曲踊ります☆

メンバーの雄姿です♪


■そうこうしているうちに自分たちが出る番になりました♪

今年はなんと中1の長女が舵取りデビュー!!

次女も小学生になったので今年からレースに参加!
先頭で大きな声で漕いで、最後に奪取して旗を取る重要な役目です!

結果は男女混合枠で4位。
惜しくも入賞を逃しました(*^_^*)

ちなみに妻は所用でカノー開会当日の便で内地に上京中☆
娘たちと旦那の頑張りを見せれず、残念(笑)!


■そして大会は進み、夕方からは今年から始まった後夜祭が開催されました。
父島のバンドと母島のバンドが最高の音楽を奏でます♪

母島ダンス部やフラも参加して大盛況で終わりました☆
観客も父島母島が混ざって、みんな踊りまくっていてとても楽しかったです♪

次女は自宅に帰ってシャワーを浴びたらそのままバタンキューでした(笑)。
お疲れ様~!

■そして翌日はははじま丸が運休日なので臨時チャーターの漁船で父島の帰らなきゃならないメンバーが母島を後にしました。

珍しい漁港でのお見送りです(笑)。

父島のカヌー大会のメンバーは、
「とにかくアウェイで、気楽に楽しめて、本当に最高だった!!ぜひ父島の大会にもみんな来てね!」
と言ってくれました♪

そんなこんなで盛り上がったカノー大会が無事に終わりました♪
父島からわざわざ来てくれた皆さん、
母島のみなさん、
準備運営をしたカノー部のみんな、
応援してくれた皆さん、
本当にありがとうございました!!
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