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昨日は、梅雨の中、予報は一日雨でしたが、講義をちょっと延長して、
小雨の中、実習もでき、内容たっぷり濃厚なセミナーになりました。
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前半の講義は、リアルタイムオンラインzoom配信ですので、オンラインの受講生も直接現地参加(10名限定)で、濃厚な講義内容になりました。
無農薬果樹のポイントは、生物多様性の生態系のバランスを調え、
害虫が大人しく、益虫が守ってくれ、どんどん土が良くなり果樹が元気に育つ環境づくりです。
そのための、初夏の野良仕事のポイントを草管理と誘引など、果樹と虫視点で解説させていただきました。
この環境づくりをする観点は、一番無農薬が難しい果樹だけでなく、野菜や稲作から学んだことであり、野菜やお米を育てる上でも重要です。
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今回は、果樹にとっても、近隣の方にとっても、お世話する人間にとっても大切な草刈りの仕方を
草払い機を実際に稼働させて、自然菜園流「風の草刈り」を見学していただきました。
草払い機は最も危ない農機具の一つなので、装備と使用方法を知って準備しておくと、身体の負担も少なく、安全に使用することができます。
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前回の講座で超ストチュウをかけたリンゴは、ピンポン玉以上に大きくなっており、葉っぱもつやつやで元気でした。
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本当は、葉が茂る活動期間でない方が無難な支柱差しを今回行いました。
梅雨の始めであれば、支柱による多少の根の傷みも、回復できるので、梅雨明けして夏が本格化するまでに、仮支柱(210㎝)から本支柱(4m)にすべてやり直したいくらいです。
バールなどで、下穴をあけてから、まっすぐ垂直になるように支柱をしっかり立てた後、麻ひもで、枝も垂直になるように誘引すると、
道法style(垂直仕立て)で、植物ホルモンが活性化され、果樹そのものが無肥料で元気になり、病虫害になりにくくなります。
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三脚は、危ないので、↑の写真のように、1段目をしっかり踏みつけて、土に三脚の足が埋まるようにしてから登ると安全です。
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↑の写真が✖をしているのは、
三脚の「一番上には乗らない。危ないから」という意味です。
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まだ若い果樹園なので、生物多様性を深めたいために、果樹の条間には、カボチャや大豆、緑肥作物など混植してあります。
野菜や緑肥作物があることで、果樹には来ない天敵(益虫)などを増やし、空き地を豊かにする方法をとっております。
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果樹を傷つけ、実を食べてしまうシンクイムシ対策として、とても有効な袋がけの実践でした。
農薬を使わなくても、病虫害を防除する方法はいろいろあります。
生産効率よりも、持続可能な安全安心な自給農が今必要ですし、楽しいものです。
この後はハウスに移動し、ブドウの花房整形(摘房・摘粒)と誘引をしました。
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写真は、なにもしなかったスチューベンというブドウです。こんなにたくさん実をつけると、
粒が大きくならなかったり、樹の負担が大きくなるので、開花する前の房をブドウの花房整形(摘房・摘粒)と誘引します。
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農家さんは、整形が何より大切なので、ブドウの花房整形(摘房・摘粒)を何回にも分け、ハサミで粒がそろうように行いますが、
自家用なので、房の3分の1位を残して、カットするだけで、1回で終えます。
ブドウの花房整形(摘房・摘粒)の仕方や品種にもよりますが、まずは育てやすい品種を選び、その上で、ブドウの花房整形(摘房・摘粒)を行いましょう。
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今回は、ちょっとブドウの花房整形(摘房・摘粒)と誘引がギリギリになってしまったシャインマスカットの枝がありましたので、それで実際にブドウの花房整形(摘房・摘粒)と誘引を行いました。
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ブドウの花房整形(摘房・摘粒)と誘引が終わった姿です。
植物ホルモン活性命の道法styleなので1か所に同じ方向に縛るのが特徴です。
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最後に、今日の感想をシェアしあいながら、旬の無農薬完熟ラズベリーひと口タルトをいただきました!
次回は、ブドウの収穫。最終回です。
直接現地参加者は、(若干1~2名の空が現在ありますが、コロナ対策で、先着10名限定)以外は、オンライン参加ウエルカムです。
9月26日(日) |
講義:自然果樹講座④(剪定) 実習:山ブドウの収穫、ジュースづくりなど |