無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

福岡正信さんと吉祥寺の思い出

2014-01-29 11:45:12 | 出張菜園教室
本日、のちの予報。


先週、東京吉祥寺で講演会を行ったことをブログでご紹介させていただいた。
実は、講演会場に入る前、10年数年前の自分に会いに、井の頭公園に行ってきました。




吉祥寺の新名物スポットのジブリ美術館のある井の頭公園一角は思い出の地でもあります。




実は、福岡正信先生に粘土団子を直接教えていただいた場所なんです。
ちなみに、そのときジブリ美術館は建設予定でまだ立っておりませんでした。

知り合いの自然食品店「やさい村」の村長さんが、福岡先生を呼んで、粘土団子づくりと講演会を吉祥寺で開いてくれたんです。

この道に入るきっかけが福岡先生の『わら一本の革命』(春秋社)だったので、お会いしたくて直接連絡したこともあったのですが、
会えずじまいだったので、とても興奮したのを覚えております。

まさにこの場所で、自然農法の至宝粘土団子を教わって、私の自然農法は充実しました。

ここの来るのはあれ以来ですから10年数年ぶりです。
「初心忘れるべからず」、まさに初心に戻れました。


粘土団子を教わって、当時やっていた農園に早速播いてニンジンが育ったのをいまでも覚えています。


当時、今ほど自然農、自然農法、有機農業の本は出版されておらず、直接いろいろな師匠の下に直接ご指導いただいたものです。

いろいろな方に、お世話になってものです。
その経験が、今の私を支えてくれています。

今でもその時の教えを反芻し、師匠たちが何を伝えたかったのか、考えながら畑に向き合っております。

今回、吉祥寺を久々に訪れるチャンスをいただいたので、井の頭公園は外せませんでした。
久々に井の頭公園を探索すると、当時の思い出しながら、変わらない風景の中に新しい息吹を感じ、当時の自分と今の自分が邂逅できました。

今年は、いろいろな雑誌などで自然菜園を取り上げていただきます。
師匠たちから教わった業と心を自分らしく伝えることができればと思います。
コメント (2)
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冬市に参加してきました。

2014-01-28 00:29:55 | 出張菜園教室
本日、の予報。






昨日、吉祥寺の在来野菜のイベント「種市」に参加してきました。

吉祥寺は、私がナチュラルハウスという自然食品店で勤めていたお店があり、サラリーマン時代にとてもお世話になった場所です。
その時代の上司がこのイベントを企画した張本人で、お声をかけていただきこの度の召喚に相成りました(笑)

日曜日とあって、街中にはたくさんの人がいましたが、それ以上にこの会場ではすごい人ごみで、
在来種という少数派の野菜にこれだけの人が集まることはすごいことだと思いました。






会場内では、全国から育てた農家さんが直接持ち込んだ在来野菜をはじめ、全国から届けられた野菜が直接買え、列をなしていました。




在来野菜を使ったランチも大人気で、2日間限定のメニューにいろいろありみんな迷っていました。




会場には、日本全国在来種をリスト化した短冊もあり、日本には名前が付いているだけでかなり多くの在来種があることをわかります。

「在来種」とは、その地域固有の昔から各家庭、地域で作り続けられてきた在来の野菜のことで、
販売されている「固定種」という野菜とはまた少し違った土着の性質をもった野菜です。


ちなみに、「固定種」とは、一代交配、俗に「F1」と呼ばれている野菜と異なり、だいたい同じ形質をもつ野菜ことで、
さまざまな種苗会社などで選抜、固定するように採種され、市販されていています。
そのため、同じ名前の「固定種」の野菜を育てると、だいたい同じ野菜が育ちます。

ところが、「在来種」とは本来、種苗会社などではなく、各家庭や地域独自の基準で昔から自家採種され自給されてきた野菜で、
各家で同じ前の在来種も選抜が異なるため、形質や育ちが異なります。

例えば、同じ名前の在来種の赤カブを各家から種を分けてもらい播くと、いろいろな形があったり、早生~晩生まで生育期間がことなったり、
かなり各家の在来種野菜は名前は同じでも個性的なことが多いものです。


このイベントでは、「固定種」と「在来種」を『古来種』と総称していましたが、厳密には違うもののような気がします。
また、新たに生まれて市販されている育成「固定種」は、新しい固定種なので、表現が難しいと思いました。

厳密にいえばの話です。




2時間お時間をいただき、元上司で主催者の一人warmerwarmer代表の高橋一也さんと対談トークや講演会をさせていただきました。

元生徒さんや、お世話になっている出版社の方々など応援に駆けつけてくれたこともあり、とても励まされ、話しやすい場になりました。
巣立っていった生徒さんの近況や、初めて出会う方々との質疑応答など楽しくお話が弾みました。

拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)を去年出してから、
いろいろなところにお声をかけていただく機会が増え、仕事も増えてきました。

新しい連載もいろいろな雑誌で始まります。
露出が多くなりますが、その分責任も伴うので、襟を正し、今年も精進していこうと思いました。



もうすぐ定員に達し締め切りまじかの講座のご案内です。

『Azumino自給農スクール2014』
自然菜園をベースに、食べ物を自給できるノウハウを体験しながら学びます。

 残り僅かです自然育苗コース(全4回の春夏野菜の育苗短期集中コース)
  自家採種した種子で育てる自然苗を学びたい方にお奨め
 ■自然菜園基本コース(全15回の野菜・雑穀を学べる体験コース)
  無農薬野菜の自給や、自然農・自然農法を実践したい方にお奨め 
 ■自然菜園不耕起コース(準備中:1/16募集開始予定)
  自然菜園2年目以降の不耕起栽培に特化した特別コース※自然菜園基本コース 受講済み生優先
 キャンセル待ちにはいりました。自然稲作コース(全12回のお米と田んぼを学べる体験コース)
  お米や麦など穀類を自給したい方にお奨め ※自分たちで育てたお米の分配も希望できます
 キャンセル待ちに入りました。自給農園フルコース(全21回のお米と野菜を両方学べる自給体験コース)
  食べ物の自給を考えている方にお奨め


『あずみの自然農塾2014』
安曇野のシャロムヒュッテで、一年を通じて自然農を学ぶ、毎月1回/全10回の年間講座。
シャロムに自分だけのクラインガルテン(小さな菜園)を持ち、
毎月共に学ぶ仲間との交流を深め、農や暮らしのアイデアを共有します。

自然農3原則
 ■耕さず
 ■草と虫を敵とせず
 ■持ち出さず、持ち込まず
自然の理、生命の営みをいかした農的暮らしを小さくはじめませんか?
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雪化粧の自然菜園で書くかく鹿じか

2014-01-22 21:41:26 | 日々の自然菜園
本日、ときどき
明日は、最低気温の予報が‐9と出ているくらい寒いらしい。本格的な冬ですね~


1月11日にアップした猟師さんから分けていただいた鹿の足肉も


寒い日中、日陰で寒風を当てて、少しずつ生ハムらしくなってきました。あと2週間はこのまま熟成乾燥です。


鹿といえば、新しい自然菜園で鹿に侵入された形跡がありました。




まだ新しい鹿のフンが、、、
エンドウが鹿フンになりました。

自然菜園も3年目、そろそろ無肥料で育つと思っていたのですが、強制的に鹿フンが投入されました(笑)
鹿にとって自然菜園はご馳走菜園です。

自然草はありますし、緑肥作物もあるので、雪の下は食べたい草があります。
雪で見えないのに、見つけるとはさすが野生動物です。


鹿対策にかけておいたネットが雪で倒壊していました。
近く本格的に、直さなければ、、、




今年は長野の雪は例年に比べ少ないのですが、この菜園ではしっかり雪で覆われていて一安心です。
大雪の年は、きまってお米やお野菜が豊作で美味しく育つからです。
雪のミネラルでしょうか?不思議です。

また自然菜園ならではのところでは、雪が降るまでに草マルチを重ねていくことで、雪の下土づくりができます。
雪の下は、なかなか氷点下にならず、土の生き物が生活できます。

つまり、春まで雪で覆われていると、草マルチは土の生き物によって分解が進みます。
そうすることで、春までに草マルチが腐食化したり土が団粒化したり、春までに土づくりが進みます。

自然菜園が年々野菜が自然に育てやすくなるのは、こうした自然の理(仕組み)が働いているのかもしれません。


反対に雪がない地域では、土が凍結したりしやすく、土の生き物が冬の間活動停止したり、死んでしまいます。
また、霜で浮いて、溶けたのちに乾燥し、飛散することで、せっかくできた土を喪失しやすくなります。

雪がないといけないわけではないのですが、草マルチなどしていないしかも雪もないとなると土の生き物が生きにくく、土の疲弊しやすくなりがちなので工夫が必要になると思います。

自然はとても厳しいものですが、その厳しさの中にも活路はあるものです。
植物は、その自然の中進化してきました。厳しいから進化することで生き残ってきたとも言えます。

そのため自然の理を活かして、野菜の野生を引き出せるように栽培できたらなーと思って研究しています。

まだまだわからないことばかりですが、自然はとてもよくできていることは何度も再確認し、感謝してしまいます。


現在募集を開始した3月からの2014年の菜園教室

『Azumino自給農スクール2014』
自然菜園をベースに、食べ物を自給できるノウハウを体験しながら学びます。

 残り僅かです自然育苗コース(全4回の春夏野菜の育苗短期集中コース)
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『あずみの自然農塾2014』
安曇野のシャロムヒュッテで、一年を通じて自然農を学ぶ、毎月1回/全10回の年間講座。
シャロムに自分だけのクラインガルテン(小さな菜園)を持ち、
毎月共に学ぶ仲間との交流を深め、農や暮らしのアイデアを共有します。

自然農3原則
 ■耕さず
 ■草と虫を敵とせず
 ■持ち出さず、持ち込まず
自然の理、生命の営みをいかした農的暮らしを小さくはじめませんか?



お知らせ
1/26(日)東京吉祥寺の「冬の種市」というイベントのトークショーに出演することになりました。
先日、主催者から連絡があり、私の講演会がキャンセル待ちになったそうです。ありがたいことです。
人が集まらなかったと一人心配しておりました。

お申し込みされた方ありがとうございます。当日お会いできること楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
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自然堆肥について

2014-01-18 01:30:40 | 自然菜園の技術 応用
本日、

Azuminio自給農スクール2014の募集がはじまり、2週間が過ぎた。

今年はすでに、3つのコースがキャンセル待ちになるほどご継続と新規の申し込みが早い。

事務仕事が不得意で、なかなかメールの返信など一人で行っていると遅いうえに、ミスがちょこちょこ発生してご迷惑をおかけしています。
すぐにメールの返信ができず、大変申し訳ございません。

近況ですが、残す自然育苗コース自然菜園基本コース(本科生)もあとわずかで締め切りになってしまうので、急がすわけではございませんがお早めにお申し込みが今年はいいと思います。

ちなみに、本科生などは農園の広さに限界があり、どうしても定員性になってしまうのですが、聴講生は制限がないため、ある程度の人数までまだお受けできます。



今回のブログは、冬なのでちょっと自然菜園を始めるに際して知っておいたほうがよい堆肥に関してご紹介したいと思います。

一般的に、堆肥というと鶏フン堆肥、牛フン堆肥、豚フン堆肥といわれ、市販されていますが、なかなか良質かつ完熟の堆肥が手に入らないのが実情です。

というのは現在、「家排法 家畜排せつ物法」といった法律があり、
むやみに家畜フンなどを野積みしたり、放置を禁止することで、生活環境に対する汚染の防止(地下水の汚染防止、悪臭・害虫の発生防止)を図っているのため、
家畜フンは、堆肥という形で有効活用されるように流通しております。

つまり、家畜フンなどの処分の方法の一つとして、堆肥化され、堆肥として市販されている経緯があります。
そのため、市販の堆肥の多くが、高濃度の家畜フンの割合が多く、副産物が少ない堆肥になっております。

堆肥にはいろいろな作り方がありますが、家畜フンを多く含む堆肥の場合、いろいろと問題が生じ安くなっているのも事実です。

例えば、
1)家畜の多くは、(遺伝子組み換えの作物の可能性が高い)輸入穀物で育っており、そのフンで堆肥が作られている点。
2)現在家畜の飼育にはは、ホルモン剤や抗生物質などが欠かせないため、フンにその残留する可能性がある点。
3)発酵がうまくいっておらず、飼料に含まれる外来の植物種子が死んでおらず、堆肥の使用と共に、外来植物が蔓延してしまう点。
4)家畜フンの割合が多い堆肥で育つ野菜は、保存性が低く、食味が悪くなりやすい傾向がある点。

また、人によって完熟堆肥の定義が異なり、市販されている堆肥が完熟と表記表記されていても、実際に完熟しているかは怪しいという点もあります。
腐敗した堆肥や未熟の堆肥を投入することで、病虫害を招いたり、被害が拡大するケースがあるから注意が必要です。

以前、このブログでも「完熟堆肥の確かめ方」を取り上げたことがありますが、市販の堆肥でこのチェックでOKが出ればいいのですが、実際はあまり良い結果がでないので、

堆肥を使用する前に、必ず橋本式完熟堆肥チェックをすることをお勧めいたします。



自然菜園では、基本的に野菜の生育を助ける意味でも、野菜を育てながら株下に草を刈って敷いた草マルチを重ねながら野菜を育てます。

草マルチのお陰で、野菜の株下に生える草は抑えられ根の乾燥も防げ雨水の跳ね返りによる病気感染も防げます
その上、草マルチの下には、ミミズなどの分解者と呼ばれる土の生き物が集まり草マルチは自然に分解され腐食化し、土は団粒構造が発達していきます。

つまり、草マルチをすることによって、現在育てている野菜が育ちやすくなるばかりか、分解者によって自然に分解され、自然堆肥になり、土を豊かにしてくれています。

草マルチを野菜の株下にすればするほど土がよくなり、野菜も育つ好循環が生まれていきます。

その好循環を生み出すため、自然菜園では、草マルチに導入当初から事欠かないように、通路に緑肥mixとよばれる4種類以上もの緑肥作物のブレンドしたものを播いて育てておき、栽培しながら適期草マルチに有効活用していきます。



ところが、こうした好循環は、ただ野菜の株下に草を敷いて草マルチしていけばいいのかというと、草があまり生えなかったり、野菜そのものが生育が悪かったり、土の生き物少なく、その働きが微弱である場合、好循環が小さくなってしまい、なかなか自然に野菜が育つ好循環が生まれない場合があります。

つまり、草マルチの効果が上がるためには、草が豊富に生えてくることであったり、野菜そのものが生育がよかったり、土の生き物の種類や数が多く、多様性に富んでいればいるほど、好循環が大きくなるのですが、始めたばかりの菜園では好循環が起こりにくい環境の場合も少なくありません。



そこで、登場するのが、完熟自然堆肥です。

完熟自然堆肥の私の定義は、その地域で手に入るなるべく自然で、安全な植物性の材料8割以上、動物性の材料2割以下で、窒素資材:炭素資材の割合ができるだけ2:8で、60~80℃で1カ月以上継続して発酵し、40℃以下になったその後熟成させ、橋本式完熟堆肥チェックに合格した物です。

こうしてチェックして出来た堆肥は、とても良質で土の生き物の働きを良くしてくれたり、野菜の生育を良くしてくれたり、野菜の周囲の草の勢いが強くなったり、好循環を大きくしてくれるので、

今まで菜園でなかった場所(庭など)や、農薬・化学肥料で栽培されてきた場所や、病虫害が多く発生した場所草が生えてこない場所野菜の生育が好ましくなかった場所などで自然菜園をはじめるのであれば、適量完熟自然堆肥を投入して、まずは野菜も草も、生き物も住みやすくなるようにしたいものです。

自然菜園は不耕起(自然耕)のため、最初の畝立てにこのように、完熟自然堆肥など大テコ入れをしておけば、翌年からは堆肥は極力使用しなくても、草マルチと米ぬかなどの補いだけで十分野菜が育ち、好循環が生まれていきます。

この大テコ入れが、未熟たい肥や腐敗堆肥、安全とはいえないものなどの投入で行われると、かえって野菜が育ちにくくなるから、投入する量と質はとても大切になってきます。


そのため、自然菜園を始める1年前に、完熟自然堆肥を造っておくのが理想ですが、
もし市販のもので行おうとすれば、完熟チェックをクリアーした家畜フンの多い堆肥に対して、同量程度の腐葉土や米ぬかなどを足して、少しでも良質で植物性が主体になるようにブレンドした物をご利用することをお奨めいたします。

「土は一日にしてならず、野菜と共に育てるもの」だと思います。

土を育てるためには、必要であれば最初に良質の完熟堆肥を適量用い、その後野菜を育てながら株下に草マルチを重ねていくと、年々野菜が自然に育つ場が生まれ、土は育っていきます。

それはまるで、秘伝のつけだれのように、最初は、基本の自然完熟堆肥などを入れた土に、毎年野菜を育てながら株下に草マルチを重ねていき、地域風土に合った秘伝の土を育ててみてください。
コメント (8)
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山肉(鹿肉)の調理

2014-01-11 16:19:34 | 日々の自然菜園
本日、


先日正月明けに、猟の勉強に行ってきました。
その際に、空気銃で打った記事の写真です。

最近では、獣害が家庭菜園でも深刻になってきました。
特に長野県では、全国的にも鹿の被害が多く、それ以外の猿、イノシシ、熊も顕著になってきています。

そこで、ここ数年、冬の間に狩りの見学に行き、獣について勉強中です。


猟師さんのお宅では、前日採れたキジを軒先に吊るしておき、熟成させてから解体します。
もちろん、採った日に、腸は除去しておくことが大切です。

獣の肉は、市販の飼育された家畜・家禽のものと区別する意味で山肉などと呼ばれています。
飼育された家畜の肉は、餌や飼う環境で人間が作り出すことができますが、

山肉は、狩りの仕方や、その後の処理、熟成、性別などの違いで一つとして同じものはなく、命をいただくまでの過程もとても大切です。


狩りの見学に行くと、午前中にキジ。

午後に、雄のシカを採ることが出来、とてもラッキーでした。

その日のうちに、内臓を取り出すことがとても大切です。
猟の仕方にもよりますが、その後の処理の仕方で、獣臭い肉になったり、美味しくなったりします。




その後、一緒に解体し、鹿肉を半分ももらいました。

前足と後ろ足合わせて10㎏ととても多いので、


農文協さんの本を片手に、生ハムに加工することにしました。


レシピでは、500gの肉に対して、水500㏄、塩50g、黒砂糖40g、タカノツメ1本の半分


でしたが、骨を除いても8㎏はありそうだったので、水5L、天然塩500g、黒砂糖400g、タカノツメがなかったのでコショウ小さじ1とローリエ3枚を一煮立ちさせて、冷ましたソミュール液を作りました。


肉をアルコール消毒した後に、

消毒したフォークで肉を挿し、ソミュール液が浸透しやすくします。




そして、鹿肉にソミュール液を浸し、1週間ほど浸み込ませます。

このレシピは初めてですが、塩漬けの過程が必要なく簡単です。

ちなみに、このシカは、原発由来のセシウムが不検出だったので、このやり方で加工しております。
世知辛い世の中で、山の恵みが汚染されている可能性があるので、必ずチェックしてからいただかないと、内部被ばくの恐れがあるからです。

昔は、山麓で農耕が行われていたので、獣害は当たり前だったと思います。
しかし、獣害とは最近の言葉ですから、昔は野菜などを育てながら、その場に洗われた獣は美味しく食べられていたのかもしれません。

人と獣の境界線がなくなり、被害が大きくなっている現代社会。狩りを通じて獣との距離を探っていきたいと思います。



~畑から食卓へ~持続可能な自然菜園入門講座の募集も始まりました。

穂高養生園の自然のなかで農的暮らしを一緒に体験しましょう。
養生園がゲスト一人一人の健康と向き合いながら大切に育んできた、玄米菜食の食事。養生園の食事作りはお野菜作りからはじまります。
自然の力を最大限に活かすことを考えた、自然菜園の畑そして田んぼ。自分で種を蒔き、育てた野菜やお米、その美味しさと愛しさは格別です。

今年の自然菜園講座では、1日目の昼下がりに野良しごと。竹内さんの豊富な知識とユニークな発想を存分に吸収しながら土に触れましょう。
翌日には、お野菜をたっぷりと使った菜食料理を養生園のスタッフと一緒に作ります。自分で育てた野菜や米を美味しくいただく。
それだけのシンプルな暮らしがくれる、大きな幸せを共にわかちあいませんか。


養生園の自然豊かな環境の中、土に触れ、土に学ぶ。ライフスタイルチェンジのきっかけに、ぜひご参加ください。


現在募集を開始した3月からの2014年の菜園教室

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我が家のニワトリたち

2014-01-10 22:01:44 | 自然自給養鶏
本日、


本日快晴。
最高気温-1℃。最低気温-7℃。

澄んだ空気でいい朝でした。
ところが、昨日から体調がおかしい。正月が明けて連日徹夜、夜パソコン仕事で、昼夜逆転だったせいで風邪をひきました。
ニワトリを見に行った後、寝込みました。昼寝たせいか、寝れずに今パソコン仕事しております。

今年は、いろいろな家庭菜園雑誌に出させていただく関係で、年末と年明けに校正などが一斉にあり、新たに買った慣れないパソコンで大仕事でした。
新旧のパソコンをいじる関係もあって、各菜園教室のお申し込みのご返信も遅れに遅れており申し訳ございません。がんばります。




昨日、ウコッケイが温めていた3つの卵からが無事2羽生まれました。

何せ寒い日でしたから、体調がすぐれなかったのですが、ニワトリ小屋に行ってい見るととても元気そうで安心しました。

ウコッケイは仲間が産んだ卵を22日間温めて、孵化してくれます。


最近仲間に入った雛たちです。

基本、もらった廃鶏を飼っておりますが、個人的な興味から始めて名古屋コーチンと岡崎おうはんのヒナを購入してウコッケイに育ててもらいました。

名古屋コーチンと岡崎おうはんは卵肉兼用種です。
つまり、卵だけでなく、肉も美味しい鶏で、大人になると採卵鶏よりも大きくなるそうです。
今まで育ててきた鶏は、すべて採卵鶏と、ウコッケイでしたので、卵肉兼用種は未知の鶏です。

昨年から配合飼料をきっぱりやめ、自分なりに採卵鶏との距離を縮めてきました。
そのなかで、卵肉兼用種もあることを知り、全く違う体形(卵肉兼用種は、採卵鶏の1.5倍の体重)になるそうなので、興味が出てきたからです。


春に生まれた地鳥系のニワトリたちは立派に育ちました。

生まれた卵は、雄雌約半々で産まれるので、今鶏舎には雄が4羽もいます。
ニワトリの飼育では、雄1羽に対して雌10羽位が適当なバランスだと言われています。

雄は戦い合うので、自然界では減っていくのかもしれません。
まだまだ自然養鶏の模索は続きそうです。

今年生まれた2羽が健やかに育ってほしいものです。


~畑から食卓へ~持続可能な自然菜園入門講座の募集も始まりました。

穂高養生園の自然のなかで農的暮らしを一緒に体験しましょう。
養生園がゲスト一人一人の健康と向き合いながら大切に育んできた、玄米菜食の食事。養生園の食事作りはお野菜作りからはじまります。
自然の力を最大限に活かすことを考えた、自然菜園の畑そして田んぼ。自分で種を蒔き、育てた野菜やお米、その美味しさと愛しさは格別です。

今年の自然菜園講座では、1日目の昼下がりに野良しごと。竹内さんの豊富な知識とユニークな発想を存分に吸収しながら土に触れましょう。
翌日には、お野菜をたっぷりと使った菜食料理を養生園のスタッフと一緒に作ります。自分で育てた野菜や米を美味しくいただく。
それだけのシンプルな暮らしがくれる、大きな幸せを共にわかちあいませんか。


養生園の自然豊かな環境の中、土に触れ、土に学ぶ。ライフスタイルチェンジのきっかけに、ぜひご参加ください。


現在募集を開始した3月からの2014年の菜園教室

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  自然菜園2年目以降の不耕起栽培に特化した特別コース※自然菜園基本コース 受講済み生優先
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 ■耕さず
 ■草と虫を敵とせず
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